宇宙SFものです。こちらはAct.1からの続きになります。
本章から始めても問題ありませんが、バトルシステム等のチュートリアルがAct.1にて詳しく解説してありますので、そちらもぜひご参照ください。
これ以降、最終Act.6を除く2~5の4ステージはそれぞれがどれも順不同の独立した内容となってますので、公開後はどこからでもお好きな順番で読み進められるようになっております。
もちろん、それにより難易度が変化するのがこの手のお約束ですので(笑
皆さんぜひ色々試して独自の最適攻略ルートを探してみてください。

 

 

 

 

 

天宙機城シュヴァルツシルド

Act.2 黒衣の自動人形

作:緒方直人

 

 

 

 

 

→さいしょからはじめる Act.1からお読みください
→つづきからはじめる 30へとお進みください

 

 

 

 

 

 

28

そうか、お疲れ様。いや大丈夫、君はここまで充分よくやった。
いろいろ心残りはあるだろうが、現実的な決断を下した君は、無事に地球への帰還を果たし、その貴重な命を長らえることができた。

しかしもし、君が宇宙の戦士として、またひとりの人間として、もっと強く成長したいと再びその気力を奮い立たせてくれるのならば。
もしくは自分の命よりも大切なものがこの世にはあると気付いてくれたのならば。
どうかもう一度この本を手に取り、納得のいく結末まで頑張って読み進めてもらいたい。
君が私を本棚に残しておいてくれる限り、私はいつまでも、君の復帰をこのまま待ち続けることにしよう。(END)

 

 

 

 

 

 

30

君は今、シュヴァルツシルド1F:居住モジュールの中央ホールにいる。バルカンの予備弾マガジンの補給を終え、簡単な非常食を君は済ませた。
ここでは君のSP値が減っていれば【1000】までなら回復させることができる。こんな状況ではいくら休もうともそこまでの値が精いっぱいだ。
もっとも、味気ない非常食以外にも何か他に食べる物があるというなら別だが。

そして、ホールには人ひとりが余裕で横になれそうな大型のソファーもあった。
君が危険な捜索を乗り切る英気をもっと多く養いたいと考えるのであれば、ここでしばしの仮眠を取っていくのもよいだろう。

また君が既に何人かの生存者を救出しているのであれば、彼らと話をしてもよい。何かの有益な情報が得られるかもしれない。

もしくはチェック【J】がない状態でチェック【V】がある場合に限り、特殊な選択肢へと進むことも可能だ。

これらのいずれにも興味がなく、そんな寄り道してる暇はないと今の君がやる気に満ち溢れているのならば、これ以上ここに勇敢な戦士を引き留める理由は何もない。すぐに出発しよう。

→仮眠を取る 32へ
→生存者と話をする 35へ
→チェック【J】がなく、チェック【V】がある 36へ
→すぐに出発する 31へ

 

 

 

 

 

 

31

君は今、他の階層へとつながるエレベータの前にいる。ここから各モジュールへの捜索に向かうこととなる。準備はいいだろうか。
まだなら、後ろにはここ居住モジュールで一番広い中央ホールへと戻るドアもある。

→B1F:“運動娯楽モジュール”へ向かう 40へ
→B2F:“接港ドックモジュール”へ向かう 37へ
→B3F:“自然再現モジュール”へ向かう 129へ
→B4F:“環境実験モジュール”へ向かう 174へ
→B5F:“動植物遺伝子研究モジュール”へ向かう 277へ
→B6F:“素材開発モジュール”へ向かう 278へ
→中央ホールへ戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

32

この危険な捜索を完遂するには、もっとしっかりとした休息が必要だ。そう判断した君は、少しばかり眠って英気を養う事に決めた。ホールのソファを拝借し、君は大胆にも横になる。
ここでは君のSP値を【1500】までなら回復させてもよい。
引き続き、非常食以外の他に食べ物があればここでもその恩恵は受けられる。

現在、チェック【S】はあるだろうか。

→ある 34へ
→何それおいしいの? 33へ

 

 

 

 

 

 

33

それでは、おそらくは君の初めてのチェックとなるであろうこの場を借りて本作におけるいわゆるフラグ管理、チェックシステムについて説明する。
アナログなゲームであるゲームブック一般においては、コンピュータが自動で全てを処理してくれる訳ではない。
〇〇を持っている、△△のイベントは既に済ませた、などのゲームの進行状況は全てを読者自身が自己申告で行い、管理しなければならない決まりがあるのだ。

君はこれから要所要所で、その進行状況を聞かれることとなるだろう。だが、それらで「君は〇〇を済ませているか」などと直接的な聞き方をいちいちしていたらチェックシート内のメモ書きの中を探すのも大変だし、なにより重大なネタバレにもなりかねないので簡素で探しやすく、また知らなければ内容は判らない、アルファベットの記号一文字で代用しているという訳だ。どうかご理解願いたい。

なのでもし、これを別の文字と間違えたり、もしくはチェックをし忘れたりするとゲームの進行は君の想像するのとは違ったおかしな方向へ流れてしまうぞ。そんなカオスな展開も構わないといった余程の変わり者でない限りはチェックはくれぐれも間違えないように。

それでは改めて、チェックシートにチェック【S】を入れること。
その横には「仮眠を取った」と簡単な内容を書き込むこと。

そして、仮眠を取った君のチェックシートに今あるチェックは、全てを「ダブルチェック」に上書きすることも忘れてはならない。もちろん、今入れたばかりのチェック【S】も含めてだ。
文字を〇で囲むもよし。「/」を「X」にするもよし。「○」を「●」に塗りつぶすもよし。特に決まりはない。
ノーマルか、ここでダブルに上書きされたのか、その違いが判ればどんな形でも君の好きなやり方で結構だ。
これが何を意味するのかは、ゲームを進めるうちに追々判ってくることだろう。

おっと、おしゃべりが過ぎたようだ。
それもこれも、君がいつまでたっても起きないからだぞ。ほら、いい加減目を覚ました方がいいんじゃないのか。。。。。。。

誰かに呼ばれたような気がして、君はガバッと跳ね起きる。
慌てて時刻を確認。しまった!こんなに何時間も寝るつもりじゃなかったのに!? 次からはちゃんとアラームをセットしなければと君は反省した。

さぁ、リフレッシュは充分過ぎるほどに済んだはずだ。
ではいよいよ気を引き締めて、ステーションの捜索に向かうとしよう。

→ 30へ

 

 

 

 

 

 

34

脱ぎ置いた君のヘルメットのアラーム機能が、きっかりと仮眠終了の合図を告げる。
うん、張りつめていた神経の緊張もかなりほぐれたようで、気分もすっきりだ。

君のチェックシートに今あるチェックは、全てを「ダブルチェック」に上書きすること。

さぁ、リフレッシュも済んだ。気分も新たにステーションの捜索を再開しよう。

→ 30へ

 

 

 

 

 

 

35

君は生存者たちの集まりの輪へ入る。何か有益な情報が聞けるかもしれない。
さて、今この場にいるのは誰だろうか。
チェック【W】【X】【Y】【Z】を確認し、条件を満たす選択肢へと進もう。
複数あるならば組み合わせはどれも君が自由に選んで構わない。

→チェック【W】 116へ
→チェック【X】 172へ
→チェック【Y】 259へ
→チェック【Z】 269へ
→チェック【W、X】 173へ
→チェック【W、Y】または【W、Z】267へ
→チェック【X、Y】 268へ
→チェック【Y、Z】 276へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

36

このパラグラフに来られたのなら、君はここでチェック【V】有線式ビームランチャーをこの場に置いていくか、それとも持っていくかの選択を自由に変更することができる。
メモ欄には「ビームランチャー携行」か「ビームランチャー選択不可」のどちらか該当する方をその都度書き換えていくこと。

繰り返しになるが、君がこの兵器を捜索に持っていく場合、そのかなりの重量ゆえに場所を移動するようなパラグラフを君が1つ進めるたびに現在のSP値から【-10】ずつを引いていかねばならない。
それでSP値が【0】になったとしてもゲームはそのまま続けても構わないが、「君のSP値が【0】になった」の選択肢があるパラグラフまで来たならそこで即ゲームオーバー扱いとなるので覚悟すること。

しかしこの場にビームランチャーを置いていく、つまりはチェック【V】のメモ欄を「ビームランチャー選択不可」に書き換えるのならば、上記の制約からは一切解放される。
ただし当然ながらその状態では「チェック【V】を使う」の選択肢は一切選べなくなるので注意すること。選べるのは「ビームランチャー携行」の時だけだ。
この場に置いてきたランチャーを再び持って行きたい時はちゃんとこのパラグラフに戻ってきてから書き換えること。

→ 30へ

 

 

 

 

 

 

37

君はシュヴァルツシルドB2F:“接港ドックモジュール”へと来た。
停泊しているシップはもうほとんど無く、一面ガランとしている。その中には、もちろん君らが乗ってきたシップもあった。
それを見た君は、もう危険な捜索はここで諦めて今残った者だけで地球へ逃げ帰ってもいいんじゃないのかといった衝動に駆られてしまう。

確かに、それも自分の限界を理解したプロとしては正しい選択なのかもしれない。
自分はただの新入りだ。ここまででも充分よくやったじゃないか。
今ここに残っている生存者たちだけでも確実に救助することの方が重要なのではないのか。

→いや駄目だ、気力を奮い立たせて捜索に戻る 31へ
→自分にはもうここまでが限界だ、脱出しよう 28へ

 

 

 

 

 

 

38

もう駄目だ。。。。。君の張りつめていた緊張の糸の最後の一本がぷつりと音を立てて、弱々しく消え散ってしまった。
君は意識が遠のき、ゆっくりとその両目が閉じられていく。。。。。。

だが諦めないでほしい。ゲームはこれで終わることはない。
君のチェックシートには、ダブルチェックなるものが成されているだろうか。これはコンピュータゲームでいうところの、いわばセーブ機能だ。
こうして惜しくも志半ばで力尽きてしまった場合でも、以前にセーブしたポイントまで状況を戻し、ゲームを再開することができるのだ。

ここではダブルチェックでセーブしてあるものを除いて、全てのノーマルチェックは消していくこと。
敵に与えたダメージや発動する特殊条件などのメモ書きも全部消していくこと。
また、先の捜索の中で無くしたアイテムがあってもそれらは全て元の状態に戻っている。

万一ダブルチェックなんてしてない、そんなの知らないと君が言うのならば、可哀想だが全てのチェックを消して中央ホールを出るところからやり直しだ。
ヒントとしては、こまめに仮眠を取ることをお勧めしておく。

それではこれより、再び君の意識を≪あの時≫まで引き戻そう。
君はゆっくりと、覚醒していく。。。。。。。。。。。。。。。

→ 39へ

 

 

 

 

 

 

39

。。。。。。。。。。。。。。。。

う、ん、、そうか、夢、だったの、か。。。。。

君がいるのは中央ホールのソファーの上だった。
いつの間に眠ってしまったのだろう。側では脱ぎ置いたメットのアラームがけたたましく君の目覚めを急かしていた。

しかし、、、、やけにリアルな夢だった。まるで本当に体験したかのように今でもはっきりと記憶に残っている。もしこの先で今度も同じような状況に遭遇したとしたら、次こそは、、、、
君は何故だかふとそんな根拠のない予感めいたものを抱いた。

段々と、君はこれまでに進めてきた捜索状況を思い出していく。
さぁ、記憶の整理はついたか?大丈夫なら再びステーションの捜索に出発しよう。

→ 30へ

 

 

 

 

 

 

116

「隊長、傷の具合はいかがですか」

「おぅ!もう大丈夫よ!メシもたらふく食ったしな!
 これでバーボンでもありゃすぐなんだがなぁ!どっかで探してこい!ダハハッ!」

よかった。連れ帰ってきたときよりもだいぶ顔色が良くなったみたいだ。
それでもやっぱり下半身はほとんど動かないらしい。ひょっとしたら神経までヤられちまってるかもな、と隊長は他人事のように言っていたが、まぁ、今の医療技術なら万一半身不随でも疑似神経でほぼ修復できるはずだ。
地球に戻るまでの辛抱です。もう少しだけ待っててくださいねと君は言った。

さて、兵器全般について詳しい隊長に、君は何か聞きたいことはあるだろうか。
ここでは君が手に入れた兵器や装備品などについて、詳しい性能を尋ねたり、その他の戦闘マニュアルなどについても聞けたりする。
ちなみにまだ持ってないものに関しては、当然ながら尋ねることはできない。

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

117

君は隊長に、キングビートルの盾について尋ねてみた。

「なんだコリャ? こら手前ェの手作りか?
 へぇ、、、、素人作りにしちゃまぁまぁよく出来てるじゃねぇか。こいつを使って戦えば、敵の飛び道具なんかは かなりの確率で回避できるようになるだろうな。
 ただしこんだけデカいの振り回してると逆に動きは鈍くなるから 敵が接近してくるような格闘戦なんかでは、使うんじゃねぇぞ」

「いいか、こいつの効果はな、
 『敵がL武器で攻撃してくる場合に限り、敵の命中率を【-3】減らして戦える』だぜ」

「例えば敵の武器がL武器のマシンガンだったとする。攻撃パラメータは攻撃力【200】命中率【4】だ。
 そしたら敵の命中率はこの盾の効果で【1】になって、サイコロは「5」以上じゃなくて「2」以上の目を出せば楽々回避できるようになるってワケだ。この差のデカさ、判るだろう?」

