天宙機城シュヴァルツシルド
Act.5 黒炎に染まる迷宮
作:緒方直人
→さいしょからはじめる Act.1からお読みください
→つづきからはじめる 30へとお進みください
28
そうか、お疲れ様。いや大丈夫、君はここまで充分よくやった。
いろいろ心残りはあるだろうが、現実的な決断を下した君は、無事に地球への帰還を果たし、その貴重な命を長らえることができた。
しかしもし、君が宇宙の戦士として、またひとりの人間として、もっと強く成長したいと再びその気力を奮い立たせてくれるのならば。
もしくは自分の命よりも大切なものがこの世にはあると気付いてくれたのならば。
どうかもう一度この本を手に取り、納得のいく結末まで頑張って読み進めてもらいたい。
君が私を本棚に残しておいてくれる限り、私はいつまでも、君の復帰をこのまま待ち続けることにしよう。(END)
30
君は今、シュヴァルツシルド1F:居住モジュールの中央ホールにいる。バルカンの予備弾マガジンの補給を終え、簡単な非常食を君は済ませた。
ここでは君のSP値が減っていれば【1000】までなら回復させることができる。こんな状況ではいくら休もうともそこまでの値が精いっぱいだ。
もっとも、味気ない非常食以外にも何か他に食べる物があるというなら別だが。
そして、ホールには人ひとりが余裕で横になれそうな大型のソファーもあった。
君が危険な捜索を乗り切る英気をもっと多く養いたいと考えるのであれば、ここでしばしの仮眠を取っていくのもよいだろう。
また君が既に何人かの生存者を救出しているのであれば、彼らと話をしてもよい。何かの有益な情報が得られるかもしれない。
もしくはチェック【J】がない状態でチェック【V】がある場合に限り、特殊な選択肢へと進むことも可能だ。
これらのいずれにも興味がなく、そんな寄り道してる暇はないと今の君がやる気に満ち溢れているのならば、これ以上ここに勇敢な戦士を引き留める理由は何もない。すぐに出発しよう。
→仮眠を取る 32へ
→生存者と話をする 35へ
→チェック【J】がなく、チェック【V】がある 36へ
→すぐに出発する 31へ
31
君は今、他の階層へとつながるエレベータの前にいる。ここから各モジュールへの捜索に向かうこととなる。準備はいいだろうか。
まだなら、後ろにはここ居住モジュールで一番広い中央ホールへと戻るドアもある。
→B1F:“運動娯楽モジュール”へ向かう 40へ
→B2F:“接港ドックモジュール”へ向かう 37へ
→B3F:“自然再現モジュール”へ向かう 129へ
→B4F:“環境実験モジュール”へ向かう 174へ
→B5F:“動植物遺伝子研究モジュール”へ向かう 277へ
→B6F:“素材開発モジュール”へ向かう 278へ
→中央ホールへ戻る 30へ
32
この危険な捜索を完遂するには、もっとしっかりとした休息が必要だ。そう判断した君は、少しばかり眠って英気を養う事に決めた。ホールのソファを拝借し、君は大胆にも横になる。
ここでは君のSP値を【1500】までなら回復させてもよい。
引き続き、非常食以外の他に食べ物があればここでもその恩恵は受けられる。
現在、チェック【S】はあるだろうか。
33
それでは、おそらくは君の初めてのチェックとなるであろうこの場を借りて本作におけるいわゆるフラグ管理、チェックシステムについて説明する。
アナログなゲームであるゲームブック一般においては、コンピュータが自動で全てを処理してくれる訳ではない。
〇〇を持っている、△△のイベントは既に済ませた、などのゲームの進行状況は全てを読者自身が自己申告で行い、管理しなければならない決まりがあるのだ。
君はこれから要所要所で、その進行状況を聞かれることとなるだろう。だが、それらで「君は〇〇を済ませているか」などと直接的な聞き方をいちいちしていたらチェックシート内のメモ書きの中を探すのも大変だし、なにより重大なネタバレにもなりかねないので簡素で探しやすく、また知らなければ内容は判らない、アルファベットの記号一文字で代用しているという訳だ。どうかご理解願いたい。
なのでもし、これを別の文字と間違えたり、もしくはチェックをし忘れたりするとゲームの進行は君の想像するのとは違ったおかしな方向へ流れてしまうぞ。そんなカオスな展開も構わないといった余程の変わり者でない限りはチェックはくれぐれも間違えないように。
それでは改めて、チェックシートにチェック【S】を入れること。
その横には「仮眠を取った」と簡単な内容を書き込むこと。
そして、仮眠を取った君のチェックシートに今あるチェックは、全てを「ダブルチェック」に上書きすることも忘れてはならない。もちろん、今入れたばかりのチェック【S】も含めてだ。
文字を〇で囲むもよし。「/」を「X」にするもよし。「○」を「●」に塗りつぶすもよし。特に決まりはない。
ノーマルか、ここでダブルに上書きされたのか、その違いが判ればどんな形でも君の好きなやり方で結構だ。
これが何を意味するのかは、ゲームを進めるうちに追々判ってくることだろう。
おっと、おしゃべりが過ぎたようだ。
それもこれも、君がいつまでたっても起きないからだぞ。ほら、いい加減目を覚ました方がいいんじゃないのか。。。。。。。
誰かに呼ばれたような気がして、君はガバッと跳ね起きる。
慌てて時刻を確認。しまった!こんなに何時間も寝るつもりじゃなかったのに!? 次からはちゃんとアラームをセットしなければと君は反省した。
さぁ、リフレッシュは充分過ぎるほどに済んだはずだ。
ではいよいよ気を引き締めて、ステーションの捜索に向かうとしよう。
→ 30へ
34
脱ぎ置いた君のヘルメットのアラーム機能が、きっかりと仮眠終了の合図を告げる。
うん、張りつめていた神経の緊張もかなりほぐれたようで、気分もすっきりだ。
君のチェックシートに今あるチェックは、全てを「ダブルチェック」に上書きすること。
さぁ、リフレッシュも済んだ。気分も新たにステーションの捜索を再開しよう。
→ 30へ
35
君は生存者たちの集まりの輪へ入る。何か有益な情報が聞けるかもしれない。
さて、今この場にいるのは誰だろうか。
チェック【W】【X】【Y】【Z】を確認し、条件を満たす選択肢へと進もう。
複数あるならば組み合わせはどれも君が自由に選んで構わない。
→チェック【W】 116へ
→チェック【X】 172へ
→チェック【Y】 259へ
→チェック【Z】 269へ
→チェック【W、X】 173へ
→チェック【W、Y】または【W、Z】267へ
→チェック【X、Y】 268へ
→チェック【Y、Z】 276へ
→出発の準備に戻る 30へ
36
このパラグラフに来られたのなら、君はここでチェック【V】有線式ビームランチャーをこの場に置いていくか、それとも持っていくかの選択を自由に変更することができる。
メモ欄には「ビームランチャー携行」か「ビームランチャー選択不可」のどちらか該当する方をその都度書き換えていくこと。
繰り返しになるが、君がこの兵器を捜索に持っていく場合、そのかなりの重量ゆえに場所を移動するようなパラグラフを君が1つ進めるたびに現在のSP値から【-10】ずつを引いていかねばならない。
それでSP値が【0】になったとしてもゲームはそのまま続けても構わないが、「君のSP値が【0】になった」の選択肢があるパラグラフまで来たならそこで即ゲームオーバー扱いとなるので覚悟すること。
しかしこの場にビームランチャーを置いていく、つまりはチェック【V】のメモ欄を「ビームランチャー選択不可」に書き換えるのならば、上記の制約からは一切解放される。
ただし当然ながらその状態では「チェック【V】を使う」の選択肢は一切選べなくなるので注意すること。選べるのは「ビームランチャー携行」の時だけだ。
この場に置いてきたランチャーを再び持って行きたい時はちゃんとこのパラグラフに戻ってきてから書き換えること。
→ 30へ
37
君はシュヴァルツシルドB2F:“接港ドックモジュール”へと来た。
停泊しているシップはもうほとんど無く、一面ガランとしている。その中には、もちろん君らが乗ってきたシップもあった。
それを見た君は、もう危険な捜索はここで諦めて今残った者だけで地球へ逃げ帰ってもいいんじゃないのかといった衝動に駆られてしまう。
確かに、それも自分の限界を理解したプロとしては正しい選択なのかもしれない。
自分はただの新入りだ。ここまででも充分よくやったじゃないか。
今ここに残っている生存者たちだけでも確実に救助することの方が重要なのではないのか。
→いや駄目だ、気力を奮い立たせて捜索に戻る 31へ
→自分にはもうここまでが限界だ、脱出しよう 28へ
38
もう駄目だ。。。。。君の張りつめていた緊張の糸の最後の一本がぷつりと音を立てて、弱々しく消え散ってしまった。
君は意識が遠のき、ゆっくりとその両目が閉じられていく。。。。。。
だが諦めないでほしい。ゲームはこれで終わることはない。
君のチェックシートには、ダブルチェックなるものが成されているだろうか。これはコンピュータゲームでいうところの、いわばセーブ機能だ。
こうして惜しくも志半ばで力尽きてしまった場合でも、以前にセーブしたポイントまで状況を戻し、ゲームを再開することができるのだ。
ここではダブルチェックでセーブしてあるものを除いて、全てのノーマルチェックは消していくこと。
敵に与えたダメージや発動する特殊条件などのメモ書きも全部消していくこと。
また、先の捜索の中で無くしたアイテムがあってもそれらは全て元の状態に戻っている。
万一ダブルチェックなんてしてない、そんなの知らないと君が言うのならば、可哀想だが全てのチェックを消して中央ホールを出るところからやり直しだ。
ヒントとしては、こまめに仮眠を取ることをお勧めしておく。
それではこれより、再び君の意識を≪あの時≫まで引き戻そう。
君はゆっくりと、覚醒していく。。。。。。。。。。。。。。。
→ 39へ
39
。。。。。。。。。。。。。。。。
う、ん、、そうか、夢、だったの、か。。。。。
君がいるのは中央ホールのソファーの上だった。
いつの間に眠ってしまったのだろう。側では脱ぎ置いたメットのアラームがけたたましく君の目覚めを急かしていた。
しかし、、、、やけにリアルな夢だった。まるで本当に体験したかのように今でもはっきりと記憶に残っている。もしこの先で今度も同じような状況に遭遇したとしたら、次こそは、、、、
君は何故だかふとそんな根拠のない予感めいたものを抱いた。
段々と、君はこれまでに進めてきた捜索状況を思い出していく。
さぁ、記憶の整理はついたか?大丈夫なら再びステーションの捜索に出発しよう。
→ 30へ
116
「隊長、傷の具合はいかがですか」
「おぅ!もう大丈夫よ!メシもたらふく食ったしな!
これでバーボンでもありゃすぐなんだがなぁ!どっかで探してこい!ダハハッ!」
よかった。連れ帰ってきたときよりもだいぶ顔色が良くなったみたいだ。
それでもやっぱり下半身はほとんど動かないらしい。ひょっとしたら神経までヤられちまってるかもな、と隊長は他人事のように言っていたが、まぁ、今の医療技術なら万一半身不随でも疑似神経でほぼ修復できるはずだ。
地球に戻るまでの辛抱です。もう少しだけ待っててくださいねと君は言った。
さて、兵器全般について詳しい隊長に、君は何か聞きたいことはあるだろうか。
ここでは君が手に入れた兵器や装備品などについて、詳しい性能を尋ねたり、その他の戦闘マニュアルなどについても聞けたりする。
ちなみにまだ持ってないものに関しては、当然ながら尋ねることはできない。
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
117
君は隊長に、キングビートルの盾について尋ねてみた。
「なんだコリャ? こら手前ェの手作りか?
へぇ、、、、素人作りにしちゃまぁまぁよく出来てるじゃねぇか。こいつを使って戦えば、敵の飛び道具なんかは かなりの確率で回避できるようになるだろうな。
ただしこんだけデカいの振り回してると逆に動きは鈍くなるから 敵が接近してくるような格闘戦なんかでは、使うんじゃねぇぞ」
「いいか、こいつの効果はな、
『敵がL武器で攻撃してくる場合に限り、敵の命中率を【-3】減らして戦える』だぜ」
「例えば敵の武器がL武器のマシンガンだったとする。攻撃パラメータは攻撃力【200】命中率【4】だ。
そしたら敵の命中率はこの盾の効果で【1】になって、サイコロは「5」以上じゃなくて「2」以上の目を出せば楽々回避できるようになるってワケだ。この差のデカさ、判るだろう?」
「しっかしL武器で命中率【4】なんてのもそうそう無いだろうからなぁ。 せいぜいあっても【3】ってとこだろ。ってことはコレ、 持ってりゃ射撃戦は無敵になるよなぁ。いいのかねこんなチートアイテム出しちゃってよ。
それとも何か、他に特別で使う場面が用意されてたり、、、、、、すんのかねぇ」
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
118
君は隊長に、重力子キャンセラーについて尋ねてみた。
「ふうむ、これがあのお嬢さんの自信作かい。若けぇのに大したもんだな。もっと効果範囲がデカけりゃ自分を丸ごと軽くしたいとこなんだろうが、ま、ともかくそのナイフが付いた手甲の部分だけでも5~6kgはあるからな。それがゼロになるってんなら、そら腕の振りも相当早くなるはずだぜ。これまで捕えられなかったような素早い敵にも、充分攻撃が当たるんじゃねぇか」
「いいか、こいつの効果はな、
『ナイフで攻撃する場合に限り、自分の命中サイコロは1回だけなら振り直してもよい』だぜ。
「例えば手前ェがパルシングナイフで敵を攻撃する場合、命中率が【4】だったとする。そしたら「5」が出た。失敗だ。でもな、このアイテムの効果でこのサイコロを無しにしてもう1回振り直す事ができるんだ」
「次で「3」なんかが出てくれりゃ儲けもんさ。失敗だった攻撃が成功に変わって無事敵にダメージが通る。長く続けてりゃこの差はデケェぜ。もちろん、次でも「6」が出て結局失敗に終わる場合もあるがな」
「最後に一応言っとくがな、この効果はあくまで武器にナイフを選んだ時だけの話だぞ。バルカンで攻撃した時にも調子に乗って2回振り直しちまった、なんて反則はすんなよ。判ったか?」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
119
君は隊長に、派手な柄のメモリーカードについて尋ねてみた。
「どっから持ってきたんだこんなもの。何か情報でも入ってんのか。まぁ待ってろ。今中身を解析してやっから。。。。。。。。。。。。」
「あーーーっと、、、なんだよコレ。ただの音楽ファイルしか入ってねぇみてぇだぞ。しかも全部ヘビメタとかパンクロックとか、そんなんばっか。おいおい、随分偏ったいい趣味してやがんなぁ」
「まぁもしかしたら隠しファイルとか入れ込んでるのかも知んねぇけどな。とりあえず俺が調べた限りじゃ、何も特別なもんは入っちゃいねぇみてぇだぜ。こらホントに個人の私物なだけじゃねぇのかよ?」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
120
君は隊長に、ハンドバルカンF型について尋ねてみた。
「こいつがあのF型かよ?!またスンゲェの見つけてきやがったなぁオイ!噂にゃ聞いてたが、まさかこんなロートルな所で造ってたとは思わなかったぜ。回転速度が今までの2倍なんだってな。そんでもってこの小型化とは、、、、、」
「いいか、こいつの効果はな、
『バルカンで攻撃する場合に限り、自分の命中サイコロは1回だけなら振り直してもよい』だぜ。
「例えば手前ェがハンドバルカンで敵を攻撃する場合、命中率が【4】だったとする。そしたら「5」が出た。失敗だ。でもな、このアイテムの効果でこのサイコロを無しにしてもう1回振り直す事ができるんだ」
「次で「3」なんかが出てくれりゃ儲けもんさ。失敗だった攻撃が成功に変わって無事敵にダメージが通る。長く続けてりゃこの差はデケェぜ。もちろん、次でも「6」が出て結局失敗に終わる場合もあるがな」
「最後に一応言っとくがな、この効果はあくまで武器にバルカンを選んだ時だけの話だぞ。ナイフで攻撃した時にも調子に乗って2回振り直しちまった、なんて反則はすんなよ。判ったか?」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
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121
君は隊長に、ハンドガンについて尋ねてみた。
「おいおい、ホントにこんなチャチィので戦うつもりか?やめとけやめとけ。その左腕のバルカンが弾切れになるなんてことはまず無ぇだろうし、腕のアーマーにがっちりくっついた内蔵式なんだからよ。いっくらド素人の手前ェでも、ぽろっと取り落とすこともねぇだろうが」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
122
君は隊長に、試作型強化アーマーについて尋ねてみた。
「どれ、貸してみろ、、、、、、ほぅ、こりゃ確かにかなりの上物だぜ。強度も文句ないし、何より軽い。こりゃ相当金も掛かってるな。市場に出回るとしたらいくらくらいになんのかねぇ。明らかに金持ちVIPな成金様向けのオーバースペック商品ってカンジだがまぁ性能的にはかなり使えるのは間違いねぇよ」
「いいか、こいつの効果はな、
『戦闘中の敵の攻撃力を常に【-50】減らして戦える』だぜ」
「こいつの場合は敵の武器がS武器でもL武器でも関係ねぇ。どっちでも有効だ。かなりオールマイティに使える有効な装備品だぁな。
敵がS武器の体当たり、攻撃力【100】だったら【50】に、L武器のマシンガン、攻撃力【200】だったら【150】ってな具合だぜ。
減った分耐えられるSP値、つまりは耐久ヒット回数が増えるわけだからこいつぁ使わねぇ手はねぇだろうよ」
「ただし、念のため言っとくがな、イベント中のトラップや敵からの特殊攻撃なんかの時の文章中で指示されるダメージ値にまで、この減点効果は使えねぇから注意しろよ。
そこまでやられるとせっかく調整したバランスが崩壊するからさすがにあのオッサンが勘弁してくれだってさ」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
123
君は隊長に、黒縁のメガネについて尋ねてみた。
「、、、、、別に特別なハイテク機能もなんも付いてねぇ、ただのメガネだぜ。これを見せて、いったい俺に何を言わせようってんだ?いっとくが俺にゃそんなマニアックな趣味なんてねぇからな」
「しっかし、今時珍しい骨董品だよな。視力矯正手術なんてちょちょいで終わるこのご時世によ。まぁ一部には、全身サイボーグ化を恐れてか、自分の体にメスを入れることすら異様に怖がるようになった自然派主義者の連中もちらほら増えてきたらしいからなぁ。
その点、俺なんか見てみろ、ここと、そこと、ホレこんなとこまで、、、、、」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
124
君は隊長に、トリモチバルーンについて尋ねてみた。
「何だこりゃ? フーセンガムのおもちゃか?筒からこんなもんが出てきたからって何だってンだよ?まったく、頭のイカれた連中の考えることはよう判らんぜ。。。。。。」
「効果と言えば、、、、まぁそうだな、、、、
とりあえずは何かをくっつける、敵への目くらましに使う、速乾性はあるらしいから、壁にできた空気漏れの亀裂を塞ぐ、うーむ、後はアイデア次第でってトコなんだろうが、俺にはちと思いつかねぇ。
