きみごろもゲームブック~松月堂への旅~  作:きみごろも

 

【プロローグ】

春の陽気がぽかぽかと暖かいある土曜日のこと。

東京都に住むあなたは、お散歩の道すがら、日本橋(中央区)を訪れていたも。
日本橋には、高島屋・日本銀行に代表される歴史ある建築物から、日本橋三井タワーのような超高層ビルまで、新旧問わず様々な建物が立地しているも。
そのハイブリッドな街並みを楽しみながら、三越近くをブラブラしていると、突然あなたの目の前に見慣れない建物が出現したのだも!

「こんなお店、あったかなあ・・・」

玄関の自動ドアの横には直立姿勢の『せんとくん』。
ドアの上に刻まれた、店の名前は『奈良まほろば館』。

「なんだか気になるなあ」

興味を惹かれたあなたはドアをくぐり、中に入ってみたも。

店内は木目調の落ち着いたデザインで、古都らしい雰囲気が醸し出されているも。
中はいくつかのコーナーに分かれていて、奈良の観光案内に展示スペース、そして奈良県の特産品販売。
どうやらここは奈良県のアンテナショップらしいも。

「せっかくだし、何か買っていこう」

あなたは特産品の物色を始めたも。
食料品だけでなく、工芸品や雑貨もいっぱい並んでるも。
『山の辺』の柿の葉寿司、『三輪山本』の三輪素麺、『林とうふ店』のごま豆腐、『祥樂』のらほつ饅頭、『梅乃宿酒造』の梅酒、伝統工芸品『高山茶筅』、奈良を代表する陶器『赤膚焼』、他にも旬の大和野菜や多種類の地酒も用意されてるも。
色々ありすぎて迷うも~。

店内を見て回っていたあなたは、ふと『週末限定入荷』のポップにつられて、とあるお菓子の前で立ち止まったも。
商品名には『きみごろも』とあるも。
柚葉色と山吹色の包装紙に包まれて、中のお菓子は見えないも。

「きみごろも?何それ?」

あなたは店員さんに声をかけ、きみごろもの解説をお願いしたも。

「きみごろもは卵を使った和菓子なんです。ふわふわしてて美味しいですよ!奈良県の宇陀市にある『松月堂』っていう和菓子屋さんで誕生したお菓子で、普通は宇陀市に行かないと買えないんですけど、奈良まほろば館では毎週土曜日、『松月堂』さんから仕入れたきみごろもを限定で発売しています!入荷されない週もあるので、お客さん!買うなら今ですよ!」

店員さんの説明を聞いて、あなたは目の前にある謎の和菓子『きみごろも(10個入り)』の購入を決意したも。
レジで会計を済ませて、あなたは帰路についたも。

家に帰ったあなたは早速、きみごろもの包装を解き、中を見てみたも。

「え??あ、厚揚げ??」

どう見ても厚揚げにしか見えない黄色い食べ物が中から出てきたも。
あなたは頭の中で、大豆食品と和菓子を業者が包装し間違えた可能性を考慮しつつ、恐る恐る手を伸ばし、一口食べてみたのだも。

「な!ナニコレ!すごく美味しい!」

初めて出会う新食感に、あなたは衝撃を受けたも。
『きみごろも』は二層から成り、外側の卵黄の衣はサクッと、中のメレンゲはフワッとしているも。
メレンゲからはほのかに蜂蜜の甘みを感じるも。
和菓子とも洋菓子ともつかない不思議な味わいだも~。

「美味しい!美味しい!美味しさが止まらないよ~~~」

その日から1週間、あなたの頭の中は『きみごろも』でいっぱいだったも。
仕事の間も『きみごろも』のことを考え、家に帰っても全部食べてしまった『きみごろも』のことが思い出され、夢の中にまで『きみごろも』が出てきたも。
あなたは身も心もすっかり、きみごろもん(注:きみごろもファンの略称)になっていたのだも。

「あー、きみごろも食べたいなあー。それも、ただ食べるだけじゃなくて、奈良県宇陀市にあるとかいう、きみごろもの誕生地『松月堂』できみごろもを買って食べたいなあー」

そして、あなたはついに、奈良県宇陀市の『松月堂』へ『きみごろも』を求めて旅することを決意したのだも!

奈良まほろば館で『きみごろも』と出会った日から、ちょうど1週間後の土曜日、松月堂へ向かうためのあなたの旅が、いよいよ幕を開けるも!

 

 

【ルール説明】

◎ゲームクリア条件
・『松月堂』に見事たどり着き、きみごろもを食べることができたらクリアだも!

◎用意するもの
・サイコロアプリ(ネット上に無料で使えるサイコロアプリがいっぱいあるから利用して欲しいも。普通のサイコロで代用可だも!ルートによってはサイコロは使用しない場合があるも)
・お絵かきソフト(途中で、地図を書くのに使用するも。紙とペンで代用可だも!)
・トラベルシート(下のトラベルシートをテキストファイルにコピペして使ってほしいも。紙とペンで代用可だも!紙を使用する場合は、トラベルシートを紙に写してくださいも)

――――――――――――――

    ~トラベルシート~

 

+++++現在時刻+++++

    07 時 30 分

++++++++++++++

 

+++++持ちもの+++++

・腕時計
・ショルダーバッグ
・本
・財布(所持金 18000円)






++++++++++++++

 

――――――――――――――

◎遊び方
・基本的にパラグラフの指示に従ってもらえば大丈夫だも!
・パラグラフの最後に<>マークで囲まれた指示がある場合は、その内容に従ってトラベルシートを書き換えて欲しいも。トラベルシートを書き換えるのは<>マークがあった時だけだも!注意して欲しいも!

◎ゲームオーバーについて
パラグラフの最後に『ゲームオーバー きみごろも食べられず』の文字があったら、ゲーム終了だも。最初から再挑戦して欲しいも。途中からのやり直しはできない仕様だも!

 

 

用意はできたも??それではゲームスタートだも!!!

 

【1】
土曜日、時刻は午前7時30分。現在地は東京駅。松月堂への旅がここから始まるのだも。
あなたの胸は期待で高鳴り、心は弾みまくりだも。
さあ!出発するも!ショルダーバッグの中からスマホを取り出して、松月堂への行き方を調べるのだも!

→トラベルシートの持ち物を確認したら 2へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2】
もも!?スマホがないも!
いつもショルダーバッグに入れているはずなのに、おかしいも!

どうするも?

→東京駅お忘れ物承り所へ行くなら 3へ
→公衆電話から自分の携帯に電話をかけるなら 4へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【3】
JR東日本の東京駅お忘れ物承り所へ着いたも。

営業時間
(窓口) 8:30 ~ 20:00

まだ空いてなかったも!
そもそも、いつ落としたかわからない以上、ここで見つかる望みは薄いも。
自分の携帯に電話をかけてみた方が良さそうだも。

4へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【4】
公衆電話を見つけたも。
あなたは財布から10円玉を何枚か取りだし、投入したも。
久々に使う公衆電話に戸惑いながら、あなたは自分の携帯電話の番号を押したも。

ピポパポピポパパポポピ

トゥルルルルルルルルルルル
トゥルルルルルルルルルルル
トゥルルルル、ガチャッ

「はい、もしもし」

誰かが電話に出たも。どうやら誰かが拾ってくれていたようだも。良かったも~。
それにしてもどこかで聞き覚えのある声だも。
とにかく自分が携帯の持ち主であることを相手に伝えるも。

「あのー、携帯を落としてしまったので、自分の番号にかけてるんですけど、あなたが拾ってくださったんでしょうか」
「あ!出た出た出た!」

よくよく声を聞いてみれば、電話の相手は大学時代の友達だも。
大学を卒業してからも、東京に住んでる縁で時々会っているも。
昨日も、いっしょにご飯を食べたも。

「実はさー、家に帰って服のポケットを調べたら、なぜか携帯が2台も入ってたんだよね。昨日二人とも軽く酔っぱらってたもんねー。誰のかはすぐわかったんだけど、連絡手段がないから、かかってくるの待ってたの!今すぐ返したいんだけど、ごめん、今日は旅行中だから無理!明日家いる?なら返しにいくわー。昨日借りた2000円も返すー。12時頃行くわー。はい、はーい。」

ガチャッ

現状を確認するも。

当日にスマホで調べればいいと思って、事前の下調べを全くしていなかったあなたは、

・きみごろもを生んだ和菓子屋の名前は『松月堂』
・『松月堂』は奈良県の宇陀市にある

ことしか、知らないも!しかもスマホはないも!ピンチだも!
こうなったら、持ち前のサバイバル精神を生かして、何としてでも『松月堂』にたどり着くしかないも!

気を取り直して、再出発だも!

<公衆電話で60秒会話したため、40円の出費。所持金を18000円から17960円へ変更>

5へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【5】
新幹線のチケットを買う前に、情報収集だも!
このままじゃ、どの駅で降りたらいいのかさえ、わからないも!
ひとまず宇陀市が奈良県のどの辺にあるか知りたいところだも!

周囲を見渡すと、多くの旅行者達が休日の東京駅を行き交っているも。
でも、歩いている人に質問するのは悪いから、立ち止まっている人に声をかけてみるも。

さて、誰に尋ねてみるも?候補は3人いるも。

→壁にもたれ掛かっている、高校生らしき男子 6へ
→柱の近くに立っている、一眼レフを持った女性 7へ
→誰かを待っている様子の、クラッチバッグを持った中年男性 8へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6】
「すいませーん、ちょっと聞きたいんですけど、奈良県の宇陀市ってどこにあるか知ってますか?」
「へ?ウダシ?聞いたことないっすね」
「すいません、ありがとうございます」

宇陀市を知らない人だったも!残念だも!
こうしている間に、他の二人はどこかへ行っちゃったも。

情報収集は諦めて、新幹線のチケットを買いにいくも。

9へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7】
「すいません、お尋ねしたいんですけど、奈良県の宇陀市ってどこにあるかご存知ですか?」
「もちろん!奈良県の北東部、三重県との境にありますね。何度か行きましたよ、あ!すいません、そろそろ出発時刻なので、失礼します」

女の人はカメラ片手に改札めがけ、颯爽と駆けていったも。
質問している間に、他の二人はどこかへ行っちゃったも。

情報収集もできたことだし、新幹線のチケットを買いにいくも。

9へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8】
「すいません、ちょっとお尋ねしたいんですけど、奈良県の宇陀市って聞いたことあります?」
「宇陀市?何かテレビで見たような気がするけど。山に囲まれてるよね、確か」
「どの辺にあるかってわかります?」
「いやあ、正確な場所はわかんないわ」
「すいません、ありがとうございました」

男の人に質問している間に、他の二人はどこかへ行っちゃったも。

情報収集もできたことだし、新幹線のチケットを買いにいくも。

9へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【9】
みどりの券売機を見つけたも。休日だから少し混んでるも。
みんな、今から日本各地へお出かけするのだも。

しばらく待って、ようやく券売機の前に立つことができたも。
機械を操作して、新幹線の切符を購入するも。

「えーと、席の種類は自由席で、電車は新幹線、出発する駅は東京で、降りる駅は・・・。」

→名古屋までの切符を買うなら 10へ
→京都までの切符を買うなら 11へ
→新大阪までの切符を買うなら 12へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【10】
「降りる駅は名古屋!出発日は今日で、大人一人。乗車区間は東京から名古屋、行きの切符のみ購入、と」

購入金額 10,360円

あなたがお金を入れると、切符が発券されたも。

新幹線の切符ゲットだも!

<持ち物に『乗車券・新幹線自由席特急券(東京-名古屋間)』を追加。切符代:10360円を所持金から引く>

13へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【11】
「降りる駅は京都!出発日は今日で、大人一人。乗車区間は東京から京都、行きの切符のみ購入、と」

購入金額 13,080円

あなたがお金を入れると、切符が発券されたも。新幹線の切符ゲットだも!

<持ち物に『乗車券・新幹線自由席特急券(東京-京都間)』を追加。切符代:13080円を所持金から引く>

13へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【12】
「降りる駅は新大阪!出発日は今日で、大人一人。乗車区間は東京から新大阪、行きの切符のみ購入、と」

購入金額 13,620円

あなたがお金を入れると、切符が発券されたも。新幹線の切符ゲットだも!