「しっかしL武器で命中率【4】なんてのもそうそう無いだろうからなぁ。 せいぜいあっても【3】ってとこだろ。ってことはコレ、 持ってりゃ射撃戦は無敵になるよなぁ。いいのかねこんなチートアイテム出しちゃってよ。
 それとも何か、他に特別で使う場面が用意されてたり、、、、、、すんのかねぇ」

→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

118

君は隊長に、重力子キャンセラーについて尋ねてみた。

「ふうむ、これがあのお嬢さんの自信作かい。若けぇのに大したもんだな。もっと効果範囲がデカけりゃ自分を丸ごと軽くしたいとこなんだろうが、ま、ともかくそのナイフが付いた手甲の部分だけでも5~6kgはあるからな。それがゼロになるってんなら、そら腕の振りも相当早くなるはずだぜ。これまで捕えられなかったような素早い敵にも、充分攻撃が当たるんじゃねぇか」

「いいか、こいつの効果はな、
 『ナイフで攻撃する場合に限り、自分の命中サイコロは1回だけなら振り直してもよい』だぜ。

「例えば手前ェがパルシングナイフで敵を攻撃する場合、命中率が【4】だったとする。そしたら「5」が出た。失敗だ。でもな、このアイテムの効果でこのサイコロを無しにしてもう1回振り直す事ができるんだ」

「次で「3」なんかが出てくれりゃ儲けもんさ。失敗だった攻撃が成功に変わって無事敵にダメージが通る。長く続けてりゃこの差はデケェぜ。もちろん、次でも「6」が出て結局失敗に終わる場合もあるがな」

「最後に一応言っとくがな、この効果はあくまで武器にナイフを選んだ時だけの話だぞ。バルカンで攻撃した時にも調子に乗って2回振り直しちまった、なんて反則はすんなよ。判ったか?」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

119

君は隊長に、派手な柄のメモリーカードについて尋ねてみた。

「どっから持ってきたんだこんなもの。何か情報でも入ってんのか。まぁ待ってろ。今中身を解析してやっから。。。。。。。。。。。。」

「あーーーっと、、、なんだよコレ。ただの音楽ファイルしか入ってねぇみてぇだぞ。しかも全部ヘビメタとかパンクロックとか、そんなんばっか。おいおい、随分偏ったいい趣味してやがんなぁ」

「まぁもしかしたら隠しファイルとか入れ込んでるのかも知んねぇけどな。とりあえず俺が調べた限りじゃ、何も特別なもんは入っちゃいねぇみてぇだぜ。こらホントに個人の私物なだけじゃねぇのかよ?」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

120

君は隊長に、ハンドバルカンF型について尋ねてみた。

「こいつがあのF型かよ?!またスンゲェの見つけてきやがったなぁオイ!噂にゃ聞いてたが、まさかこんなロートルな所で造ってたとは思わなかったぜ。回転速度が今までの2倍なんだってな。そんでもってこの小型化とは、、、、、」

「いいか、こいつの効果はな、
 『バルカンで攻撃する場合に限り、自分の命中サイコロは1回だけなら振り直してもよい』だぜ。

「例えば手前ェがハンドバルカンで敵を攻撃する場合、命中率が【4】だったとする。そしたら「5」が出た。失敗だ。でもな、このアイテムの効果でこのサイコロを無しにしてもう1回振り直す事ができるんだ」

「次で「3」なんかが出てくれりゃ儲けもんさ。失敗だった攻撃が成功に変わって無事敵にダメージが通る。長く続けてりゃこの差はデケェぜ。もちろん、次でも「6」が出て結局失敗に終わる場合もあるがな」

「最後に一応言っとくがな、この効果はあくまで武器にバルカンを選んだ時だけの話だぞ。ナイフで攻撃した時にも調子に乗って2回振り直しちまった、なんて反則はすんなよ。判ったか?」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

121

君は隊長に、ハンドガンについて尋ねてみた。

「おいおい、ホントにこんなチャチィので戦うつもりか?やめとけやめとけ。その左腕のバルカンが弾切れになるなんてことはまず無ぇだろうし、腕のアーマーにがっちりくっついた内蔵式なんだからよ。いっくらド素人の手前ェでも、ぽろっと取り落とすこともねぇだろうが」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

122

君は隊長に、試作型強化アーマーについて尋ねてみた。

「どれ、貸してみろ、、、、、、ほぅ、こりゃ確かにかなりの上物だぜ。強度も文句ないし、何より軽い。こりゃ相当金も掛かってるな。市場に出回るとしたらいくらくらいになんのかねぇ。明らかに金持ちVIPな成金様向けのオーバースペック商品ってカンジだがまぁ性能的にはかなり使えるのは間違いねぇよ」

「いいか、こいつの効果はな、
 『戦闘中の敵の攻撃力を常に【-50】減らして戦える』だぜ」

「こいつの場合は敵の武器がS武器でもL武器でも関係ねぇ。どっちでも有効だ。かなりオールマイティに使える有効な装備品だぁな。
 敵がS武器の体当たり、攻撃力【100】だったら【50】に、L武器のマシンガン、攻撃力【200】だったら【150】ってな具合だぜ。
 減った分耐えられるSP値、つまりは耐久ヒット回数が増えるわけだからこいつぁ使わねぇ手はねぇだろうよ」

「ただし、念のため言っとくがな、イベント中のトラップや敵からの特殊攻撃なんかの時の文章中で指示されるダメージ値にまで、この減点効果は使えねぇから注意しろよ。
 そこまでやられるとせっかく調整したバランスが崩壊するからさすがにあのオッサンが勘弁してくれだってさ」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

123

君は隊長に、黒縁のメガネについて尋ねてみた。

「、、、、、別に特別なハイテク機能もなんも付いてねぇ、ただのメガネだぜ。これを見せて、いったい俺に何を言わせようってんだ?いっとくが俺にゃそんなマニアックな趣味なんてねぇからな」

「しっかし、今時珍しい骨董品だよな。視力矯正手術なんてちょちょいで終わるこのご時世によ。まぁ一部には、全身サイボーグ化を恐れてか、自分の体にメスを入れることすら異様に怖がるようになった自然派主義者の連中もちらほら増えてきたらしいからなぁ。
 その点、俺なんか見てみろ、ここと、そこと、ホレこんなとこまで、、、、、」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

124

君は隊長に、トリモチバルーンについて尋ねてみた。

「何だこりゃ? フーセンガムのおもちゃか?筒からこんなもんが出てきたからって何だってンだよ?まったく、頭のイカれた連中の考えることはよう判らんぜ。。。。。。」

「効果と言えば、、、、まぁそうだな、、、、
 とりあえずは何かをくっつける、敵への目くらましに使う、速乾性はあるらしいから、壁にできた空気漏れの亀裂を塞ぐ、うーむ、後はアイデア次第でってトコなんだろうが、俺にはちと思いつかねぇ。
 ともかく、使える所があったら何でも試してみるしかねぇんじゃねぇか?」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

125

君は隊長に、有線式ビームランチャーについて尋ねてみた。

「携行型ビーム兵器ってか。。。。。。またスゲェもん見つけてきたもんだな。電気エネルギーを収束させて、一気に粒子状の破壊エネルギーに変えて放射する。せいぜい要塞の壁に貼り付けとく防衛兵器だったはずが、まさかここまでの小型化に現実に成功していたとはなぁ。
 、、、、、シッポ付きってのが、またなんともマヌケだがな。ワハハッ」

「しっかしいくら小型化したとはいえ、それでもこの重量だ。フィクションの世界じゃ最強モンだったが、実際に使うとなるとどうなんだろうなぁ。まさか片手で担いでホイホイ飛び回るってわけにゃいかねぇだろ。使うんならこうどっしりと腰だめに構えてだな、片膝もついてしっかり踏ん張って、砲身を固定しなきゃならん。、、、、そう、そんな感じだ」

「だがしかしそうなると、当然敵からの攻撃はほぼノーガードを覚悟しろ。使うならせいぜい射撃戦だ。格闘戦に持ち込まれたら即サンドバッグ状態だからな。そんな事態になったらすぐに手放してその場を離れるんだぞ」

「あぁ、それとまさかとは思うが一応言っとくがな。敵と出会ったらくれぐれもこんなモン担いだままで戦ったりするなよ。一旦その場に置いて、身軽になってから戦うこった。まぁいくら手前ェでもそこまでアホじゃねぇとは思うが。」

「ともかく、一番厄介なのがこの有線式ってところだ。当然ながら専用の高圧電源があるような特別な場所じゃなけりゃ使えねぇ。
 普通の通路じゃまず無理だろうな。苦労して担いでいった揚句、結局は使わずじまいでそのままオダブツなんてことにならなきゃいいがな。
 ま、本当に持ってくかどうかは手前ェの判断に任せるぜ。好きにやんな」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

126

君は隊長に、S武器・L武器の違いについて聞いてみた。

「いいか、武器は主に以下の2系統に分類される。相手に接近して直接武器を叩き込むショート(Short)レンジ武器、通称S武器と、逆に相手からなるべく距離を取って飛び道具で攻撃するロング(Long)レンジ武器、 通称L武器だ」

「今の手前ェが標準装備してる2つの武器が、S武器のパルシングナイフと、L武器のハンドバルカンだな。基本的にはどちらも同等の攻撃力を持つ。ただし、これらは手前ェが戦ってく敵の種類によっては片方の武器の効果が絶大だったり、逆に通用しなかったりといった場面も出てくるだろう。その時は、攻撃力・命中率ともにその戦況に応じた数値が提示される。こればっかりは、実際に試してみなけりゃ判らない。
 戦況が不利だと感じたなら、途中で武器を変更してみるのも戦場では生き延びる鉄則だぜ」

「ちなみに手前ェがナイフ(S武器)で敵に接近して戦おうとすれば傾向としては敵味方ともに武器の命中率は高めの数値が、反対にバルカン(L武器)で敵から距離を取って戦おうとすれば敵味方ともに武器の命中率は低めの数値が出やすいってのは覚えとくといいだろうな。
 もちろん当然ながら例外もありうるぜ。
 意外な戦い方が意外な効果を発揮するなんて場面もあるかもしれねぇぞ」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

127

君は隊長に、サイコロの出目と命中率の判定について聞いてみた。

「なんだよ、それについちゃとっくに聞いてたんじゃねぇのかよ。まぁ、また戻ってあのオッサンのヘタクソな説明を聞き直すのも面倒くさいだろうし、なにより師匠の俺様から直々に改めて伝授願いたいってな殊勝な心掛けなら結構だ。耳の穴かっぽじってよっく聞いとけよ」

「まず、戦闘時に手前ェが振るサイコロには、手前ェの攻撃の時に振る『命中サイコロ』と、敵の攻撃の時に振る『回避サイコロ』の2種類があるわけだ。
 んで、こいつらをヒットしたか避けられたかの判定で見比べるのが、敵味方お互いの武器の『命中率』だな。ここまではOKか?」

「この命中率がな、、、まぁパーセンテージじゃねぇから正確にゃ率とはちと違うんだが、この数値よりも『同じか小さい値』がサイコロで出せりゃ攻撃成功でヒットしたことになる。数値より『大きい値』なら、その攻撃は失敗だ。
 これが逆に敵の攻撃時だったら手前ェの回避が成功できてラッキー!ってこった」

「命中率【6】なんて武器があったら、そいつはつまり『必中』ってこったな。なんせ6より大きな値は6面サイコロじゃどうやったって出ねぇんだからよ。
 反対に、命中率【0】ってな武器は、もう何をどうしてたって当たらねぇ。判るか? 最低の1でも命中率を越えちまうからだよ。
 ま、これらは極端な例だ。実際にはこんなのは出てこねぇと思うぜ、、、、多分な」

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
→チェック【H】について尋ねる 121へ
→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
→S武器・L武器の違いについて聞く 126へ
→開かないドアがあったことを話す 128へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

128

君は隊長に、どうやっても開かないドアがあったことを話した。

「あぁあれか。そういや手前ェのはまだ最下級の1のままだったな。
 よし仕方ねぇ、今から一時的にだが、手前ェにJANKS隊の指揮権を譲ってやる。今から手前ェが俺の代わりに隊長代理を務めるんだ、いいな」

そう言うと隊長は何やら端末を取り出すと、シュヴァルツシルドのメインコンピュータへとアクセスしだした。

「ここを、、、、こうやって、、、こう、、だったかな?、、、、よし出来た」

「隊長、、、それもしかしてハッキングですか?」

「馬鹿野郎!人聞きの悪いこと言うんじゃねぇ。非常時の軍規に基づく緊急対応策と言え!いいか、別にデータをあれこれ改ざんしたって訳じゃねぇよ。さすがに部外者の俺が個人のセキュリティレベルを上げ下げなんて出来ねェからな。だからせめて、軍に伝わる秘伝の裏ワザで、俺と手前ェの生体データ内容をちょいと丸々スワップ(交換)したってだけの話よ」

「それでも充分ハッキングだと思うんですけど、、、、、」

「ごちゃごちゃウルセェんだよ。いいか。これでコンピュータ上じゃ今から手前ェが俺、俺が手前ェになったんだからな。
 、、、、、何だよその露骨に嫌そ~な顔は。こんなハンサムと見間違えて貰えるなんて光栄だろうがまったく。
 ま、小難しいことはともかくだ、これで手前ェは俺の権限でセキュリティレベル2までのステーション内のドアを自由に開けられるようになったからよ。しっかり俺の代わりに隅々まで調べてくるんだぞ」