ともかく、使える所があったら何でも試してみるしかねぇんじゃねぇか?」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
125
君は隊長に、有線式ビームランチャーについて尋ねてみた。
「携行型ビーム兵器ってか。。。。。。またスゲェもん見つけてきたもんだな。電気エネルギーを収束させて、一気に粒子状の破壊エネルギーに変えて放射する。せいぜい要塞の壁に貼り付けとく防衛兵器だったはずが、まさかここまでの小型化に現実に成功していたとはなぁ。
、、、、、シッポ付きってのが、またなんともマヌケだがな。ワハハッ」
「しっかしいくら小型化したとはいえ、それでもこの重量だ。フィクションの世界じゃ最強モンだったが、実際に使うとなるとどうなんだろうなぁ。まさか片手で担いでホイホイ飛び回るってわけにゃいかねぇだろ。使うんならこうどっしりと腰だめに構えてだな、片膝もついてしっかり踏ん張って、砲身を固定しなきゃならん。、、、、そう、そんな感じだ」
「だがしかしそうなると、当然敵からの攻撃はほぼノーガードを覚悟しろ。使うならせいぜい射撃戦だ。格闘戦に持ち込まれたら即サンドバッグ状態だからな。そんな事態になったらすぐに手放してその場を離れるんだぞ」
「あぁ、それとまさかとは思うが一応言っとくがな。敵と出会ったらくれぐれもこんなモン担いだままで戦ったりするなよ。一旦その場に置いて、身軽になってから戦うこった。まぁいくら手前ェでもそこまでアホじゃねぇとは思うが。」
「ともかく、一番厄介なのがこの有線式ってところだ。当然ながら専用の高圧電源があるような特別な場所じゃなけりゃ使えねぇ。
普通の通路じゃまず無理だろうな。苦労して担いでいった揚句、結局は使わずじまいでそのままオダブツなんてことにならなきゃいいがな。
ま、本当に持ってくかどうかは手前ェの判断に任せるぜ。好きにやんな」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
126
君は隊長に、S武器・L武器の違いについて聞いてみた。
「いいか、武器は主に以下の2系統に分類される。相手に接近して直接武器を叩き込むショート(Short)レンジ武器、通称S武器と、逆に相手からなるべく距離を取って飛び道具で攻撃するロング(Long)レンジ武器、 通称L武器だ」
「今の手前ェが標準装備してる2つの武器が、S武器のパルシングナイフと、L武器のハンドバルカンだな。基本的にはどちらも同等の攻撃力を持つ。ただし、これらは手前ェが戦ってく敵の種類によっては片方の武器の効果が絶大だったり、逆に通用しなかったりといった場面も出てくるだろう。その時は、攻撃力・命中率ともにその戦況に応じた数値が提示される。こればっかりは、実際に試してみなけりゃ判らない。
戦況が不利だと感じたなら、途中で武器を変更してみるのも戦場では生き延びる鉄則だぜ」
「ちなみに手前ェがナイフ(S武器)で敵に接近して戦おうとすれば傾向としては敵味方ともに武器の命中率は高めの数値が、反対にバルカン(L武器)で敵から距離を取って戦おうとすれば敵味方ともに武器の命中率は低めの数値が出やすいってのは覚えとくといいだろうな。
もちろん当然ながら例外もありうるぜ。
意外な戦い方が意外な効果を発揮するなんて場面もあるかもしれねぇぞ」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
127
君は隊長に、サイコロの出目と命中率の判定について聞いてみた。
「なんだよ、それについちゃとっくに聞いてたんじゃねぇのかよ。まぁ、また戻ってあのオッサンのヘタクソな説明を聞き直すのも面倒くさいだろうし、なにより師匠の俺様から直々に改めて伝授願いたいってな殊勝な心掛けなら結構だ。耳の穴かっぽじってよっく聞いとけよ」
「まず、戦闘時に手前ェが振るサイコロには、手前ェの攻撃の時に振る『命中サイコロ』と、敵の攻撃の時に振る『回避サイコロ』の2種類があるわけだ。
んで、こいつらをヒットしたか避けられたかの判定で見比べるのが、敵味方お互いの武器の『命中率』だな。ここまではOKか?」
「この命中率がな、、、まぁパーセンテージじゃねぇから正確にゃ率とはちと違うんだが、この数値よりも『同じか小さい値』がサイコロで出せりゃ攻撃成功でヒットしたことになる。数値より『大きい値』なら、その攻撃は失敗だ。
これが逆に敵の攻撃時だったら手前ェの回避が成功できてラッキー!ってこった」
「命中率【6】なんて武器があったら、そいつはつまり『必中』ってこったな。なんせ6より大きな値は6面サイコロじゃどうやったって出ねぇんだからよ。
反対に、命中率【0】ってな武器は、もう何をどうしてたって当たらねぇ。判るか? 最低の1でも命中率を越えちまうからだよ。
ま、これらは極端な例だ。実際にはこんなのは出てこねぇと思うぜ、、、、多分な」
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
128
君は隊長に、どうやっても開かないドアがあったことを話した。
「あぁあれか。そういや手前ェのはまだ最下級の1のままだったな。
よし仕方ねぇ、今から一時的にだが、手前ェにJANKS隊の指揮権を譲ってやる。今から手前ェが俺の代わりに隊長代理を務めるんだ、いいな」
そう言うと隊長は何やら端末を取り出すと、シュヴァルツシルドのメインコンピュータへとアクセスしだした。
「ここを、、、、こうやって、、、こう、、だったかな?、、、、よし出来た」
「隊長、、、それもしかしてハッキングですか?」
「馬鹿野郎!人聞きの悪いこと言うんじゃねぇ。非常時の軍規に基づく緊急対応策と言え!いいか、別にデータをあれこれ改ざんしたって訳じゃねぇよ。さすがに部外者の俺が個人のセキュリティレベルを上げ下げなんて出来ねェからな。だからせめて、軍に伝わる秘伝の裏ワザで、俺と手前ェの生体データ内容をちょいと丸々スワップ(交換)したってだけの話よ」
「それでも充分ハッキングだと思うんですけど、、、、、」
「ごちゃごちゃウルセェんだよ。いいか。これでコンピュータ上じゃ今から手前ェが俺、俺が手前ェになったんだからな。
、、、、、何だよその露骨に嫌そ~な顔は。こんなハンサムと見間違えて貰えるなんて光栄だろうがまったく。
ま、小難しいことはともかくだ、これで手前ェは俺の権限でセキュリティレベル2までのステーション内のドアを自由に開けられるようになったからよ。しっかり俺の代わりに隅々まで調べてくるんだぞ」
君の生体認証セキュリティレベルが2に上がった。
チェック【I】を入れること。横には「セキュリティレベル2」と書き込むこと。
以後、このチェック【I】がある限り、君は生体認証セキュリティレベルが2以下のドアを全て開けられるようになった。
→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
172
「やぁ、田吾作。調子はどうだい」
「ナンダオメェ、ソンダバゴ機嫌トルヨナ気持チ悪リィ挨拶シタッテ、ナンモデネゾ」
、、、まったく。人がせっかく気を使ってやったというのにこれだもんな。
「うんまぁ。元気ならいいんだ。それじゃ」
「オイオーイ、ソレダケカ? おらニモコウ、ナンツーカホレ、いかシタ質問集トカ、ナインケ?」
「あぁいや、お前には別にいいってさ。んじゃ」
「ナシテダー?! コノ頭脳明晰ナはいぱーこんぴゅーたノおらニ答エラレナイ質問ハ無イッツーノニ!」
「いや、、、だって、、、お前のセリフ、カタカナばっかで読みにくいし」
「ムガーー!!ソレ言ウカー!ソレヲ言ウダカー!!ショーガネーダロガー!絵モ声モネーンダカラ、オメェハろぼっとラシサヲ出スタメコーイウ設定デ行ケッテあいつガ無理ヤリ決メタンダカラヨー!おらダッテナー、ヤロウト思エバは流暢ニシャベレルダゾー!イイカー!
・・・・ハーイ!こんばんは!クリス・ペプラーです!週末の素敵な夜、皆さまはいかがお過ごしですかー?私はですねー、最近めっきり、、、」
「わーっ?!やめろやめろ!キャラが崩壊するからやめろーっ!」
→なんとか黙らせて他の人とも話してみる 35へ
→聞かなかったことにして出発の準備に戻る 30へ
173
ダーーーッハッハッハッハァ!!
ガーーーッハッハッハッハァ!!
ヌワァーーーーッハッハッハッハッハァ!!!
。。。。あぁあぁ、やっぱりだぁ。あの2人、絶対気が合うと思ってたんだよなぁ。
見れば中央ホールのド真ん中。テーブルを陣取り、隊長と田吾作が2人して盛大な酒盛りの真っ最中であった。
「ほれほれ!呑め呑め!グッといけグッと!ダハハハハ!!」
「ソーイウオメェモ全ッ然足リテネーダロー、うぃっく! ダカラおらノ特製芋焼酎ガ呑メネーノカッツッテンダロガーコノヤロー!!」
「馬鹿野郎!手前ェのそんなトコから出したのなんて呑めるか!ガハハ!」
もちろん君にはあんな酒盛りに加わる暇はないし、加わろうとする気も毛頭ない。
→見ないフリをして他の人とも話してみる 35へ
→気付かれる前に出発の準備に戻る 30へ
259
ソファに姿勢よく座っていた蒔絵が、君に気付きぱっと顔を上げた。
現在、チェック【Z】はあるだろうか。
260
「あっ、お疲れ様です。大丈夫ですかお怪我はありませんか?」
姉の夏穂と話していた蒔絵が疲れた君を優しく労う。
君が現在の捜索状況を簡潔に説明すると、彼女は再び明るい笑顔を見せてくれた。
さて、このシュヴァルツシルドや宇宙物理学全般について詳しい蒔絵に、君は何か聞きたいことはあるだろうか。
ここではあくまでフィクションであることを前提に、作中用語の知識などを尋ねたりもできる。
→シュヴァルツシルドの意味を尋ねる 262へ
→重力子について尋ねる 263へ
→重力子集積装置について尋ねる 264へ
→チェック【M】がある 265へ
→好きなタイプについて尋ねる 266へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
261
ひとりぽつんと行儀よく座っていた蒔絵は急に立ち上がると悲痛な面持ちで君に駆け寄ってきた。
「あの!、、、お姉、いえ、私の姉がまだこのステーションから脱出してないみたいなんです。さっき端末から入退出者リストを確認したので間違いありません。所属の素材開発モジュールからもまだ出てないみたいなんできっとまだあそこに取り残されてるはずなんです!お願いです!私と一緒に探しに行って頂けませんか?」
さっきあんな危険な目にあったばかりだというのに、宇宙警備隊員に向かって自分も行くから着いて来てくれとはなかなか肝の据わった女性だ。
自分が行くのであなたはここで心配せずに待っていて欲しいと、君は蒔絵に向かって慎重に説得する。
幸い、それほど時間はかからずに彼女は渋々納得してくれた。
君は出来る限りに彼女を励ますと決意も新たにその場を後にした。
262
「シュヴァルツは黒、シルドは穴。このステーションの名称シュヴァルツシルドはですね、ドイツ語でブラックホールを意味する言葉なんですよ。正確な発音はドじゃなくてシュヴァルツシルト、なんですけどね。」
危険な捜索ですり減った精神に、蒔絵の柔らかな声が心地よく響く。君は彼女に更に話を促す。
「そうそうシュヴァルツシルトと言えば!シュヴァルツシルト半径はご存知ですか?光のスピードでも抜け出せなくなっちゃうブラックホールの限界接近領域を示した距離のことなんですけどね。この距離まで近づいちゃったらもう光でも逃げ出せないくらい重力が強いんですよっていう……怖いですよね……でもそれだけの強い重力が……」
その後もずいぶんと長いこと彼女の独演は続いた。少し頭がクラクラしてきたかもしれない。
どうやら見た目に反して得意分野についてなら際限なく饒舌になってしまうタイプのようだ。
さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。
→重力子について尋ねる 263へ
→重力子集積装置について尋ねる 264へ
→チェック【M】がある 265へ
→好きなタイプについて尋ねる 266へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
263
「重力とは何か。二十一世紀末までそれは宇宙物理学最大の謎でした。それまで重力とはリンゴや天体そのものが周りのものを『引き寄せる』力だと思われていましたが、それがダークマターやダークエネルギーの解明によって、全く逆の考えだということが判ったんです」
危険な捜索ですり減った精神に、蒔絵の柔らかな声が心地よく響く。君は彼女に更に話を促す。
「私たちは地球に引き寄せられて立ってるんじゃなくて、頭の上の真空の宇宙空間から無限に降り注ぐ重力子のぶつかりによって地球に『押し付けられている』んです。それはもう当時の宇宙物理学に大きな衝撃を与えたそうですよ。今となってはそんなの当たり前なんですけどね」
「例えるならそうですねぇ。何もない真空の空間からは、ここではない別次元からの膨大なエネルギーが常に溢れ出して来ている。そうイメージして頂けるといいでしょうか。別次元、なんてほとんどファンタジーですけどね」
「それがその時代の科学では見えない、感知できなかったダークエネルギーと呼ばれる別次元からの力でした。そのうちのごく一部の素粒子に、重力子があります。これが真空の別次元の扉から飛び出して、四方八方に万遍なく放射され続けていた。何百億年の遥か太古の宇宙から、ね」
「周囲が等しく本当に何もない真空の宇宙空間であれば、ある地点に存在する物体にかかる重力子のバランスはどの方向からも同じなので、相殺されてゼロです。つまり動かない。その場にプカプカ浮いているだけ」
「だけど、すぐ隣に大きな地球のような天体があった場合はどうでしょう。その大きな地球がある空間だけは『真空ではない』わけですから、そこからはダークエネルギー、つまりは重力子がこちらの次元へは飛んでこない。対象物に向けて地球の方向から降り注ぐはずの重力子の量が、そこだけ少し減ってしまうわけです。するとどうなるか。力のバランスが崩れてその力の弱い方向一点へと対象物は段々と流されていってしまうわけです。この動きの力の度合いが、重力です」
「例えるならプールの栓が抜けちゃったような状態ですかね。何か『ある』真空では『ない』空間、そこには周囲からの重力子が一気に流れ込む。物体が大きく重く、ぎゅうっと密度が高ければ高いほどその流れは速く大きい。重力子はこの次元の素粒子ではありませんから扉から出た途端にすぐに崩壊して消えてなくなります。そのまま溜まって動きが収まるということもありません。未来永劫、その大きな天体のある『真空でない空間』へと新たな重力子が流れ込んでは消え続けます。この力の流れこそが、いわゆる私たちが大昔から重力だと思っていた力の正体だったんですね……」
その後もずいぶんと長いこと彼女の独演は続いた。少し頭がクラクラしてきたかもしれない。
どうやら見た目に反して得意分野についてなら際限なく饒舌になってしまうタイプのようだ。
さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。
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264
「重力子の急激な流れの中に物体を置くことで押し付けられる力、つまりは重力が生まれます。だから意図的に強い重力子の流れを作れたなら、それが重力発生装置に成り得ます。機械による重力発生装置の開発はそういった発想からスタートしました」
危険な捜索ですり減った精神に、蒔絵の柔らかな声が心地よく響く。君は彼女に更に話を促す。
「強い流れを作り出すならふたつ、発生源の上流を作るか、流れ込む下流を作るかです。ですがその内の上流、つまりはダークエネルギーの発生源を作り出すといってもやはり限界がありました。なにせ真空状態よりも高純度の真空状態を局地的に作り出す、なんてものは理論上有りえなかったからです。大昔にはホワイトホールなんて仮説もあったみたいですけどね」
「結局は下流、つまりはダークエネルギーの流れ込む出口を作り出すことに開発は集約されていきました。単純に考えれば地球と同じ質量の天体を、こう、ギュウギュウとおにぎりみたいに握って小さく固めることが出来さえすれば理論上は可能でしたが、それじゃもう超新星爆発ですから、それはさすがに不可能。ということで研究者たちはそれに代わる代用出口が何かないかを懸命に探しました」
「マイクロブラックホール発生装置、なんて理論が割と有名なところですよね。ですが結局はそれもあまりに危険が大き過ぎるとの結論から上手くはいかなかったようです。そこから転じて、ようやく本来の代用出口と成り得るオプティカルウェーブのクロス結合法へと流れるに至ったわけで……」
その後もずいぶんと長いこと彼女の独演は続いた。少し頭がクラクラしてきたかもしれない。
どうやら見た目に反して得意分野についてなら際限なく饒舌になってしまうタイプのようだ。
さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。
→シュヴァルツシルドの意味を尋ねる 262へ
→重力子について尋ねる 263へ
→チェック【M】がある 265へ
→好きなタイプについて尋ねる 266へ
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265
蒔絵はいきなり君の手を取ると、引っ張ってどこかへ連れて行き始めた。
えっ、えぇぇ? 急な展開に君の心臓はドギマギする。
だがやがてそれは全くの勘違いだったことに気付かされる。
彼女は中央ホールの隅の机に並べられた、環境実験モジュールから持ち帰ってきたあの研究品を君に見せたかっただけなのだ。
「……特に私が今一番力を入れていたのがですね、あの時危うく持っていきそびれる所だったコレ!重力子キャンセラーなんですよ~!はうぅ~良かったぁ~♪」
見ればそれは意外な程小さい小箱のようなものだった。
延々説明してくれた理論は難しくてよく判らなかったのだが、とにかく重力子の反物質みたいなものを放出してぶつかってくる重力子そのものを対消滅させる、つまりは重力の影響を無効化してくれる特殊なバリア装置のようなものらしい。
「……これが完成すればですね、バリアを全方位に張り巡らせることで地球上でも無重力状態をほぼ再現できるかもしれないという画期的な発明なんです!更には特定の方向のみバリアを解除することで重力子衝突とのバランスをコントロールして空中を自由自在に飛行!な~んてことも夢じゃないんじゃないかと……」
またしてもお得意の科学演説が始まりそうだったので君は慌てて塞き止める。
しかし、物の重さを無くせるというのは気になったので君はもう少し尋ねてみた。
「ねぇ、今のトコその無くせる重さってのはどれくらいまでいけるの?」
「え? いえ重さというよりはその、有効半径、ですかね、、、まだ放出する反物質そのものが不安定でして、出してもすぐに消えてなくなっちゃうんですよ、だからその、、まだ、、装置の周辺30センチ程度でしか効果が確認できなくって、、、」
急に歯切れが悪くなった。彼女にしてはまだまだ目標に遠く及ばないといった悔しい成果でしかないだろうが、君にとってそれでも充分に有益な情報だった。途端にとある閃きが生まれる。
「じゃあ頼む! 僕に考えがあるんだ、、、あのさ、、、」
数時間後、パルシングナイフを内蔵した君の右腕のアーマー部分に、その開発途中の重力子キャンセラーが取り付けられた。
装置を作動させてみる。
ヴィィィィィィ、、、、、、、
音は少しうるさかったが、確かに腕の重さが感じられなくなってきた。
腕を上げてみる。振ってみる。ナイフを射出して素振りをしてみる。
これは、、、!すごい信じられない軽さだ!これならナイフの命中率が今まで以上に増すに違いない!