<持ち物に『乗車券・新幹線自由席特急券(東京-新大阪間)』を追加。切符代:13620円を所持金から引く>

13へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【13】
電光掲示板で、どの新幹線に乗ればいいか確認するも。

腕時計によると現在時刻は8時01分。
東海道新幹線の下り列車で、次に出るのは8時03分発の『ひかり』、その次は8時10分の『のぞみ』だも。
あなたは、一番速い電車に乗ることにしたも。

も?新幹線で一番速いのってどれだったっけも?

→『ひかり』だよ。光だぞ、光速だぞ。 14へ
→『のぞみ』だよ。希望は光の前を進むのだ。 15へ
→『こだま』だよ。音速こそ最速。 16へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【14】
違うも~、『のぞみ』だも~。
新幹線の名前に自然法則は通用しないのだも~。

さあ、8時10分発の『のぞみ15号』は17番線から出発だも!

いざ、ホームへ向かうも!

→17番線へ向かう 17へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【15】
もちろんだも!『のぞみ』だも!
ちなみに正解しても、特にご褒美はないも!

さあ、8時10分発の『のぞみ15号』は17番線から出発だも!

いざ、ホームへ向かうも!

→17番線へ向かう 17へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【16】
も?理科の勉強ちゃんとしたも?
ちなみに答えは『のぞみ』だも~。

さあ、8時10分発の『のぞみ15号』は17番線から出発だも!

いざ、ホームへ向かうも!

→17番線へ向かう 17へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【17】
17番線ナウだも。
ホームは西へ向かう旅行客で混雑しているも。
子供を連れた家族、仲睦まじそうなカップル、リュックを背負ったバックパッカー、みんな新幹線を待っているのだも。

さて、電車が到着するまで少し時間があるも。どうするも?

→キヨスクの店員に宇陀市のことを尋ねる 18へ
→駅弁屋の店員に宇陀市のことを尋ねる 19へ
→何もせず、大人しく列に並んで電車を待つ 20へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【18】
「忙しいのにすいません。奈良県の宇陀市ってご存知ですか」
「はい?宇陀市ですか?室生寺なら行ったことあります。あそこの五重塔、ちっちゃくてかわいいですよね!」
「なるほど、ありがとうございます!」

宇陀市の情報を入手できたも!もっと色々聞きたいところだけど、そろそろ電車が着く時間だも。列に並ぶも。

21へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【19】
「お忙しいところ、すいません。奈良県にある宇陀市ってご存知ですか」
「ウダシ?申し訳ありませんが、存じ上げません」
「大変、失礼しました」

空振りに終わったも、残念無念だも。
時間的に、そろそろ列に並んだ方が良さそうだも。

21へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【20】
電車を待ちながら、あなたはきみごろものことを考えていたも。
今の自分にはネット環境がない。無事に松月堂にたどり着けるのだろうか。きみごろもを食べられるのだろうか。
そんな想いが募り、口からため息と一緒に言葉が漏れ出たも。

「はぁ、きみごろもぉ・・・」
「え?きみごろも?」

びっくりして振り返ると、後ろに並んでた男性が話しかけてきたも。

「今、きみごろもって言いました?」
「あ、はい」
「いやあ、珍しいですね、きみごろもを知ってる人と出会えるなんて。私も時々、きみごろもを買うんですよ。といっても、宇陀市に行ったことはなくて、『奈良まほろば館』で買うだけですけどね」
「そうなんですね、実は私、今から松月堂に向かうんですよ」
「ほお!それはすごい!私もいつか行ってみたいなあ。噂だと、松月堂のきみごろもは売り切れることもあるほど人気だそうです。だから、できる限り早く、松月堂に着いた方が良いでしょうね。ん?松月堂に行かれるということは、もしやこの新幹線って東海道?」
「え、そうですけど」
「ああ!ホームを間違えた!私はこれにて失礼します」

The man has gone. だも。そろそろ新幹線が到着するも。

21へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【21】
17番線ホームに『のぞみ15号 博多行き』が停車したも。
あなたは新幹線に乗車し、空いている席がないか車内を見回したも。

残念ながら自由席は満席だも。
目的の駅に着くまで立ってるしかないも。

プルルルルルルルルルルルルルル プシュー

時刻は8時10分。『のぞみ15号』発車だも!

<現在時刻を8時10分に>

22へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【22】
新幹線の中で、Let’s情報収集だも!
何とかして、宇陀市への行き方を知ってそうな人を探すも!

あなたは、今いる自由席車両を眺めまわして、宇陀市に詳しそうな人を探したも。
結果、4人の人物に当たりをつけたも。

どの人に、宇陀市について質問するも?

→宇陀市の花、すずらんの刺繍が入ったブラウスを着ている中年女性 23へ
→宇陀市の鳥、うぐいすのストラップをトートバッグにつけた若い男性 24へ
→宇陀市の木、ひのきのスマホケースをiphoneに装着している初老の男性 25へ
→宇陀市にゆかりのある鳥、八咫烏が登場する『古事記』を読んでいる若い女性 26へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【23】
あなたは、すずらんの刺繍が入ったブラウスを着ている女性に声をかけたも。

「私、宇陀市に行きたいんですけど、行き方をご存知だったりします?」
「宇陀市って奈良県の?」
「そうです!その宇陀市です!」
「宇陀市に行きたいなら、JRだけでは無理ですね。どこかで近鉄線に乗り換えないといけませんよ」
「なんと!JRだけでは行けないんですね!あの、それで宇陀市にある『松月堂』っていう和菓子屋さんに行きたいんですけど、どの駅で降りればいいかってわかりますか?」
「すいません、そこまでは」
「いえいえ、貴重な情報ありがとうございます!」

27へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【24】
あなたは、うぐいすのストラップをトートバッグにつけた男性に声をかけたも。

「奈良県に宇陀市っていう市があるんですけど、行き方がわからなくて困ってるんです」
「宇陀市?曽爾村の隣にあるやつ?」
「え?あ、はい、たぶんそうです」
「だったら、近鉄大阪線に乗れば行けるんじゃない?あの辺通ってるの近鉄だけだし」
「なるほど!実は『松月堂』っていう和菓子屋さんに行きたいんですけど、知ってます?」
「いやあ、俺は知らないなあ」
「そうですか、ありがとうございます!」

27へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【25】
あなたは、ひのきのスマホケースをiphoneに装着している男性に声をかけたも。

「旅行中にすいません、奈良県の宇陀市への行き方を知っている人を探してるんですが」
「私は知っていますよ。宇陀市にある駅は、近鉄線の『榛原』と『室生口大野』の2駅です。つまり、近鉄線に乗り、いずれかの駅に向かえばいいのです」
「おお!お教えくださり、ありがとうございます」
「なんの、これしきのこと」
「もしかして、『松月堂』っていう和菓子屋さん聞いたことあります?」
「残念ながら、ないですな」
「失礼しました、どうも感謝いたします」

27へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【26】
あなたは、八咫烏が登場する『古事記』を読んでいる若い女性に声をかけたも。

「読書を邪魔して悪いんですが、奈良県の宇陀市への行き方を知ってたら教えて欲しいなーと思いまして」
「お!あなたも古代史好きですか!宇陀市には色々史跡が残ってますからね~」
「いや・・・そういうわけではないんですが・・・」
「あらま!残念!で、宇陀市への行き方でしたっけ?まー、近鉄一択でしょうね。車でも乗らない限り」
「近鉄ですか!わかりました!ついでに聞きたいんですけど、『松月堂』への行き方って知ってます?」
「ショウゲツドウ?どっかの寺のお堂の名前?」
「なんでもないです!失礼します!」

27へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【27】
「まもなく~、品川~、品川です」

新幹線が品川駅に停車したも。
さっき、当たりをつけた4人は、みんな品川で降りるみたいだも。

も!ちょうど目の前の座席から人が立ち上がったも。
あなたは俊敏な動作でシートに座ったも。
自由席で座れて、ラッキーだも~。

出発時刻になり、新幹線が品川駅を出たも。時刻は8時17分だも。

<現在時刻を8時17分に>

28へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【28】
新幹線が乗客たちを西へ、西へと運んでいくも。
そろそろ東京を出て、神奈川県に入る頃だも。
あなたはシートにもたれかかり、旅情に浸ってい

「松月堂に行きたいんですか?」

もも!?あなたは急に声をかけられてびっくりしたも。
隣を向くと、メガネをかけたスーツ姿の女性がこっちを見ているも。

「急にすいません。さっき、あなたが宇陀市への行き方と松月堂の話をされているのが耳に入ったものですから」
「そうなんです、松月堂に行きたいんですけど、アクセスがわからなくて」
「近鉄線に乗ればいい・・・ここまでは大丈夫ですね。問題はどの駅で降りるかです。松月堂に行きたければ『榛原』で降りてください、『榛原』ですよ」
「『榛原』ですね、わざわざありがとうございます」

29へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【29】
「まもなく~、新横浜~、新横浜です」

新横浜に到着だも。隣のスーツの女性はここで降りるみたいだも。
あなたは改めてお礼を言ったも。

「いえいえ、きみごろも、食べれるといいですね」

時間になり、新幹線が新横浜駅を出たも。時刻は8時29分だも。

<現在時刻を8時29分に>

30へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【30】
次の名古屋駅まで1時間以上、時間があるも。

どうやって過ごすも?

→得た情報を整理する 31へ
→読書で時間を潰す 32へ
→寝る 39へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【31】
あなたは頭の中で、これまでに入手した情報をまとめてみたも。

・きみごろもを生んだ和菓子屋の名前は『松月堂』
・『松月堂』は奈良県の宇陀市にある
・宇陀市に行くには、近鉄線に乗る必要がある
・『松月堂』へ行く場合は、『榛原』で下車が便利

こんなところだも。

まだ時間があるも。どう過ごすも?

→読書で時間を潰す 32へ
→寝る 39へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【32】
あなたはショルダーバッグから一冊の本を取り出したも。

『和菓子文学傑作選』

和菓子を題材にした文学が10作収められてるも。
4作はすでに読破済みだも。

未読の6作のうち、どれを読むも?

→小説『羊羹の夜』 33へ
→川柳『生地は広島産 餡は・・・』 34へ
→短歌『霜柱』 35へ
→都都逸『桜餅』 36へ
→詩『こん*ぺい*とう』 37へ
→詩『きみごろも食べたい』 38へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【33】

『羊羹の夜』  作:KAYO

奇跡が起きた。北海道江差町と沖縄県読谷村に住む二人の人間が同じ月、同じ日、同じ時刻に同じ考えを抱いたのだ。

「そうだ、羊羹を買わなくては」

どうしてそんなふうに思ったのかと誰かに尋ねられたら、二人とも答えに窮しただろう。理由は分からないが強い使命感が心に生まれたとでも言うほかない。何の前触れもなしに神からお告げを受けたような気分だった。

「そうだ、羊羹を買わなくては」

同じ瞬間に同じ考えを抱いた人間は、実は二人だけではなかった。日本各地で同じ現象を体験した人間は優に200人を超えていた。岩手県奥州市、栃木県日光市、福井県福井市、岐阜県大垣市、滋賀県近江八幡市、島根県安来市、徳島県三好市、佐賀県小城市・・・・・・多くの市で、町で、村で、そこに住む人間が天啓に導かれるまま、地元の和菓子屋で羊羹を買ったのである。

羊羹を買った人々は次にどうしたか?羊羹は食べ物だ。平常時であれば自宅に持ち帰り、包みを開けて食べ支度を始めただろう。だが、羊羹の購入に呼応するように人々の頭には次の考えが浮かんだ。

「京都市に行かなければ」

羊羹の集合地に京都市が選ばれた理由、それは推測に頼るしかない。煉り羊羹の発祥地と言われるためか?都市が積み上げた歴史と伝統によるものか?単に日本全国から羊羹が集うのにほど良い場所であったためか?真相は永遠に謎のままだが、それは大した問題ではない。羊羹が一箇所に集まろうとしている事実だけが重要なのだ。