君の生体認証セキュリティレベルが2に上がった。
チェック【I】を入れること。横には「セキュリティレベル2」と書き込むこと。
以後、このチェック【I】がある限り、君は生体認証セキュリティレベルが2以下のドアを全て開けられるようになった。

→チェック【B】について尋ねる 117へ
→チェック【C】について尋ねる 118へ
→チェック【E】について尋ねる 119へ
→チェック【F】について尋ねる 120へ
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→チェック【K】について尋ねる 122へ
→チェック【M】について尋ねる 123へ
→チェック【N】について尋ねる 124へ
→チェック【V】について尋ねる 125へ
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→サイコロの出目と命中率の判定について聞く 127へ
→他の人とも話してみる 35へ
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172

「やぁ、田吾作。調子はどうだい」

「ナンダオメェ、ソンダバゴ機嫌トルヨナ気持チ悪リィ挨拶シタッテ、ナンモデネゾ」

、、、まったく。人がせっかく気を使ってやったというのにこれだもんな。

「うんまぁ。元気ならいいんだ。それじゃ」

「オイオーイ、ソレダケカ? おらニモコウ、ナンツーカホレ、いかシタ質問集トカ、ナインケ?」

「あぁいや、お前には別にいいってさ。んじゃ」

「ナシテダー?! コノ頭脳明晰ナはいぱーこんぴゅーたノおらニ答エラレナイ質問ハ無イッツーノニ!」

「いや、、、だって、、、お前のセリフ、カタカナばっかで読みにくいし」

「ムガーー!!ソレ言ウカー!ソレヲ言ウダカー!!ショーガネーダロガー!絵モ声モネーンダカラ、オメェハろぼっとラシサヲ出スタメコーイウ設定デ行ケッテあいつガ無理ヤリ決メタンダカラヨー!おらダッテナー、ヤロウト思エバは流暢ニシャベレルダゾー!イイカー!
 ・・・・ハーイ!こんばんは!クリス・ペプラーです!週末の素敵な夜、皆さまはいかがお過ごしですかー?私はですねー、最近めっきり、、、」

「わーっ?!やめろやめろ!キャラが崩壊するからやめろーっ!」

→なんとか黙らせて他の人とも話してみる 35へ
→聞かなかったことにして出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

173

ダーーーッハッハッハッハァ!!

    ガーーーッハッハッハッハァ!!

          ヌワァーーーーッハッハッハッハッハァ!!!
 
。。。。あぁあぁ、やっぱりだぁ。あの2人、絶対気が合うと思ってたんだよなぁ。
見れば中央ホールのド真ん中。テーブルを陣取り、隊長と田吾作が2人して盛大な酒盛りの真っ最中であった。

「ほれほれ!呑め呑め!グッといけグッと!ダハハハハ!!」

「ソーイウオメェモ全ッ然足リテネーダロー、うぃっく! ダカラおらノ特製芋焼酎ガ呑メネーノカッツッテンダロガーコノヤロー!!」

「馬鹿野郎!手前ェのそんなトコから出したのなんて呑めるか!ガハハ!」

もちろん君にはあんな酒盛りに加わる暇はないし、加わろうとする気も毛頭ない。

→見ないフリをして他の人とも話してみる 35へ
→気付かれる前に出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

259

ソファに姿勢よく座っていた蒔絵が、君に気付きぱっと顔を上げた。
現在、チェック【Z】はあるだろうか。

→ある 260へ
→ない 261へ

 

 

 

 

 

 

260

「あっ、お疲れ様です。大丈夫ですかお怪我はありませんか?」

姉の夏穂と話していた蒔絵が疲れた君を優しく労う。
君が現在の捜索状況を簡潔に説明すると、彼女は再び明るい笑顔を見せてくれた。
さて、このシュヴァルツシルドや宇宙物理学全般について詳しい蒔絵に、君は何か聞きたいことはあるだろうか。
ここではあくまでフィクションであることを前提に、作中用語の知識などを尋ねたりもできる。

→シュヴァルツシルドの意味を尋ねる 262へ
→重力子について尋ねる 263へ
→重力子集積装置について尋ねる 264へ
→チェック【M】がある 265へ
→好きなタイプについて尋ねる 266へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

261

ひとりぽつんと行儀よく座っていた蒔絵は急に立ち上がると悲痛な面持ちで君に駆け寄ってきた。

「あの!、、、お姉、いえ、私の姉がまだこのステーションから脱出してないみたいなんです。さっき端末から入退出者リストを確認したので間違いありません。所属の素材開発モジュールからもまだ出てないみたいなんできっとまだあそこに取り残されてるはずなんです!お願いです!私と一緒に探しに行って頂けませんか?」

さっきあんな危険な目にあったばかりだというのに、宇宙警備隊員に向かって自分も行くから着いて来てくれとはなかなか肝の据わった女性だ。
自分が行くのであなたはここで心配せずに待っていて欲しいと、君は蒔絵に向かって慎重に説得する。
幸い、それほど時間はかからずに彼女は渋々納得してくれた。
君は出来る限りに彼女を励ますと決意も新たにその場を後にした。

→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

262

「シュヴァルツは黒、シルドは穴。このステーションの名称シュヴァルツシルドはですね、ドイツ語でブラックホールを意味する言葉なんですよ。正確な発音はドじゃなくてシュヴァルツシルト、なんですけどね。」

危険な捜索ですり減った精神に、蒔絵の柔らかな声が心地よく響く。君は彼女に更に話を促す。

「そうそうシュヴァルツシルトと言えば!シュヴァルツシルト半径はご存知ですか?光のスピードでも抜け出せなくなっちゃうブラックホールの限界接近領域を示した距離のことなんですけどね。この距離まで近づいちゃったらもう光でも逃げ出せないくらい重力が強いんですよっていう……怖いですよね……でもそれだけの強い重力が……」

その後もずいぶんと長いこと彼女の独演は続いた。少し頭がクラクラしてきたかもしれない。
どうやら見た目に反して得意分野についてなら際限なく饒舌になってしまうタイプのようだ。

さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。

→重力子について尋ねる 263へ
→重力子集積装置について尋ねる 264へ
→チェック【M】がある 265へ
→好きなタイプについて尋ねる 266へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

263

「重力とは何か。二十一世紀末までそれは宇宙物理学最大の謎でした。それまで重力とはリンゴや天体そのものが周りのものを『引き寄せる』力だと思われていましたが、それがダークマターやダークエネルギーの解明によって、全く逆の考えだということが判ったんです」

危険な捜索ですり減った精神に、蒔絵の柔らかな声が心地よく響く。君は彼女に更に話を促す。

「私たちは地球に引き寄せられて立ってるんじゃなくて、頭の上の真空の宇宙空間から無限に降り注ぐ重力子のぶつかりによって地球に『押し付けられている』んです。それはもう当時の宇宙物理学に大きな衝撃を与えたそうですよ。今となってはそんなの当たり前なんですけどね」

「例えるならそうですねぇ。何もない真空の空間からは、ここではない別次元からの膨大なエネルギーが常に溢れ出して来ている。そうイメージして頂けるといいでしょうか。別次元、なんてほとんどファンタジーですけどね」

「それがその時代の科学では見えない、感知できなかったダークエネルギーと呼ばれる別次元からの力でした。そのうちのごく一部の素粒子に、重力子があります。これが真空の別次元の扉から飛び出して、四方八方に万遍なく放射され続けていた。何百億年の遥か太古の宇宙から、ね」

「周囲が等しく本当に何もない真空の宇宙空間であれば、ある地点に存在する物体にかかる重力子のバランスはどの方向からも同じなので、相殺されてゼロです。つまり動かない。その場にプカプカ浮いているだけ」

「だけど、すぐ隣に大きな地球のような天体があった場合はどうでしょう。その大きな地球がある空間だけは『真空ではない』わけですから、そこからはダークエネルギー、つまりは重力子がこちらの次元へは飛んでこない。対象物に向けて地球の方向から降り注ぐはずの重力子の量が、そこだけ少し減ってしまうわけです。するとどうなるか。力のバランスが崩れてその力の弱い方向一点へと対象物は段々と流されていってしまうわけです。この動きの力の度合いが、重力です」

「例えるならプールの栓が抜けちゃったような状態ですかね。何か『ある』真空では『ない』空間、そこには周囲からの重力子が一気に流れ込む。物体が大きく重く、ぎゅうっと密度が高ければ高いほどその流れは速く大きい。重力子はこの次元の素粒子ではありませんから扉から出た途端にすぐに崩壊して消えてなくなります。そのまま溜まって動きが収まるということもありません。未来永劫、その大きな天体のある『真空でない空間』へと新たな重力子が流れ込んでは消え続けます。この力の流れこそが、いわゆる私たちが大昔から重力だと思っていた力の正体だったんですね……」

その後もずいぶんと長いこと彼女の独演は続いた。少し頭がクラクラしてきたかもしれない。
どうやら見た目に反して得意分野についてなら際限なく饒舌になってしまうタイプのようだ。

さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。

→シュヴァルツシルドの意味を尋ねる 262へ
→重力子集積装置について尋ねる 264へ
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264

「重力子の急激な流れの中に物体を置くことで押し付けられる力、つまりは重力が生まれます。だから意図的に強い重力子の流れを作れたなら、それが重力発生装置に成り得ます。機械による重力発生装置の開発はそういった発想からスタートしました」

危険な捜索ですり減った精神に、蒔絵の柔らかな声が心地よく響く。君は彼女に更に話を促す。

「強い流れを作り出すならふたつ、発生源の上流を作るか、流れ込む下流を作るかです。ですがその内の上流、つまりはダークエネルギーの発生源を作り出すといってもやはり限界がありました。なにせ真空状態よりも高純度の真空状態を局地的に作り出す、なんてものは理論上有りえなかったからです。大昔にはホワイトホールなんて仮説もあったみたいですけどね」

「結局は下流、つまりはダークエネルギーの流れ込む出口を作り出すことに開発は集約されていきました。単純に考えれば地球と同じ質量の天体を、こう、ギュウギュウとおにぎりみたいに握って小さく固めることが出来さえすれば理論上は可能でしたが、それじゃもう超新星爆発ですから、それはさすがに不可能。ということで研究者たちはそれに代わる代用出口が何かないかを懸命に探しました」

「マイクロブラックホール発生装置、なんて理論が割と有名なところですよね。ですが結局はそれもあまりに危険が大き過ぎるとの結論から上手くはいかなかったようです。そこから転じて、ようやく本来の代用出口と成り得るオプティカルウェーブのクロス結合法へと流れるに至ったわけで……」

その後もずいぶんと長いこと彼女の独演は続いた。少し頭がクラクラしてきたかもしれない。
どうやら見た目に反して得意分野についてなら際限なく饒舌になってしまうタイプのようだ。

さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。

→シュヴァルツシルドの意味を尋ねる 262へ
→重力子について尋ねる 263へ
→チェック【M】がある 265へ
→好きなタイプについて尋ねる 266へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

265

蒔絵はいきなり君の手を取ると、引っ張ってどこかへ連れて行き始めた。
えっ、えぇぇ? 急な展開に君の心臓はドギマギする。
だがやがてそれは全くの勘違いだったことに気付かされる。
彼女は中央ホールの隅の机に並べられた、環境実験モジュールから持ち帰ってきたあの研究品を君に見せたかっただけなのだ。

「……特に私が今一番力を入れていたのがですね、あの時危うく持っていきそびれる所だったコレ!重力子キャンセラーなんですよ~!はうぅ~良かったぁ~♪」

見ればそれは意外な程小さい小箱のようなものだった。
延々説明してくれた理論は難しくてよく判らなかったのだが、とにかく重力子の反物質みたいなものを放出してぶつかってくる重力子そのものを対消滅させる、つまりは重力の影響を無効化してくれる特殊なバリア装置のようなものらしい。

「……これが完成すればですね、バリアを全方位に張り巡らせることで地球上でも無重力状態をほぼ再現できるかもしれないという画期的な発明なんです!更には特定の方向のみバリアを解除することで重力子衝突とのバランスをコントロールして空中を自由自在に飛行!な~んてことも夢じゃないんじゃないかと……」

またしてもお得意の科学演説が始まりそうだったので君は慌てて塞き止める。
しかし、物の重さを無くせるというのは気になったので君はもう少し尋ねてみた。

「ねぇ、今のトコその無くせる重さってのはどれくらいまでいけるの?」

「え? いえ重さというよりはその、有効半径、ですかね、、、まだ放出する反物質そのものが不安定でして、出してもすぐに消えてなくなっちゃうんですよ、だからその、、まだ、、装置の周辺30センチ程度でしか効果が確認できなくって、、、」

急に歯切れが悪くなった。彼女にしてはまだまだ目標に遠く及ばないといった悔しい成果でしかないだろうが、君にとってそれでも充分に有益な情報だった。途端にとある閃きが生まれる。

「じゃあ頼む! 僕に考えがあるんだ、、、あのさ、、、」

数時間後、パルシングナイフを内蔵した君の右腕のアーマー部分に、その開発途中の重力子キャンセラーが取り付けられた。
装置を作動させてみる。
ヴィィィィィィ、、、、、、、
音は少しうるさかったが、確かに腕の重さが感じられなくなってきた。
腕を上げてみる。振ってみる。ナイフを射出して素振りをしてみる。
これは、、、!すごい信じられない軽さだ!これならナイフの命中率が今まで以上に増すに違いない!