「、、、こりゃすごいや!想像以上だよ!ありがとう!」
「絶対壊さないって約束ですからね! それと使用後のデータ収集と人体影響への計測、忘れず付き合って下さいよ! もう!」
今度は君が蒔絵の手を取り、ブンブンと振り回す。
彼女の頬に一瞬赤みが差したのにも気付かない程に君ははしゃいでしまっていた。
君は重力子キャンセラーを手に入れた。
チェック【C】を入れること。横には「ナイフ攻撃時:サイコロ1回振り直し可」と書き込むこと。
以後、チェック【C】がある場合に限り、君がナイフで攻撃する際は自分の命中サイコロが失敗しても、1回だけなら振り直しができるようになった。
つまりはナイフ攻撃の命中確率がアップしたということだ。
ここで忘れずにメモしておき、これからの戦闘を有利に進めること。
さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。
→シュヴァルツシルドの意味を尋ねる 262へ
→重力子について尋ねる 263へ
→重力子集積装置について尋ねる 264へ
→好きなタイプについて尋ねる 266へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
266
「え?えぇ?ス、スきなタイプ、ですか??ナナな、なにをいって……?!?」
真っ赤になっている。うんうん、期待通りの反応だ。
さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。
→シュヴァルツシルドの意味を尋ねる 262へ
→重力子について尋ねる 263へ
→重力子集積装置について尋ねる 264へ
→チェック【M】がある 265へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
267
隊長が無言で君を手招きしている。何事だろうか。
「・・・おい、あそこのお嬢さんな、俺んトコへ連れてこい」
「隊長、、、、年甲斐もないマネは辞めてください。どうせ相手にされませんよ」
「馬鹿野郎!勘違いすんじゃねえや。あのお嬢さんもここのお偉さんなんだろ。だったら今度はあちらさんと手前ェの生体データをスワップさせてもらうんだよ。セキュリティレベルが上げられるだろうが」
あぁ、なるほど。。。。。
趣旨を理解した君はさっそく救出してきたあの女性研究者に事情を説明した。
最初はゴネていたものの、捜索に必要だからと君の必死の説得もあってかようやく納得してくれる。
今度は彼女がコンピュータにゴリラ扱いされる事になるとは、さすがに黙っていたが。
君の生体認証セキュリティレベルが3に上がった。
チェック【L】を入れること。横には「セキュリティレベル3」と書き込むこと。
以後、このチェック【L】がある限り、君は生体認証セキュリティレベルが3以下のドアを全て開けられるようになった。
268
「あっ田吾ちゃん! あなたも来てたのね!」
「オォウ、まきッペデネェカ! インヤ無事デ良カッタダナァ!」
意外な組み合わせが親しかったと知り君は驚く。
蒔絵はオフの時間は自然再現モジュールで畑仕事を手伝うのを趣味としているらしい。
269
ソファに姿勢よく座っていた夏穂が、君に気付きぱっと顔を上げた。
現在、チェック【Y】はあるだろうか。
270
「お帰りなさい。どう?まだ生存者は全員見つからないの?」
妹の蒔絵と話していた夏穂が疲れた君を見てピシリと鞭打つように言い放つ。うぅっ、手厳しい。
君が現在の捜索状況を簡潔に説明すると、彼女はまだ不安げな顔をしながらも君を叱咤激励した。
さて、設計技師でもありシュヴァルツシルドの構造について詳しい夏穂に、君は何か聞きたいことはあるだろうか。
→各モジュールの大まかな役割について尋ねる 272へ
→重力子集積装置の配置場所について尋ねる 273へ
→直通エレベータの構造について尋ねる 274へ
→好きなタイプについて尋ねる 275へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ
271
ひとりぽつんと行儀よく座っていた夏穂は急に立ち上がると悲痛な面持ちで君に駆け寄ってきた。
「アタシの妹の蒔絵もこのステーションで働いてる科学者なんだけど、あの子まだこのステーションから脱出してないみたいなの。さっき端末から入退出者リストを確認したけど間違いないわ。所属の環境実験モジュールからもまだ出てないみたいだからきっとまだあそこに取り残されてるはずなのよ!お願い!アタシと一緒に探しに行って!」
さっきあんな危険な目にあったばかりだというのに、宇宙警備隊員に向かって自分も行くから着いて来てくれとはなかなか肝の据わった女性だ。
自分が行くのであなたはここで心配せずに待っていて欲しいと、君は夏穂に向かって慎重に説得する。
かなり強情で苦労したが、最後はなんとか彼女も折れて納得してくれた。
君は出来る限りに彼女を励ますと決意も新たにその場を後にする。
「そうだ、ちょっと待っててくれる? あの子に持ってって貰いたいものがあるの」
そう言って夏穂は中央ホールから飛び出すと、しばらくして手に小さなケースを持って帰ってきた。
「コレあの子のなの。あの子おっちょこちょいだからしょっちゅう何もないところで転んでは落として無くしちゃったりするのよ。きっと今頃は慌てて逃げ出してまたどこかで無くしてるかもしれないから、あなたコレ持っていってくれない?」
受け取った君が中を開けると、そこには何やら黒いプラスチックの棒で形造られた不思議なオブジェが入っていた。
「メガネよ。見たことないでしょ。視力の落ちた矯正前の肉眼で物を見るために鼻の頭にこうひっかけて使う昔の装飾品よ」
ずいぶん珍しいものを見た。思わず君はへぇっと唸る。
今時、こんな骨董品みたいなものを愛用してる人がまだいるんだなぁ。
チェック【M】を入れること。横には「黒縁のメガネ」と書き込むこと。
272
「各モジュールって言ってもねぇ、、、、どこも一応名前の通りなんだけど?」
夏穂は君の質問に多少面倒そうな顔をしながらも答える。
「アタシたちが今いるこの1Fが居住モジュールね。地球に一番近い階層よ。やっぱり長く離れてると恋しくなっちゃうからね、地球。この中央ホールもそうだけど、各個人の部屋もやっぱり全部天井は特殊ガラス張りになってててね、ベッドに寝転ぶと星空じゃなくて地球空がいい感じに見えるのよね。あっ、自分の国が見えてきた、なんてね」
「ここのすぐ裏、B1Fが娯楽モジュールよ。やっぱり遊びに行くトコは近い方がいいでしょ、だから。でもどれもなーんかイマイチぱっとしないのよねぇ。やっぱ昔の頭のカタイお偉さん方がチョイスしたのは古臭くてダメよねぇ。今度の設計更新時には絶対アタシの意見を聞かせてやろうと思ってるんだ」
「直通エレベータでつながったその下のB2Fは単なる接港ポートね。余ったスペースは物置代わりの倉庫としても使われてるわ。各部署同士でのスペース確保の奪い合いが酷いのよ、もう大変」
「その裏の太陽側、B3Fが土いっぱいの農耕モジュールね。太陽の光が必要だからこの位置に配置されたってワケ。アタシは汚れるのがヤだから滅多に行かないけど、蒔絵は好きでしょっちゅう行ってるみたいね。」
「またエレベータを挟んだ次のB4Fが、蒔絵の所属する環境モジュール。あの爆発で右半分が吹き飛んじゃったんですってね。あっ、ごめんなさいアタシったら、、、、嫌なこと、思い出させちゃったわね」
「その裏がB5F、マッドな遺伝子野郎たちの巣窟よ。アタシあの場所も働いてる人もみんな薄気味悪くって大っキライ。全く、一体何を考えたら罪もないいたいけな動物たちをあそこまで弄べるのかしら、吐き気がするわ」
「最後がここの一番下層B6F、武器研モジュールよ。え?そんなはっきり言っていーのかですって? んもう、どうせみんな知ってるんでしょ、変に気にする方がオカシイのよ。武器っていってもね……」
その後も夏穂の講釈は延々続いた。
なんだ、イヤイヤどころかやっぱり結局は話好きなんじゃないか。
さて、君は他にも夏穂に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。
→重力子集積装置の配置場所について尋ねる 273へ
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→好きなタイプについて尋ねる 275へ
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273
「どこに設置されてるかって、、、、そんなの普通すぐ気付くと思うけど?」
夏穂は君の質問に多少面倒そうな顔をしながらも答える。
「1FモジュールとB1Fモジュール、B2とB3、B4とB5、、、って具合に、ふたつずつのモジュールでそれぞれサンドイッチした間に挟んであるのよ。各モジュールにひとつずつ付けてたんじゃ無駄だし非効率でしょ」
「重力子集積装置自体には、指向性なんて無いからね。装置が発動すれば上からも下からも右からも左からも、全方向等しく重力子を吸い込み始めるのよ。それが平面上にずらりと並べられてるから、全体としては上と下に物を吸い付かせる平べったい磁石板みたいな感じになってるってわけ」
「だからその板の上下両面に空箱をぺたりと貼り付ければ、はい1Gで床に立てる2階建てのモジュールの一丁上がりってね。だから上の階は普通でも、下の階の人は床じゃなくて天井に逆さに立つことになるのよ。判る?だからこのシュヴァルツシルドじゃ1F、B2、B4、B6が頭の上が地球になってて、逆のB1、B3、B5だと逆に頭の上に太陽が輝いて見えてるってワケよ……」
その後も夏穂の講釈は延々続いた。
なんだ、イヤイヤどころかやっぱり結局は話好きなんじゃないか。
さて、君は他にも夏穂に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。
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274
「エレベータが途中でジャイロみたくクルクル回転してたって気付いてた?気付かなかったわよねぇ。そりゃそうよ、なんせこのアタシがあの新バランスセンサー機構を設計したんだもの」
君がエレベータについて話を振ると、夏穂は俄然食い付いてきた。
どうやらあれは彼女が設計に携わったものだったらしい。
「ここシュヴァルツシルドの各モジュールの重力角度は上下で互い違いになってるのは知ってるわよね。だから場合によっては扉が開いたら天地が逆さま、だったりすることもあるわけよ」
「知ってたとしてもそれが日に何度、月に何度年に何度と積み重なっていけばそれも重大な宇宙ストレスになっていくわ。だから目的の階に合わせてエレベータ内の天地の向きをクルクル変えてく必要があるわけ」
「そこでいかに中の人間にその動きを気付かせないかがアタシら設計士の腕の見せ所よ。いい?こっからが重要だからよっく聞いてなさいよね。まず初動の加速度をなるべく小さくするには……」
その後も夏穂の講釈は延々続いた。
なんだ、イヤイヤどころかやっぱり結局は話好きなんじゃないか。
さて、君は他にも夏穂に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。
→各モジュールの大まかな役割について尋ねる 272へ
→重力子集積装置の配置場所について尋ねる 273へ
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275
「ふぅん?こんな時にナンパ?アナタ案外いい度胸してたのね」
ハ、ハハ、、、ですよね~。これまた予想通りの反応でございましたっと。
さて、君は他にも夏穂に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。
→各モジュールの大まかな役割について尋ねる 272へ
→重力子集積装置の配置場所について尋ねる 273へ
→直通エレベータの構造について尋ねる 274へ
→他の人とも話してみる 35へ
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276
「ありがとうお姉ちゃん。新しいメガネ、助かったよ」
「多分そんなコトじゃないかと思って用意しといたの。もう無くすんじゃないわよ」
蒔絵と夏穂が再会を喜び合っていた。
よかった。もしどちらか1人でも助けられていなかったのなら今のこの光景はなかったのだ。
277
君はB5F、動植物遺伝子研究モジュールの入口へとやってきた。
ここの研究員だけがひとりも戻って来てないなんておかしい。絶対にこの中で何かがあったに違いない。
そう確信を持って君はここまでやってきたのだが。
結論から言うとそのモジュールは、入り口のドアからして何をどうしても開けることはできなかった。
非常用の開閉コックももちろん試してはみたのだが、一切反応もなくドアは堅く閉ざされたままだった。
隔壁も兼ねている重厚なドアであるため、叩こうが叫ぼうが向こう側に合図が伝わるような代物でもない。
結局の所、今の君に引き返す以外の選択肢は見付けられなかった。
くそっ、一体どうしたらいいんだ。。。。。。。!
今、チェック【W】【X】【Y】【Z】はすべてがそろっているか。
382
「おいどうした。シケた面して」
中央ホールに戻ってきた君は、隊長に声を掛けられた。
B5Fの入口ドアが開けられなかった事を話すと、隊長は自分をそこに連れて行けと言う。
ドアのセキュリティを解除できないか、俺が調べてやると言うのだ。
動けない隊長を背負い、君はまたB5Fへ来た。
隊長はドアの前に腰を降ろすと、手持ちの端末ケーブルをつなぎ何やら操作を始めた。
黙って見ている君。
やがて顔を上げた隊長は、大げさなため息をついて君に命令した。
「ここにあのお嬢さん方2人と、あのイモロボットの野郎も連れて来い」
こうしてB5F動植物遺伝子研究モジュールの入口ドアの前に、4人と1台全員が集まった。
皆を前に、おもむろに隊長が口を開く。
「このドアにかかってるセキュリティはレベル5だそうだ。お嬢さん方、5っていうと誰クラスになる?」
「5なんて、、、、、ここじゃランドルフ所長しかいませんよ。最高レベルですから」
夏穂が答える。
やっぱりな。。。。。隊長はまたひとつ、ため息をつく。
そしてあらぬ方向を見上げると、誰にも聞こえない小声で独り言をつぶやいた。
「やれやれ、、、、俺ももう、宮仕えの身で落ち着いたつもりだったんだがな。。。。。しゃあねぇ、これも世の為、人の為ってな。お天道様も今度ばかりは見逃してくれるだろうよ」
やがて君の目を真っ直ぐ見据え、力強く言い放った。
「このドア、俺がハッキングで開けてやる」
で、できるんですか? レベル5ですよ、スワッピングとは全然違うんじゃ、、、、
「大丈夫だ、任せろ。俺が昔ヤった財閥の貸金庫のアレに比べりゃこんなのチョロいもんよ」
え、今なんかさらっとヤバい事言いませんでした? 隊長ホントに大丈、、、、
「うるせえ!つべこべ言ってねェで覚悟はできてんのか! いいか?ここが最後のモジュールだ。とっくに突入の準備は済ませてあるんだろうな。もしまだだなんてウダウダ抜かしやがるんなら今すぐ戻って要事を済ませて来い! えぇ?どうなんだ?」
→や、やっぱり中央ホールに戻ります! 31へ
→準備はOKです! 行けます! 383へ
383
「ようし、そんじゃ始めるぞ」
隊長は今度は君以外の面々、田吾作、蒔絵、夏穂にも声を掛けた。
「俺の端末だけじゃ処理が追いつかねぇんだ。だからアンタらの助けがいる。協力してもらうぜ。」
そう言って隊長はもう1本の長いケーブルと2つの別の端末とを懐から取り出す。
「おいイモロボット、手前ェのそのオツムの電子回路も貸してくれ。そんなナリでもそれ相応の処理速度はあるんだろ。並列で一気にやるから全力で走らせろよ。それとそこのお嬢さん方は、こっちのサブ端末でブロックの解除サポートをよろしく頼むぜ」
何だかよく判らないが、とにかく大がかりなハッキングが始まるようだ。
そっち方面の知識に疎い君は、ただ黙って見ているしかできない。
隊長の指示で着々と準備が進められていく。
長いケーブルを頭に差し込まれた田吾作は、目をチカチカさせて処理モードに入った。
蒔絵と夏穂も観念した様子で、すごい速度で端末に何かを打ち込み始める。
プシューッ!