羊羹の使者達は、ある者は新幹線で、ある者は飛行機を使い、ある者は自家用車を運転して京都へと向かった。京都府京都市では羊羹を買った一人の使者が全国から使者達がやって来るのを感じ取り、お膳立てを始めた。この人物は先祖代々受け継がれてきた古い大きな屋敷を所有していた。客人達が到来するまでに半日以上かけて、座布団・湯呑・銘々皿を人数分揃えた。やって来るお客の人数はなぜかわかった。

太陽が沈み、京都の街並みが暗闇に包まれた頃、使者達が続々と屋敷に到着した。使者達は各々、台所で持ってきた羊羹を一人分に切り分け、屋敷の主人が用意した皿に載せて、自分の席へと運んだ。蒸し羊羹もあれば水羊羹もあった。早くに到着した者がお茶を入れて回った。こうして、日本各地の羊羹が一堂に会した。羊羹の前には使者達が着座し、時が来るのを待った。

全ての準備が整ったのを見届け、主人が口を開いた。

「互いに見知らぬ我々は、交わす言葉もございません。それでも、我々全員が同じ使命のもと、この地へ集うたのだと固く信じております。羊羹は孤独な和菓子です。何百年もの歳月は、羊羹を全国各地に点々と存在させるに至りました。その上、羊羹は作られる場所により色も味も形も異なります。羊羹達が同族と出会い、互いを仲間として意識し合うには大きな困難が伴うのです。それでも羊羹達は諦めなかった。どんなに姿や中身が違っても、同じ羊羹の名を持つ未だ見ぬ仲間に会いたかった。そんな強い想いが我々を動かし、羊羹達はこの場所でようやく集まることができたのです。故郷を追われ、離れ離れになった人々が長い時間の果てに故郷へ帰り、再会を果たすように」

言葉が途切れた。その場にいる全員が清らかな気分に包まれていた。

「それではみなさん、手を合わせましょう」

使者達は厳かな面持ちで、食前の言葉を唱和した。

「いただきます」

羊羹が食された。幸せが形を成したような格別の味がした。

 

あなたは『羊羹の夜』を読み終えたも。

少し疲れたあなたは、名古屋まで寝ることにしたも。
おやすみタイムだも。

39へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【34】

『生地は広島産 餡は・・・』  作:もみじ饅頭

ねえ君は
どこから来たのと
餡に訊く

 

あなたは『生地は広島産 餡は・・・』を読み終えたも。

少し疲れたあなたは、名古屋まで寝ることにしたも。
おやすみタイムだも。

39へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【35】

『霜柱』  作:澤田玉子

霜ばしら 仙台の地に 顔出せば
長き奥羽の 冬は来たれり

 

あなたは『霜柱』を読み終えたも。

少し疲れたあなたは、名古屋まで寝ることにしたも。
おやすみタイムだも。

39へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【36】

『桜餅』  作:らんぐろいふ

恋が実れば
葉っぱを取って
失恋したら
葉っぱごと

 

あなたは『桜餅』を読み終えたも。

少し疲れたあなたは、名古屋まで寝ることにしたも。
おやすみタイムだも。

39へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【37】

『こん*ぺい*とう』  作:清水緑

かが*やく*ほう*せき
こん*ぺい*とう

ちい*さな*ほし*たち
こん*ぺい*とう

きら*めく*しき*さい
こん*ぺい*とう

 

あなたは『こん*ぺい*とう』を読み終えたも。

少し疲れたあなたは、名古屋まで寝ることにしたも。
おやすみタイムだも。

39へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【38】

『きみごろも食べたい』  作:きみごろも

誰の邪魔もせず
何の邪魔もせず
だけど確かにそこにあって
幸せを与えてくれる

きみごろも食べたい そんな気分

 

はやりに流されず
周りに流されず
永遠に流れる時間の中を
ゆっくりと進んでいく

きみごろも食べたい そんな気分

 

世界に意識を向けず
社会に意識を向けず
自分の力が届く場所で
確かな生を踏みしめる

きみごろも食べたい そんな気分

 

あなたは『きみごろも食べたい』を読み終えたも。

少し疲れたあなたは、名古屋まで寝ることにしたも。
おやすみタイムだも。

39へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【39】
「まもなく~、名古屋~、名古屋です」

アナウンスの声であなたは目を覚ましたも。
時計を確認すると、9時47分だも。

名古屋までの切符を持っているならここで降りるも。

<現在時刻を9時47分に>

→持ち物に『乗車券・新幹線自由席特急券(東京-名古屋間)』があるなら 40へ
→なければ 73へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【40】
名古屋駅のホームに降り立ったあなたは眠気覚ましに缶コーヒーを買うことにしたも。

ちょうど自動販売機があるも。どれを買うも?

→ボスブラック 41へ
→ボスカフェオレ 41へ
→プレミアムボス 41へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【41】
ガトン(缶が落ちる音)

あなたは出てきた缶コーヒーを飲みほしたも。カフェインの効果で頭が冴えてきたも。

「よし!気を取り直して近鉄線へ向かおう!」

空き缶をゴミ箱に捨て、あなたは歩き始めたも。

<缶コーヒー代:110円を所持金から引く>

42へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【42】
改札をくぐり、駅の外に出たも。
高層ビルが立ち並ぶ都会的な景観が目の前に広がっているも。
あなたは今、名古屋にいるのだも。

名古屋といえば独特な食文化で有名だも。
味噌カツ、ひつまぶし、エビフライ、台湾まぜそば、味噌煮込みうどん、天むす、きしめん・・・『名古屋めし』は挙げたらキリがないも。
和菓子の分野でも、人気菓子『青柳ういろう』が全国に名を馳せているも!
これが美味しいんだも~。

でも、今日の目的は『きみごろも』だも。
名古屋は乗り換え地点にすぎないも。
名残惜しいけど、近鉄名古屋駅に直行するも~。

<持ち物から『乗車券・新幹線自由席特急券(東京-名古屋間)』を消去>

43へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【43】
近鉄名古屋駅の切符売り場に辿り着いたも。

あなたは券売機の上の路線図を確認し、『榛原』を探したも。
あったも、ここからだと1800円だも。
経路を見る限り、一発では行けないようで、『伊勢中川』という途中の駅で乗り換える必要がありそうだも。

あなたは『榛原』までの切符を購入し、改札をくぐったも。
いよいよ近鉄線TIMEが始まるも!

<持ち物に『乗車券(近鉄名古屋-榛原間)』を追加。切符代:1800円を所持金から引く>

44へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【44】
もも!ジャストタイミングで、5番線に電車が停まってるも!

発車標(発車案内)によれば、10時10分発の賢島行き特急で、『伊勢中川』にも停まるみたいだも。

現在時刻は10時09分、乗るか乗らないか、即座に決めるも!

<現在時刻を10時09分に>

→10時10分発賢島行き特急に乗るなら 45へ
→乗らないなら 61へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【45】
あなたは駆け足で特急に飛び乗ったも。
背後でプシューと扉が閉まる音がしたも。
ぎりぎり間に合って良かったも!

10時10分、賢島行き特急、出発進行ー!!!、だも。

<現在時刻を10時10分に>

46へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【46】
あなたは空いている席に座って、ぼんやりと窓の外を眺めているも。
『伊勢中川』に着くまでは、別にやることもないも。

時間を持て余していると、車掌さんが座席の近くまでやって来て、あなたに声をかけたも。

「失礼します。特急券を拝見願えますか」

も?特急券ってなんだも?
そういえば、近鉄名古屋駅の改札口近くに『特急券売り場』を見かけたような……。

→特急券を持ってる場合 47へ
→特急券を持っていない場合 48へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【47】
持ってるわけないも~~、嘘ついちゃダメだも~~。

元に戻ってやり直しだも~~。

46へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【48】
特急券を持っていないあなたは、正直に返事をしたも。

「ごめんなさい。特急券が必要だって知らなかったんです。次の駅で降りますから」
「大丈夫ですよ。この場で発券できますから」
「え、そうなんですか」
「はい、乗車区間を言って頂ければ料金と引き換えに特急券をお渡しします」

助かったも!何とかなりそうだも!

「乗車券はどちらまでお買いになられましたか?」
「『近鉄名古屋』から『榛原』までです」
「でしたら『伊勢中川』で乗り換えですね。ちなみに『伊勢中川』から『榛原』までは特急をご利用になられますか?」
「まだ決めてませんでした。料金はどのぐらい変わりますか」
「近鉄名古屋-伊勢中川間を特急、伊勢中川-榛原間を急行に乗られる場合、特急券は900円になります。近鉄名古屋-伊勢中川間を特急、伊勢中川-榛原間も特急に乗られる場合、特急券は計1320円になります」

以上を踏まえて、『伊勢中川』から『榛原』まで急行に乗るも?特急に乗るも?

→急行に乗る 49へ
→特急に乗る 50へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【49】
「それでは、900円になります」

あなたは900円と引き換えに特急券を手に入れたも。一件落着だも。

「伊勢中川で降りたら、上本町行きの急行に乗り換えてくださいね」

<持ち物に『近鉄線特急券(近鉄名古屋-伊勢中川間)』を追加。特急券代:900円を所持金から引く>

51へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【50】
「それでは、1320円になります」

あなたは1320円と引き換えに特急券を手に入れたも。一件落着だも。

「伊勢中川で降りたら、難波行きの特急に乗り換えてくださいね」

<持ち物に『近鉄線特急券(近鉄名古屋-榛原間)』を追加。特急券代:1320円を所持金から引く>

51へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【51】
「まもなく~、伊勢中川~、伊勢中川です」

『近鉄名古屋』を出発して早一時間、『桑名』『近鉄四日市』『白子』『津』の4駅を経て、ようやく『伊勢中川』に到着だも!
あなたは3番線ホームに降り立ったも。

もも!向かいの4番線ホームに近鉄大阪線特急・大阪難波行きが停まっているも!
発車標によると、榛原駅にも停車するみたいだも!
しかも、あと1分で出発だも!

さっきの車内での選択が鍵を握るも!

<現在時刻を11時10分に>

→『近鉄線特急券(近鉄名古屋-榛原間)』を持っている場合 52へ
→『近鉄線特急券(近鉄名古屋-榛原間)』を持っていない場合 55へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【52】
4番線の電車にあなたは飛び乗ったも。
11時11分、近鉄難波行き特急が出発したも。

電車に乗るのもこれが最後だも。

<現在時刻を11時11分に>

53へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【53】
伊勢中川駅を出発して、少し時間が経過した頃、

「失礼します、特急券をお見せいただけますか」

車掌さんがやって来たも。大丈夫、今回は準備万端だも。
あなたは車掌さんに特急券を渡したも。

「ありがとうございます。榛原駅には11時49分到着予定です」

54へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【54】
「まもなく~、榛原、榛原です」

11時49分、電車が榛原駅に到着したも。
あなたは荷物を持って、ホームに降り立ったも。
長い列車の旅を終え、宇陀市に到着だも!

階段を上り改札をくぐると、北口と南口に通路が分かれているも。
バスロータリーが見えたので、あなたは南口へ歩を進めたも。

さあ、松月堂への旅もいよいよ後半戦に突入だも!気を引き締めて行くも!

宇陀市を巡る冒険、スタートだも!

<持ち物から『乗車券(近鉄名古屋-榛原間)』を消去。現在時刻を11時49分に>

130へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【55】
11時11分、4番線の大阪難波行き特急が発車したも。
あなたはホームに設置された時刻表で、難波行き急行の出発時刻を調べてみたも。

なんと、11時48分だも!大幅なタイムロスだも!

仕方ないので、あなたは伊勢中川駅のホームで急行電車を待ったも。

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

「まもなく4番線に上本町行きの急行が参ります。危険ですので白線の内側でお待ちください」

待ちに待った電車が来たも!
あなたは上本町行きの急行に乗車したも。

11時48分になり、出発の時刻だも!

この電車があなたを宇陀市まで連れていってくれるのだも!