「、、、こりゃすごいや!想像以上だよ!ありがとう!」

「絶対壊さないって約束ですからね! それと使用後のデータ収集と人体影響への計測、忘れず付き合って下さいよ! もう!」

今度は君が蒔絵の手を取り、ブンブンと振り回す。
彼女の頬に一瞬赤みが差したのにも気付かない程に君ははしゃいでしまっていた。

君は重力子キャンセラーを手に入れた。
チェック【C】を入れること。横には「ナイフ攻撃時:サイコロ1回振り直し可」と書き込むこと。
以後、チェック【C】がある場合に限り、君がナイフで攻撃する際は自分の命中サイコロが失敗しても、1回だけなら振り直しができるようになった。
つまりはナイフ攻撃の命中確率がアップしたということだ。
ここで忘れずにメモしておき、これからの戦闘を有利に進めること。

さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。

→シュヴァルツシルドの意味を尋ねる 262へ
→重力子について尋ねる 263へ
→重力子集積装置について尋ねる 264へ
→好きなタイプについて尋ねる 266へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

266

「え?えぇ?ス、スきなタイプ、ですか??ナナな、なにをいって……?!?」

真っ赤になっている。うんうん、期待通りの反応だ。

さて、君は他にも蒔絵に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。

→シュヴァルツシルドの意味を尋ねる 262へ
→重力子について尋ねる 263へ
→重力子集積装置について尋ねる 264へ
→チェック【M】がある 265へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

267

隊長が無言で君を手招きしている。何事だろうか。

「・・・おい、あそこのお嬢さんな、俺んトコへ連れてこい」

「隊長、、、、年甲斐もないマネは辞めてください。どうせ相手にされませんよ」

「馬鹿野郎!勘違いすんじゃねえや。あのお嬢さんもここのお偉さんなんだろ。だったら今度はあちらさんと手前ェの生体データをスワップさせてもらうんだよ。セキュリティレベルが上げられるだろうが」

あぁ、なるほど。。。。。
趣旨を理解した君はさっそく救出してきたあの女性研究者に事情を説明した。
最初はゴネていたものの、捜索に必要だからと君の必死の説得もあってかようやく納得してくれる。
今度は彼女がコンピュータにゴリラ扱いされる事になるとは、さすがに黙っていたが。

君の生体認証セキュリティレベルが3に上がった。
チェック【L】を入れること。横には「セキュリティレベル3」と書き込むこと。
以後、このチェック【L】がある限り、君は生体認証セキュリティレベルが3以下のドアを全て開けられるようになった。

→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

268

「あっ田吾ちゃん! あなたも来てたのね!」

「オォウ、まきッペデネェカ! インヤ無事デ良カッタダナァ!」

意外な組み合わせが親しかったと知り君は驚く。
蒔絵はオフの時間は自然再現モジュールで畑仕事を手伝うのを趣味としているらしい。

→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

269

ソファに姿勢よく座っていた夏穂が、君に気付きぱっと顔を上げた。
現在、チェック【Y】はあるだろうか。

→ある 270へ
→ない 271へ

 

 

 

 

 

 

270

「お帰りなさい。どう?まだ生存者は全員見つからないの?」

妹の蒔絵と話していた夏穂が疲れた君を見てピシリと鞭打つように言い放つ。うぅっ、手厳しい。
君が現在の捜索状況を簡潔に説明すると、彼女はまだ不安げな顔をしながらも君を叱咤激励した。
さて、設計技師でもありシュヴァルツシルドの構造について詳しい夏穂に、君は何か聞きたいことはあるだろうか。

→各モジュールの大まかな役割について尋ねる 272へ
→重力子集積装置の配置場所について尋ねる 273へ
→直通エレベータの構造について尋ねる 274へ
→好きなタイプについて尋ねる 275へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

271

ひとりぽつんと行儀よく座っていた夏穂は急に立ち上がると悲痛な面持ちで君に駆け寄ってきた。

「アタシの妹の蒔絵もこのステーションで働いてる科学者なんだけど、あの子まだこのステーションから脱出してないみたいなの。さっき端末から入退出者リストを確認したけど間違いないわ。所属の環境実験モジュールからもまだ出てないみたいだからきっとまだあそこに取り残されてるはずなのよ!お願い!アタシと一緒に探しに行って!」

さっきあんな危険な目にあったばかりだというのに、宇宙警備隊員に向かって自分も行くから着いて来てくれとはなかなか肝の据わった女性だ。
自分が行くのであなたはここで心配せずに待っていて欲しいと、君は夏穂に向かって慎重に説得する。
かなり強情で苦労したが、最後はなんとか彼女も折れて納得してくれた。
君は出来る限りに彼女を励ますと決意も新たにその場を後にする。

「そうだ、ちょっと待っててくれる? あの子に持ってって貰いたいものがあるの」

そう言って夏穂は中央ホールから飛び出すと、しばらくして手に小さなケースを持って帰ってきた。

「コレあの子のなの。あの子おっちょこちょいだからしょっちゅう何もないところで転んでは落として無くしちゃったりするのよ。きっと今頃は慌てて逃げ出してまたどこかで無くしてるかもしれないから、あなたコレ持っていってくれない?」

受け取った君が中を開けると、そこには何やら黒いプラスチックの棒で形造られた不思議なオブジェが入っていた。

「メガネよ。見たことないでしょ。視力の落ちた矯正前の肉眼で物を見るために鼻の頭にこうひっかけて使う昔の装飾品よ」

ずいぶん珍しいものを見た。思わず君はへぇっと唸る。
今時、こんな骨董品みたいなものを愛用してる人がまだいるんだなぁ。

チェック【M】を入れること。横には「黒縁のメガネ」と書き込むこと。

→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

272

「各モジュールって言ってもねぇ、、、、どこも一応名前の通りなんだけど?」

夏穂は君の質問に多少面倒そうな顔をしながらも答える。

「アタシたちが今いるこの1Fが居住モジュールね。地球に一番近い階層よ。やっぱり長く離れてると恋しくなっちゃうからね、地球。この中央ホールもそうだけど、各個人の部屋もやっぱり全部天井は特殊ガラス張りになってててね、ベッドに寝転ぶと星空じゃなくて地球空がいい感じに見えるのよね。あっ、自分の国が見えてきた、なんてね」

「ここのすぐ裏、B1Fが娯楽モジュールよ。やっぱり遊びに行くトコは近い方がいいでしょ、だから。でもどれもなーんかイマイチぱっとしないのよねぇ。やっぱ昔の頭のカタイお偉さん方がチョイスしたのは古臭くてダメよねぇ。今度の設計更新時には絶対アタシの意見を聞かせてやろうと思ってるんだ」

「直通エレベータでつながったその下のB2Fは単なる接港ポートね。余ったスペースは物置代わりの倉庫としても使われてるわ。各部署同士でのスペース確保の奪い合いが酷いのよ、もう大変」

「その裏の太陽側、B3Fが土いっぱいの農耕モジュールね。太陽の光が必要だからこの位置に配置されたってワケ。アタシは汚れるのがヤだから滅多に行かないけど、蒔絵は好きでしょっちゅう行ってるみたいね。」

「またエレベータを挟んだ次のB4Fが、蒔絵の所属する環境モジュール。あの爆発で右半分が吹き飛んじゃったんですってね。あっ、ごめんなさいアタシったら、、、、嫌なこと、思い出させちゃったわね」

「その裏がB5F、マッドな遺伝子野郎たちの巣窟よ。アタシあの場所も働いてる人もみんな薄気味悪くって大っキライ。全く、一体何を考えたら罪もないいたいけな動物たちをあそこまで弄べるのかしら、吐き気がするわ」

「最後がここの一番下層B6F、武器研モジュールよ。え?そんなはっきり言っていーのかですって? んもう、どうせみんな知ってるんでしょ、変に気にする方がオカシイのよ。武器っていってもね……」

その後も夏穂の講釈は延々続いた。
なんだ、イヤイヤどころかやっぱり結局は話好きなんじゃないか。

さて、君は他にも夏穂に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。

→重力子集積装置の配置場所について尋ねる 273へ
→直通エレベータの構造について尋ねる 274へ
→好きなタイプについて尋ねる 275へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

273

「どこに設置されてるかって、、、、そんなの普通すぐ気付くと思うけど?」

夏穂は君の質問に多少面倒そうな顔をしながらも答える。

「1FモジュールとB1Fモジュール、B2とB3、B4とB5、、、って具合に、ふたつずつのモジュールでそれぞれサンドイッチした間に挟んであるのよ。各モジュールにひとつずつ付けてたんじゃ無駄だし非効率でしょ」

「重力子集積装置自体には、指向性なんて無いからね。装置が発動すれば上からも下からも右からも左からも、全方向等しく重力子を吸い込み始めるのよ。それが平面上にずらりと並べられてるから、全体としては上と下に物を吸い付かせる平べったい磁石板みたいな感じになってるってわけ」

「だからその板の上下両面に空箱をぺたりと貼り付ければ、はい1Gで床に立てる2階建てのモジュールの一丁上がりってね。だから上の階は普通でも、下の階の人は床じゃなくて天井に逆さに立つことになるのよ。判る?だからこのシュヴァルツシルドじゃ1F、B2、B4、B6が頭の上が地球になってて、逆のB1、B3、B5だと逆に頭の上に太陽が輝いて見えてるってワケよ……」

その後も夏穂の講釈は延々続いた。
なんだ、イヤイヤどころかやっぱり結局は話好きなんじゃないか。

さて、君は他にも夏穂に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。

→各モジュールの大まかな役割について尋ねる 272へ
→直通エレベータの構造について尋ねる 274へ
→好きなタイプについて尋ねる 275へ
→他の人とも話してみる 35へ
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274

「エレベータが途中でジャイロみたくクルクル回転してたって気付いてた?気付かなかったわよねぇ。そりゃそうよ、なんせこのアタシがあの新バランスセンサー機構を設計したんだもの」

君がエレベータについて話を振ると、夏穂は俄然食い付いてきた。
どうやらあれは彼女が設計に携わったものだったらしい。

「ここシュヴァルツシルドの各モジュールの重力角度は上下で互い違いになってるのは知ってるわよね。だから場合によっては扉が開いたら天地が逆さま、だったりすることもあるわけよ」

「知ってたとしてもそれが日に何度、月に何度年に何度と積み重なっていけばそれも重大な宇宙ストレスになっていくわ。だから目的の階に合わせてエレベータ内の天地の向きをクルクル変えてく必要があるわけ」

「そこでいかに中の人間にその動きを気付かせないかがアタシら設計士の腕の見せ所よ。いい?こっからが重要だからよっく聞いてなさいよね。まず初動の加速度をなるべく小さくするには……」

その後も夏穂の講釈は延々続いた。
なんだ、イヤイヤどころかやっぱり結局は話好きなんじゃないか。

さて、君は他にも夏穂に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。

→各モジュールの大まかな役割について尋ねる 272へ
→重力子集積装置の配置場所について尋ねる 273へ
→好きなタイプについて尋ねる 275へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

275

「ふぅん?こんな時にナンパ?アナタ案外いい度胸してたのね」

ハ、ハハ、、、ですよね~。これまた予想通りの反応でございましたっと。

さて、君は他にも夏穂に質問してもよいし、礼を言って立ち去ってもよい。

→各モジュールの大まかな役割について尋ねる 272へ
→重力子集積装置の配置場所について尋ねる 273へ
→直通エレベータの構造について尋ねる 274へ
→他の人とも話してみる 35へ
→出発の準備に戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

276

「ありがとうお姉ちゃん。新しいメガネ、助かったよ」

「多分そんなコトじゃないかと思って用意しといたの。もう無くすんじゃないわよ」

蒔絵と夏穂が再会を喜び合っていた。
よかった。もしどちらか1人でも助けられていなかったのなら今のこの光景はなかったのだ。

→他の人とも話してみる 35へ
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277

君はB5F、動植物遺伝子研究モジュールの入口へとやってきた。
ここの研究員だけがひとりも戻って来てないなんておかしい。絶対にこの中で何かがあったに違いない。
そう確信を持って君はここまでやってきたのだが。

結論から言うとそのモジュールは、入り口のドアからして何をどうしても開けることはできなかった。
非常用の開閉コックももちろん試してはみたのだが、一切反応もなくドアは堅く閉ざされたままだった。
隔壁も兼ねている重厚なドアであるため、叩こうが叫ぼうが向こう側に合図が伝わるような代物でもない。
結局の所、今の君に引き返す以外の選択肢は見付けられなかった。

くそっ、一体どうしたらいいんだ。。。。。。。!