田吾作の頭が煙を吹き出した頃、ようやく目の前のドアが開いた。
「ようし完了と! さぁ新入り! あとは手前ェの仕事だ! 頼んだぞ行って来い!!」
覗き込んでいた君の胸を隊長が拳でドンと突いた。
ぐふっ! でもそうだ。残るはこのモジュールのみ。
中で助けを待ってる生存者を救出して、皆で地球へ帰るんだ!
覚悟を決めた君は、全員の顔を見渡すと力強く叫んだ。
「隊長! 皆さんと一緒に先にスペースシップで脱出の準備をしててください。もし1時間経っても僕からの連絡が何もなかったら、隊長、、、、、皆さんの事は、よろしく頼みます!」
「、、、お、おう。わかった。まぁなんだ。死なねぇ程度に頑張れや」
君の気迫に一瞬怯んだか、らしくない軽口で君を見送る、隊長。
「無理はぜったいにしないでくださいね! ぜったいぜったい、帰ってきてくださいねっ!」
蒔絵は君の両手を取り、全力でブンブン振り回しながら涙声で訴えかける。
「アタシは別に心配なんてしてないけどさ。。。必ず戻ってきなさいよ。約束よ」
妹の後ろに立つ夏穂は、君に初めて見せる神妙な面持ちで見送りの言葉をかけた。
『ホレ、ちゃっちゃット行ケ。ちゃっちゃトナ』
田吾作はこんな時でもマイペースだった。
こうして様々な激励を受けた君は、意を決して最後のモジュールへと足を踏み入れる。
絶対に生存者は助け出す! そして、、、、僕も必ず生きて戻る!
→ 384へ
278
君はB6F、素材開発モジュールへ向かうべくエレベータのボタンを押す。
現在、チェック【Z】はあるだろうか。
279
ボタンを押しても何の反応もない。
そうだった。あそこにはもう行けなくなっていたんだった。
仕方なく、君は行先を選び直す。
→31へ
280
エレベータが目的地に着いた。
ここはシュヴァルツシルドB6F:“素材開発モジュール”。
君はこの宇宙ステーションの底、地球からは最も遠く離れた最下層にいる。
平和っぽく素材と名乗ってはあるものの、その実態はほぼ100%軍事用の兵器開発が行われていたりするのはもはや公然の事実だ。
地球外である治外法権なのをいいことに、地上では何かと問題視される物騒な研究はすべてこの宇宙空間でこっそりやってしまおうという大人の都合の産物。
ある意味、このシュヴァルツシルドの稼ぎ頭でもある最も重要視されているセクションだ。
今、エレベータを出た君がいる場所は前、左、そして右に通路が別れたT字路になっている。
このモジュールの造りは、同サイズの部屋が縦4列、横2列できっちり並んだ碁盤のマス目のようなブロック構造になっているらしい。
ふと足元に目をやる。するとその床には小さく『5-B』と書かれている。
見ればそこから矢印が通路に沿って三方に伸びており、前への通路のものは『4-B』、左は『5-A』、右は『5-C』それぞれ行き先が書かれてあった。
なるほど、ここは縦横の通路にそれぞれ記号が振ってあるようだ。
おそらく推測するに縦通路は左からA,B,C、横通路は奥から順に1,2,3,4,5なのだろう。
だからこの場所は、横の5番通路と縦のB通路との交わる地点、すなわち5-Bというわけだ。
ここから前方に進めば次は4-Bの十字路、左に進めば5-Aの曲がり角のL字路、右なら5-CのL字路まで行き着くことになるわけだが、どうだろう、通路の把握はできそうだろうか。
今イチよく判らなければ実際に紙に書いてのマッピングをお勧めする。
さて、来ていきなりの分かれ道、君はどちらへ進むのか。
今の所、三方どの通路にも誰の姿も見えないし、何の音も聞こえはしない。
だが前方4-Bへ行く通路は、途中で壁のようなもので全体が塞がれており行き止まりになっている。
左方5-A、右方5-Cへ行く通路には、どちらも途中4番通路方向への壁にドアがひとつ見えている。
あれらは多分ここの開発室へ入るためのドアだ。君はこれらの中を生存者が隠れていないかを見て回らなければならない。
ちなみにエレベータホールへの扉は特に閉まってはいないので、気力が尽きそうなら一旦戻って休息を取ることも可能だ。
→4-B方向へ進む 289へ
→5-A方向へ進む 282へ
→5-C方向へ進む 284へ
→エレベータで居住モジュールへ戻る 30へ
※ゲームブック初体験の君へ
やぁ、久しぶり。それともついさっき話したばかりだったかな。
このモジュールではね、ゲームブック名物の十字路マッピング迷路に挑戦してもらうよ。
本当ならね、東西南北の方角を使って「北へ進む」「南へ進む」とかの選択肢でやるのが普通なんだが、何しろここは地球の地面を遠く離れた宇宙なもんでね。この定番の方法が使えない。
だから仕方なく、こういった番地方式で現在位置と選択肢を示すことにしてみたのだよ。
まぁ自分のいる位置がはっきり判ってしまい迷いようがなくなってしまったかもだが、君みたいなご新規さん向けにはちょうど良い大サービスだったかもしれないな。
本文でも書いたがマッピングの仕方をもう一度ここでおさらいしておくよ。
紙に鉛筆で線を引く。縦には3本、横には5本だ。全部等間隔で引いて構わない。
そして縦線には左からABCとそれぞれ記号を振る。横線には上から12345だ。
スタート地点はその中の5-Bなので、今の君がいるのは一番下の真ん中となるわけだね。
さぁ、ここから上の4-Bへ行くか、それとも左の5-Aか右の5-Cか、という選択肢だ。
文章内の情報も参考に、どの方向へ進むのかを君が決めてくれたまえ。
さぁどうだい!ワクワクしてきただろう!
なっ、、、なんだってーー!?
もしかしてこれでもまだ君は面倒臭いって言うつもりなのかい?!オーマイガー!
私の頃は喜んで一生懸命マッピングに励んでいたというのに、これだから何でも機械にやって貰えるスマホ世代の現代っ子は、、、、、
おっと失礼、心の声がダダ漏れだったようだ。まぁ年寄りの戯言だと思って気にしないでくれたまえ。
ならばゲームブックの真髄は自由だ。私も遊び方を無理強いするような頑固ジジイではないからね。
本当は気が進まないのだが、マッピングせずともモジュールの各開発室へ自由に移動できる特別なポータルパラグラフをご用意しようじゃないか。
これからは選択肢の最後に★★★が出たらそれをタッチしてみるといい。
これは私と君だけが知る秘密の抜け道だ。
移動の基軸となる特別のバラグラフへとジャンプできるようにしておいたから、今後はそれを使ってこのモジュールの開発室の捜索を続けるといいだろう。
ただし!こんな便利な抜け道タダでは使わせない。使うにはこちらもひとつだけ条件を付けさせてもらうよ。
チェック【L】を取ってきた人、これに限りだ。
まだ無いのであれば、先に他のモジュールを回ってからまたここへ来てくれ。
どうしてかだって?うーんそれはちょっとここでは教えてあげられないなー。
まぁとりあえずは実際に前方に向かって進んでみればすぐにその理由は判るはずだよ。
それじゃ今回もよろしく全力で楽しんでくれたまえ!
でも慣れたら絶対自力のマッピング方式でも遊んでみてくれよ!約束だぞ!
→チェック【L】がない、もしくはやっぱり自力で挑戦するなら 戻って選択肢を選びなおす
→チェック【L】があるので抜け道を使って遊ぶなら ★★★をタッチ
★★★
・・・・ここは秘密の抜け道。
素材開発モジュールの各開発室へと直接移動ができる特別なポータルパラグラフだ。
十字路マッピングが苦手な初心者、しかもチェック【L】がある者に限りこのパラグラフを使用して遊ぶことを私は黙認する。
もし君が意図せずここへと迷い込んでしまったのであればすぐに直前のパラグラフまで戻ることだ。
なおここを使ってのプレイはあくまで「どーしても」の際の救済措置である。
正規のクリアとはさすがに認められないので使うならそのつもりで・・・・
→1つめの開発室へ行く 282へ
→2つめの開発室へ行く 284へ
→3つめの開発室へ行く 294へ
→4つめの開発室へ行く 297へ
→5つめの開発室へ行く 317へ
→6つめの開発室へ行く 320へ
→7つめの開発室へ行く 328へ
→8つめの開発室へ行く 335へ
→モジュール最奥の倉庫へ行く 350へ
→エレベータで居住モジュールへ戻る 30へ
281
君はエレベータ前まで戻ってきた。ここは通路の5-B地点のT字路だ。
どの方向にも動く物の気配はないが、4-B方向の先はすぐに壁が道を塞いでいるのが見えている。
5-A、5-C方向に進むなら、途中で君はどちらも開発室に入るドアの前を通るだろう。
さて、どちらへ進もうか。捜索を中断するならエレベータで居住モジュールへと戻ることもできる。
4-B方向は途中で壁のようなもので全体が塞がれており行き止まりになっている。
5-A方向の先は右へ曲がるL字路、反対の5-C方向はそれぞれ左へ曲がるL字路になっている。
そしてそのどちらへ行っても、途中で君は開発室のドアの前を通るだろう。
→4-B方向へ進む 289へ
→5-A方向へ進む 282へ
→5-C方向へ進む 284へ
→エレベータで居住モジュールへ戻る 30へ
282
真っ直ぐ伸びる通路の途中、4番通路の方向の壁にドアがあった。
このモジュールに8つある開発室のひとつだ。
ドアロックに特別なセキュリティはない。
手をかざして開き、君は中を確認する。どうやら逃げ遅れた人はいないようだ。
特に目を引くようなものも見当たらないので、君は他の開発室も探すべく先を急ぐ。
さて、どちらへ進もうか。
5-A方向は右へと曲がるL字路。5-B方向なら前と左へ道が分かれるT字路だ。
283
やがて君はL字の曲がり角へとやってきた。ここは通路5-Aの地点だ。
行く先はふたつ。どちらも動く物の気配はない。静かなものだ。
さて、どちらへ進もうか。
4-A方向は前と右へ道が分かれるT字路。
5-B方向なら前と左へ分かれるT字路だ。そこはちょうどエレベータの入口でもある。
そしてその5-B方向へ進めば君は途中、君は開発室へ入るドアの前を通るだろう。
284
真っ直ぐ伸びる通路の途中、4番通路の方向の壁にドアがあった。
このモジュールに8つある開発室のひとつだ。
ドアロックに特別なセキュリティはない。
手をかざして開き、君は中を確認する。どうやら逃げ遅れた人はいないようだ。
特に目を引くようなものも見当たらないので、君は他の開発室も探すべく先を急ぐ。
5-B方向は前と右へ道が分かれるT字路だ。ちょうどエレベータの入口でもある。
反対の5-C方向なら、その先は左へと曲がるL字路だ。
さて、どちらへ進もうか。
と思ったら急に5-C方向のL字路の奥から何やらガサゴソと動く音が聞こえてきた。
ここからではまだ何も見えない。曲がり角の陰に隠れているのだろうか。
285
L字路に差し掛かろうとしたその時、角からこちらへ姿を現わした物があった。
黒と深緑が混ざったような気味の悪いマーブル模様の外皮を纏った、異様に巨大な甲虫。
こいつには見覚えがある。ここに来てすぐに君が戦った、コガネムシのバイオミュータントだ。
気付けばいつの間にか君の背後からも同タイプの巨大甲虫が迫って来ている。
しまった!挟まれたか!
逃げ道はない。君はまずは目の前のミュータントを排除すべく武器を構えた。
→パルシングナイフで戦う 286へ
→ハンドバルカンで戦う 287へ
286
コイツの外殻の堅さは判っている!狙うならあの隙間だ!
君は目の前の巨大甲虫の背中、外殻の継ぎ目を見据えナイフを突き立てた!
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし敵は君の背後にももう1匹いる。
この戦闘中に限り、君は敵の攻撃後に自分のSP値を毎回【100】減らし続けなければならない。
背後の敵からの攻撃は一切避けきれずに確実に受けてしまうからだ。
以上の特殊ルールを踏まえて、君からの攻撃で戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【4】
→敵のSP値が【0】になった 288へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 287へ
287
君は前方を塞ぐ1匹に対し、バルカンで応戦する。
だが敵の堅く流線型を帯びた外皮はバルカンの弾をことごとく逸らしていく。
くそっ?!あの外皮にあんな効果があったなんて!
L武器ハンドバルカンの攻撃力【100】命中率【4】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし敵は君の背後にももう1匹いる。
この戦闘中に限り、君は敵の攻撃後に自分のSP値を毎回【100】減らし続けなければならない。
背後の敵からの攻撃は一切避けきれずに確実に受けてしまうからだ。
以上の特殊ルールを踏まえて、君からの攻撃で戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【3】
→敵のSP値が【0】になった 288へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 286へ
288
前を塞いでいた巨大甲虫は戦意を喪失し、そそくさと退散していく。
道が開けばもう後ろの奴までをわざわざ相手にすることはない。
敵の脚がそれほど速くないことを確かめると、君は急いでその場を離れる。
改めて、君が進みたかった方向へと進め。
289
通路を途中で塞いでいた壁は、火事でもないのに何故か降りていた防火扉だった。
隅には小さな非常口がついていたが、それはモジュール奥から出口側であるこちらへ出るためだけの一方通行であり、こちらからは開けられなかった。
このままでは先へは進めない。
現在、チェック【L】はあるだろうか。
290
通路を途中で塞いでいた壁は、火事でもないのに何故か降りていた防火扉だった。
だが隅についていた非常口は、ちょうどこちら側からなら開けられた。
君はその非常口から問題なく防火扉を通り抜けて、5-B方向へと進む。
→ 281へ
291
ここの防火扉には、誤作動で閉まった際の解除装置が付けられていた。
もちろんセキュリティ上全くのフリーというわけにはいかず、解除はある程度の権限を持った者のみに限られている。
だが今の君は成りすましではあるがセキュリティレベル3の人間だ。
試してみた所、防火扉の解除は問題なくできるようになっていた。
ゴウンゴウンゴウン、、、、、、
解除された防火扉が、重々しい音を立てながら天井へと戻っていく。
だが上がりきった途端、ビーッ!ビーッ!鳴り響く火災警報音。
なんと再び防火扉が降りてくるではないか。
これは故障か何かで火災感知センサーがずっと作動しっぱなしということなのだろうか。
慌ててその防火扉が降りきる前に、君は下をくぐる。
くぐり抜けた君の後ろで、防火扉は轟音を立てて再び完全に閉まった。
火災感知センサーの異常となると、今の君にそこまでのトラブルを修復できる術はない。
しかしまぁそれも通るとなればまたこうして開ければいいだけの話だ。
大して気にもせず、君は通路を4-B方向へと進んでいく。
→ 293へ
292
こんな重厚な防火扉、人間の力ではどうしようもない。迂回するしかないだろう。
仕方なく、君は元来た通路を5-B方向へと引き返す。
→ 281へ
293
やがて君は十字路へとやってきた。ここは通路4-Bの地点だ。
3-B方向へ進むなら、そこはまたもや十字路だ。
反対の5-B方向の通路は途中が壁のような物で塞がれている。
一方で4-A、4-C方向の先はどちらも同じような左右に道が分かれるT字路になっている。
そしてそれらのどちらへと進んでも途中には開発室に入るドアがあったのだが、片側4-C方向のドアは何故か開いたままになっていた。
さて、どちらへ進もうか。
と思ったら急に3-B方向の十字路から何やらガサゴソと動く音が聞こえてきた。
ここからではまだ何も見えない。曲がり角の陰に隠れているのだろうか。
→3-B方向へ進む 308へ
→4ーA方向へ進む 294へ
→4-C方向へ進む 297へ
→5-B方向へ進む 290へ
294
君は通路を進み、3番通路側の壁にドアがある場所まで来た。ここは通路4-AB間の地点だ。
ここもおそらく開発室のひとつなのだろうが、そのドアにはセキュリティロックがかけられている。
現在、チェック【I】または【L】があるだろうか。
どちらか、あるいは両方がある場合に限り、このドアを開けて君は中を調べることができる。
もしどちらもなければ今の君にこのドアを開けることはできない。
ドアを叩こうが声をかけようが、中からは何の反応も返っては来ず、他へ行くしかない。
4-A方向は左右に道が分かれるT字路。
4-B方向なら十字路だ。
→ドアを開けて入ってみる 295へ
→4-A方向に進む 296へ
→4-B方向に進む 293へ
295
≪臨時主任開発室長:ミハイル=ランドルフ 関係者以外の入室を禁ずる≫
そうプレートに記してあったドアを君は開けて中に入った。
思いのほか小奇麗に整頓されたその開発室にも逃げ遅れた人は見当たらなかった。
あるのは人間が入れるほどのスリープカプセルのようなものが6つ。等間隔で部屋の奥に並べられている。
念のために君は中を確認しに近づく。そして覗き込んで腰を抜かさんばかりに驚いた。
そこにいたのは、配線もむき出しのままの人型ロボット、アンドロイドの素体だったのだ。
途端にそのひとつからビーッ!ビーッ!とけたたましい機械音が鳴り響き、むっくりとアンドロイドの1体が上体を起こした。
そして君をセンサーで確認すると赤いモノアイを光らせて異様な身軽さでガシャン!とカプセルから飛び出してきたではないか。
『テキヘイハッケン! タダチニ ホバクゴ ジバクモードに イコウシマス!』
じ!自爆って、、、、冗談じゃない!