<現在時刻を11時48分に>

56へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【56】
降車までの時間を有効活用すべく、電車内で『松月堂』に関する情報収集だも!

一番前の車両から最後尾の車両まで動き回り、あなたは奈良県出身者らしき人間を三人見つけたも。

どの人に声をかけるも?

→ひみこちゃんのクリアファイルを書類ケースから取り出していた女性 57へ
→ウッピーの話を連れの友達としていた男性 58へ
→こだいちゃんのポケットティッシュを持っていた男性 59へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【57】
「突然すいません、宇陀市にある『松月堂』って和菓子屋さん、ご存知ですかね?」
「私は桜井市出身なんでねー、宇陀市は隣の市ですけど、残念ながらわかりませんねー」
「そうですか、ありがとうございます」

桜井市の人だったも!情報収集失敗だも!
ちなみに『ひみこちゃん』は桜井市のゆるキャラだも!

目星をつけた他の二人は、もう降りちゃったみたいだも。
残りの時間は椅子に座って、ゆっくりと車窓風景を楽しむも。

60へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【58】
「急にすいません、宇陀市の『松月堂』について調べてるんですが……」
「おお!『松月堂』ね!懐かしいなあ~、僕ね、『松月堂』の近くにある大宇陀高校の出身なんですね。きみごろも、よく食べてたな~」
「ほんとですか!奇遇ですね!」
「あなたもはるばる遠くからきみごろも食べに行く感じ?価値あるよ~、あれは食べる価値あるよ~」
「ぜひ、食べたいです。ところで『松月堂』の場所ってどの辺ですか」
「『松月堂』の場所はね!さっきちょこっと話に出た僕の母校、大宇陀高校の近くなんですね。大宇陀高校から東の方に行ったらありますから!大宇陀高校、目印です!」
「わかりました。これで無事たどり着けそうです」
「ぜひ食べてくださいね。絶対ね!」

有力な情報ゲットだも!
ちなみに『ウッピー』は宇陀市のゆるキャラだも!

目星をつけた他の二人は、もう降りちゃったみたいだし、あとはのんびりと椅子に座って鉄道の旅を満喫するも。

60へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【59】
「あのお、『松月堂』っていう和菓子屋さん聞いたことありますか?宇陀市にあるんですけど」
「いやー、私は橿原市出身なもんでねー、橿原神宮と神武天皇陵ならわかりますけども」
「失礼しました」

橿原市の人だったも!
情報ゲットならず、だも!
ちなみに『こだいちゃん』は橿原市のゆるキャラだも!

目星をつけた他の二人は、もう降りちゃったみたいだも。
情報収集は諦めて、榛原駅に着くまで座って体を休めるも。

60へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【60】
「まもなく~、榛原、榛原です」

12時56分、電車が榛原駅に到着したも。
あなたは荷物を持って、ホームに降り立ったも。
長い列車の旅を終え、宇陀市に到着だも!

階段を上り改札をくぐると、北口と南口に通路が分かれているも。
バスロータリーが見えたので、あなたは南口へ歩を進めたも。

さあ、松月堂への旅もいよいよ後半戦に突入だも!気を引き締めて行くも!

宇陀市を巡る冒険、スタートだも!

<持ち物から『乗車券(近鉄名古屋-榛原間)』を消去。現在時刻を12時56分に>

130へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【61】
5番線から10時10分賢島行き特急が出発したも。
あなたは改札内に設置された時刻表と路線案内を見て、どの電車に乗るべきか考えてみたも。但し、特急は除外したも。

結果、10時21分発の松坂行き急行が良さそうだも。
10時12分の普通電車だと遅すぎるも。

あなたはホームに到着した松坂行き急行に乗りこみ、端の方に陣取ったも。

10時21分になり、出発の時刻だも!

乗り換え地点『伊勢中川』まで向かうも!

<現在時刻を10時21分に>

62へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【62】
愛知県に属する『近鉄名古屋』と三重県に属する『伊勢中川』って、結構距離があると思わないかも?
到着までたっぷり時間があるはずだも。
少しぐらい『松月堂』の情報を集めてみるべきだも。

あなたは急行列車内を隅々まで歩き回り、『松月堂』に詳しそうな人を探したも。

めぼしいのは次の三人だも。

→『松』の文字が入ったプリントTシャツを着ている青年 63へ
→『月』の文字が入ったプリントTシャツを着ている青年 64へ
→『堂』の文字が入ったプリントTシャツを着ている青年 65へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【63】
「松のシャツを着ているお兄さん、『松月堂』って知ってますか?」
「あったりまえでしょーが!『松月堂』リスペクトで『松』の字が入ったTシャツ着てるんすよ!」
「それはすごい!あの、『松月堂』について知っていること教えてもらえますか!」
「『松月堂』は宇陀市にある和菓子屋っす!きみごろもがマジ旨いっす!営業時刻は基本、8時00分から17時30分っす!」
「色々とありがとうございました」

『松月堂』のデータを入手したも!
お兄さんありがとうございましただも。

他の二人は、今の会話の間に降りちゃったみたいだも。

情報収集は切り上げて、着座して旅の疲れを癒すも。

66へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【64】
「月のシャツを着ているお兄さん、『松月堂』って知ってますか?」
「ごめんなさい、わかりませんね」
「そうですか、ところでその『月』っていうのは・・・」
「ああ、これは月ヶ瀬梅林の『月』です。奈良市にある梅林でね。僕はあの場所が好きなんだなあ。あなたも一度行ってみてください」
「次に奈良県を訪れる機会があれば、行ってみます」

『松月堂』のデータ、入手ならずだも!惜しいも!
他の二人は、今の会話の最中にどこかの駅で下車したみたいだも。

情報収集はこれぐらいにして、シートに座るも。

66へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【65】
「堂のシャツを着ているお兄さん、『松月堂』って知ってますか?」
「知らないなあ、中谷堂なら知ってるけど」
「その『堂』っていうのは『中谷堂』の『堂』ですか?」
「いやまさか笑。俺キンキのファンなんすよ。堂本剛さんの堂です。あの人、奈良市の出身でしょ」
「なるほど、そう来ますか」

『松月堂』のデータ、入手ならずだも!
補足すると『中谷堂』は近鉄奈良駅近くの和菓子屋さんだも!

そうこうしている間に、目星をつけた他の二人は電車から姿を消したも。
どこかで下車したんだも。

情報収集は終わりにするも。

席に着いて、伊勢中川に着くのを待つも。

66へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【66】
「まもなく~、伊勢中川~、伊勢中川です」

『近鉄名古屋』を出発し、15以上の駅に停車、ついに『伊勢中川』に到着だも!
あなたは3番線ホームに降り立ったも。
時計の針は11時39分を指してるも。

例によって、時刻表と路線案内と発車標を確認するも。
乗るべき電車の選択肢は2つありそうだも。

11時48分発の大阪上本町行き急行か、12時11分発の大阪難波行き特急だも。
どちらに乗っても榛原駅に着くも。
但し、特急の方が先に到着するらしいも。

さあ、どっちにするも?

<現在時刻を11時39分に>

→11時48分発の大阪上本町行き急行 67へ
→12時11分発の大阪難波行き特急 68へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【67】
4番線の大阪上本町行き急行の扉をくぐり、車内へ突入だも!
線路の先で榛原駅が待っているも!

11時48分になり、出発の時刻だも!

電気の力が車両を動かし始めたも!

<現在時刻を11時48分に>

56へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【68】
ホームで約30分の待機後、4番線に大阪難波行特急が入ってきたも。

あなたは特急の扉をくぐって、シートの背もたれに身体を預けたも。
特急を降りる時、あなたは宇陀市にいるのだも。

12時11分、時間通りに特急発車だも!

<現在時刻を12時11分に>

69へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【69】
宇陀市を心にイメージしながら、瞑想にふけっていると、突然声をかけられたも。

「失礼します。特急券を拝見願えますか」

も?車掌さんだも。特急券ってなんだも?

そういえば、近鉄の駅で『特急券売り場』を見たような、見なかったような……

→特急券を持ってる場合 70へ
→特急券を持っていない場合 71へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【70】
持ってるわけないも~~、嘘ついちゃダメだも~~。

元に戻ってやり直しだも~~。

69へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【71】
「特急券持ってません」
「では、この場で発券させて頂きます。特急の乗車区間をお教え願えますか」

も?なんとかなりそうだも。

「伊勢中川から榛原までです」
「それでは900円になります」

あなたは900円と引き換えに特急券を手に入れたも。一件落着だも。

「榛原へは12時49分到着予定です」

席に座り直して、あなたは再び瞑想にふけったも。

<持ち物に『近鉄線特急券(伊勢中川-榛原間)』を追加。特急券代:900円を所持金から引く>

72へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【72】
「まもなく~、榛原、榛原です」

12時49分、電車が榛原駅に到着したも。
あなたは荷物を持って、ホームに降り立ったも。
長い列車の旅を終え、宇陀市に到着だも!

階段を上り改札をくぐると、北口と南口に通路が分かれているも。
バスロータリーが見えたので、あなたは南口へ歩を進めたも。

さあ、松月堂への旅もいよいよ後半戦に突入だも!気を引き締めて行くも!

宇陀市を巡る冒険、スタートだも!

<持ち物から『乗車券(近鉄名古屋-榛原間)』を消去。現在時刻を12時49分に>

130へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【73】
プシュー

新幹線が名古屋駅を発ったも。次の駅は『京都』だも。
近くにお年寄りの方がいたので、あなたは席を譲って通路に立っていることにしたも。

名古屋駅で乗客の入れ替えがあった結果、車両の様子は一変しているも。
和服の人がやたらと多いも。珍しいのだも。

名古屋を出て30分後、奇妙なインスピレーションが頭に湧いたも。

「(待てよ、ひょっとすると和服を着ている人って和菓子にも詳しかったりするのかな?)」

あなたは無謀な思いつきに賭けてみる決心をしたも。
謎の和服集団の中に、もしかすると『松月堂』を知る人が紛れ込んでるかもしれないも。

京都に着くまであまり時間がないも。
声をかけれるのは一人だけだも。

三人までは候補を絞れたも。この中から一人を選ぶも!

→八重桜文様の着物を着た婦人に『松月堂』のことを尋ねる 74へ
→蓮華のネックレスをつけた婦人に『松月堂』のことを尋ねるなら 75へ
→桜草と梅の柄が入ったカバンを持っている婦人に『松月堂』のことを尋ねるなら 76へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【74】
「ちょっとよろしいですか。『松月堂』って和菓子屋さんについて調べてるんですが」
「おや、あの『松月堂』ですか。きみごろもが大変美味しゅうございます。あんなに素晴らしいお菓子が1個118円で買えるなんて夢のようじゃありませんか」
「なるほど、ありがとうございました」

きみごろもの値段に関する情報を手に入れたも!

さて、まもなく京都に到着だも。

77へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【75】
「初めまして、『松月堂』について調べてる者なんですが」
「『松月堂』は私も好きですよ。あの栗きんとんは絶品ですわね。やっぱり栗きんとんは中津川に限ります」

それ、岐阜県の『松月堂』だも!
奈良の『松月堂』の情報は手に入らなかったも。

そうこうしているうちに、新幹線が京都に到着だも。

77へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【76】
「『松月堂』って知ってますか?」
「パインバウム食べましたよ、パインバウム。パインアメとバウムクーヘンの組み合わせって初めはどんなのやらと思いましたけど、これが案外美味しくてね~。今じゃすっかりリピーターですよ」

大阪の『松月堂本舗』だもおおおおお!
『松月堂』違いだもおおおおお!

勢いよくツッコんだところで、新幹線が減速を始めたも。

もうすぐ京都だも。

77へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【77】
「まもなく~、京都、京都です」

10時22分、京都到着だも。
和服の集団は全員、京都で降りるみたいだも。

京都までの切符を持っているならあなたも一緒に降りるも。

<現在時刻を10時22分に>

→持ち物に『乗車券・新幹線自由席特急券(東京-京都間)』があるなら 78へ
→なければ 99へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【78】
京都駅のホームに降り立ったあなたは喉が渇いたので、飲み物を買うことにしたも。

ちょうど自動販売機があるも。どれを買うも?