今、チェック【W】【X】【Y】【Z】はすべてがそろっているか。

→そろっている 382へ
→そろっていない 31へ

 

 

 

 

 

 

382

「おいどうした。シケた面して」

中央ホールに戻ってきた君は、隊長に声を掛けられた。
B5Fの入口ドアが開けられなかった事を話すと、隊長は自分をそこに連れて行けと言う。
ドアのセキュリティを解除できないか、俺が調べてやると言うのだ。
動けない隊長を背負い、君はまたB5Fへ来た。
隊長はドアの前に腰を降ろすと、手持ちの端末ケーブルをつなぎ何やら操作を始めた。
黙って見ている君。
やがて顔を上げた隊長は、大げさなため息をついて君に命令した。
「ここにあのお嬢さん方2人と、あのイモロボットの野郎も連れて来い」

こうしてB5F動植物遺伝子研究モジュールの入口ドアの前に、4人と1台全員が集まった。
皆を前に、おもむろに隊長が口を開く。

「このドアにかかってるセキュリティはレベル5だそうだ。お嬢さん方、5っていうと誰クラスになる?」

「5なんて、、、、、ここじゃランドルフ所長しかいませんよ。最高レベルですから」

夏穂が答える。
やっぱりな。。。。。隊長はまたひとつ、ため息をつく。
そしてあらぬ方向を見上げると、誰にも聞こえない小声で独り言をつぶやいた。

「やれやれ、、、、俺ももう、宮仕えの身で落ち着いたつもりだったんだがな。。。。。しゃあねぇ、これも世の為、人の為ってな。お天道様も今度ばかりは見逃してくれるだろうよ」

やがて君の目を真っ直ぐ見据え、力強く言い放った。

「このドア、俺がハッキングで開けてやる」

で、できるんですか? レベル5ですよ、スワッピングとは全然違うんじゃ、、、、

「大丈夫だ、任せろ。俺が昔ヤった財閥の貸金庫のアレに比べりゃこんなのチョロいもんよ」

え、今なんかさらっとヤバい事言いませんでした? 隊長ホントに大丈、、、、

「うるせえ!つべこべ言ってねェで覚悟はできてんのか! いいか?ここが最後のモジュールだ。とっくに突入の準備は済ませてあるんだろうな。もしまだだなんてウダウダ抜かしやがるんなら今すぐ戻って要事を済ませて来い! えぇ?どうなんだ?」

→や、やっぱり中央ホールに戻ります! 31へ
→準備はOKです! 行けます! 383へ

 

 

 

 

 

 

383

「ようし、そんじゃ始めるぞ」

隊長は今度は君以外の面々、田吾作、蒔絵、夏穂にも声を掛けた。

「俺の端末だけじゃ処理が追いつかねぇんだ。だからアンタらの助けがいる。協力してもらうぜ。」

そう言って隊長はもう1本の長いケーブルと2つの別の端末とを懐から取り出す。

「おいイモロボット、手前ェのそのオツムの電子回路も貸してくれ。そんなナリでもそれ相応の処理速度はあるんだろ。並列で一気にやるから全力で走らせろよ。それとそこのお嬢さん方は、こっちのサブ端末でブロックの解除サポートをよろしく頼むぜ」

何だかよく判らないが、とにかく大がかりなハッキングが始まるようだ。
そっち方面の知識に疎い君は、ただ黙って見ているしかできない。
隊長の指示で着々と準備が進められていく。
長いケーブルを頭に差し込まれた田吾作は、目をチカチカさせて処理モードに入った。
蒔絵と夏穂も観念した様子で、すごい速度で端末に何かを打ち込み始める。

プシューッ!
田吾作の頭が煙を吹き出した頃、ようやく目の前のドアが開いた。

「ようし完了と! さぁ新入り! あとは手前ェの仕事だ! 頼んだぞ行って来い!!」

覗き込んでいた君の胸を隊長が拳でドンと突いた。
ぐふっ! でもそうだ。残るはこのモジュールのみ。
中で助けを待ってる生存者を救出して、皆で地球へ帰るんだ!
覚悟を決めた君は、全員の顔を見渡すと力強く叫んだ。

「隊長! 皆さんと一緒に先にスペースシップで脱出の準備をしててください。もし1時間経っても僕からの連絡が何もなかったら、隊長、、、、、皆さんの事は、よろしく頼みます!」

「、、、お、おう。わかった。まぁなんだ。死なねぇ程度に頑張れや」

君の気迫に一瞬怯んだか、らしくない軽口で君を見送る、隊長。

「無理はぜったいにしないでくださいね! ぜったいぜったい、帰ってきてくださいねっ!」

蒔絵は君の両手を取り、全力でブンブン振り回しながら涙声で訴えかける。

「アタシは別に心配なんてしてないけどさ。。。必ず戻ってきなさいよ。約束よ」

妹の後ろに立つ夏穂は、君に初めて見せる神妙な面持ちで見送りの言葉をかけた。

『ホレ、ちゃっちゃット行ケ。ちゃっちゃトナ』

田吾作はこんな時でもマイペースだった。
こうして様々な激励を受けた君は、意を決して最後のモジュールへと足を踏み入れる。
絶対に生存者は助け出す! そして、、、、僕も必ず生きて戻る! 

→ 384へ

 

 

 

 

 

 

40

君は今、エレベータを出てすぐの通路に立っている。
ここはシュヴァルツシルドB1F:“運動娯楽モジュール”。
筋力維持を目的としたウェイトトレーニングなどのジム施設から簡素だが多用な娯楽施設までが揃っている、研究員憩いのモジュールだ。
遠く地球を離れて仕事に励む彼らにとっての心のオアシスを担っている。とりあえず人が多く集まるといったらこういう場所だろうか。
君はこのモジュールに生存者がいないかを調べてみることにした。
ちなみに気力(SP値)が尽きそうになったのならここからまた中央ホールまで休息を取りに戻ることも可能である。
くれぐれも無理は禁物と心得つつ、それでは捜索を始めよう。

このモジュールは真っ直ぐ一直線の通路でつながっているだけの単純な構造だ。
君は今いるのは、そのちょうど中間に位置したエレベータホールの前。
ここから左右の両方に向かって通路が延々と伸びている。さて右と左どちらへ進もうか。
迷っていた君の耳に、ふと低くなにか獣のうなり声のようなものが聞こえてきた。
見ると右側の通路の少し先に、赤茶の毛色だが体はドーベルマンのように細身をした中型犬サイズの獣が床に座り込んでいるのが見える。

→獣のいる方へ進む 70へ
→獣は避けて反対側へ進む 41へ
→エレベータで中央ホールまで戻る 30へ

 

 

 

 

 

 

41

君は獣がいる方を避け、左側の通路を進んでいく。
こちらは静かだ。なんの気配も感じず、また誰もいない。

やがて君は通路の左右に一対のドアがある場所まで来た。
それぞれ部屋があるようだ。どうするか。

→左のトレーニング室へ入る 42へ
→右の更衣室へ入る 46へ
→部屋には入らず通路を先へ進む 56へ
→エレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

42

ここは研究員が狭い環境でなまった体を鍛えるためのトレーニング室だ。
重力子集積装置がなかった昔の宇宙生活ではそれこそ1日に3時間も4時間も筋力トレーニングを続けなければならなかったと聞く。
この部屋に逃げ遅れた生存者はいなかった。
誰もいない室内には、様々なウェイトトレーニングの器具がところ狭しと並んでいる。

君はその中のひとつ、バーベル台に目が止まった。ちょっと一汗かいていこうか。
ただし、これに挑戦できるのはSP値が【500】以上残っており、かつチェック【S】もあるという
ふたつの条件をを満たす場合のみという制限付きだ。
どちらかひとつでも足りなければ、君は疲労か眠気のせいでとてもそんな気にはなれない。

→バーベル上げに挑戦する 43へ
→右の更衣室にも入る 46へ
→部屋を出て通路を先へ進む 56へ
→部屋を出てエレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

43

よし、じゃあここは景気付けに一汗流していくか。
君はバーベルのウェイトを自己最高記録に設定して挑戦する。それでは、、、、せーの!

ここではサイコロを使ったちょっとしたお遊びに付き合っていただく。
サイコロを2回振って、出た目の合計が「8」以上なら成功だ。
さて、サイコロ2個の合計はいくつだっただろうか。

→「8」以上だった 44へ
→「7」以下だった 45へ

 

 

 

 

 

 

44

フン!フン!フンっ!
君は軽々とバーベルのリフトアップを続けていく。
ふう、まぁこんなモンかな。君は久々に気持ちのよい汗を流した。
君のSP値を【+100】増やしてよい。

→右の更衣室室にも入る 46へ
→部屋を出て通路を先へ進む 56へ
→部屋を出てエレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

45

うーん!、、、、、、ダメだぁ。
結局一度も上げられずにあっさりバーベルに潰される君。
君のSP値を【-100】減らすこと。
やっぱり無理はするもんじゃないな。君はそそくさと任務に戻る。

→右の更衣室室にも入る 46へ
→部屋を出て通路を先へ進む 56へ
→部屋を出てエレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

46

ここは更衣室、兼シャワールームだ。向かいのトレーニングルームで汗をかいた人が使う場所である。
入ってみれば想像以上に立派な施設で、豪華にもサウナまで完備されている。
さすがは世界の最先端研究を担う人材への慰労設備だなと、君は感心する。

まずは男性更衣室側をくまなく調べてみる。
サウナ室やシャワーカーテンの影なども全部調べたが逃げ遅れた生存者は誰もいなかった。

さて、外に出た君は、『女性』更衣室にも目を向ける。
うぅむ、、、、、、

→声をかけるだけにしておく 47へ
→緊急事態だ、堂々と中に入る 48へ

 

 

 

 

 

 

47

「だ、、誰かいませんか~。 いませんね~」
君はか細い声で中に向かって呼びかけた。
誰の返事もなければ、何の物音もしない。どうする?

→やむおえまい、やはり中に入る 48へ
→ここまでにして通路を先へ進む 56へ
→左のトレーニング室にも入る 42へ
→エレベータの所まで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

48

君は意味もなくゴクンと生唾を飲み込むと、生涯で初めての秘境へと足を踏み入れる。
見慣れないピンク色のロッカーになんだかドギマギしつつ、部屋を物色、、、、いや捜索。
ロッカーの中身まで調べる念の入れようだったが、期待に反して、いや幸いなことに逃げ遅れた女性はひとりもいないようだった。

良かったような残念なような。
複雑な思いを胸に部屋を出ようとした君だったがその時、外の通路から誰かが入ってくる気配を感じた。
ヤバイ!どうやって今の自分の潔白を証明しようかとあたふたしていると、

ガガガガガガガッ!

いきなりその誰かから君に向かって放たれる、激しいバルカン掃射。
とっさに物陰に隠れる君。どういうことだ?! 敵かっ?

物陰からそいつの様子をうかがう。
スラリとした細身のシルエットが、どこかぎこちない姿勢のまま微動だにせず入り口を塞いでいたのが見えた。
あれはいったい何だ?

黒ずくめのスペーススーツに、そして真っ黒いヘルメット。
身に着けたもの全てが黒という見る者に恐怖を与える不気味な姿。
一瞬、人間かとも思ったが何かが違う。
同じく黒味がかったスモークバイザーの奥にあったのは、鈍い光を放つ赤きモノアイセンサー。
それが上下左右に常にせわしなく動いているのだ。

そしてなによりも異彩を放っていたのが背中から両肩にかけてもう1対、奇怪な腕が伸びていたことだった。
4本腕の怪人、いや怪ロボット。改造人間もしくはアンドロイドだろうか?
いずれにせよ、あんな物々しい奴はこの異常事態を企てたテロリストの一派である可能性が極めて高い。

「お、、、お前は何者だ!両手を上げておとなしく投降しろ!」

セオリー通りに警告を発したが、機械である奴からの返答はない。一言も発しない。
ならば力ずくで身柄を確保して詳しい情報を引き出したいところだが、どうするか。

アンドロイド・フォーアームズとの戦闘だ!
君はどの武器で戦うか?