君は反射的にバルカンをアンドロイドに向けて乱射した。
ガガガガガガガッ!
まだ外装も何も無い素体のアンドロイドはバルカンの弾をまともに食らうとすぐに煙を吹いてその場に崩れ落ちた。
やばい!と君もすぐさま床に伏せたのだが、そのまま何の変化もない。
ふぅ、爆弾まではまだ搭載されてなかったみたいだな。脅かしやがって。
顔を上げた君だったが、すぐに次なる起き上がったアンドロイドのモノアイと目が合う。
こ、こんな危ない奴らに付き合っていられるかッ!
君はすぐさま部屋を飛び出してドアを閉めた。
くそっ、ここではあんなイカれたロボット兵士まで作っていたのか。。。。。
君は改めてこのシュヴァルツシルドの闇を垣間見た気がした。
とにかく急いで他の場所に移動しよう。ここは通路4-ABの中間地点だ。
296
やがて君はT字路へとやってきた。ここは通路4-Aの地点だ。
行く先は三つ。どちらも動く物の気配はない。静かなものだ。
さて、どちらへ進もうか。
3-A方向の通路は途中が壁のような物で塞がれている。
4-B方向ならその先は十字路だ。途中で君は開発室に入るドアの前を通るだろう。
5-A方向なら、そこは左方向へ曲がるL字路になっている。
→3-A方向へ進む 312へ
→4ーB方向へ進む 294へ
→5-A方向へ進む 283へ
297
開いたままになっていたドアの前まで君はやってきた。
開発室に明かりは点いておらず、外からでは中の様子はいまいち判らない。
とりあえず声をかけてみても何の反応もない。動く物音もしない。
だがその部屋の入口には何やら黒っぽい土のかたまりのようなものがいくつも転がっていた。
踏むと普通にグシャッと潰れてボロボロに崩れる。
こんな変なものも開発品のひとつなのだろうか。
→この開発室に入ってみる 298へ
→入らずに4-B方向へ進む 293へ
→入らずに4-C方向へ進む 307へ
298
君が部屋に入っても照明センサーは作動せず真っ暗なままだった。故障だろうか。
ヘルメットの弱々しいライトを付け、なんとか君は室内を照らし出す。
たぶん何かの開発施設だったのは間違いないだろうが、その部屋の機械のほとんどは荒らされ壊され、既に原型を留めてはいなかった。
それよりもギョッとするものを君は見つけた。
黒と深緑が混ざったような気味の悪いマーブル模様の外皮を纏った、異様に巨大な甲虫の死骸だった。
こいつには見覚えがある。ここに来てすぐに君が戦った、コガネムシのバイオミュータントだ。
すると、、、、この床一面に散らばった固形物は、コイツの糞か!?
しまった。さっき思いっきり踏んづけてしまった。。。。クソッ。
それにしてもこの量、いくらミュータントと言えどとても1匹や2匹の分量じゃない。
相当数のミュータントがここを長いこと寝倉にしていると考えた方が自然だ。
今は動かないコイツの他には1匹もいないが、いつ戻ってくるやも知れない。
早く立ち去った方がいいだろう。
→4-B方向へ進む 210へ
→4-C方向へ進む 307へ
→もう少しこの部屋を物色していく 299へ
299
ガサガサガサッ! ギシャーーッッ!!
部屋の主らは思ったよりも早く戻ってきた。
それも1匹や2匹じゃない。
外の通路には既に何匹もが集結し、今や押し寄せひしめいていたのだ。
勝手に巣を荒らされて相当怒っているのか、早くも血気逸った1匹目が狭い入口からねじ込み入って来ようとしている。
ここでは戦闘メモ欄に「ビートルの数:1」と書き込むこと。
何もせずグズグズしてると君は狭い室内で大群の敵に囲まれ袋叩きにあってしまうだろう。
早急に決断せねばならない。
→パルシングナイフで戦う 300へ
→ハンドバルカンで戦う 301へ
→チェック【V】を使う 302へ
→強行突破して逃げる 303へ
300
コイツの外殻の堅さは判っている!狙うならあの隙間だ!
君は目の前の巨大甲虫の背中、外殻の継ぎ目を見据えナイフを突き立てた!
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし、今回の戦闘に限り1ターンが終了するごとに戦闘メモ欄にあるビートルの数を1匹ずつ増やしていかなければならない。
当然、増えた敵の数だけ1ターンで君が受ける敵の攻撃回数も増えていく。
1匹倒せたら敵の数はその分減らしてよいが、ゼロになっても戦闘そのものは終わらずターン終了時にはまた1匹増えてしまうのは変わらないので注意すること。
敵は外の通路からいくらでも湧いてくるのだ。
以上の特殊ルールを踏まえ、君からの攻撃で戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はその数値を用いる。
なお武器の変更やその他の選択肢を選ぶのは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル:〇匹≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【5】
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 301へ
→強行突破して逃げる 303へ
→敵を5匹以上倒せた 306へ
301
ハンドバルカンを構え、入り口でもがいている巨大甲虫を狙い撃つ。
だが相手は堅い外皮を纏った甲虫だ。
君の豆鉄砲には臆する事無く、奴らはじりじりと部屋への進入を果たしてくる。
L武器ハンドバルカンの攻撃力【100】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし、今回の戦闘に限り1ターンが終了するごとに戦闘メモ欄にあるビートルの数を1匹ずつ増やしていかなければならない。
当然、増えた敵の数だけ1ターンで君が受ける敵の攻撃回数も増えていく。
1匹倒せたら敵の数はその分減らしてよいが、ゼロになっても戦闘そのものは終わらずターン終了時にはまた1匹増えてしまうのは変わらないので注意すること。
敵は外の通路からいくらでも湧いてくるのだ。
以上の特殊ルールを踏まえ、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はその数値を用いる。
なお武器の変更やその他の選択肢を選ぶのは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル:〇匹≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【5】
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 300へ
→強行突破して逃げる 303へ
→敵を5匹以上倒せた 306へ
302
君は急いで背負っていたビームランチャーを降ろすと、高圧電源を探す。
こんな時こそコイツの出番だ!
幸い電源はすぐに見つかった。ケーブルを差し、充電を開始する。
入り口でもがいている巨大甲虫目掛けて、、、、、発射!!
L武器ビームランチャーの攻撃力【500】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし、今回の戦闘に限り1ターンが終了するごとに戦闘メモ欄にあるビートルの数を1匹ずつ増やしていかなければならない。
当然、増えた敵の数だけ1ターンで君が受ける敵の攻撃回数も増えていく。
1匹倒せたら敵の数はその分減らしてよいが、ゼロになっても戦闘そのものは終わらずターン終了時にはまた1匹増えてしまうのは変わらないので注意すること。
敵は外の通路からいくらでも湧いてくるのだ。
以上の特殊ルールを踏まえ、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はその数値を用いる。
なお武器の変更やその他の選択肢を選ぶのは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル:〇匹≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【6】
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 300へ
→武器をハンドバルカンに変更する 301へ
→強行突破して逃げる 303へ
→敵を5匹以上倒せた 306へ
303
この状況でいつまでも戦い続けるのはジリ貧だ!
君は一か八か、包囲された部屋からの脱出を試みた。
入り口でもがいている巨大甲虫の背中にジャンプ!
そいつを踏み台にして、そのまた後ろの奴の背中へとジャンプを繰り返していく!
よし、いい調子だ。このまま上手くいけば飛び石状に群れの上を脱出できるかもしれない。
だがもし一度でも失敗すれば。。。。。。。。。。
運試しだ。サイコロを連続で3回振ること。
一度でも1の目が出てしまったなら、君は足を踏み外して敵の真っただ中へと落下してしまう。
さて、運試しの結果は、、、、?
304
君は最後の1匹の背中もしっかりと蹴り抜き、見事群れの外へと着地する。
成功だ!巨大甲虫どもは怒って津波のように追いかけて来たが君は通路を走ってなんとか振り切ることができた。
さて、ここはどの辺りだろう。君は床の通路番号を確認した。
→ 283へ
305
しまったあっ!!
君はバランスを崩し、巨大甲虫の背中から一気に転げ落ちてしまった。
起き上がる間もなく、すぐさま周囲の甲虫共が君の上に圧し掛かってくる。
こうなってはもう成す術はない。たちまちスーツに食い付かれ、あちこちを破かれる音が乾いた通路に深々と響いていく。
こんなところでバケモノのエサになってしまうなんて、、、、
君は恐怖のあまりに意識が遠のいていった。
君のSP値を【0】にすること。
→ 38へ
306
多くの仲間の死骸が転がり増えていく情景を前に、さすがのバケモノと言えども恐怖は感じるらしかった。
気付くと部屋も通路も静かになり、明らかに甲虫共は君の姿にたじろいでいる。
チャンスだ。この隙に急いで脱出しよう。
そんな折、ふと手を掛けた机の上で小ぶりの水筒のような物体が君の手に触れた。
確かめるのは後だと、君はそれを掴むとすぐさま部屋を飛び出す。
奴らは追っては来ない。嵐は去ったとばかりすごすごと自分らの巣穴へと戻っていくだけだった。
君は周囲の安全を確かめると、その思わぬ戦利品を改めて手に取ってみる。
小型の水筒のような、細長い円筒形をした携帯型の機械だ。
刻印された取説コードをヘルメットのセンサーに読み込ませる。
モニターに一連の取説フォルダが表示された。開発名はトリモチバルーン。
どうやら無重力環境で新開発された超粘着性を持ったゲル状物質と、それを高密度にまで圧縮収納できるようになった新技術との複合を狙った発明らしい。
ボタンを押すと、筒の先から風船状になったトリモチが次々と発射されるそうだ。
これはあれか。外壁に穴が開いた時に塞がせるあの粘着物質の携帯版みたいなのだろうか。
なんだか冗談みたいなトンデモ装置だが、役に立つだろうか。
もし君が気に入ったのなら、この装置を持って行ってもよい。
持っていくつもりならチェック【N】を入れること。横には「トリモチバルーン入手」と書き込むこと。
ただし既に持っている場合はここでは何も得ることはできない。
さて、ここはどの辺りだろう。君は床の通路番号を確認した。
→ 283へ
307
やがて君はT字路へとやってきた。ここは通路4-Cの地点だ。
3-C方向ならその先は前と左へ道が分かれるT字路だ。
4-B方向だと十字路だ。途中で君は開発室に入るドアの前を通るだろう。
だが何故かそのドアは既に開きっぱなしになっていた。なんだろう。
一方で5-C方向なら、そこは右方向へ曲がるL字路になっている。
さて、どちらへ進もうか。
と思ったら急に5-C方向のL字路の奥から何やらガサゴソと動く音が聞こえてきた。
ここからではまだ何も見えない。曲がり角の陰に隠れているのだろうか。
→3-C方向へ進む 322へ
→4ーB方向へ進む 297へ
→5-C方向へ進む 285へ
308
次の十字路に差し掛かろうとしたその時、角からこちらへ姿を現わした物があった。
黒と深緑が混ざったような気味の悪いマーブル模様の外皮を纏った、異様に巨大な甲虫。
こいつには見覚えがある。ここに来てすぐに君が戦った、コガネムシのバイオミュータントだ。
気付けばいつの間にか君の背後からも同タイプの巨大甲虫が迫って来ている。
しまった!挟まれたか!
逃げ道はない。君はまずは目の前のミュータントを排除すべく武器を構えた。
→パルシングナイフで戦う 309へ
→ハンドバルカンで戦う 310へ
309
コイツの外殻の堅さは判っている!狙うならあの隙間だ!
君は目の前の巨大甲虫の背中、外殻の継ぎ目を見据えナイフを突き立てた!
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし敵は君の背後にももう1匹いる。
この戦闘中に限り、君は敵の攻撃後に自分のSP値を毎回【100】減らし続けなければならない。
背後の敵からの攻撃は一切避けきれずに確実に受けてしまうからだ。
以上の特殊ルールを踏まえて、君からの攻撃で戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【4】
→敵のSP値が【0】になった 311へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 310へ
310
君は前方を塞ぐ1匹に対し、バルカンで応戦する。
だが敵の堅く流線型を帯びた外皮はバルカンの弾をことごとく逸らしていく。
くそっ?!あの外皮にあんな効果があったなんて!
L武器ハンドバルカンの攻撃力【100】命中率【4】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし敵は君の背後にももう1匹いる。
この戦闘中に限り、君は敵の攻撃後に自分のSP値を毎回【100】減らし続けなければならない。
背後の敵からの攻撃は一切避けきれずに確実に受けてしまうからだ。
以上の特殊ルールを踏まえて、君からの攻撃で戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【3】
→敵のSP値が【0】になった 311へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 309へ
311
前を塞いでいた巨大甲虫は戦意を喪失し、そそくさと退散していく。
道が開けばもう後ろの奴までをわざわざ相手にすることはない。
敵の脚がそれほど速くないことを確かめると、君は急いでその場を離れる。
改めて、君が進みたかった方向へと進め。
312
通路を途中で塞いでいた壁は、火事でもないのに何故か降りていた防火扉だった。
隅には小さな非常口がついていたが、それはモジュール奥から出口側であるこちらへ出るためだけの一方通行であり、こちらからは開けられなかった。
このままでは先へは進めない。
現在、チェック【L】はあるだろうか。
313
通路を途中で塞いでいた壁は、火事でもないのに何故か降りていた防火扉だった。
だが隅についていた非常口は、ちょうどこちら側からなら開けられた。
君はその非常口から問題なく防火扉を通り抜けて、4-A方向へと進む。
→ 296へ
314
ここの防火扉には、誤作動で閉まった際の解除装置が付けられていた。
もちろんセキュリティ上全くのフリーというわけにはいかず、解除はある程度の権限を持った者のみに限られている。
だが今の君は成りすましではあるがセキュリティレベル3の人間だ。
試してみた所、防火扉の解除は問題なくできるようになっていた。
ゴウンゴウンゴウン、、、、、、
解除された防火扉が、重々しい音を立てながら天井へと戻っていく。
だが上がりきった途端、ビーッ!ビーッ!鳴り響く火災警報音。
なんと再び防火扉が降りてくるではないか。
これは故障か何かで火災感知センサーがずっと作動しっぱなしということなのだろうか。
慌ててその防火扉が降りきる前に、君は下をくぐる。
くぐり抜けた君の後ろで、防火扉は轟音を立てて再び完全に閉まった。
火災感知センサーの異常となると、今の君にそこまでのトラブルを修復できる術はない。
しかしまぁそれも通るとなればまたこうして開ければいいだけの話だ。
大して気にもせず、君は通路を3-A方向へと進んでいく。
→ 319へ
315
こんな重厚な防火扉、人間の力ではどうしようもない。迂回するしかないだろう。
仕方なく、君は元来た通路を4-A方向へと引き返す。
→ 296へ
316
やがて君は十字路へとやってきた。ここは通路3-Bの地点だ。
2-B方向の通路は途中が壁のような物で塞がれている。
反対の4-B方向へ進むなら、そこはまたもや十字路だ。
一方で3-A、3-C方向の先はどちらも同じような左右に道が分かれるT字路になっている。
そしてそれらのどちらへと進んでも途中には開発室に入るドアがあった。
さて、どちらへ進もうか。
と思ったら急に4-B方向の十字路から何やらガサゴソと動く音が聞こえてきた。
ここからではまだ何も見えない。曲がり角の陰に隠れているのだろうか。
→2-B方向へ進む 323へ
→3ーA方向へ進む 317へ
→3-C方向へ進む 320へ
→4-B方向へ進む 308へ
317
君は通路を進み、2番通路側の壁にドアがある場所まで来た。ここは通路3-AB間の地点だ。
ここもおそらく開発室のひとつなのだろう。君はドアに手を掛けた。
現在、チェック【I】または【L】があるだろうか。
どちらか、あるいは両方がある場合に限り、このドアを開けて君は中を調べることができる。
もしどちらもなければ今の君にこのドアを開けることはできない。
ドアを叩こうが声をかけようが、中からは何の反応も返っては来ず、他へ行くしかない。
3-A方向は左右に道が分かれるT字路。
3-B方向なら十字路だ。
→ドアを開けて入ってみる 318へ
→3-A方向に進む 319へ
→3-B方向に進む 316へ
318
君が入った部屋は銃火器専門の開発研究室であった。
中に逃げ遅れた人は見当たらなかったが、君は何か役立つものがないかと探してみる。
そのうち、並んでいたハンドバルカンの試作品の中のひとつが目に留まった。
このタイプだったら今の君のスーツの腕アーマーともちょうど互換性がありそうだ。
これまで使ってきたこの旧式バルカンよりも、連射速度がかなり向上しているらしい。
ありがたく拝借していくことにしよう。君はハンドバルカンF型を手に入れた。
ただし既に持っている場合はここでは何も得ることはできない。
チェック【F】を入れること。横には「バルカン攻撃時:サイコロ1回振り直し可」と書き込むこと。
以後、チェック【F】がある場合に限り、君がバルカンで攻撃する際は自分の命中サイコロが失敗しても、1回だけなら振り直しができるようになった。
つまりはバルカン攻撃の命中確率がアップしたということだ。
ここで忘れずにメモしておき、これからの戦闘を有利に進めること。
思わぬ収穫を得た君は再び通路へ出る。引き続き捜索だ。
3-A方向と3-B方向、どちらへ行ってみようか。
319
やがて君はT字路へとやってきた。ここは通路3-Aの地点だ。
行く先は三つ。どちらも動く物の気配はない。静かなものだ。
さて、どちらへ進もうか。
2-A方向の通路へ進めば、前と右とに道が分かれるT字路になっている。
3-B方向ならその先は十字路だ。途中で君は開発室に入るドアの前を通るだろう。
4-A方向は途中が壁のような物で塞がれている。
→2-A方向へ進む 334へ
→3ーB方向へ進む 317へ
→4-A方向へ進む 313へ
320
ガシャン!ガガガガガガッ!!