→コカ・コーラ 79へ
→伊右衛門 79へ
→リプトン・リモーネ 79へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【79】
ガタン(ペットボトルが落ちる音)

あなたは出てきたソフトドリンクを飲みほしたも。

「よし!気を取り直して近鉄線へ向かおう!」

ペットボトルをゴミ箱に捨て、あなたは歩き始めたも。

<ペットボトル飲料代:110円を所持金から引く>

80へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【80】
改札をくぐり、外に出たも。
あなたは今、京都にいるのだも。

京都は和菓子の宝庫だも!
『茶寮宝泉』のわらび餅、『永楽屋』の琥珀、『出町ふたば』の豆餅、『鍵善良房』の葛切り・・・・・・無限に続きそうなのでこの辺で切り上げるも!
とにかく和菓子好きにはたまらない街なのだも!

でも、今日の目的は『きみごろも』だも。
京都は乗り換え地点にすぎないも。

名残惜しいけど、近鉄京都駅に直行するも~。

<持ち物から『乗車券・新幹線自由席特急券(東京-京都間)』を消去>

81へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【81】
近鉄京都駅の切符売り場に辿り着いたも。
あなたは券売機の上の路線図を確認し、『榛原』を探したも。

あったも、ここからだと1070円だも。

経路を見る限り、一発では行けないようで、『大和八木』という途中の駅で乗り換える必要がありそうだも。
あなたは『榛原』までの切符を購入し、改札をくぐったも。

いよいよ近鉄線突入だも!

<持ち物に『乗車券(京都-榛原間)』を追加。切符代:1070円を所持金から引く>

82へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【82】
あなたは発車標と路線図を確認し、乗る電車の候補を二つに絞ったも。
どちらも大和八木駅に停車するも。
急行より特急の方が早く着くみたいだも。

さあ、どっちに乗るも?

→10時40分発橿原神宮前行き特急に乗るなら 83へ
→10時42分発橿原神宮前行き急行に乗るなら 91へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【83】
あなたは特急に乗ったも。
空いている席に適当に座り、背もたれにもたれかかったも。

そして、出発時刻が訪れたも。ゆっくりと加速する近鉄特急。

電車が京都駅を旅立ったも!

<現在時刻を10時40分に>

84へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【84】
車窓から見える東寺の五重塔を眺めていたあなたに、車掌さんが声をかけたも。

「失礼します。特急券を拝見願えますか」

も?特急券ってなんだも?そんなもの持ってたも?

→特急券を持ってる場合 85へ
→特急券を持っていない場合 86へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【85】
持ってるわけないも~~、嘘ついちゃダメだも~~。

元に戻ってやり直しだも~~。

84へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【86】
特急券を持っていない旨を、あなたは車掌さんに伝えたも。すると、

「この場で発券させて頂きます。どちらまで行かれる予定ですか?」
「最終目的地は榛原駅ですけど、特急は大和八木駅まで乗る予定です」
「でしたら、大和八木-榛原間も特急を利用された方がお得ですよ。値段は同じ900円ですので。この特急なら、大和八木駅でうまく乗り継げますね」
「じゃあ、榛原までの特急券をください」

あなたは900円と引き換えに特急券を手に入れたも。

<持ち物に『近鉄線特急券(京都-榛原間)』を追加。特急券代:900円を所持金から引く>

87へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【87】
『丹波橋』で停車し、再び走り始めた特急は、次の『大和西大寺』を目指しているも。

丹波橋で乗車した人があなたの隣に座ってるも。
せっかくの旅行、人との出会いを楽しむも。話しかけてみるも。

「どちらまで行かれるんですか」
「大和西大寺駅まで行きます」
「どんなところなんですか」
「駅の近くに近鉄百貨店があります。地下一階には、奈良の名産品を集めたコンセプトショップがあるんですよ」
「へー、行ってみたいなー。でもまさか、きみごろもは売ってませんよね?」
「売ってますよ」
「え! まさか!」
「毎週水曜日だけの30箱限定販売ですけどね。ワタシは11時前に並んで買いましたよ」
「うわ~、うらやましいな~、実はこれから松月堂に行くところでして・・・」

そんなこんなで話が盛り上がるうち、特急は大和西大寺駅に到着したも。
隣の方にさよならを告げて、電車は再出発。

いよいよ次は、大和八木駅だも!

88へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【88】
「まもなく~、大和八木~、大和八木です」

大和八木駅で下車して、改札をくぐらず階段を上ったところに、近鉄大阪線のホームがあるも。
車掌さんの言っていた、特急の発車時刻を調べてみるも。
現在11時29分。一番近いのは・・・・・・11時41分発賢島特急、これだも!

10分ほど、ホームで待機だも。

<現在時刻を11時29分に>

89へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【89】
「まもなく2番線ホームに賢島行き特急、賢島行き特急が参ります」

お待ちかねの電車がついに来たも!
あなたは電車に乗って、席に着いたも。
今回は特急券を持ってるから、堂々と胸を張っていられるも!

時刻になり、特急が発車したも。

宇陀市はもう目と鼻の先だも!

<現在時刻を11時41分に>

90へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【90】
市境のトンネルを抜けると、宇陀市であった、も。

「まもなく~、榛原、榛原です」

11時52分、電車が榛原駅に到着したも。
あなたは荷物を持って、ホームに降り立ったも。
長い列車の旅を終え、宇陀市に到着だも!

階段を上り改札をくぐると、北口と南口に通路が分かれているも。
バスロータリーが見えたので、あなたは南口へ歩を進めたも。

さあ、松月堂への旅もいよいよ後半戦に突入だも!気を引き締めて行くも!

宇陀市を巡る冒険、スタートだも!

<持ち物から『乗車券(京都-榛原間)』を消去。現在時刻を11時52分に>

130へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【91】
あなたは急行に乗ったも。10時42分になり、電車がホームを離れていくも。

京都駅を旅立ち、奈良県に向かうのだも!

<現在時刻を10時42分に>

92へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【92】
東寺、竹田、丹波橋、桃山御陵前、大久保、新田辺、新祝園・・・・・・

長いも。思ってたより、時間がかかるも。
あと最後の『新祝園』は何て読むのかわからないも。

あなたは車内を眺め回したも。
きみごろもと松月堂の手掛かりは得られないものだろうかも。
誰かに話しかけてみるも。

きみごろもを知っている人はマニアタイプだと考えたあなたは、マニアっぽい人を選別したも。

候補が三人に絞れたも。

→『ホテル旅館』を読んでいる、おじさんに話しかける 93へ
→『週刊ホテルレストラン』を読んでいる、おばちゃんに話しかける 94へ
→『Airbnbmag』を読んでいる、ティーンに話しかける 95へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【93】
「読書中にすいません。松月堂についての知識はお持ちでしょうか」
「松月堂・・・・・・ああ!宇陀市のね!今阪屋の近くだからよく覚えてるよ」
「いま、さか?」
「今阪屋、今阪屋。宇陀市にある有名な旅館なんだよね。ほんとに松月堂のすぐ側だから、目印にするといいよ」
「ありがとうございます。参考にします」

96へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【94】
「雑誌を読んでる横から失礼します。きみごろもってご存知ですか?」
「きみごろも?名前は知ってるけど、食べたことはないわね~。ごめんなさいね~」
「お邪魔しました」

96へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【95】
「あの~、その雑誌にきみごろものこと載ってたり・・・しません?」
「KIMIGOROMO?新しいアプリの名前?」
「いえ、なんでもありません。失礼します」

96へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【96】
高の原、大和西大寺、西ノ京、近鉄郡山、平端、田原本・・・・・・そして!

「まもなく~、大和八木~、大和八木です」

11時48分、大和八木駅到着だも!
一時間強、かかったも。
思ったより距離があるのだも~。

というわけで、いざ!乗り換えだも!華麗にきめるも!

<現在時刻を11時48分に>

97へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【97】
階段を上って近鉄大阪線のホームに移動したあなたは発車標をチェックしたも。
表示されているのは、12時03分発榛原行き区間準急。
渡りに船な電車があるも~。これに乗るも~。

約10分待つと、電車が2番線ホームに入ってきたも。
あなたは準急に乗り、座席に座ったも。

合図の音が鳴り、電車が発車したも。

宇陀市はもう目と鼻の先だも!

<現在時刻を12時02分に>

98へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【98】
市境のトンネルを抜けると、宇陀市であった、も。

「まもなく~、榛原、榛原です」

12時20分、電車が榛原駅に到着したも。
あなたは荷物を持って、ホームに降り立ったも。
長い列車の旅を終え、宇陀市に到着だも!

階段を上り改札をくぐると、北口と南口に通路が分かれているも。
バスロータリーが見えたので、あなたは南口へ歩を進めたも。

さあ、松月堂への旅もいよいよ後半戦に突入だも!気を引き締めて行くも!

宇陀市を巡る冒険、スタートだも!

<持ち物から『乗車券(京都-榛原間)』を消去。現在時刻を12時20分に>

130へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【99】
プシュー

新幹線が京都駅を発ったも。
次の『新大阪』まではたったの15分だも。

情報集めはこれぐらいにして、さて車窓風景でも楽しむかと思ったあなたの耳に飛び込んできた衝撃の言葉。

「きみごろもが~食べたいな~」

はっ、と振り向くあなた。近くの席に座る女性が、言葉の主みたいだも。
でもどうやら寝ている様子だも。

「松月堂に~行きたいな~」

つまり、これは寝言だも!

「松月堂の定休日は~水曜日だから~土曜日は~営業しているよ~」

それだけ言うと、女性は熟睡してしまったも。

思わぬところで情報ゲットだも!

100へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【100】
「まもなく~、新大阪、新大阪です」

10時37分、新大阪到着だも。
新幹線の旅は以上でおしまいだも。

さあ、ホームに降り立つも!

<現在時刻を10時37分に>

101へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【101】
も~も~きみごろも~。

たまには無意味なパラグラフもあるのだも~。

102へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【102】
新大阪駅で、あなたは途方にくれていたも。
宇陀市に行くためには、近鉄線に乗らなきゃダメも。
なのに、新大阪駅には近鉄線が走ってないも!ピンチだも!

あなたは一旦、改札の外に出て近鉄線への行き方を調べることにしたも。

特急券を使い、改札をくぐりぬけたも。

<持ち物から『乗車券・新幹線自由席特急券(東京-新大阪間)』を消去>

103へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【103】
わからないことがあったら、人に尋ねるのが最短ルートだも。
とりあえず近くの人に聞いてみるも。

近鉄線への行き方を、どっちの人に質問するも?

→赤服の男性 104へ
→青服の女性 105へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【104】
勇気を出して、赤服の男性に声をかけるも。

「どうしたら近鉄線に乗れますか?」

男性は冷静かつ機械的な口調で言ったも。

「大阪メトロの御堂筋線で『なんば』まで移動後、徒歩で『大阪難波』まで歩くのが最短ルートであります」

も!御堂筋線に乗ればいいみたいだも!

早速、メトロの改札に向かうも!

106へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【105】
自分を鼓舞し、青服の女性に質問してみるも。

「どうしたら、近鉄の駅に行けますか?」

女性は淀みのない口調ですらすらと回答したも。

「JR京都線で『大阪』まで移動し、その後JR環状線外回りに乗って『鶴橋』まで行くのが最安ルートです」

も!そのままJRで良いみたいだも!

善は急げ、目の前の券売機で切符を買うも!

119へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【106】
御堂筋線の切符売り場に到着したも。
あなたは『なんば』までの切符を280円で購入し、改札をくぐったも。

良い頃合いで、ホームに入ってきた10時49分発の天王寺行きに乗り、あなたは新大阪を発ったのだも。

<持ち物に『乗車券(新大阪-なんば間)』を追加。切符代:280円を所持金から引く。現在時刻を10時49分に>

107へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【107】
乗車すること15分、電車が『なんば』に到着したも。
あなたは下車し、改札をくぐったも。

も!近鉄線はこっちって案内表示があるも!

近鉄線の改札へいざ行くも!