→パルシングナイフで戦う 49へ
→ハンドバルカンで戦う 50へ
→チェック【N】を使う 51へ
→チェック【V】を使う 52へ
→逃げる 54へ

 

 

 

 

 

 

49

君はナイフを構えて敵に突撃する。だが敵も動きを見せ、同じくナイフによる接近戦へ応じるかのように、君目掛けて猛然と飛びかかってきた。

それはアンドロイド特有の、両腕4本を駆使した奇怪な戦法。
奴のナイフは、従来の右腕1本の他に両肩の腕にも2本で、計3本。
そのどれもが独立した自らの意志を持つかのように次々と乱撃を浴びせてくるのだ。
こいつは、、、、ちと無謀だったかもしれない!?
守るので精いっぱいでとても攻めに転じる隙が見い出せないのだ。
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【2】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただしこの戦闘中に限り、敵の攻撃は1ターンに「3度」行われる。
以上の特殊ルールを踏まえて、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪アンドロイド・フォーアームズ≫ SP値【2000】
S武器【パルシングナイフ×3】攻撃力【200】命中率【5】

→敵のSP値が【1000】以下になった 53へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 50へ
→逃げる 55へ

 

 

 

 

 

 

50

君は手近なロッカーを遮蔽物に、バルカンを構えて射撃戦の体制を取った。
敵も入り口の壁に隠れつつ、こちらへ威嚇射撃してくる。
が、悔しいが腕は奴の方が上だ。このまま踏ん張りきれるか?
L武器ハンドバルカンの攻撃力【200】命中率【2】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪アンドロイド・フォーアームズ≫ SP値【2000】
L武器【ハンドバルカン】攻撃力【200】命中率【4】

→敵のSP値が【1000】以下になった 53へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 49へ
→逃げる 54へ

 

 

 

 

 

 

51

君はトリモチバルーンを散布した。
だが敵はすぐにパチン!パチンパチン!
全てのバルーンを簡単にバルカンで撃ち落としてしまう。
ちくしょう!やっぱりこんなこけおどしじゃ通用しないか!
君は武器を選び直す。

→パルシングナイフで戦う 49へ
→ハンドバルカンで戦う 50へ
→チェック【V】を使う 52へ
→逃げる 54へ

 

 

 

 

 

 

52

君は慌ててロッカーの陰に隠れると、周囲の壁を見回す。
あった!高圧電源のコンセントだ!
背中の有線式ビームランチャーを降ろすと、君は急いで電源プラグを差し込んだ。
よし!こいつであのアンドロイドに対抗だ!
L武器ビームランチャーの攻撃力【500】命中率【2】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪アンドロイド・フォーアームズ≫ SP値【2000】
L武器【ハンドバルカン】攻撃力【200】命中率【4】

→敵のSP値が【1000】以下になった 53へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 49へ
→武器をハンドバルカンに変更する 50へ
→逃げる 54へ

 

 

 

 

 

 

53

激しい戦闘が長引く中、段々とアンドロイドの動きが鈍り始めた。
両肩の腕も完全に機能を停止し、今やダラリと垂れ下がっているだけ。
故障か? 君はチャンスとばかり一気に畳みかけようと踏み込んだ。
だが、同時に敵もまた、己の不調を悟ったのか踵を返して外の通路へと走り去っていく。
君も慌てて追って出たが、どこへ消えたのかもう奴の姿は見えなくなっていた。

とりあえず、、、、危機は去ったようだ。
しかしあんな殺戮マシーンがステーションを徘徊しているなんて。果たして自分は本当にここから生きて出られるのだろうか。
通路に出た君は捜索に戻る。

→通路を先へ進む 56へ
→左のトレーニング室にも入る 42へ
→エレベータの所まで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

54

逃げるといっても今、出口はあのアンドロイドに完全に塞がれている。
君は無謀にも正面突破を試みたが、バルカンの恰好の的になるだけだった。
無駄なダメージを受けてしまう。君のSP値を【-200】減らすこと。
やはり戦うしか道はないのか!君はどの武器で戦うか?

→君のSP値が【0】になった 38へ
→パルシングナイフで戦う 49へ
→ハンドバルカンで戦う 50へ

 

 

 

 

 

 

55

君は接近戦での混戦を利用し、入り口を背後にした瞬間を見計らって相手を突き飛ばし、タイミング良く逃げ出した。
アンドロイドは、、、、、、、、追ってはこない。助かった!
君はそのままエレベータの場所まで戻ってくる。

ハァハァ、とりあえず、、、、危機は去ったようだ。
しかしあんな殺戮マシーンがステーションを徘徊しているなんて。果たして自分は本当にここから生きて出られるのだろうか。

→ 40へ

 

 

 

 

 

 

56

ピーーーッ!

突然の甲高い音に驚いて君は歩みを止める。

『シンニュウシャハッケン ケイコク ケイコク タイキョサレナイバアイハ コウゲキモードニ イコウシマス』

無機質な機械音声が通路に響いた。
ブーン、という羽音のような振動音とともにその音を発した奴は見る見るうちに天井付近までゆっくりと上昇していく。
浮遊型の小型ガードロボットだ。赤いモノアイセンサーがじっと君を見下ろしたまま微動だにしない。
これ以上近づくと攻撃するぞと君を脅している。

→構わず進む 57へ
→警告通りに引き返す 40へ

 

 

 

 

 

 

57

ガードロボットの警告を無視し、君は更に通路を踏み込んだ。

ブィィィィィ、、、、、、、、

ガードロボットの機体が浮遊角度を変えた。
腹を見せるような格好になり、それまで隠していた威嚇用のマシンガンがあらわとなっていく。
敵は一際けたたましい警報音を響かせると警告通り、銃口をこちらに定めて完全な攻撃モードへと移行した。
ガードロボットSとの戦闘だ!君はどの武器で戦うか?

→パルシングナイフで戦う 58へ
→ハンドバルカンで戦う 59へ
→チェック【N】を使う 60へ
→逃げる 62へ

 

 

 

 

 

 

58

君はナイフを構えて飛びかかった。
しかし敵は天井高くを浮遊したまま下まで降りようとはしてこない。君がジャンプしてようやく届くかどうかというギリギリの高さだ。
しまった、選択を誤ったか?!
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【1】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪ガードロボットS≫ SP値【400】
L武器【マシンガン】攻撃力【200】命中率【4】

→敵のSP値が【0】になった 61へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 59へ
→逃げる 62へ

 

 

 

 

 

 

59

空を飛ぶのであれば、こちらも飛び道具で撃ち落とすまでだ。
君はバルカンを構えて敵との距離を取った。
L武器ハンドバルカンの攻撃力【200】命中率【3】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSPはそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪ガードロボットS≫ SP【400】
L武器【マシンガン】攻撃力【200】命中率【3】

→敵のSP値が【0】になった 61へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 58へ
→逃げる 62へ

 

 

 

 

 

 

60

君は思うところがあり、トリモチバルーンを発射した。
粘着性のバルーンはすぐにガードロボットの回る浮遊プロペラへと吸い込まれていく。
パチンッ!パチパチパチンッ!!
弾けたバルーンの粘液は、期待通りに奴のプロペラの回転を止めてしまう。
こうなれば後は床へと墜落したガードロボットを壊すのは容易いことだった。

→ 61へ

 

 

 

 

 

 

61

ガシャンッ!

君はガードロボットを叩き壊すことに成功した。
ふぅ、ようやくおとなしくなったか。
安堵したのもつかの間、ロボットの残骸は今度は別の警報音を発し始めた。
ピピピピ!ピピーピピピーピピー!
まずいぞ、あれは援軍を呼ぶコールサインだ。

モタモタしてはいられない。君は素早く周囲を確認した。
通路はここで行き止まりとなっていたが左右の壁には、やはり何らかの部屋がひとつずつある。
急いで中を確認してもよいし、長居は危険と一目散に逃げ出しても構わない。

→左の部屋に入る 63へ
→右の部屋に入る 64へ
→早くこの場から逃げる 40へ

 

 

 

 

 

 

62

危険を感じた君は敵に背を向けると慌てて逃げ出した。
ガードロボットは追っては来ない。あくまであの場所を守るだけの存在のようだ。
何か重要なものでもあるのだろうか。

→ 40へ

 

 

 

 

 

 

63

とっさに左の部屋に入る。
大声を掛けつつざっと室内を見渡しても、逃げ遅れた人は誰もいなかった。
これ以上詳しく調べている余裕はない。急がなければ。

→通路に出て右の部屋にも入る 69へ
→早くこの場から逃げる 40へ

 

 

 

 

 

 

64

急いで右の部屋へ入ろうとしたがなぜかこの部屋のドアはすぐには開かなかった。
くそっ、こんな時に、、、、、、
現在、チェック【I】もしくは【L】のどちらかがあるだろうか。

→ある 66へ
→ない 65へ

 

 

 

 

 

 

65

君が押しても引いても一向にドアが開くことはなかった。
中に誰か残っていないかと、ドアを叩いて呼びかけてみても返事はない。
今は諦めるより他なさそうだ。

→左の部屋にも入る 69へ
→早くこの場から逃げる 40へ

 

 

 

 

 

 

66

レベルを上げた生体認証を読み込ませ、君は中へと入った。
かなり広めの部屋だ。中央には備蓄用の非常食や飲料水のタンクが山積みされており、奥の壁一面には様々な武器がすぐに持ち出せるよう掛けてあるのが見える。
どうやらここは、急な外敵が攻めてきた際の非常用武器庫のようだ。
こんな事態の時こそ、既に誰かが立て篭もっていてもよさそうなものだったが、あいにく今は誰もいなかった。
そうであれば急いで部屋を出なければならない所だが、もしかするとここならばこれからの捜索に役立つ武器や装備品がいろいろと手に入るかもしれない。ちょっと寄り道していこうか。

→部屋を物色してみる 67へ
→通路に出て左の部屋にも入る 69へ
→早くこの場から逃げる 40へ

 

 

 

 

 

 

67

あまりダラダラ調べている時間はない。パッと目についたのが、非常食の山の上に無造作に置き忘れられたかのような、一丁のハンドガンだった。
主に護身用として、非力な女性でも扱いやすいように発砲の勢いを殺す無反動構造になっているのが特徴の小型銃だ。
ただ、あくまでも対人の威嚇用でしかないため威力はほとんど期待出来ない。
バイオミュータント相手に戦うなら今の君の左腕に装備されたハンドバルカンの方がよほど頼りになるだろう。果たして役に立つ機会はあるだろうか。
持っていくつもりならチェック【H】を入れること。横には「ハンドガンを入手」と書き込むこと。

→奥の武器もこのまま物色する 68へ
→通路に出て左の部屋にも入る 69へ
→早くこの場から逃げる 40へ

 

 

 

 

 

 

68

武器庫をじっくりと調べ尽くした君は、期待通りに大量の武器や装備品を手に入れる事ができた。
ホクホク顔で部屋のドアを開ける。するとそこには、既に何機ものガードロボットの群れが集結しており、マシンガンの砲身を一斉に君へと向けていたのだった。
しまった!いくらなんでも油断しすぎた!
どんなに強力な武器があろうとも、不意を突かれたこの状況では成す術もない。
せっかく手に入れた武器を使う暇もなく、君の体は一瞬でハチの巣と化した。
君のSP値を【0】にすること。

→ 38へ

 

 

 

 

 

 

69

欲張って部屋を両方とも調べようとしたのがまずかった。
反対側の部屋のドアに君が手を掛けようとしたその時、天井の通気口を突き破って新手のガードロボットがやってきたのだ。
ドアに気を取られていた君の無防備な背中を、マシンガンが直撃する!
ガガガガガガガッ!!
君のSP値を【-200】減らすこと。
SP値はまだ残っているだろうか。残っていれば、再び新たなガードロボットSとの戦闘が始まる!君はどの武器で戦うか?

→君のSP値が【0】になった 38へ
→パルシングナイフで戦う 58へ
→ハンドバルカンで戦う 59へ
→チェック【N】を使う 60へ
→逃げる 62へ

 

 

 

 

 

 

70


君は謎の獣がいる右側へと、敢えて通路を歩きだした。
大きさは普通の犬とそれほどは変わらないが、毛並みもあちこちがハゲ落ちていて口からは異常な程のヨダレを垂れ流している。あの異様さ、やはりミュータントか。
君が近づくのを確認すると、奴はどこを見てるのか判らない目でむっくりと起き上がってきた。
バイオドッグとの戦闘だ!君はどの武器で戦うか?

→パルシングナイフで戦う 71へ
→ハンドバルカンで戦う 72へ
→逃げる 74へ

 

 

 

 

 

 

71

君はナイフを構えて恐る恐る敵に近づいていく。
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪バイオドック≫ SP値【400】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【4】

→敵のSP値が【0】になった 73へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 72へ
→逃げる 74へ

 

 

 

 

 

 

72

君はバルカンを構えて距離を取り、敵を威嚇する。
L武器ハンドバルカンの攻撃力【200】命中率【4】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフでダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪バイオドック≫ SP値【400】
S武器【噛み付き】攻撃力【100】命中率【2】

→敵のSP値が【0】になった 73へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 71へ
→逃げる 74へ

 

 

 

 

 

 

73

敵はあっけなく戦意を喪失した。見かけに寄らず臆病のようだ。
犬のミュータントはキャンキャン鳴きながら君の脇をすり抜けるとエレベータの方へと逃げていった。
一息ついた君は、捜索を再開する。

→ 75へ

 

 

 

 

 

 

74

君はへっぴり腰ですごすごと後ずさる。
犬のミュータントはフン、と一息鼻を鳴らしただけで通路にまたぺたんと座り込んだ。
助かった。どうやら見逃してくれるらしい。
君は本当は腰が抜けそうなのを堪えると、慎重に通路を戻っていく。

→ 40へ

 

 

 

 

 

 

75

ここは娯楽運動モジュールのとある通路の途中だ。
左右の壁には一対のドアがある。それぞれプレートには「音響室」「娯楽室」と書かれてあった。
一方でこの通路の先には、岩のように巨大な物体が大きく道を塞いでおり、そこからはさっきとはまた違った獣のくぐもった声が響いてきている。

→左側の音響室へ入る 76へ
→右側の娯楽室へ入る 77へ
→通路を先へ進む 82へ
→エレベータの所まで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

76

音響室、と書いてあったそこはやけに小じんまりとした部屋だった。
生存者はいなかった。隠れられそうなスペースほとんどもない。
狭いといっても、それは主にこの部屋の大半を占めていた機械群のせいだった。本来ならそこそこの広さのはずだ。
壁やら机やらに設置された機械は、いろいろとわけの分からないツマミだらけだ。コンポーザーとかミキシングとか、そういう類のヤツだろうか。
音楽については詳しくないので、君はそれ以上機械をいじるのは止める。
しかしなぜ宇宙ステーションの中にこんな部屋があるのだろう。単に趣味で音楽を聞くためだけに、こんな大がかりな部屋を作るとは思えないが。

一方で、入って右側の壁は一面がガラス張りになっていたのに君は気付いた。
隣がどうなってるのか覗いてみようとしたが、どうも何やら向こう側から白のような、薄黄緑のような色の絵の具が大量にぶちまけられていてどうにも様子は判らない。これもいったいどういうことなのだろうか。