危ないっ!間一髪で天井から突然降り注いできたマシンガンの掃射を君はかわす。
直撃はしなかったが肝を冷やした。背中にじっとりとした冷や汗がにじむ。
君のSP値を【-200】減らすこと。
あの天井から突き出た銃身は、おそらく侵入者用の自動防衛システム砲台だ。
やられっぱなしでたまるかと君は反撃のバルカンを構えたのだが、砲台はすぐに天井の中へと引っ込んでしまった。
ムダな戦いは避けて今のうちに早く通り過ぎてしまおう。
逃げ出そうとした君だったが、そういえばと開発室のドアのことも思い出す。
危険なのでここばかりは無視してしまおうか。それともしっかり調べに向かうか。
→3-B方向へ進む 316へ
→3-C方向へ進む 322へ
→開発室のドアに向かう 321へ
321
君は急いで駆け寄り開発室のドアを開けようとした。
、、、、、が、何をどうしようともドアはウンともスンともいってくれない。
おかしいとドア上のプレートを見上げるとそこには【長期閉鎖中】の文字が。
しまった!ムダ足だった!
そうこうしているうちに、頭上からまたあのシャッター音が、、、、!
→ 320へ
322
やがて君はT字路へとやってきた。ここは通路3-Cの地点だ。
行く先は三つ。どちらも動く物の気配はない。静かなものだ。
さて、どちらへ進もうか。
2-C方向ならその先は前と左へ道が分かれるT字路だ。
反対の4-C方向なら、こちらは前と右とに分かれるT字路になっている。
一方で3-B方向だと十字路だ。途中で君は開発室に入るドアの前を通るだろう。
→2-C方向へ進む 348へ
→3ーB方向へ進む 320へ
→4-C方向へ進む 307へ
323
通路を途中で塞いでいた壁は、火事でもないのに何故か降りていた防火扉だった。
隅には小さな非常口がついていたが、それはモジュール奥から出口側であるこちらへ出るためだけの一方通行であり、こちらからは開けられなかった。
このままでは先へは進めない。
現在、チェック【L】はあるだろうか。
324
通路を途中で塞いでいた壁は、火事でもないのに何故か降りていた防火扉だった。
だが隅についていた非常口は、ちょうどこちら側からなら開けられた。
君はその非常口から問題なく防火扉を通り抜けて、3-B方向へと進む。
→ 316へ
325
ここの防火扉には、誤作動で閉まった際の解除装置が付けられていた。
もちろんセキュリティ上全くのフリーというわけにはいかず、解除はある程度の権限を持った者のみに限られている。
だが今の君は成りすましではあるがセキュリティレベル3の人間だ。
試してみた所、防火扉の解除は問題なくできるようになっていた。
ゴウンゴウンゴウン、、、、、、
解除された防火扉が、重々しい音を立てながら天井へと戻っていく。
だが上がりきった途端、ビーッ!ビーッ!鳴り響く火災警報音。
なんと再び防火扉が降りてくるではないか。
これは故障か何かで火災感知センサーがずっと作動しっぱなしということなのだろうか。
慌ててその防火扉が降りきる前に、君は下をくぐる。
くぐり抜けた君の後ろで、防火扉は轟音を立てて再び完全に閉まった。
火災感知センサーの異常となると、今の君にそこまでのトラブルを修復できる術はない。
しかしまぁそれも通るとなればまたこうして開ければいいだけの話だ。
大して気にもせず、君は通路を2-B方向へと進んでいく。
→ 327へ
326
こんな重厚な防火扉、人間の力ではどうしようもない。迂回するしかないだろう。
仕方なく、君は元来た通路を3-B方向へと引き返す。
→ 316へ
327
やがて君は十字路へとやってきた。ここは通路2-Bの地点だ。
1-B方向へ進むなら、その先の突き当りの壁には何やら天井まで届く巨大なシャッターがあった。倉庫か何かのようだ。通路としては左右に道が分かれるT字路になっている。
反対の3-B方向は途中が壁のような物で塞がれている。
一方で2-A、2-C方向の先はどちらも同じような左右に道が分かれるT字路になっている。
そしてそれらのどちらへと進んでも途中には開発室に入るドアがあった。
さて、どちらへ進もうか。
と思ったら急に2-A方向のT字路から何やらガサゴソと動く音が聞こえてきた。
ここからではまだ何も見えない。曲がり角の陰に隠れているのだろうか。
→1-B方向へ進む 349へ
→2ーA方向へ進む 328へ
→2-C方向へ進む 335へ
→3-B方向へ進む 324へ
328
真っ直ぐ伸びる通路、その開発室のドアの前まで君はやってきた。
その時だ、前方の曲がり角からのっそりと姿を現わした物があった。
黒と深緑が混ざったような気味の悪いマーブル模様の外皮を纏った、異様に巨大な甲虫。
こいつには見覚えがある。ここに来てすぐに君が戦った、コガネムシのバイオミュータントだ。
気付けばいつの間にか君の背後からも同タイプの巨大甲虫が迫って来ている。
しまった!挟まれたか!
逃げ道はない。君はまずは目の前のミュータントを排除すべく武器を構えた。
→パルシングナイフで戦う 329へ
→ハンドバルカンで戦う 330へ
329
コイツの外殻の堅さは判っている!狙うならあの隙間だ!
君は目の前の巨大甲虫の背中、外殻の継ぎ目を見据えナイフを突き立てた!
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし敵は君の背後にももう1匹いる。
もし君がこの場は突っ切って逃げるだけのつもりだったのならば、君は今目の前を塞ぐ1匹だけを倒すだけでよい。
しかし、ここにある開発室へのドアを調べてみるのであれば、君は続けて後ろのもう1匹も退治しなければならない。
この戦闘中に限り、君は敵の攻撃後に自分のSP値を毎回【100】減らし続けなければならない。
背後の敵からの攻撃は一切避けきれずに確実に受けてしまうからだ。
ただしこの特殊ルールは君が1匹目を倒して、背後のもう1匹と向き合った時点で無効化される。
そこからは特殊ルール無しの通常通りの1対1の戦いとなる。
以上の特殊ルールを踏まえ、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はその数値を用いる。
なお武器の変更やその他の選択肢を選ぶのは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【4】
→1匹目の敵のSP値が【0】になったので2-A方向へ逃げる 334へ
→同じく2-B方向へ逃げる 327へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 330へ
→2匹目も倒せたので改めてドアを調べる 331へ
330
君は前方を塞ぐ1匹に対し、バルカンで応戦する。
だが敵の堅く流線型を帯びた外皮はバルカンの弾をことごとく逸らしていく。
くそっ?!あの外皮にあんな効果があったなんて!
L武器ハンドバルカンの攻撃力【100】命中率【4】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし敵は君の背後にももう1匹いる。
もし君がこの場は突っ切って逃げるだけのつもりだったのならば、君は今目の前を塞ぐ1匹だけを倒すだけでよい。
しかし、ここにある開発室へのドアを調べてみるのであれば、君は続けて後ろのもう1匹も退治しなければならない。
この戦闘中に限り、君は敵の攻撃後に自分のSP値を毎回【100】減らし続けなければならない。
背後の敵からの攻撃は一切避けきれずに確実に受けてしまうからだ。
ただしこの特殊ルールは君が1匹目を倒して、背後のもう1匹と向き合った時点で無効化される。
そこからは特殊ルール無しの通常通りの1対1の戦いとなる。
以上の特殊ルールを踏まえ、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はその数値を用いる。
なお武器の変更やその他の選択肢を選ぶのは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【4】
→1匹目の敵のSP値が【0】になったので2-A方向へ逃げる 334へ
→同じく2-B方向へ逃げる 327へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 329へ
→2匹目も倒せたので改めてドアを調べる 331へ
331
2匹の巨大甲虫を追い払った君は素早く開発室のドアへと駆け寄った。
現在、チェック【L】があるだろうか。
ある場合に限り、このドアを開けて君は中を調べることができる。
もしなければ今の君にこのドアを開けることはできない。
ドアを叩こうが声をかけようが、中からは何の反応も返っては来ない。
→チェック【L】がある 333へ
→チェック【L】はない 332へ
332
ドアが開かない!
どういう訳だか無情にもドアは開いてはくれなかった。
モタモタしているうちに、新たな巨大甲虫が増援に現れてしまう。
君は奇しくももう一度、同じ敵と戦わなければならなくなってしまった。
改めて、君はどの武器で戦うか。
→パルシングナイフで戦う 329へ
→ハンドバルカンで戦う 330へ
333
ドアが開いた!君はすばやく中へと滑り込む。
外では増援のミュータントがしばらくうろついていたようだが、やがてどこかへ行ってしまった。助かった!
君が入った部屋は何かの開発室なことは間違いないようだが、とにかく酷い散らかり様だった。
隠れている生存者もいなかった。コガネ虫との奮闘も無駄骨だったか。
しかしせっかく入った開発室だ。君は何か役立つ物がないかと探してみた。
そのほとんどが造りかけのガラクタばかりでしかなかったが、その中にひとつだけ、どうやら完成したような試作品のアーマーがあるのを見付けた。
君は手に取り、よく調べてみる。
動きを阻害しない程度の小さな肩当てが付いた胸当てタイプの追加装甲だ。
防刃性、柔軟性、超軽量、高硬度、衝撃分散性、、、、、
素人目に見ても、それが最新鋭の技術で作られた試作品だというのがよく判る。
これほどのものはとてもまだ市場でも出回ってはいないだろう。
さっそくスーツの上からその試作アーマーを着込んでみた。
うん、いい感じだ。サイズもぴったり。これはありがたく使わせてもらおう。
君は試作型強化アーマーを手に入れた。
ただし既に持っている場合はここでは何も得ることはできない。
チェック【K】を入れること。横には「敵の攻撃力【-50】」と書き込むこと。
以後、チェック【K】がある場合に限り、君は全ての戦闘において敵側の攻撃力を常に【-50】引いた値で戦うことができる。
ここで忘れずにメモしておき、これからの戦闘を有利に進めること。
思わぬ収穫を得た君は再び通路へ出る。またミュータントが現れる前に早く移動しよう。
2-A方向と2-B方向、どちらへ行ってみようか。
334
やがて君はT字路へとやってきた。ここは通路2-Aの地点だ。
1-A方向へ進むなら、その先は右へと曲がるL字路だ。
反対の3-A方向だと、そちらは前と左へ道が分かれるT字路になっている。
2-B方向なら十字路だ。その途中には開発室に入るドアがあった。
さて、どちらへ進もうか。
と思ったら急に2-B方向の十字路から何やらガサゴソと動く音が聞こえてきた。
ここからではまだ何も見えない。曲がり角の陰に隠れているのだろうか。
→1-A方向へ進む 351へ
→2ーB方向へ進む 328へ
→3-A方向へ進む 319へ
335
まっすぐな通路を進んでいくと、途中1番通路側の壁に開発室へのドアがあった。ここは通路2-BCの中間地点だ。
もし既にチェック【J】または【V】のどちらか、もしくはその両方があるのであればもうこのドアに用はない。
そのまま通路を先へと進むこと。
まだどちらのチェックもない場合に限り、君は初めてこのドアを調べられる。
→どちらのチェックもないのでドアを調べる 336へ
→2-B方向へ進む 327へ
→2-C方向へ進む 348へ
336
君はドアに近づいていく。
現在、チェック【W】【X】【Y】は全部でいくつあるだろうか。
337
遠くからでは気付かなかったが、そのドアは少しだけ開いたままであった。
何故かドアロックの電源が切られ、フリーになっていたのだ。
用心しつつ中に向かって声をかけたが、何の返事も無い。
試しにドアに力を入れてみた所、なんとか開きそうだったので君は無理やりドアをこじ開けた。
慎重に部屋へと入って見る。中は明かりも点いておらず暗いままだった。生存者もいないようだ。
見渡すと、どうやらここは電子砲関連の研究室らしかった。
大がかりな発電装置やら、巨大な砲身の一部やらが所狭しと並んでいる。
電子砲とは主に戦車や要塞の壁面などに据え付けられる重量級の砲台兵器だ。
さすがにこんな所には生身の人間が扱えるような武器は置いてないか。。。。。。
と君は諦めて部屋を出ようとしたのだが、
ゴツン。
机の下に隠されるように置いてあったモノに、君は足を取られ蹴躓いてしまった。
なんだろう。気になった君はズルズルと引っ張り出してみる。
それは、巨大なライフル銃のような物だった。
→ 347へ
338
遠くからでは気付かなかったが、そのドアは何故か少しだけ開いたままであった。
そして中からは何やらゴソゴソと動く物音も聞こえてくる。
もしや逃げ遅れた人がいるのだろうか。君の期待は高まる。
さて、現在の君のSP値はいくつ残っているだろうか。
339
君は用心しながら中をそっと覗う。不用意に近づくのは危険だと勘が働いたからだ。
そこでは黒ずくめのスペーススーツに身を包んだ、やけに細身の人影がひとり動いていた。
部屋中のものをめちゃくちゃに引っ掻き回している。
何かを探しているのだろうか。
やがて、何やら大型のライフル銃のようなものを見つけて抱えると、君がいる部屋の入り口まで引き返してきた。
あの怪しげな様相、とても一般人とは思えない。もしかしたら。。。。。。
「動くな!何者だ?ここの研究員か!そうでないなら、、、、、」
バルカンで威嚇しつつ、君はその人影の顔を覗き込んだ。
いや、顔は見えなかった。
その頭部はスーツと同じく真っ黒なヘルメットに首まですっぽりと覆われていたからだ。
『・・・・・・・・・』
そいつは何も答えず、何もしゃべらなかった。
ただ君の存在を認めると、重そうな大型銃を両腕で抱えたまま猛然と君へと飛びかかってきた。体当たりかッ!
→ 341へ
340
「もう大丈夫ですよ、助けに来ましたっ!」
疲れが溜まっていたのだろうか。焦った君は相手が何者かも判らないうちに不用意に駆け寄ってしまった。
ドシンッ!
助けようとしたその人影に君はいきなり突き飛ばされてしまう。
ナッ、何するんですか?!
君は床に倒れ込みつつ叫んだが、その隙に何やら大きな物体を抱えながら人影は部屋から走り去ってしまった。
慌てて外に飛び出しても既に通路にはもう誰の姿も見えなかった。あれはいったい誰だったんだろう。
チェック【J】を入れること。横には特に何も書き込まなくてよい。
気を取り直し、君は捜索に戻る。部屋の外は真っ直ぐな通路だ。
2-B方向と2-C方向、どちらへ進もうか。
341
そいつは両腕で大型銃を抱えたまま、君に向かって突っ込んできた。
体当たりで来るのかと思いきや、
ビシュッ!
奴の肩越し、意外な場所からナイフの一撃が飛んできた。
紙一重で君はそれをかわす。
見ると奴の両肩からは、もう1対の機械の腕。
そう、奴は全部で4本の腕が生えているという異形の姿をしていた。
その奇妙な機械の肩腕は息つく暇なく君を狙ってナイフを矢継ぎ早に突き続けてくる。
とても人間の動きじゃない。改造人間、、、、いや!アンドロイドかっ?!
アンドロイド・フォーアームズとの戦闘だ!
君はどの武器で戦うか?
→パルシングナイフで戦う 342へ
→ハンドバルカンで戦う 343へ
→チェック【N】を使う 344へ
→逃げる 345へ
342
君も腕のアーマーからナイフを射出させると、嵐のような敵からの斬撃に応戦する。
しかし敵の手数はあまりに多く、君は防戦一方でなかなか攻撃に移ることができない。
両腕が重荷で塞がってる分接近戦が有利と踏んだが、くそっこんな奥の手があったなんて?!
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【3】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!