<持ち物から『乗車券(新大阪-なんば間)』を消去。現在時刻を11時04分に>

108へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【108】
大阪難波駅の切符売り場に辿り着いたも。
あなたは券売機上方の路線図を確認し、『榛原』を探したも。
乗車料金は820円だも。

あなたは『榛原』までの切符を購入し、改札をくぐったも。

待ちに待った近鉄線だも!

<持ち物に『乗車券(大阪難波-榛原間)』を追加。切符代:820円を所持金から引く>

109へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【109】
あなたがホームに降りると同時に、11時10分発の賢島行き特急のドアが閉まったも。
発車標に表示されている次の電車は、11時12分発近鉄奈良行きの急行だも。

も?この電車に乗って大丈夫も?

よくわからなかったあなたは、ホームにいた駅員さんに尋ねてみたも。

「榛原駅に行きたいんですが、どの電車に乗ればいいですか?」
「11時12分発の急行で鶴橋まで移動してください。鶴橋で近鉄大阪線の電車に乗り換えて頂ければ、榛原に行けます」
「よくわかりました。ありがとうございます」

も!そういうことだも!

というわけで、あなたは11時12分発近鉄奈良行きの急行に乗ったも。

<現在時刻を11時12分に>

110へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【110】
急行に乗ること5分、鶴橋駅に到着だも。
あなたはホームの路線案内や時刻表を駆使し、どの電車に乗ればいいか全力で調べ上げたも。
結果、2つまで候補を絞ったも。

一つは、11時30分発五鈴川行き急行だも。これなら一本で榛原駅まで行けるも。
一つは、11時36分発近鉄名古屋行き特急だも。榛原駅に直接行くのは無理で、大和八木駅で乗り換える必要があるも。

さあ、どっちに乗るも?

→11時30分発五鈴川行き急行に乗るなら 111へ
→11時36分発近鉄名古屋行き特急に乗るなら 113へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【111】
11時18分発の五位堂行き区間準急と11時21分発の大和朝倉行きの普通は、榛原駅まで行かないのでスルーし、11時30分発の急行をあなたは待ったも。

 

~~~電車待ちタイム~~~

 

11時30分だも!
急行が来たも!
扉開いたも!
あなたは乗ったも!

さあ、榛原駅に行くも~。

<現在時刻を11時30分に>

112へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【112】
…………54分経過。

「まもなく~、榛原、榛原です」

12時24分、電車が榛原駅に到着したも。
あなたは荷物を持って、ホームに降り立ったも。
長い列車の旅を終え、宇陀市に到着だも!

階段を上り改札をくぐると、北口と南口に通路が分かれているも。
バスロータリーが見えたので、あなたは南口へ歩を進めたも。

さあ、松月堂への旅もいよいよ後半戦に突入だも!気を引き締めて行くも!

宇陀市を巡る冒険、スタートだも!

<持ち物から『乗車券(大阪難波-榛原間)』を消去。現在時刻を12時24分に>

130へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【113】
電車を何本かスルーし、ようやく特急がやってきたも!

あなたはオレンジ色の電車に乗りこみ、適当な空席を見つけて、腰を下ろしたも。

そして11時36分!特急発車だも!

<現在時刻を11時36分に>

114へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【114】
椅子に座って快適だも~。
のんびりモードだも~。
このまま大和八木までまったりしてるも~。

「失礼します。特急券を拝見願えますか」

も!誰だも!

も?車掌さんだも。

特急券ってなんだも?そんなもの持ってたかも?

→特急券を持ってる場合 115へ
→特急券を持っていない場合 116へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【115】
持ってるわけないも~~、嘘ついちゃダメだも~~。

元に戻ってやり直しだも~~。

114へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【116】
特急券を持っていない旨を、あなたは車掌さんに伝えたも。

「では、この場で発券させて頂きます。どちらまでお越しですか?」
「大和八木駅まで乗る予定です」
「特急料金は510円になります」

も。乗車券とは別に特急券が必要だったみたいだも。
あなたは510円を支払い、特急券をゲットしたも。

車掌さんは最後にこう言ったも。

「大和八木駅には12時到着予定です」

<持ち物に『近鉄線特急券(鶴橋-大和八木間)』を追加。特急券代:510円を所持金から引く>

117へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【117】

~間奏~

12時ジャスト、特急は大和八木駅に到着したも。
あなたはホームに降り、発車標を見たも。
12時03分発榛原行き区間準急があるらしいも。乗るしかないも。

準急にあなたは乗ったも。準急が出発したも。

あなたは、ただ待ったも。榛原駅に着くのをただただ待ったも。

118へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【118】
「まもなく~、榛原、榛原です」

12時20分、電車が榛原駅に到着したも。
あなたは荷物を持って、ホームに降り立ったも。
長い列車の旅を終え、宇陀市に到着だも!

階段を上り改札をくぐると、北口と南口に通路が分かれているも。
バスロータリーが見えたので、あなたは南口へ歩を進めたも。

さあ、松月堂への旅もいよいよ後半戦に突入だも!気を引き締めて行くも!

宇陀市を巡る冒険、スタートだも!

<持ち物から『乗車券(大阪難波-榛原間)』を消去。現在時刻を12時20分に>

130へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【119】
路線図で『鶴橋』を探すと、乗車賃は220円だも。
あなたは切符を購入し、改札をくぐったも。

ホームで電車を待っていると、なんだかコーヒーが飲みたくなってきたも。
も、自販機があるも。買うも。

ももー、どれにしようかもー、。
あなたはプレミアムボスを買ったも。

缶コーヒーを買って、お釣りを取って…………もーっ!
小銭を何枚か自販機の下に落としたもーっ!ミスったもーっ!

も――――っ!電車が来てるも――――っ!
お金は時間には代えられないもー!

諦めて電車に乗るもー!

 

<持ち物に『乗車券(新大阪-大阪間)』『缶コーヒー』を追加。切符代:220円+缶コーヒー代110円+落とした小銭130円=460円を所持金から引く。現在時刻を10時53分に>

120へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【120】
悲しみの缶コーヒーを片手に、電車に乗ること4分。大阪駅に着いたも。

ここは乗り換え目的に降りただけだも。
空になった缶をゴミ箱に捨て、環状線のホームに移動だも。

ホームで少し待つと、11時04分発JR大阪環状線外回り・京橋/鶴橋行きがやってきたも。

あなたは電車に乗り、鶴橋駅を目指したも。

<持ち物から『缶コーヒー』を消去。現在時刻を11時04分に>

121へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【121】
「まもなく~、鶴橋~、鶴橋です」

11時19分、鶴橋駅の環状線ホームにあなたは降り立ったも。
ここで近鉄駅に乗り換えるも!

も?ホームの中に近鉄線切符の売り場があるも……なんだもこれ……

 

※豆知識
JR鶴橋駅と近鉄鶴橋駅は直結しているため、近鉄線の切符を持っていない人は、ホーム内で切符を買い、JRの切符と重ねて改札機に通す必要がある。

 

らしいも!ムズイも!

あなたは目標の榛原駅を路線図から探したも。

あったも。運賃は750円だも。

あなたは切符を買い、自動改札機に二枚の切符を投入したも。

も!近鉄線の切符が一枚だけ出てきたも!よくできてるも~。

 

少し苦労したけど、ついに近鉄だも!

ここから榛原駅に向かうのだも!

 

あなたはホームの路線案内や時刻表を駆使し、どの電車に乗ればいいか全力で調べ上げたも。
結果、2つまで候補を絞ったも。

一つは、11時30分発五鈴川行き急行だも。これなら一本で榛原駅まで行けるも。
一つは、11時36分発近鉄名古屋行き特急だも。榛原駅に直接行くのは無理で、大和八木駅で乗り換える必要があるも。

さあ、どっちに乗るも?

<持ち物に『乗車券(鶴橋-榛原間)』を追加。持ち物から『乗車券(新大阪-大阪間)』を消去。切符代:750円を所持金から引く>

→11時30分発五鈴川行き急行に乗るなら 122へ
→11時36分発近鉄名古屋行き特急に乗るなら 124へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【122】
11時18分発の五位堂行き区間準急と11時21分発の大和朝倉行きの普通は、榛原駅まで行かないのでスルーし、11時30分発の急行をあなたは待ったも。

 

~~~電車待ちタイム~~~

 

11時30分だも!
急行が来たも!
扉開いたも!
あなたは乗ったも!

さあ、榛原駅に行くも~。

<現在時刻を11時30分に>

123へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【123】
…………54分経過。

「まもなく~、榛原、榛原です」

12時24分、電車が榛原駅に到着したも。
あなたは荷物を持って、ホームに降り立ったも。
長い列車の旅を終え、宇陀市に到着だも!

階段を上り改札をくぐると、北口と南口に通路が分かれているも。
バスロータリーが見えたので、あなたは南口へ歩を進めたも。

さあ、松月堂への旅もいよいよ後半戦に突入だも!気を引き締めて行くも!

宇陀市を巡る冒険、スタートだも!

<持ち物から『乗車券(鶴橋-榛原間)』を消去。現在時刻を12時24分に>

130へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【124】
電車を何本かスルーし、ようやく特急がやってきたも!

あなたはオレンジ色の電車に乗りこみ、適当な空席を見つけて、腰を下ろしたも。

そして11時36分!特急発車だも!

<現在時刻を11時36分に>

125へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【125】
椅子に座って快適だも~。
のんびりモードだも~。
このまま大和八木までまったりしてるも~。

「失礼します。特急券を拝見願えますか」

も!誰だも!

も?車掌さんだも。

特急券ってなんだも?そんなもの持ってたかも?

→特急券を持ってる場合 126へ
→特急券を持っていない場合 127へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【126】
持ってるわけないも~~、嘘ついちゃダメだも~~。

元に戻ってやり直しだも~~。

125へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【127】
特急券を持っていない旨を、あなたは車掌さんに伝えたも。

「では、この場で発券させて頂きます。どちらまでお越しですか?」
「大和八木駅まで乗る予定です」
「特急料金は510円になります」

も。乗車券とは別に特急券が必要だったみたいだも。
あなたは510円を支払い、特急券をゲットしたも。

車掌さんは最後にこう言ったも。

「大和八木駅には12時到着予定です」

<持ち物に『近鉄線特急券(鶴橋-大和八木間)』を追加。特急券代:510円を所持金から引く>

128へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【128】

~間奏~

12時ジャスト、特急は大和八木駅に到着したも。
あなたはホームに降り、発車標を見たも。
12時03分発榛原行き区間準急があるらしいも。乗るしかないも。

準急にあなたは乗ったも。準急が出発したも。

あなたは、ただ待ったも。榛原駅に着くのをただただ待ったも。

129へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【129】
「まもなく~、榛原、榛原です」

12時20分、電車が榛原駅に到着したも。
あなたは荷物を持って、ホームに降り立ったも。
長い列車の旅を終え、宇陀市に到着だも!

階段を上り改札をくぐると、北口と南口に通路が分かれているも。
バスロータリーが見えたので、あなたは南口へ歩を進めたも。

さあ、松月堂への旅もいよいよ後半戦に突入だも!気を引き締めて行くも!

宇陀市を巡る冒険、スタートだも!

<持ち物から『乗車券(鶴橋-榛原間)』を消去。現在時刻を12時20分に>

130へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【130】

長い階段を降りて、モモ―ン!宇陀市だもー! 
U・DA・SHI、だもー!!
奈良県12市の一つ、宇陀市だもー!!!

あなたはきみごろもに近づいてるも。着実に近づいてるも。

さあ、松月堂に出発だも!