一通り見回した君は部屋を出ようとする。だがその際とある機械にぶつかった。
何か気味の悪い模様をした、ハデな柄したメモリーカードが刺さっているのが目に留まる。中身が判るような名前の類はどこにも書かれていない。
持っていくつもりならチェック【E】を入れること。横には「メモリーカードを入手」と書き込むこと。

→右側の娯楽室にも入る 77へ
→部屋を出て通路を先へ進む 82へ
→部屋を出てエレベータの所まで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

77

ここは研究員憩いの場、娯楽室だ。
最新流行のアミューズメント機器が所狭しと立ち並ぶ中で、ビリヤード台、卓球台といったレトロな雰囲気の遊具もまた置かれている。
国際技術の粋を集めて作られたはずの宇宙ステーションでもこんな庶民的な場所があるんだなと、君は不思議な感覚に浸る。

君はその中に、ダーツがあったのを見つけた。
ハイスクール時代はよく仲間と興じたものだ。ちょっと息抜きに遊んで行こうか。
ただし、これに挑戦できるのはSP値が【500】以上残っており、かつチェック【S】もあるという
ふたつの条件をを満たす場合のみという制限付きだ。
どちらかひとつでも足りなければ、君は疲労か眠気のせいでとてもそんな気にはなれない。

→ダーツに挑戦する 78へ
→左の音響室にも入る 76へ
→部屋を出て通路を先へ進む 82へ
→部屋を出てエレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

78

君は気まぐれにダーツの矢をひとつ摘むと、的に目掛けてヒョイと投げてみた。

ここではサイコロを使ったちょっとしたお遊びに付き合っていただく。
サイコロを2回振って、出た目の差が「1」以下なら成功となる。
1回目と2回目が全く同じのゾロ目なら「0」ということで大当たりだ。
さて、サイコロ2個の差はいくつだっただろうか。

→「2」以上だった 79へ
→「1」だった 80へ
→「0」だった 81へ

 

 

 

 

 

 

79

ヘロヘロと情けない勢いで飛んでいった、ダーツの矢。
もちろん、中心の当たりからはほど遠くに刺さっただけだ。あーあ、落ちたもんだなぁ。
君のSP値を【-100】減らすこと。
君はそそくさと任務に戻る。

→左の音響室にも入る 76へ
→部屋を出て通路を先へ進む 82へ
→部屋を出てエレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

80

君の投げたダーツは多少真ん中を外したものの、まぁまぁ良い位置に命中した。
ふむ、まぁブランクもあるしこんなもんかな。君は得意だったダーツを久々に楽しみ、少し緊張が解けた。
君のSP値を【+50】増やしてよい。

→左の音響室にも入る 76へ
→部屋を出て通路を先へ進む 82へ
→部屋を出てエレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

81

ストンッ!
吸い込まれるようにダーツは的のド真ん中へと命中した。大当たりだ。
フフン、まだまだ腕は衰えてないようだな。君は得意げに部屋を後にする。
君のSP値を【+100】増やしてよい。

→左の音響室にも入る 76へ
→部屋を出て通路を先へ進む 82へ
→部屋を出てエレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

82

ゴフッ、、、ゴフッ、、、、、

大きな岩のように見えたのは、ゴツゴツした甲羅を纏った巨大な亀のバイオミュータントだった。
ずんぐりとした巨体で通路全体を塞いでいる。
こちらは標準サイズよりもかなりデカい。ゾウガメだってここまで大きくはならないだろう。
甲羅は真ん丸というよりも、上に異様に高くそびえ立ち本当にちょっとした岩山のようにも見える。
君に気付くと、面倒くさそうに奴はその首をこちらに向けた。
バイオタートルとの戦闘だ!君はどの武器で戦うか?

→パルシングナイフで戦う 83へ
→ハンドバルカンで戦う 84へ
→逃げる 86へ

 

 

 

 

 

 

83

君はナイフを構えてじりじりと距離を詰めていく。
バケモノでも亀は亀らしく動きは遅い。ならば狙うは甲羅を避けた頭か足だ。
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【5】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪バイオタートル≫ SP値【600】
S武器【体当たり】攻撃力【100】命中率【3】

→敵のSP値が【0】になった 85へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をハンドバルカンに変更する 84へ
→逃げる 86へ

 

 

 

 

 

 

84

君は距離を取りつつバルカンを敵目掛けて撃ちこんでいく。
だがその弾は奴の堅い甲羅にことごとく弾かれ落ちるだけだった。
連射速度は速いがピンポイントを狙うには向かないバルカン。これは選択を誤ったか?
L武器ハンドバルカンの攻撃力【100】命中率【1】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前のパラグラフで既にダメージを与えているなら敵のSP値はそのままの数値でよい。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪バイオタートル≫ SP値【600】
S武器【体当たり】攻撃力【100】命中率【2】

→敵のSP値が【0】になった 85へ
→君のSP値が【0】になった 38へ
→武器をパルシングナイフに変更する 83へ
→逃げる 86へ

 

 

 

 

 

 

85

ピギィーーッ!

深い傷を受けたバイオタートルは戦意を喪失した。
逃げる事はなかったが、その場で甲羅に閉じこもったままピクリとも動かなくなってしまう。
おそらく君がどこかへ行ってしまうのを待っているのだろう。これなら放っておいてもしばらくは大丈夫のようだ。
君は安心して奴の甲羅をよじ登って越えると、通路を先へと進み出す。

→ 87へ

 

 

 

 

 

 

86

君は逃走を試みた。が、所詮相手はドン亀だ。
ひょいと振り返ると、奴は最初っから追うのを諦めてその場にへたり込んでいる。
助かった。君は元来た通路を戻る。

→ 40へ

 

 

 

 

 

 

87

君は今、娯楽運動モジュールの長い通路の突き当たりにいる。
ここにもまた、左右の壁に部屋がひとつずつあった。
だが向かって左の部屋のドアは何故か開いたままになっており、中からは何やら異様な気配と鼻を突くような耐え難い腐臭が漂ってくる。
さて君はどうするか。どちらも入りたくなければ、あとは戻るしかない。

→左の部屋に入る 93へ
→右の部屋に入る 88へ
→エレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

88

ドアの上のプレートには「システム管理室」と書かれていた。
現在、チェック【L】があるだろうか。

→ある 90へ
→ない 89へ

 

 

 

 

 

 

89

ドアはうんともすんとも言わなかった。駄目だ。このドアを開ける方法が判らない。
一応ドアを叩いて中の生存者を確認したが返事はなかった。
今の君にここで出来ることは他に何もない。

→左の部屋に入る 93へ
→エレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

90

レベルを上げた生体認証を読み込ませると、ドアはすんなりと開いた。
部屋名は大層だが、中に入ってみればそこは意外とこじんまりとした殺風景な部屋だった。
机には大量の書類の山、それとコンピュータ端末がいくつか並んでいるだけだ。
ここにも生存者は取り残されてはいなかった。
面倒だったがもしかしたらと端末を一通り調べてはみたものの、予想通りに全てにおいてログインIDとパスワードが必要なのでお手上げだ。
書類の山もひっかきまわすが、この業界に入って浅い君に判るものなど、、、ん?

現在、チェック【Y】はあるだろうか。

→ある 91へ
→ない 92へ

 

 

 

 

 

 

91

≪B6F:素材開発モジュール見取り図 〇〇〇〇年度版≫

それはモジュールの平面見取り図、つまりは地図だった。しかしこの年度、かなり古いものだな。
もしかすると今の現状とは異なる部分もあるかもしれないが、これはこれで、あれば捜索に役立つには違いない。
持っていくのなら、君はこのページにしおりか何かを挟んでおくといい。以後、君が必要な時にいつでも確認することができる。
もちろん、そんな物は見ない!自力で解いてみせるという挑戦者も大歓迎だ。
きっと君のようなマッピング狂とは美味い酒、、、おっと、素敵なお茶が飲めそうだ。

※挿絵は作成中 まだ見せられないヨ※

思わぬ収穫を得た君は、喜び勇んで外の通路へと出た。

→左の部屋に入る 93へ
→エレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

92

≪B4F:環境実験モジュール見取り図 〇〇〇〇年度版≫

それはモジュールの平面見取り図、つまりは地図だった。しかしこの年度、かなり古いものだな。
もしかすると今の現状とは異なる部分もあるかもしれないが、これはこれで、あれば捜索に役立つには違いない。
持っていくのなら、君はこのページにしおりか何かを挟んでおくといい。以後、君が必要な時にいつでも確認することができる。
もちろん、そんな物は見ない!自力で解いてみせるという挑戦者も大歓迎だ。
きっと君のようなマッピング狂とは美味い酒、、、おっと、素敵なお茶が飲めそうだ。

※挿絵は作成中 まだ見せられないヨ※

思わぬ収穫を得た君は、喜び勇んで外の通路へと出た。

→左の部屋に入る 93へ
→エレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

93

現在、チェック【W】はあるだろうか。

→ある 94へ
→ない 95へ

 

 

 

 

 

 

94

中からはまだ耐え難い腐臭が漂ってくる。
こんな場所一度来れば充分だ。もう他に用はないだろう。君は通路へと戻る。

→右の部屋に入る 88へ
→エレベータのところまで戻る 40へ

 

 

 

 

 

 

95

やはり悪臭はこの中から漏れ広がっているようだ。
君はメットの防毒フィルターをONにし、意を決して入っていく。

!な、なんだココは?!
部屋には異様な光景が広がっていた。
床も、壁も、天井さえも。どこもかしこも薄緑色のグチャグチャとした気味の悪い粘液が覆い尽くしている。
君が呆然としていると、部屋の隅にいたらしい大きくて黒い物体が突然、グチャグチャッ!と湿った音を立てて動き出した。
こ、こいつも、、、、、こんなデカブツもバイオミュータントなのか?!

黒い巨大なバイオミュータントが君の前にその姿を現わした。
何本あるか判らない、無数の節くれだった長く太い脚をガサガサと動かしている。
それらの脚全ての先端は、鋭いトゲ状の鉤爪だ。あんなもので一突きされたらいくら強固なプロテクテッドスーツでもどうなるか判らない。
そして頭部と思わしき部分には、ヌメヌメと粘液で照った巨大な牙アゴと、20個以上はずらりと並んでいるだろうか、赤黒く小さな複眼。
そいつは例えるならば、巨大な大蜘蛛のバケモノだった。
しかしその上背は君が見上げるほどにデカい。天井までゆうに届くほどだ。
そんな怪物を前に、果たして君はどうすべきか?

→戦う 103へ
→逃げる 104へ
→周囲を見渡す 96へ

 

 

 

 

 

 

96

君は落ち着いて、すばやく部屋全体の状況を確認した。
まずは向かって左の壁には、何かのスイッチの一群のようなものが見える。
また正面奥の壁際には、巨大な白い繭のようなものがひとつ転がっている。

今にも飛びかかって来そうなバケモノを前に、両方ともじっくり見ている余裕はなさそうだ。
君はどちらを先に調べるか。

→左の壁スイッチ群 97へ
→奥の白い繭 100へ

 

 

 

 

 

 

97

君は壁に設置されたスイッチの元へと走った。
何が起きるか判らないが、とにかく押してみなければ始まらない。
切羽詰まった君は片っ端からそれらスイッチを押してみた。
現在、チェック【E】はあるだろうか。

→ある 98へ
→ない 99へ

 

 

 

 

 

 

98

パッ!と天井の照明が点いた。
暗くなったり明るくなったり、照明の色も赤や青、黄色と目まぐるしく変わっていく。
これは、、、、、どうやらこの部屋は元はクラブホールか何かだったらしい。
しまった!ただの照明スイッチだったか!
こんな切羽詰まった場面でどうでもいいものを君はいじってしまった。
ハッと振り返ると巨大蜘蛛はもうすぐそこまで迫ってきている!

→ 103へ

 

 

 

 

 

 

99

ギャウウウウウウゥゥゥンンン!!!!! ギュインギュインギュインッッ!!!

な?! なんだなんだ!
突然部屋中に大音量の音楽が響き渡った。
気付けば部屋の照明も、赤、青、黄色と目まぐるしく変わっていく。
ここはもしかして、元はクラブホールか何かだったのだろうか。
それにしてもなんとけたたましい爆音。いくらなんでも音量上がり過ぎだと君は思ったが、それが思わぬ好機を産んだようだ。

グギュギュギュッ!!グォゥオウォウルル!!