ただしこの戦闘中に限り、敵の攻撃は1ターンに「2度」行われる。
以上の特殊ルールを踏まえて、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪アンドロイド・フォーアームズ≫ SP値【2000】
S武器【パルシングナイフ×2】攻撃力【200】命中率【4】
→敵のSP値が【1000】以下になった 346へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 343へ
→逃げる 345へ
343
バルカンで応戦しようと、君は狭い室内を嫌って外の広い通路へと敵を誘い出した。
離れて距離を取る君。敵はナイフを構えて突進、、、、、、、、してこない!?
そのまま君にクルリを背を向けると、通路の反対側へと走り去ってしまった。
、、、、君は敵を逃がしてしまった。
チェック【J】を入れること。横には特に何も書き込まなくてよい。
仕方なく君は捜索に戻る。部屋の外は真っ直ぐな通路だ。
2-B方向と2-C方向、どちらへ進もうか。
344
君はさっそく手に入れた新装置を使ってみた。
手にした小型の水筒から、ポッ、ポッ、ポッ、、、、と薄桃色をした不透明なシャボン玉が飛び出してくる。
だが別に今は外壁が壊れても、引圧になってもいない。
空調の風に流れるようにゆったりと、、、、、、
パン! パンパンパン!
風船は全て割られた。あのアンドロイドのバルカンの弾だ。
残念ながら子供だましにもならなかったらしい。
慌てて隙だらけになった君に向かって、再び奴は体当たりを敢行!
今度こそ床にひっくり返ってしまった君を尻目に、大型銃を抱えたまま奴は悠々と部屋を飛び出していった。
、、、、君は敵を逃がしてしまった。
チェック【J】を入れること。横には特に何も書き込まなくてよい。
仕方なく君は捜索に戻る。部屋の外は真っ直ぐな通路だ。
2-B方向と2-C方向、どちらへ進もうか。
345
こいつはヤバいっ!
君は身の危険を感じると、慌てて命からがら逃げ出した。
奴も深追いはしてこない。目的は達したとばかり、大型銃を抱えて君が逃げたのと反対方向の通路へと消えていく。
チェック【J】を入れること。横には特に何も書き込まなくてよい。
夢中で逃げ走った君は、やがてどこかのT字路へと辿り着く。
→ 307へ
346
君の連続攻撃に、奴の動きが次第に鈍り始めた。
ガシャン!と大きな落下音が響く。とうとう腕の大型銃を取り落としたのだ。
惜しそうに床に一瞥くれたアンドロイドだったが、諦めたのかそのまま部屋から逃げて行った。
君は奴が残したその大型銃を拾い上げよく調べてみた。
→ 347へ
347
お、、、、重い、、、! なんなんだこの銃は?!
20kg以上はあるだろうか。これは持ち運ぶだけでも相当体力が入りそうだ。
ちゃんと動くのかと、それらしきスイッチを押してみたが何の反応も無い。
壊れてるのかと諦めかけたところで、何やら不自然な形でケーブルが長く垂れ下がっているのにようやく気が付いた。
おいおい! コレってもしや外部電源?!
コンセントを刺さないと役に立たないなんて、いったいいつの時代の旧式家電だよ!?
もし君が酔狂にもコレを気に入ったと言うのなら、この役に立つかも判らない半端な兵器を持って行ってもよい。
持っていくつもりならチェック【V】を入れること。横には「有線式ビームランチャー携行」と書き込むこと。
ただしそれを選んだ場合、君は以後、特殊な制約を負いながらずっとゲームを進めなければならなくなるので、長くなるがここで説明する。
このビームランチャーは持ち歩くだけでもかなりの重量があるために、君が場所を移動するようなパラグラフ(例えば〇〇へ進むとか、△△へ入るといった類のもの)を1つ進めるたびに、現在のSP値から【-10】ずつ引いていかねばならなくなる。
これでSP値が【0】以下になったからといって死ぬようなことはないが、「君のSP値が【0】になった」の選択肢があるパラグラフまで来たならその時点で即、ゲームオーバー扱いとなるのでそこは覚悟すること。以上だ。
もちろんそんなの面倒臭い、余計なお荷物なんて御免だと思うなら潔くこんなガラクタは無視して部屋を出ても構わない。
その場合は代わりにVではなくチェック【J】を必ず入れること。こちらは横には特に何も書き込まなくてよい。
【V】か【J】か、いずれかを記入し終えた君は捜索に戻る。部屋の外は真っ直ぐな通路だ。
2-B方向と2-C方向、どちらへ進もうか。
348
やがて君はT字路へとやってきた。ここは通路2-Cの地点だ。
1-C方向へ進むなら、その先は左へと曲がるL字路だ。
反対の3-C方向なら、こちらは前と右とに分かれるT字路になっている。
一方で2-B方向だと十字路だ。途中で君は開発室に入るドアの前を通るだろう。
さて、どちらへ進もうか。
と思ったら急に1-C方向のL字路から何やらガサゴソと動く音が聞こえてきた。
ここからではまだ何も見えない。曲がり角の陰に隠れているのだろうか。
→1-C方向へ進む 352へ
→2ーB方向へ進む 335へ
→3-C方向へ進む 322へ
349
ガシャン!ガガガガガガッ!!
危ないっ!間一髪で天井から突然降り注いできたマシンガンの掃射を君はかわす。
直撃はしなかったが肝を冷やした。背中にじっとりとした冷や汗がにじむ。
君のSP値を【-200】減らすこと。
あの天井から突き出た銃身は、おそらく侵入者用の自動防衛システム砲台だ。
やられっぱなしでたまるかと君は反撃のバルカンを構えたのだが、砲台はすぐに天井の中へと引っ込んでしまった。
ムダな戦いは避けて今のうちに早く通り過ぎてしまおう。
350
やがて君はT字路へとやってきた。ここは通路1-Bの地点だ。
目の前の壁には巨大なシャッターがあった。「火薬庫」と書かれている。
シャッターの横にも普通の通用口のドアがあったので君は手をかけてみる。
特にセキュリティもなく、すんなりとドアは開いた。
だが、開いた中からはバチバチと何かが激しく燃えるような音、そして猛烈な熱気。
更に加えては決して火薬のせいだけではない、なんとも異様な腐臭も漂ってきていた。
どうする?このまま入ってよいものだろうか。
→1-A方向へ進む 351へ
→1-C方向へ進む 352へ
→2-B方向へ進む 349へ
→中へ入る 356へ
351
やがて君はL字の曲がり角へとやってきた。ここは通路1-Aの地点だ。
行く先はふたつ。どちらも動く物の気配はない。静かなものだ。
さて、どちらへ進もうか。
1-B方向は前と右へ道が分かれるT字路だが、その通路の左壁際には巨大なシャッターが据え付けられていた。
2-A方向なら前と左へ分かれるT字路だ。
352
L字路に差し掛かろうとしたその時、角からこちらへ姿を現わした物があった。
黒と深緑が混ざったような気味の悪いマーブル模様の外皮を纏った、異様に巨大な甲虫。
こいつには見覚えがある。ここに来てすぐに君が戦った、コガネムシのバイオミュータントだ。
気付けばいつの間にか君の背後からも同タイプの巨大甲虫が迫って来ている。
しまった!挟まれたか!
逃げ道はない。君はまずは目の前のミュータントを排除すべく武器を構えた。
→パルシングナイフで戦う 353へ
→ハンドバルカンで戦う 354へ
353
コイツの外殻の堅さは判っている!狙うならあの隙間だ!
君は目の前の巨大甲虫の背中、外殻の継ぎ目を見据えナイフを突き立てた!
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし敵は君の背後にももう1匹いる。
この戦闘中に限り、君は敵の攻撃後に自分のSP値を毎回【100】減らし続けなければならない。
背後の敵からの攻撃は一切避けきれずに確実に受けてしまうからだ。
以上の特殊ルールを踏まえて、君からの攻撃で戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【4】
→敵のSP値が【0】になった 355へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 354へ
354
君は前方を塞ぐ1匹に対し、バルカンで応戦する。
だが敵の堅く流線型を帯びた外皮はバルカンの弾をことごとく逸らしていく。
くそっ?!あの外皮にあんな効果があったなんて!
L武器ハンドバルカンの攻撃力【100】命中率【4】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし敵は君の背後にももう1匹いる。
この戦闘中に限り、君は敵の攻撃後に自分のSP値を毎回【100】減らし続けなければならない。
背後の敵からの攻撃は一切避けきれずに確実に受けてしまうからだ。
以上の特殊ルールを踏まえて、君からの攻撃で戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪バイオビートル≫ SP値【300】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【3】
→敵のSP値が【0】になった 355へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 353へ
355
前を塞いでいた巨大甲虫は戦意を喪失し、そそくさと退散していく。
道が開けばもう後ろの奴までをわざわざ相手にすることはない。
敵の脚がそれほど速くないことを確かめると、君は急いでその場を離れる。
改めて、君が進みたかった方向へと進め。
356
君は火薬庫の中へ足を踏み入れた。
化学製品特有の真っ黒い炎と煙。見れば既に広い倉庫のあちらこちらでじりじりと火の手が上がっていた。
転がった無数のドラム缶のいくつかが、急に続けざまに大爆発を起こす。マズイ!
君は急いで倉庫内を見渡す。人!誰かここに人がいたら、、、、
いた!人だ!
白衣の女性がひとり、物影の床に倒れているではないか。
君は慌てて駆け寄る。意識はないがまだ息はある!これは急いで運び出さなければ!
女性を担いで出口に向かう君の背後で、また一際大きな爆発音がした。
音に驚き振り返った君は、そこで思わず目を疑う羽目になった。
そこにいたのは、なんと巨大なカマキリの化物であったのだ。
君を見つけるとすぐさま猛然と鎌を振り上げながら襲い掛かってきた!危ない!
間一髪で避けた君を回り込んで、奴はすぐさま出口を塞いだ。堅く動かないはずの口元がニタリと歪んだ、ような気がした。
まさかこの人を置いて自分だけ逃げるわけにはいかない!コイツは僕が排除する!
君は覚悟を決めると女性を床に降ろし、敵に向き合って武器を構えた。
メガ・バイオマンティスとの決戦だ!君はどの武器で戦うか?
→パルシングナイフで戦う 357へ
→ハンドバルカンで戦う 358へ
→チェック【N】を使う 359へ
→チェック【V】を使う 360へ
357
君はナイフを構え、じりじりと敵との間合いを詰めていく。
巨大カマキリも両腕の鎌を振り上げ威嚇のポーズを取った。
まるで研ぎ澄まされた刃物のように不気味な光沢を放っている。
こんな殺人昆虫に真っ向からナイフ勝負を挑むとは正気か?君は自らの判断を心底後悔した。
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【4】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪メガ・バイオマンティス≫ SP値【1800】
S武器【鎌】攻撃力【300】命中率【5】
→敵のSP値が【500】以下になった 364へ
→君のSP値が【0】になった 361へ
→武器をハンドバルカンに変更する 358へ
358
あの鎌はヤバい!
君はバルカンを構え、敵から充分な間合いを取った。
昆虫随一の最速ハンター相手に接近戦なんて冗談じゃない。これはとにかく距離を取らなければ。
L武器ハンドバルカンの攻撃力【200】命中率【3】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし、この戦闘では君の攻撃終了後にもう一度サイコロを1回振って運試しをしなければならない。
そのサイコロの目が「1、3、5」の奇数だった場合は必ずそのまま「運試しのサイコロ判定で奇数が出た」の選択肢へと移動すること。
偶数だった場合は何も起こらず、そのまま敵側の攻撃へと移行する。
以上の特殊ルールを踏まえ、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪メガ・バイオマンティス≫SP値【1800】
S武器【鎌】攻撃力【300】命中率【4】
→敵のSP値が【500】以下になった 364へ
→君のSP値が【0】になった 361へ
→武器をパルシングナイフに変更する 357へ
→運試しのサイコロ判定で奇数が出た 362へ
359
君は早速手に入れた新兵器を使ってみることにした。
筒先を敵に向け、スイッチを押す。
中で超圧縮されていた粘着質のトリモチ風船が見る見る膨らんでは次々と発射されていく。
巨大カマキリが何の疑いもなくその近づいてきた風船を両腕の鎌で切り裂くと、
ベチャッ!ベチャッ!
やがてその自慢の武器はトリモチで完全に固まって切れ味を失ってしまった。
やったぞ!これであの鎌の攻撃力はかなり落ちたはずだ。
君はこれにより次のメガ・バイオマンティスとの戦闘中に限り、敵の武器の攻撃力を【-100】減らして戦えるようになった。
ここで忘れずにメモしておき、次の戦闘を有利に進めること。
さぁ、改めて武器を選択して戦闘を開始せよ。
→パルシングナイフで戦う 357へ
→ハンドバルカンで戦う 358へ
→チェック【V】を使う 360へ
360
高圧電源は、、、、あった!
君はすばやく有線ビームランチャーのケーブルをセットする。
エネルギー充填!
あのデカブツ目掛けて、、、、、発射だ!
L武器ビームランチャーの攻撃力【500】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。
ただしこの戦闘中、1度でも敵からのダメージを受けた場合は持っていたビームランチャーは敵の鎌の一撃で真っ二つに破壊されてしまう。
その際はチェック【J】を入れること。横には何も書かなくてよい。
そしてチェック【V】の横を「ビームランチャー選択不可」に書き換えること。
以後はこの状態で「チェック【V】を使う」の選択肢は選べなくなるので注意すること。
よってダメージ処理後はただちにビームランチャーは捨て、違う武器に変更しなければならない。
さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪メガ・バイオマンティス≫SP値【1800】
S武器【鎌】攻撃力【300】命中率【6】
→敵のSP値が【500】以下になった 364へ
→君のSP値が【0】になった 361へ
→武器をパルシングナイフに変更する 357へ
→武器をハンドバルカンに変更する 358へ
361
燃え盛る黒炎によりスーツのあちこちが焼け焦げていく。
メットの外気温警報がさっきからずっと≪60℃-OVER≫の表示を点滅させ続けていた。
あの女性は大丈夫だろうか。気にかかるが目の前の化物からは一瞬足りとも目を逸らせない。
あらゆる角度から際限なく襲い掛かる斬撃の前に、君は反撃の糸口さえ掴めず防戦一方だった。
脚がもう動かない。鎌の軌跡を追う気力がない。そしてとうとう途切れる集中。
君はドサリと倒れ込む。薄れゆく意識の中で、君は確かに見た。
間違いない、今度こそ奴の口元は、、、、、笑っていた。
君のSP値を【0】にすること。
→ 38へ
362
ドカァン!!
なんと、君の放ったバルカンの流れ弾が敵ののすぐそばにあったドラム缶を直撃してしまった。
しまったと思ったが、側にいた巨大カマキリは堪ったものではない。
燃料が飛び火し、奴の巨体も炎に包まれる。これにより敵はかなりのダメージを受ける。
敵のSP値を【-600】減らすこと。
危険かもしれないが、これはひょっとしてかなり有効な攻撃手段かもしれない?!
ここではチェック【T】を確認せよ。
まだなければ必ず「チェック【T】はない 」の選択肢へと移動すること。
チェック【T】があればここではメモ欄にあるドラム缶の数を【-1】減らすこと。
そして君はそのまま敵への追い打ちをかける。
敵は爆発と炎によってひるんでいる。次の戦闘も君の攻撃からで始めてよい。
→チェック【T】はない 363へ
→敵のSP値が【500】以下になった 364へ
→パルシングナイフで戦う 357へ
→ハンドバルカンで戦う 358へ
363
見れば今、あの巨大カマキリの周囲にはドラム缶が5本立っている。
ここではチェック【T】を入れること。横には「ドラム缶の数:5」と書き込むこと。
これにより、今後の『この部屋で起こる戦闘中』に限り、バルカン攻撃後の運試しによってドラム缶の爆発が起きるたびに君はその都度、書き込んだこのドラム缶の数をひとつずつ減らしていかねばならない。
この数が「0」になったらもう爆発は起きない。以降の運試しは行わなずにそのまま通常の戦闘を続けること。
そしてこの効果的な戦術を知った今の君は「ワザと」このドラム缶を撃ち抜いて敵への誘爆攻撃を狙えるようにもなった。
これより君の運試しのサイコロは、常に結果を任意で奇数に変更しても構わないものとする。
ただし奇数が出たものを偶数へ変えることはできない。ドラム缶に一切弾を当てずに器用に戦えるほど、君のバルカン捌きの腕は上手くは無いのだ。
爆発を避けたければ実際にサイコロを振って運に任せるか、もしくはバルカンでの戦闘そのものを避けることだ。
ここで忘れずにメモしておき、次の戦闘を有利に進めること。
以上の特殊ルールを踏まえて、敵との戦闘を再開せよ。
さぁ、武器を構えて反撃開始だ!
敵は爆発と炎によってひるんでいる。次の戦闘も君の攻撃からで始めてよい。
→敵のSP値が【500】以下になった 364へ
→パルシングナイフで戦う 357へ
→ハンドバルカンで戦う 358へ
364
ギギギ、、、、ギチギチギチギチィ!、、、、、、
巨大カマキリが弱々しい鳴き声を発しだした。
ようやく奴も戦意喪失か。炎の中の戦いも終わりに近づいたかと君の気が一瞬緩んだその時だった!
今までどこにいたのか、別の大きな影が突然のっそりと現れ、その巨大カマキリに近づくといきなり
バリバリバリィッ!
巨大カマキリの喉元に食らいついたではないか?!
そのあまりに突然な光景に、君は驚きすくみ固まってしまう。
新たに現れたその大きな影もまた、巨大なカマキリの姿形をしていた。
いや、しかし大きさが全く違う!?