と、その前に……よくよく考えたら、お昼ごはんをまだ食べてないも。
せっかく宇陀市に来たんだし、宇陀っぽいものを食べるも。

あなたは駅前のバスロータリーから東に向かい、お店を探したも。
二分ほどテクテク歩くと、道の左手にお肉屋さんを見つけたも。

 

『福寿館』

 

大きな建物だも。
どうやら一階が精肉販売で、三階と四階がレストランになってるみたいだも。

宇陀のグルメといえば…………蕎麦・きみごろも・宇陀川(饅頭)清酒そして宇陀牛だも。

ちょうどランチにぴったりだも。ここにするも。

あなたは『福寿館』に足を踏み入れたも。

131へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【131】
店員さんに席へ案内され、あなたはお昼の定食を食べたも。

 

○昼定食:2592円(税込)

・ご飯
・お吸い物
・一品
・お漬物
・サラダ
・黒毛和牛150g(特製タレで焼いたもの)

 

一口一口噛みしめながら、あなたはたっぷり時間をかけて昼食を満喫したも。

「ごちそうさまでした」

レジでお会計の際、あなたは店員さんに松月堂への行き方を尋ねてみたも。

「へ~、東京からはるばる宇陀市に。お越し頂きありがとうございます。松月堂に行かれるようでしたら、駅前のバスロータリーで『系統名:1(大宇陀行き)』に乗ってくださいませ。それで松月堂のある『松山地区』に行けますから」

あなたは定員さんにお礼の言葉を伝え、『福寿館』を後にしたも。

<昼食代:2592円を所持金から引く>

132へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【132】
あなたは来た道を引き返し、バスロータリーまで戻ってきたも。
『福寿館』の店員さんが言ってた『系統名:1(大宇陀行き)』の乗り場はすぐに見つかったも。

あなたは停留所でバスを待ったも。
時刻表によると、土日のバスは基本、一時間に一本しか走ってないも。

ところで今何時だも?

時計を見ると、榛原駅のホームに降り立ってから、ちょうど80分が経過しているも。(うち70分は昼食の時間だも)

現在時刻によって、乗るバスが違ってくるも。

以下の指示に従い、乗るバスを確定させるも。

<現在時刻を80分進める>

<その結果、現在時刻が、

・13時11分以前の場合→現在時刻を13時11分まで進め、13時11分のバスに乗る
・13時12分~14時11分の場合→現在時刻を14時11分まで進め、14時11分のバスに乗る
・14時12分~15時11分の場合→現在時刻を15時11分まで進め、15時11分のバスに乗る>

時刻の書き換えが終わったら、次に進むも。

133へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【133】
11分になり、バスが到着したも。
前に並んだ人から順番に、入口から乗車していくも。
そして、あなたの乗る番が回ってきたも。

も!ちょっと待つも!

…………念のため確認だも。

バスに乗るお金はもちろん持ってるも?まさかとは思うけど、一応チェックしておくも。

→所持金が400円未満の場合 134へ
→所持金が400円以上の場合 135へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【134】
何てことだも…………これじゃあバスに乗れないも…………徒歩で松月堂に行くのは、スマホがないから流石に無理だも。

あなたの旅はここまでだも。残念ながらGAME OVERだも。

 

『ゲームオーバー きみごろも食べられず』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【135】
あなたが乗ったバスが榛原駅から出発したも。
あなたはシートに座り、窓の外を眺めていたも。

バスが川沿いの道路を走っていくも。
これがかの有名な『宇陀川』だも。
川の向こうには田畑が広がるも。
よくある田舎の風景だも。

と、のどかな田園風景に癒されていたあなたは、とんでもない事実に気づいたも。

(どのバス停で降りればいいか、わからない…………)

大、大、大ピンチだも。
このままでは迷子in宇陀市だも。
頼りのスマホは友達が持ったままだも。

絶体絶命の状況…………そこにピンチヒッター登場だも!

「市外から来た人? どこ行く予定なん?」

も、隣に座るおじいさんが、あなたに話しかけてきたも。
あなたは『松月堂』の名を告げたも。

「おー、きみごろもかいな。あれは美味いでー。宇陀市にわざわざ来た価値あるわ」

「どこのバス停で降りればいいか、ご存知ですか」

「もちろん知ってるで。でもあれやな、普通に教えてもオモンナイから、ちょっとクイズしよか」

も? どーいう展開だも?

「宇陀市にまつわるクイズを出すから、正解やったらバス停教えてあげるな。じゃあ、いくで」

問題:『榛原駅』の次のバス停『下井足口』は何て読むでしょうか?

①しもいそくぐち
②しもいだにくち
③しもいたりくち
④しいたるぐち

→①が正解だと思うなら 136へ
→②が正解だと思うなら 137へ
→③が正解だと思うなら 138へ
→④が正解だと思うなら 139へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【136】
「残念!正解は『しもいだにくち(下井足口)』でした~。流石にむずかったかな。もう一回だけチャンスあげるな。オレ、次の『篠楽』で降りるんやけど……」

問題:『篠楽』は何て読むでしょうか?

①しのらく
②しのがく
③ささらく
④ささがく

→①が正解だと思うなら 140へ
→②が正解だと思うなら 141へ
→③が正解だと思うなら 142へ
→④が正解だと思うなら 143へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【137】
「正解!よくわかったな!ほんじゃ、約束通り教えてあげるな。『大宇陀高校』ってバス停で降りたら、松月堂に近いわ。まあ、十分もあれば着くと思うで」

バスが停留所にとまったも。

「じゃあ、オレはこの『篠楽(ささがく)』で降りるから。宇陀を楽しんでいってな~」

バス停の情報ゲットだも!

あとは到着するのを待つだけだも!

144へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【138】
「残念!正解は『しもいだにくち(下井足口)』でした~。流石にむずかったかな。もう一回だけチャンスあげるな。オレ、次の『篠楽』で降りるんやけど……」

問題:『篠楽』は何て読むでしょうか?

①しのらく
②しのがく
③ささらく
④ささがく

→①が正解だと思うなら 140へ
→②が正解だと思うなら 141へ
→③が正解だと思うなら 142へ
→④が正解だと思うなら 143へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【139】
「残念!正解は『しもいだにくち(下井足口)』でした~。流石にむずかったかな。もう一回だけチャンスあげるな。オレ、次の『篠楽』で降りるんやけど……」

問題:『篠楽』は何て読むでしょうか?

①しのらく
②しのがく
③ささらく
④ささがく

→①が正解だと思うなら 140へ
→②が正解だと思うなら 141へ
→③が正解だと思うなら 142へ
→④が正解だと思うなら 143へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【140】
「残念、不正解!正解は『ささがく(篠楽)』でした~。いや~、最寄りのバス停教えてあげたいところやけど、まあクイズはクイズやからな。しゃーないわ」

バスが停留所にとまったも。

「じゃあ、オレはこの『篠楽(ささがく)』で降りるから。宇陀を楽しんでいってな~」

やばいも。バス停の情報、入手できなかったも。

あなたはわずかな知識をもとに、最善の策を考えたも。
松月堂は松山地区にあると『福寿館』の人は言ってたも。
そして、松山地区は確か大宇陀にあるはずだも。

バスの路線図によると、このバスの終着駅は『大宇陀』、その前は『大宇陀高校』、その前が『西山』だも。

『松月堂』が大宇陀にあるなら、この辺りで降りればなんとかなるはずだも。
あとは歩いて店を探すしかないも。

そう見当をつけると、あなたはバスのシートに身をまかせたも。

144へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【141】
「残念、不正解!正解は『ささがく(篠楽)』でした~。いや~、最寄りのバス停教えてあげたいところやけど、まあクイズはクイズやからな。しゃーないわ」

バスが停留所にとまったも。

「じゃあ、オレはこの『篠楽(ささがく)』で降りるから。宇陀を楽しんでいってな~」

やばいも。バス停の情報、入手できなかったも。

あなたはわずかな知識をもとに、最善の策を考えたも。
松月堂は松山地区にあると『福寿館』の人は言ってたも。
そして、松山地区は確か大宇陀にあるはずだも。

バスの路線図によると、このバスの終着駅は『大宇陀』、その前は『大宇陀高校』、その前が『西山』だも。

『松月堂』が大宇陀にあるなら、この辺りで降りればなんとかなるはずだも。
あとは歩いて店を探すしかないも。

そう見当をつけると、あなたはバスのシートに身をまかせたも。

144へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【142】
「残念、不正解!正解は『ささがく(篠楽)』でした~。いや~、最寄りのバス停教えてあげたいところやけど、まあクイズはクイズやからな。しゃーないわ」

バスが停留所にとまったも。

「じゃあ、オレはこの『篠楽(ささがく)』で降りるから。宇陀を楽しんでいってな~」

やばいも。バス停の情報、入手できなかったも。

あなたはわずかな知識をもとに、最善の策を考えたも。
松月堂は松山地区にあると『福寿館』の人は言ってたも。
そして、松山地区は確か大宇陀にあるはずだも。

バスの路線図によると、このバスの終着駅は『大宇陀』、その前は『大宇陀高校』、その前が『西山』だも。

『松月堂』が大宇陀にあるなら、この辺りで降りればなんとかなるはずだも。
あとは歩いて店を探すしかないも。

そう見当をつけると、あなたはバスのシートに身をまかせたも。

144へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【143】
「正解!よくわかったな!ほんじゃ、約束通り教えてあげるな。『大宇陀高校』ってバス停で降りたら、松月堂に近いわ。まあ、十分もあれば着くと思うで」

バスが停留所にとまったも。

「じゃあ、オレはこの『篠楽(ささがく)』で降りるから。宇陀を楽しんでいってな~」

バス停の情報ゲットだも!

あとは到着するのを待つだけだも!

144へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【144】
「まもなく『西山』です。バスが完全に止まるまで、席をお立ちにならないようお願い申し上げます」

バスが『西山』に到着したも。

降りるも?降りないも?

降りる場合は『お絵かきソフト』もしくは『紙とペン』の準備を推奨するも。
ここからは地図を描いた方がいいも。
じゃないと迷っちゃうも。

<現在時刻を14分進める>

→『西山』で降りるなら <バス代:430円を所持金から引いてから> 151へ
→このままバスに乗り続けるなら 145へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【145】
「まもなく『大宇陀高校』です。バスが完全に止まるまで、席をお立ちにならないようお願い申し上げます」

バスが『大宇陀高校』に到着したも。

降りるも?降りないも?

降りる場合は『お絵かきソフト』もしくは『紙とペン』の準備を推奨するも。
ここからは地図を描いた方がいいも。
じゃないと迷っちゃうも。

<現在時刻を1分進める>

→『大宇陀高校』で降りるなら <バス代:430円を所持金から引いてから> 157へ
→このままバスに乗り続けるなら 146へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【146】
「まもなく『大宇陀』です。バスが完全に止まるまで、席をお立ちにならないようお願い申し上げます」

バスが『大宇陀』に到着したも。
ここが終点だも。あなたはバスから降りたも。

ここからは『お絵かきソフト』もしくは『紙とペン』の準備を推奨するも。
ここからは地図を描いた方がいいも。
じゃないと迷っちゃうも。

<バス代:430円を所持金から引く。現在時刻を4分進める。>

158へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【147】
北へ5分進むと、バス停が見えてきたも。
停留所の名前を確認するも。

『五十軒』

もも!これは、さっきバスで通り過ぎた停留所だも。

どうやら来た道を逆走していたようだも。引き返すも!

<現在時刻を10分進める>

148へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【148】
あなたは信号のある三叉路にいるも。
南北に車道が走り、東には川と橋が見えるも。

→北に進む 147へ
→南に進む <現在時刻を2分進めてから> 151へ
→東に進む <現在時刻を4分進めてから> 149へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【149】
あなたは辺りを見回したも。
北には緩やかな坂道、西には南北に走る川、南には古い町並みが見えるも。南側の道は二手に分かれているも。

→北に進む 150へ
→西に進む <現在時刻を4分進めてから> 148へ
→南の分岐路のうち、東側の道を進む <現在時刻を7分進めてから> 155へ
→南の分岐路のうち、西側の道を進む <現在時刻を8分進めてから> 153へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【150】
北へ進むと、三叉路に行きついたも。
なんか、こっちには松月堂がある気がしないも。

あなたの直感が「引き返すべきだ」と囁いているも。

来た道を逆戻りするも。

<現在時刻を6分進める>

149へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【151】
あなたは『西山』のバス停にいるも。

北と南、どっちに進むも?