見れば巨大蜘蛛がのたうち回って苦しんでいる。
そうか、奴は激しい音の刺激に弱かったのか。これは絶好のチャンスだ。
君はこれにより次のメガ・バイオスパイダーとの戦闘中に限り、敵の武器の攻撃力を【-100】命中率を【-1】、それぞれ減らした値で戦えるようになった。
ここで忘れずにメモしておき、次の戦闘を有利に進めること。

→ 103へ

 

 

 

 

 

 

100

壁際の床には、蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされた物体。
あれはそう、まるで巣にひっかかった蜘蛛のエサののような、、、、

「ああっ?!あれは隊長!」

偶然にも顔の一部が露出していたお陰で判った。あれは確かに隊長だ!
君はとっさに駆け寄って、その生死を確認する。

「う、、、うぐうぅ、、、、お? 手前ェ、新入りか?、、、バカ野郎、、、、俺は、、、手分けして探せって、、言ったはずだぜ、、、、命令違反だ、、コノヤロウ、、、、」

随分と聞いてなかったような気がする隊長の軽口に泣きそうになりながら、君は急いでナイフで糸を切り裂いていく。
現在、チェック【X】【Y】【Z】の内どれかひとつでもあるだろうか。

→ある 101へ
→ない 102へ

 

 

 

 

 

 

101

隊長はかろうじて生きてはいた。
しかしその肌はまるで老人のように乾き果てている。あの巨大蜘蛛にやられたに違いない。
なんとか糸からは助け出したものの意識も朦朧とし、とても自力で動けるような状態ではなかった。
すみませんっ!、、、、僕がもっと早くに助けにきていれば、、、、、、、!
チェック【W】を入れること。横には「隊長を救出」と書き込むこと。

背後の巨大蜘蛛が一際大きな咆哮を上げた。どうやら感傷に浸る暇も与えてはくれないようだ。
隊長を見捨ててひとり逃げ出すわけにはいかない。
怖い、、、怖いけど、、、、、自分がやるしかないんだ!

→ 103へ

 

 

 

 

 

 

102

「チッ、まさか新入りの手前ェに助けられるとはな、、、、」

糸から脱出した隊長は上半身を起こすと肩や首をゴキゴキ鳴らしながらぼやいた。
よかった。とりあえずは命に別状はないようだ。
チェック【W】を入れること。横には「隊長を救出」と書き込むこと。

しかし隊長は立ち上がるまではできなかった。額からは大量の脂汗が噴き出ている。

「腰にすげぇ痛みがある。どうやらあのデカ蜘蛛のランチになりかけてたようだな」

隊長は腕のハンドバルカンに弾を装填すると、君に作戦を指示した。

「おい新入り!悪りぃが俺はここから動けねぇ!だからアイツは手前ェがやるんだ!俺が援護してやるからいいな!男ならここで一発ガツンとやってみせろ!」

背中から力がみなぎってくるのを強く感じる。これまでこんなにも隊長の激が頼もしく感じられたことはない。
ハイ!やってみせます! 君は思わず叫んでいた。

隊長の援護射撃の命中値は必中だ。
君はこれにより次のメガ・バイオスパイダーとの戦闘中に限り、毎ターン開始時に敵のSP値を【-200】減らすことができるようになった。
(隊長の攻撃 ⇒ 君の攻撃 ⇒ 敵の攻撃)の順だ。
ここで忘れずにメモしておき、次の戦闘を有利に進めること。

→ 103へ

 

 

 

 

 

 

103

ズゾズゾズゾズゾッ!

巣に飛び込んできた獲物を狙うべく、巨大蜘蛛が君ににじり寄ってきた。

メガ・バイオスパイダーとの決戦だ! 君はどの武器で戦うか?

→パルシングナイフで戦う 105へ
→ハンドバルカンで戦う 106へ
→チェック【N】を使う 107へ
→チェック【V】を使う 108へ
→逃げる 104へ

 

 

 

 

 

 

104

君は恐怖のあまり、ヨタヨタと部屋から逃げ出そうとした。
しかし敵も背中を見せた獲物を易々逃がすほど甘くはなかった。
すかさず奴の長く太い脚が背後から横殴りに叩きつけられ、君の体は壁まで吹っ飛ぶ。

君のSP値を【-200】減らすこと。
そして壁一面にこびりついた蜘蛛の粘液に絡め取られ、そのまま君は動けなくなってしまった。

→君のSP値が【0】になった 112へ
→まだSP値は残っている 110へ

 

 

 

 

 

 

105

君はナイフを構え、敵に飛びかかっていく。
だが8本、いやそれ以上もある脚が四方八方から君を襲ってくるのでそれを捌くだけでも精一杯だ。接近戦は不利か?
S武器パルシングナイフの攻撃力【200】命中率【3】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!ただし、今回の戦闘に限り君の攻撃時の命中サイコロが「6」だった時、敵は特殊攻撃を放ってくる。
その際はただちにパラグラフ(109)へ進むこと。

以上の特殊ルールを踏まえ、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前の項目で既にダメージを与えているなら敵のSP値はその数値を用いる。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪メガ・バイオスパイダー≫ SP値【2000】
S武器【鉤爪】攻撃力【200】命中率【4】

→敵のSP値が【0】になった 111へ
→君のSP値が【0】になった 112へ
→武器をハンドバルカンに変更する 106へ
→敵の特殊攻撃が来た 109へ
→逃げる 104へ

 

 

 

 

 

 

106

君はバルカンを構えて敵から距離を取り、全開で掃射した。
だが奴は飛び道具を警戒するとあの太く長い脚を壁として前方に固めつつ、じっと君の隙を覗いだした。
それらはまるで鉄柱かと思しき硬度のようで、あぁも何本も並んでいてはバルカンの弾がなかなか本体まで届かない。
くそっ!何か打つ手はないのか?!
L武器ハンドバルカンの攻撃力【200】命中率【2】を戦闘メモ欄に記入すること。

さぁ戦闘開始だ!ただし、今回の戦闘に限り君の攻撃時の命中サイコロが「6」だった時、敵は特殊攻撃を放ってくる。
その際はただちにパラグラフ(109)へ進むこと。

以上の特殊ルールを踏まえ、君からの攻撃ターンで戦闘を開始せよ!
ただし前の項目で既にダメージを与えているなら敵のSP値はその数値を用いる。
なお武器を変更するか逃げるかは1ターン戦闘を終えた後でなければできない。

≪メガ・バイオスパイダー≫ SP値【2000】
S武器【鉤爪】攻撃力【200】命中率【3】

→敵のSP値が【0】になった 111へ
→君のSP値が【0】になった 112へ
→武器をパルシングナイフに変更する 105へ
→敵の特殊攻撃が来た 109へ
→逃げる 104へ

 

 

 

 

 

 

107

粘液には粘液だ!
君はイチかバチか、トリモチバルーンを部屋中に散布した。
どうなるか判らなかったが、やがてバルーンは壁、天井、床へと漂い、蜘蛛の粘液に触れるやパチン!と弾けてそれら粘液を覆うように広がり、やがて固まった。
これは、、、、効果ありか?

君はこれにより次のメガ・バイオスパイダーとの戦闘中に限り、壁の粘液に絡め取られたという文章は全て無視できるようになった。
よって、粘液を剥ぎ取ろうとする際の運試しの結果はサイコロを振らなくとも、常に必ず成功したことにしてよい。
ここで忘れずにメモしておき、次の戦闘を有利に進めること。

→パルシングナイフで戦う 105へ
→ハンドバルカンで戦う 106へ
→チェック【V】を使う 108へ
→逃げる 104へ

 

 

 

 

 

 

108

そうだ!こんな時こそ苦労して担いできたコレだ!
コンセントの周りが蜘蛛の粘液で一杯だったことは気にも留めず、焦った君は勢いよく有線式ビームランチャーの電源プラグを差し込んだ!

ビリビリビリビリィッッ!!

なんと!粘液は電気を非常によく通す導電体であったのだ。
スペーススーツ越しとはいえ、生身なら即死確実な高圧電流が君を直撃する!
君のSP値を【-800】減らすこと。
かなりのダメージを食ってしまったが、SP値はまだ残っているだろうか。

→君のSP値が【0】になった 112へ
→パルシングナイフで戦う 105へ
→ハンドバルカンで戦う 106へ
→チェック【N】を使う 107へ
→逃げる 104へ

 

 

 

 

 

 

109

君の攻撃が緩んだ一瞬の隙を突き、巨大蜘蛛はビュッ!とその長い脚を瞬時に伸ばしてきた。

ドゴッ!!
ぐはぁっ?!

君の体は壁まで叩きつけられる。
君のSP値を【-200】減らすこと。
そして壁一面にこびりついた蜘蛛の粘液に絡め取られ、そのまま君は動けなくなってしまった。

→君のSP値が【0】になった 112へ
→まだSP値は残っている 110へ

 

 

 

 

 

 

110

君は、懸命に体にまとわり着いた粘液を剥ぎ取ろうともがく。
運試しだ。サイコロを1回振ること。
「1、3、5」の奇数が出れば成功だ。
すぐに粘液から逃れた君はノーダメージで体制を立て直し
戦う武器を選んで再度復帰することができる。

しかし残念ながら「2、4、6」の偶数だった場合は失敗だ。
もたついてしまった君は更に敵からの執拗な攻撃を受け続ける。
その際は君のSP値を【-400】減らすこと。
いずれにせよ、SP値が残っていれば君は粘液から脱出して戦闘へと復帰する。

→君のSP値が【0】になった 112へ
→パルシングナイフで戦う 105へ
→ハンドバルカンで戦う 106へ
→逃げる 104へ

 

 

 

 

 

 

111

いつ果てるとも知れない巨大なバイオミュータントとの死闘は、君の渾身の一撃が決まったことでようやく均衡が崩れた。
奴の脚が一本、そしてまた一本と徐々に膝を折っていく。
弱々しく震えていた最後の数本が、その巨体を支えきれずについに一気に瓦解した。

ズズズズゥゥゥゥゥゥンンンン!!!

勝った!
君はこのモジュールに巣食う巨大なバケモノに勝利したのだ。
現在、チェック【W】はあるだろうか。

→ある 114へ
→ない 113へ

 

 

 

 

 

 

112

駄目だ、、、、自分みたいな非力な新入りがこんなバケモノに勝てるわけがなかったんだ、、、、
全ての気力が尽き、絶望の淵に立たされた君は生き抜く意欲を失ってしまった。
大蜘蛛の巨大なアゴが、ヌラヌラとしたたる体液で光る牙を広げつつ君の頭目掛けてゆっくりと迫ってくる。
ここまでか、、、、君は目をつぶるとそのまま死を覚悟した。。。。。

→ 38へ

 

 

 

 

 

 

113

強敵を倒した君は、そういえばと改めて静かになった部屋を見渡す。
部屋の隅にあった、あの白い繭のようなものが気になっていたのだ。
見ればそれは、人間が蜘蛛の糸を巻きつけられたものだった。
君は急いで糸を剥ぎ取り、生死を確認する。するとそこに現れたのは、、、、

「た、隊長!しっかり!しっかりしてくださいっ!」

「がっ、がはっ!、、、、うぐぉぅ、、、お?! 手前ェ、無事だったのか!」

よかった!息はある!
君は急いでナイフで糸を切り裂いていった。
新入りの君に助けられたと知り、なんともバツの悪そうな顔をする隊長。
しかしどうやらかなりの量の体液を吸い取られてしまったようで衰弱がひどく、助け起こしたもののひとりで動ける状態ではなかった。
とても今後の助けを期待できないのは心細かったが、生きて見つけられただけでもよかった。
隊長にはこのまま中央ホールで休んでてもらうこととしよう。
チェック【W】を入れること。横には「隊長を救出」と書き込むこと。

→ 114へ

 

 

 

 

 

 

114

君は自力で動けない隊長を担いで、中央ホールまでの道を戻っていた。
喉の奥から絞り出すように、君はアニィさんの事を隊長に告げる。

「そうか、、、、、済まなかったな、、、、、」

ぶん殴られるのも覚悟の上だったが、隊長はそう一言呟いただけで、後はずっと黙ったきりだった。
余程傷の痛みが酷いのだろうか。隊長は時折り苦しそうにうめきつつ、背負われた君の首元に、ぽたりぽたりと、冷たい汗を滴り落とし続けていた。

→ 115へ

 

 

 

 

 

 

115

もう少しで中央ホールという所で、ようやく隊長がいつもの軽口を取り戻す。

「おぅ、手前ェ、その、なんだ、、、、、、いや、なんでもねぇ! おい!言っとくがな! あのデカ蜘蛛は俺との戦いでとっくに虫の息だったんだからな! 俺様の下ごしらえが完璧だったおかげで、手前ェでもラクラク料理できたんだ! そこんトコ、よっく肝に銘じておけよ! おい聞いてんのかコラ!」

君は曖昧な返事を返しつつ、よいしょと背中の賑やかな生存者を背負い直す。
こんな自分でも人を助けることができた。命を張って守ることができた。
あの時の非力な自分を、助けられなかった大切な人のことを、君はじんわりと思い起こす。
見ててくれましたか。さっきの僕を。
今、君が背中に感じている重みは何よりも誇らしく、そして何よりも嬉しかった。

 

→ ~Act.3 土に笑う大黒~ へ続く

 

 

 

 

 

【あとがきみたいなもの】
ども、作者です。お読みくださりありがとうございます。
シュヴァルツシルドの第2回目を無事お届けすることができました。
こちらのB1F階層での冒険が、双方向移動、マップ探索、アイテム収集に敵とのサイコロバトルと、本作のシステム要素を万遍なく体感できるお試しステージに上手いこと仕上がったんじゃないかなと思っております。
感想や気になる部分などございましたらネタバレでも何でもOKですのでどしどしお寄せくださいませ。首を長~くしてお待ちしております。
ちなみに今のところ※印で隠してある選択肢・パラグラフはまだ書ききれてないというのが一番の理由なんですが(苦笑
今後の作品進行と並行して随時解放していく予定です。
クリア後も再度訪れると新たな発見があるかも?、、、ってwなんとも素人丸出しな手さぐり進行で申し訳ないですが、どうか平にご容赦を。
ということでそれではまた、次回更新時にお会いしましょう。