さっきまで君が戦っていたのが今では痩せの貧弱に見えるほど、その新たな巨大カマキリはでっぷりと太く、丸々としていたのだ。
痩せたカマキリを太ったカマキリがムシャムシャと食べ尽くしていくその様子は、そう、まさに交尾後のオスとメスのカマキリの結末さながら。
うぉぇっ、その巨大さとグロテスクさにおいては、とても実物の比ではなかったが。。。。。。。
やがてただでさえ太かった巨大メスカマキリの腹が、更に大きく膨れあがっていく。
哀れ少量の残骸を残しただけで、あの痩せオスカマキリはこの世から完全に消滅してしまった。
グルルルルルゥ、、、、、、、
おそらくは満腹になったであろうその極大メスカマキリは同類の残骸を足蹴にしつつ、たった今気が付いたかのように、震える君の姿を捕らえてしきりに首をクリクリとかしげている。
見逃して、くれるのだろうか、、、、、
→パルシングナイフで攻撃する 366へ
→ハンドバルカンで攻撃する 367へ
→チェック【N】を使う 368へ
→チェック【V】を使う 369へ
→今のうちに気絶した女性を抱え、逃げる 365へ
365
君は逃げる隙を覗いつつ1歩、また1歩と慎重に床に置いた女性の元へと近付こうとした。
10秒か、20秒か、それともほんの数秒だったかもしれない。
君の緊張の糸がほんの少し緩んだ一瞬の隙に、奴の腕の大鎌が袈裟掛けに飛んだ。
避ける余裕などまったくなかった。逃げられると思った自分の甘さを後悔する暇さえなかった。
強化スーツの装甲をものともせず、容赦なく君の体を大鎌が引き裂いていった。
あ、、あぁ、、、、、
激しい痛み。にじむ出血。
やがては眼が霞んでいき、君は瞬く間に意識を失った。
君のSP値を【0】にすること。
→ 38へ
366
君はナイフを構え、じりじりと敵との間合いを詰めていく。
極大メスカマキリも両腕の大鎌を振り上げ威嚇のポーズを取った。
まるで君の首を一発で跳ねんとするギロチンのような圧倒的な威圧感を放っている。
こんな殺人昆虫に真っ向からナイフ勝負を挑むとは正気か?君は自らの判断を心底後悔した。
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【4】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪メガ・バイオクイーンマンティス≫SP値【2400】
S武器【大鎌】攻撃力【400】命中率【5】
→敵のSP値が【0】になった 372へ
→君のSP値が【0】になった 361へ
→武器をハンドバルカンに変更する 367へ
367
あの大鎌はとんでもなくヤバい!!
君はバルカンを構え、敵から充分過ぎる程の間合いを取った。
昆虫随一の最速ハンター相手に接近戦なんて冗談じゃない。これはとにかく距離を取らなければ。
L武器ハンドバルカンの攻撃力【200】命中率【3】を戦闘メモ欄に記入すること。
さぁ戦闘開始だ!ただし、この戦闘では君の攻撃終了後にもう一度サイコロを1回振って運試しをしなければならない。
そのサイコロの目が「1、3、5」の奇数だった場合は必ずそのまま「運試しのサイコロ判定で奇数が出た」の選択肢へと移動すること。
偶数だった場合は何も起こらず、そのまま敵側の攻撃へと移行する。
以上の特殊ルールを踏まえ、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪メガ・バイオクイーンマンティス≫SP値【2400】
S武器【大鎌】攻撃力【400】命中率【4】
→敵のSP値が【0】になった 372へ
→君のSP値が【0】になった 361へ
→武器をパルシングナイフに変更する 366へ
→運試しのサイコロ判定で奇数が出た 370へ
368
君は早速手に入れた新兵器を使ってみることにした。
筒先を敵に向け、スイッチを押す。
中で超圧縮されていた粘着質のトリモチ風船が見る見る膨らんでは次々と発射されていく。
極大メスカマキリが何の疑いもなくその近づいてきた風船を両腕の大鎌で切り裂くと、
ベチャッ!ベチャッ!
やがてその自慢の武器はトリモチで完全に固まって切れ味を失ってしまった。
やったぞ!これであの大鎌の攻撃力はかなり落ちたはずだ。
君はこれにより次のメガ・バイオクィーンマンティスとの戦闘中に限り、敵の武器の攻撃力を【-100】減らして戦えるようになった。
ここで忘れずにメモしておき、次の戦闘を有利に進めること。
さぁ、改めて武器を選択して戦闘を開始せよ。
→パルシングナイフで攻撃する 366へ
→ハンドバルカンで攻撃する 367へ
→チェック【V】を使う 369へ
369
高圧電源は、、、、あった!
君はすばやく有線ビームランチャーのケーブルをセットする。
エネルギー充填!
あのデカブツ目掛けて、、、、、発射だ!
L武器ビームランチャーの攻撃力【500】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。
ただしこの戦闘中、1度でも敵からのダメージを受けた場合は持っていたビームランチャーは敵の大鎌の一撃で真っ二つに破壊されてしまう。
その際はチェック【J】を入れること。横には何も書かなくてよい。
そしてチェック【V】の横を「ビームランチャー選択不可」に書き換えること。
以後はこの状態で「チェック【V】を使う」の選択肢は選べなくなるので注意すること。
よってダメージ処理後はただちにビームランチャーは捨て、違う武器に変更しなければならない。
さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器の変更は1ターン戦闘を終えた後でなければできない。
≪メガ・バイオクイーンマンティス≫SP値【2400】
S武器【大鎌】攻撃力【400】命中率【6】
→敵のSP値が【0】になった 372へ
→君のSP値が【0】になった 361へ
→武器をパルシングナイフに変更する 366へ
→武器をハンドバルカンに変更する 367へ
370
ドカァン!!
なんと、君の放ったバルカンの流れ弾が敵のすぐそばにあったドラム缶を直撃してしまった。
しまったと思ったが、側にいた極大メスカマキリは堪ったものではない。
燃料が飛び火し、奴の巨体も炎に包まれる。これにより敵はかなりのダメージを受ける。
敵のSP値を【-600】減らすこと。
危険かもしれないが、これはひょっとしてかなり有効な攻撃手段かもしれない?!
ここではチェック【T】を確認せよ。
まだなければ必ず「チェック【T】はない 」の選択肢へと移動すること。
チェック【T】があればここではメモ欄にあるドラム缶の数を【-1】減らすこと。
そして君はそのまま敵への追い打ちをかける。
敵は爆発と炎によってひるんでいる。次の戦闘も君の攻撃からで始めてよい。
→チェック【T】はない 371へ
→敵のSP値が【0】になった 372へ
→パルシングナイフで攻撃する 366へ
→ハンドバルカンで攻撃する 367へ
371
見れば今、あの極大メスカマキリの周囲にはドラム缶が5本立っている。
ここではチェック【T】を入れること。横には「ドラム缶の数:5」と書き込むこと。
これにより、今後の『この部屋で起こる戦闘中』に限り、バルカン攻撃後の運試しによってドラム缶の爆発が起きるたびに君はその都度、書き込んだこのドラム缶の数をひとつずつ減らしていかねばならない。
この数が「0」になったらもう爆発は起きない。以降の運試しは行わなずにそのまま通常の戦闘を続けること。
そしてこの効果的な戦術を知った今の君は「ワザと」このドラム缶を撃ち抜いて敵への誘爆攻撃を狙えるようにもなった。
これより君の運試しのサイコロは、常に結果を任意で奇数に変更しても構わないものとする。
ただし奇数が出たものを偶数へ変えることはできない。ドラム缶に一切弾を当てずに器用に戦えるほど、君のバルカン捌きの腕は上手くは無いのだ。
爆発を避けたければ実際にサイコロを振って運に任せるか、もしくはバルカンでの戦闘そのものを避けることだ。
ここで忘れずにメモしておき、次の戦闘を有利に進めること。
以上の特殊ルールを踏まえて、敵との戦闘を再開せよ。
さぁ、武器を構えて反撃開始だ!
敵は爆発と炎によってひるんでいる。次の戦闘も君の攻撃からで始めてよい。
→敵のSP値が【0】になった 372へ
→パルシングナイフで攻撃する 366へ
→ハンドバルカンで攻撃する 367へ
372
ズズズズゥゥゥゥンンン!!!!!
思いも寄らない巨大バイオミュータントとの二連戦だった。
だが、今やこの広い倉庫に最後まで立っていられたのは、他ならぬ君ひとり。
君は文字通りに死力を尽くして戦い抜き、奇跡的に打ち勝つことができたのだ。
だがそんな満身創痍の君に息つく暇などはなかった。
倉庫中のあちこちでは既に爆発、火花、業炎が今や所狭しと渦巻いていたのだ。
四方から君に覆い被さらんとする黒い炎の群れは、まるで生きてるかのように君に迫る。
しまった、いつの間にこんなに、、、、、、、、
モジュール全体を壊滅させるほどの大爆発の危機が迫っている。
君は一刻も早く、あの白衣の女性を連れてこのモジュールから脱出せねばならない。
現在、チェック【W】【X】【Y】の内、どれかひとつでもあるだろうか。
373
かなり長い時間ここの煙を吸い込んでしまったのか、あの気絶した白衣の女性は深い昏睡状態に陥っていた。
顔色も悪く、とても目を覚ましそうにない。君は女性を背負うと今にも痙攣しそうな両足に気合いを入れ直し倉庫を飛び出した。
通路には緊急事態のランプとコールがけたたましく鳴り響く。
果たして君はモジュール全体が大爆発を起こす前に無事に脱出できるだろうか。
→ 375へ
374
君の必死の呼びかけに、あの気絶していた白衣の女性はなんとか意識を取り戻した。
事態を飲み込めず混乱をきたす女性に、君はとにかく一緒に逃げるよう諭す。
頷く女性。幸いどこも怪我はしていないようだ。女性は君の後に付いて走り出す。
女性を背負わずに済んで身軽になった君は、これにより先の防火扉突破の運試しの際、常に出たサイコロの目に【+3】を増やすことができる。
6以上になっても結果は全て6として扱ってよい。
ここで忘れずにメモしておき、次のイベントを有利に進めること。
→ 375へ
375
この火薬庫からモジュール出口であるエレベータホールまでの道は、このままこの中央のB通路を真っ直ぐ進めばいいだけのはずだ。
だが現在、君が逃げる出口までの通路上にある防火扉は4枚全てが今の火災警報により重く閉ざされてしまっていた。
これから君は急いでこれら4枚の扉に付いた小さな非常口をくぐって逃げなければならない。
ただでさえ狭い非常口を、人ひとりを背中に背負ってくぐるのだ。
果たしてタイムロスを上手く防げるだろうか。
モジュール爆発までの制限時間は、君のメモ欄にある爆発させずに残しておいたドラム缶の残り本数によって決まる。
下記の表で示した爆発までの制限時間を、新たにメモ欄に書き込むこと。
(ドラム缶残り本数:制限時間)
0本 : 50秒
1~2本 : 80秒
3~5本 :100秒
記述はない:120秒
4回の運試しをせよ。
4つの非常口をくぐる際、君はそれぞれでサイコロ1個による運試しをしなければならない。
「5・6」が出れば無事成功。制限時間【-10秒】のロスでくぐれる。
「3・4」が出れば少し体が引っ掛かってモタつく。制限時間【-20秒】のロスとなる。
「1・2」が出れば残念ながら失敗だ。つまづいて転んでしまった君は制限時間【-30秒】のロスを食ってしまう。
計4回の運試しで掛かったタイムロスをメモ欄にある残り時間から引いていくこと。
さぁ急いで脱出だ! 爆発はすぐそこまで迫っている! 君は時間内に無事出口まで辿り着けるだろうか。
→途中で制限時間がなくなった 376へ
→10秒以上残して辿り着けた 377へ
376
ドゴォォォォォォンンンン!!!!!
すぐ背後で一際大きな爆音が響いた。
とうとうすぐ後ろの防火扉までが限界に達してしまったのだ。
渦巻く爆炎の火竜。そのどす黒い業火の舌先からは君はとうとう逃げることはできなかった。
あともう少しで出口だったのに、、、、無念だ、、、、、、、
君のSP値を【0】にすること。
→ 38へ
377
間に合った!エレベータに飛び込み急発進させる。
直後にエレベータを揺さぶる激しい衝撃と振動!
窓から外を見る。さっきまでいた素材開発モジュールがパージされてシュヴァルツシルドから離れていき、やがて遠く離れた空間にて次第に爆発、四散していった。
危なかった。。。。。もう少しで自分たちもあそこに巻き込まれるところだったのか。。。。
ここでチェック【V】の状態について確認せよ。
→チェック【V】が選択可の状態なら 378へ
→それ以外なら 379へ
378
しまった!
今頃になって気が付いたのだが、あの火薬庫に有線式ビームランチャーを置いたままだった。
悔やんでも遅いがあの非常事態だ。こればかりは諦めるしかなかっただろう。
あんなに重いものまで背負ってたら、とてもここまで逃げ切れはしなかったのだから。
チェック【J】を入れること。横には何も書かなくてよい。
そしてチェック【V】の横を「ビームランチャー選択不可」に書き換えること。
以後はこの状態で「チェック【V】を使う」の選択肢は選べなくなるので注意すること。
さて、再度の確認だがチェック【W】【X】【Y】はどれかひとつでもあっただろうか。
379
安心した君は念のためもう一度持ち物をチェックする。うん、特に忘れたものもないようだ。
さて、再度の確認だがチェック【W】【X】【Y】はどれかひとつでもあっただろうか。
380
そうだ、彼女だ。
君は背負っていた白衣の女性を静かに降ろすと、気付け薬を飲ませて意識を取り戻させた。
「ん、、、、、ん? んん?? キャアッッ!!! だッ、だだ誰よアンタ!?」
目を覚ますと知らない男に膝枕されてたのが余程ショックだったのか、女性はすぐさま飛び起き、エレベータ内の隅まで後ずさると命の恩人である君を睨み付けてきた。
見るからに気の強そうな、やや太めの眉が激しく逆立っている。
「こ、こんなところでチカンだなんてい、いい度胸してるだわねっっ!」
はぁ。悪いがとても真面目に弁解する気力なんて残っちゃいない。
これから襲い来る新たなる敵?に目眩がした君は場所も構わずそのままゴロリと仰向けに倒れ込んでしまったのだった。
やがてエレベータが居住モジュールへと到着した。
ずっとやかましく騒ぎ立てていた彼女もようやく気が済んだのか、落ち着きを取り戻したようだ。やれやれ。
君は重い腰を上げると女性に付いて来るよう促し、道すがら大体の事情を説明する。
さぞや面倒事になるかと思ったが、さっきとは別人のような冷静さと知的な雰囲気を取り戻していた彼女は、意外とすんなり事態を把握してくれたようだ。
今度は歩きながらも逆に矢継ぎ早にこちらへ向かって質問をぶつけてくる。
その的確さ、頭の回転の速さからも、そうとう切れる人物であることが窺えた。
「神崎夏穂といいます。助けてもらった事実には素直にお礼を言うわ。でもね、貴方も宇宙警備隊員さんなんだったらもう少し早く助けに来られたんじゃないの? そもそもこういう事態は常に想定しておくのが・・・・」
聞けば彼女はこのシュヴァルツシルド全体の設計に関わる設計技師なのだそうだ。
自分より少し年上そうなだけなのに(はっきりと年齢は聞かなかったが)若くして大したものだが、この堅物そうな物言いはいただけなかった。もったいないなぁ。。。。。
「何がもったいないですって?!」
いえ、、、、なんでもないです、、、、、、
まぁ何にせよ、こうして無事に助け出せてよかった。
チェック【Z】を入れること。横には「夏穂を救出」と書き込むこと。
381
君と白衣の女性は緊張の糸がほどけ、へなへなとその場に座り込んだ。
「ふぅ~っ、危ないところでしたね。お怪我はありませんか?」
「あ、、、あ、、、、は、はい、、、大丈、夫、で、、、です」
まだ女性は胸を押さえてハァハァと過呼吸気味に荒い息遣いを繰り返している。
無理もない、あんな危険な思いをしたのだから。普通の人間なら当然だ。
君は、自分も意外と図太かったのだなとヘンに感心をしていた。
ともかく無事に助けられてよかった。ひとまず中央ホールまで送ろう。
やがてエレベータが居住モジュールへと到着した。
彼女もようやく落ち着きを取り戻してきたようだ。
君は女性に付いて来るよう促し、道すがら大体の事情を説明する。
すっかり研究者らしき冷静さと知的な雰囲気を取り戻していた彼女は、驚いてはいたものの意外とすんなり事態を把握してくれた。
今度は歩きながらも逆に矢継ぎ早にこちらへ向かって質問をぶつけてくる。
その頭の回転の速さからも、そうとう切れる人物であることが窺えた。
「神崎夏穂といいます。助けてもらった事実には素直にお礼を言うわ。でもね、貴方も宇宙警備隊員さんなんだったらもう少し早く助けに来られたんじゃないの? そもそもこういう事態は常に想定しておくのが・・・・」
聞けば彼女はこのシュヴァルツシルド全体の設計に関わる設計技師なのだそうだ。
自分より少し年上そうなだけなのに(はっきりと年齢は聞かなかったが)若くして大したものだが、この堅物そうな物言いはいただけなかった。もったいないなぁ。。。。。
「何がもったいないですって?!」
いえ、、、、なんでもないです、、、、、、
まぁ何にせよ、こうして無事に助け出せてよかった。
チェック【Z】を入れること。横には「夏穂を救出」と書き込むこと。