→北へ <現在時刻を2分進めてから> 148へ
→南へ 152へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【152】
車道に沿って歩いていると、向こうから人がやってきたも。
右手に奈良漬を抱えているも。たぶん観光客だも。

この人に『松月堂』のことを尋ねてみるも?

→話しかける 167へ
→話しかけない <現在時刻を5分進めてから> 156へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【153】
あなたは今、『今阪屋』という旅館の前にいるも。
『松山町道路元標』と呼ばれる標識が立っているも。

二手に分かれた北の道・西の道・南の道、どの道を選ぶも?

→北の分岐路のうち、東側の道を進む <現在時刻を1分進めてから> 154へ
→北の分岐路のうち、西側の道を進む <現在時刻を8分進めてから> 149へ
→西に進む <現在時刻を5分進めてから> 156へ
→南に進む <現在時刻を6分進めてから> 160へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【154】
情緒あふれる古い町並みに、色んなお店が軒を連ねているも。
あなたは珍しそうに一軒一軒を見澄まして歩いたも。

酒屋さん、洋服屋さん、石油店、奈良漬けのお店、松月堂…………

……松月堂?

……松月堂。

松月堂。

『松月堂』

も――――っ!!!! 『松月堂』だもー!! 
ここだもー!! ついにたどり着いたのだも――っ!!!

あなたは『松月堂』の前で足を止めたも!

170へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【155】
古い町並みが道の両側に広がっているも。
この辺りは『松山地区』と呼ばれ、重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれた由緒ある町だも。

あなたは町歩きを楽しみながら、建物を仔細に眺めたも。

細川家の屋敷を改修した資料館『薬の館』があり、喫茶店『石景庵』があり、そして『松月堂』という名前の店があり…………

……松月堂?

……松月堂。

松月堂。

『松月堂』

も――――っ!!!! 『松月堂』だもー!!
ここだもー!! ついにたどり着いたのだも――っ!!!

あなたは『松月堂』の前で足を止めたも!

170へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【156】

あなたは三叉路で、どちらに進むか悩んでいるも。

南北には車道が伸び、東には川が流れているも。川の向こうに古い町並みが見て取れるも。

→北の道へ <現在時刻を5分進めてから> 151へ
→南の道へ <現在時刻を1分進めてから> 157へ
→東の道へ <現在時刻を5分進めてから> 153へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【157】
あなたは『大宇陀高校』のバス停にいるも。

北と南、どっちに進むも?

→北へ <現在時刻を1分進めてから> 156へ
→南へ <現在時刻を7分進めてから> 158へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【158】
あなたは『大宇陀』のバス停にいるも。
道の駅『宇陀路大宇陀』は目と鼻の先だも。

今後の行動を決めるも。

→北の道に進む <現在時刻を7分進めてから> 157へ
→南の道に進む <現在時刻を4分進めてから> 162へ
→東の道に進む <現在時刻を1分進めてから> 160へ
→道の駅を観光する 159へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【159】
吉野葛、『黒川醤油店』の醤油/ポン酢、黒豆、地酒などなど、豊富なお土産が揃う道の駅をあなたは物色したも。

どうやらブルーベリーソフトがオススメらしいも。
でも『きみごろも』を食べる予定なので、ひとまずお預けだも。

あなたはふと、「店員さんに『松月堂』の場所を聞いてみたらどうだろう」と考えたも。
道の駅の人なら、地元のことに詳しいはずだも。

→店員さんに『松月堂』の場所を聞く 168へ
→道の駅から出る <現在時刻を4分進めてから> 158へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【160】
あなたは十字路にいるも。

選択肢は四つだも。どっちに行くも?

→北へ <現在時刻を6分進めてから> 153へ
→東へ 161へ
→南へ <現在時刻を5分進めてから> 165へ
→西へ <現在時刻を1分進めてから> 158へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【161】
166番線道路を東に進んでいるも。
人家は減り、周りに建物が少なくなってきたも。

なんか……どんどん木が増えてきたも。
人がそもそも歩いてないも。

『松月堂』はどう考えてもこっちじゃないも! 

あなたの本能が引き返すことを望んでいるも!

<現在時刻を10分進める>

160へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【162】
あなたは信号のある十字路に立っているも。
近くには『万六』というバス停があるも。
車道は南北に縦断し、東には川を渡るための橋があり、西は人が少ない道だも。

これ以上南に進むのは、なんとなく『松月堂』から遠ざかる気がする。そう、あなたは判断したも。

だから進める道は3つだも。

→北に行く <現在時刻を4分進めてから> 158へ
→東に行く 164へ
→西に行く 163へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【163】
5分歩いたところで、周囲の風景を観察し、あなたは直感したも。

「松月堂はこっちじゃない」

あなたは今来た道を引き返したも。

時には直感が身を助けるのだも。

<現在時刻を10分進める>

162へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【164】
橋を渡っていると、欄干にもたれかかってる人を見つけたも。

試しに『松月堂』の場所でも訊いてみるも?

→訊いてみる 169へ
→そのまま通り過ぎる <現在時刻を1分進めてから> 165へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【165】
あなたは十字路の真ん中で、東西南北をぐるりと見回したも。

北は道の両側に建物が見えるも。
東は木がたくさん見えるも。
西は川の上にかかる橋が見えるも。
南は建物がまばらだも。

南は違う気がしたので、あなたは選択肢から除外したも。

さあ残りの3つから、進む道を選ぶも。

→北へ <現在時刻を5分進めてから> 160へ
→東へ 166へ
→西へ <現在時刻を1分進めてから> 162へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【166】
進めば進むほど、道の両側に木が増えていくも。
この先に『松月堂』がある確率は0パーセントだも。

あなたは途中で元の十字路へと引き返したも。

<現在時刻を10分進める>

165へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【167】
「すいませーん。『松月堂』って和菓子屋さんを探してるんですけど」

「松月堂なら『いせ弥』っていう漬物屋さんの隣にあるよー」

「そうなんですね、ありがとうございます」

<現在時刻を6分進めてから>

156へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【168】
「ちょっと教えてほしいんですけどー、『松月堂』でどうやったら行けますかね?」

「『松月堂』さんですか! ここからだと、川を渡ってから北に進めば着きますよ」

「ありがとうございました」

あなたは道の駅から外に出たも。

<現在時刻を5分進めてから>

158へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【169】
「あのー、すいませーん。『松月堂』を探してるんですけど、ご存知ですか」

「松月堂なら、もっと北やで」

「北ですね。ありがとうございます」

有益な情報を得て、あなたは橋を渡り終えたも。

<現在時刻を2分進める>

165へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【170】
『松月堂』に入店できるか否か、現在時刻が鍵を握るも。

『松月堂』は17時30分で閉店だも。それ以前である必要があるも。

→現在時刻が17時30分以前なら 172へ
→現在時刻が17時30分より後なら 171へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【171】
何てことだも…………松月堂はすでに閉店しているも…………ここまで来たのに店に入れずじまいだも…………。

あなたの旅はここまでだも。残念ながらGAME OVERだも。

 

『ゲームオーバー きみごろも食べられず』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【172】
あなたは意気揚々と『松月堂』に入店したも。
そして、ショーケースの中に『きみごろも』を見つけたも!ここで間違いないも!

あなたは値札を確認したも。
きみごろもは一個118円(税込)だも。

一応、所持金を確認しておくも。

→所持金が118円未満の場合 173へ
→所持金が118円以上の場合 174へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【173】
何てことだも…………お金が足りないも…………きみごろもが目の前にあるのに…………買えないも…………。

あなたの旅はここまでだも。残念ながらGAME OVERだも。

 

『ゲームオーバー きみごろも食べられず』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【174】
よかったも。お金は足りてるも。

あなたが一安心していると、奥から店の人が出てきたも。

「いらっしゃい!お客さん、どうされますか」

店の人が声をかけてくれたも。あなたは少し緊張気味にこう尋ねたも。

「きみごろもって、まだ残ってますか?」

ここが運命の分かれ目だも! 鍵を握るのは現在時刻だも!

→現在時刻が「~14時30分」の場合 175へ
→現在時刻が「14時31分~15時00分」の場合 176へ
→現在時刻が「15時01分~15時30分」の場合 177へ
→現在時刻が「15時31分~15時45分」の場合 178へ
→現在時刻が「15時46分~16時00分」の場合 179へ
→現在時刻が「16時01分~17時30分」の場合 180へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【175】
「きみごろも、まだありますよ~」

やったもー!残ってたもー!

あなたはお店の人に再度尋ねたも。

「きみごろもって一個からお願いできますか?」

「もちろんです!大丈夫ですよ!」

「じゃあ、きみごろも一個いただけますか」

あなたは代金の118円を払い、きみごろもを受け取ったも。

ついに……ついに……!!『松月堂』できみごろもを食べるのだも――っ!

<きみごろも代:118円を所持金から引く>

181へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【176】
サイコロアプリを起動するか、本物のサイコロを用意するも。

サイコロを一振りし、出た目があなたの運命を決めるも!

→出た目が「1~5」の場合 175へ
→出た目が「6」の場合 180へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【177】
サイコロアプリを起動するか、本物のサイコロを用意するも。

サイコロを一振りし、出た目があなたの運命を決めるも!

→出た目が「1~3」の場合 175へ
→出た目が「4~6」の場合 180へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【178】
サイコロアプリを起動するか、本物のサイコロを用意するも。

サイコロを一振りし、出た目があなたの運命を決めるも!

→出た目が「1~2」の場合 175へ
→出た目が「3~6」の場合 180へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【179】
サイコロアプリを起動するか、本物のサイコロを用意するも。

サイコロを一振りし、出た目があなたの運命を決めるも!

→出た目が「1」の場合 175へ
→出た目が「2~6」の場合 180へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【180】
「すいません、お客さん。きみごろも、売り切れちゃったんですよ」

何てことだも…………まさかの完売だも…………もっと早く来るべきだったも…………。

あなたの旅はここまでだも。残念ながらGAME OVERだも。

 

『ゲームオーバー きみごろも食べられず』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【181】
あなたは店内の椅子に座り、きみごろもと対面したも。
そして、万感の思いを込めて、きみごろもを口にしたも。

この衣のサクサク感っ!
このメレンゲのふんわり感っ!
この不思議な甘味っ!

まさしく、きみごろもだもっ!!!

これを食べるために、遠く東京から宇陀市まで来たかいがあったも――…………

あなたは松月堂できみごろもを食べれた感動にしばらく浸っていたも。
宇陀の地で悠久の時が過ぎたような気がしたも。

きみごろもと感動をたっぷり味わった後、あなたは意識を現実に戻し、これからの行動を考えたも。

(『松月堂』でお土産用にきみごろもを買って、それから宇陀市を観光してから東京に帰ろっかな。)

あなたは財布を開き、所持金を確認したも。そして、愕然としたも。

(金が全然残ってない…………というか帰りの電車賃がない……)

『松月堂』に向かうのに夢中で、復路のことをすっかり失念していたも……。
このままじゃ、東京に帰れないも……。
宇陀市に知り合いなんていないも。ど、どうするも……っ!!

あなたが途方に暮れていると、店に新しいお客さんがやってきたも。

「あれー!何でここにいるのー!」

声をかけてきた人を見れば、なんと大学時代の友達だも。
例の、携帯電話を間違えて持って帰った友達だも。朝に電話で話した人だも。

「うわぁーびっくりしたー。まさか宇陀市で出会えるとはねー」

そういえば、友達は電話で「今日は旅行中」と言っていたも。

旅行の行き先がまさかの宇陀市だったのだも!

あなたは友達に事情を話し、帰りの電車賃を貸してくれるようお願いしてみたも。
友達は二つ返事でOKしたも。

そんなこんなで、あなたは友達からスマホを返してもらい、お金の問題も解決し、ついでにお土産の『きみごろも』を十個買って、『松月堂』を後にしたも。

あなたと友達は宇陀市をたっぷり楽しんで、東京に帰ったも。

めでたし、めでたしだも。

 

『ゲームクリア!』

 

『きみごろもゲームブック~松月堂への旅~』は以上でおしまいだも。

最後まで遊んで頂き、ありがとうございましたも。