「こ、これが、、、、! こいつがそうなのか、、、親父ぃッッ!!」

俺は今、自身の父であるロボット工学の権威、神宮司博士の秘密地下研究所の最深部にいた。
頼れる3人の仲間と共に日本の、いや地球の危機を救わんと、幾多の困難を乗り越えようやく目的地であるこの場所へと辿り着いたのだ。
俺達4人は、皆この『人成らざる鋼鉄の戦士』を目の当たりにし、驚きを隠せない。
俺よりひとまわり大きい程のサイズの人型ロボットが、配線もむき出しの機械の箱の中で直立不動のまま横たわっていたのだから。
鋼鉄の鉄拳で悪の秘密結社オメガの野望を打ち砕くために生まれた正義のロボット。
その名も、、、、、鋼人ザランダー!!!

 

 

 

 

 

投げっぱなしジャーマンシリーズ

鋼人ザランダー

作:緒方直人

 

 

 

2へ

 

 

 

 

 

 

「アキラ君、、、、これがおじ様が作ったロボットなのね」

その異形の姿に怯えてか、俺の後ろで隠れるようにつぶやく幼なじみ、ユリッペ。

「ようし早いトコこいつを動かして、オメガの基地まで殴り込みじゃい!」

下駄をガラガラ踏み鳴らして、バンカラ学制服の巨体でバンチョーが怒鳴る。

「さっそく調べて見ます!コンソールは、、、あった!これですね!」

チビでメガネの切れ者、ハカセがさっそく部屋の機械を起動させた。

「判るか?ハカセ」

「大丈夫です任せて下さい!車の中で神宮司博士の研究ファイルはバッチリ速読しておきましたから!」

凄い速さでハカセは機械を操作していく。

「、、、やっぱり。まだ起動テスト前の段階だったようですね。プログラムも何も入ってない。急いで全部書き込まなくては、、、、、まずは、、、よし!これからです!」

ウイィィィィィィンン。。。。。

ロボットの両目が赤く光り出した。と同時に頭部に繋がれた何本もの配線がチカチカと点滅を繰り返しだす。

「なぁハカセ、とっととガバッと立ち上がらせんかい!何をモタモタやっとるんじゃい」

「ちょっと!脳筋の人は黙っててください!今はこのロボットをバイク形態に可変させる変形プログラムを書き込んでるところなんですから!」

「プロ、、、、なんじゃと?」

「プログラム! 機械を動かすための命令ですよ! それを入れないとこのロボットもただ体が固いだけの役立たずの赤ん坊なんです! バンチョーみたいな数バイトの脳ミソで動く猿人間と一緒にしないでくださいよマッタク!」

「なんじゃハカセ!ケンカ売っとんのか!」

「んもう2人とも!こんなときにヤメてよ! バンチョー君も少し黙ってて!」

ハカセは黙々と機械のボタンやらツマミやらを操作していく。小一時間程してようやくハカセは感嘆の声をあげた。

「ふぅ、、、、終わりました。まずはプログラムその1、です」

「なんじゃい1って、まだ2も3もあるっちゅーんかい」

「そうです、プログラムの書き込みってものには凄く時間がかかるんですよ。これにあと格闘プログラムに解析プログラム、それと、、、、あぁっ!!!」

「どうしたハカセ?!」

「これは、、、、侵入者警報です! 大変ですアキラさん! きっとオメガの怪人がここを、、」

ドカアァァンン!!!

「キャァッ!?」

「な?なんじゃなんじゃ?!」

「マズイです! 奴らまっすぐこの地下までへ向かってきています!」

「だったら尚更じゃ!早ようこのロボット動かさんかい!」

「ダメです!一度起動させたらもうプログラムの再入力は出来ないんです!せっかくの博士の貴重なプログラムが、、、、、」

「なら奴らが来るまでに早く!早く次のプログラムを!」

「わ、、、判りましたやってみます! アキラさん!あまり時間もありません! いくつ書き込めるか判りませんが、まずはどのプログラムから書き込みますか?」

→格闘プログラム 3へ
→解析プログラム 4へ
→修復プログラム 5へ

 

 

 

 

 

 

「格闘プログラムって奴を頼む!」

「判りました! 格闘プログラム、、、、、書き込み開始!」

再び部屋の機械が唸りを上げ、ロボットの目が赤く光り出した。

チェックシートに【格闘プログラム】を記入すること。
これにより以降の選択肢において俺はこのプログラムを使うことが出来る。

「まだか、、、、、早く! 早くしてくれっ!」

「もう少し、、、、もう少しです!」

ドカァアアアアン!!!!

「キャアッ! さ、さっきより音が大きくなってきたわ!」

「奴ら、もうすぐそこまでせまっとるようじゃの、、、ハカセ! 早ようせんかい!」

「99、、、、、100! よし! 格闘プログラム書き込み完了です!」

「やったな! じゃあ次は、、、、」

ドッカァァアアアアアンンン!!!!!

「キャーーーッ!!」「うぉぉーーーーーっ?!?」

部屋の入口が壊され、その朦々とした瓦礫煙の中から耳障りな笑い声と大勢の奇怪な集団が現れた。

フフフフ、、、、フハァーーーッハハハハッ!!

ギーッ! ギーッギギーィッ!!

「お、、、お前ら、、、、とうとう来やがったか!」

「追いつめたぞ!我が秘密結社オメガに反抗する愚かなネズミ共めが! このザリガニサンダー様が、今から貴様らをじっくりと電撃で黒焦げにした上で、この自慢の両腕のハサミでバランバランに切り刻んでくれるわ! やれい!戦闘員どもよ!」

ギーッ! ギーッギギーィッ!!

「ど、、、どうしようアキラ君っ?!」

「アキラさん! こうなればやむ負えません! 残りのプログラムは惜しいですがこれでロボットを起動させましょう!」

→すぐにロボットを起動させてくれ! 7へ
→俺が奴らを食い止める! その間に次のプログラムを! 6へ

 

 

 

 

 

 

「解析プログラムって奴を頼む!」

「判りました! 解析プログラム、、、、、書き込み開始!」

再び部屋の機械が唸りを上げ、ロボットの目が赤く光り出した。

チェックシートに【解析プログラム】を記入すること。
これにより以降の選択肢において俺はこのプログラムを使うことが出来る。

「まだか、、、、、早く! 早くしてくれっ!」

「もう少し、、、、もう少しです!」

ドカァアアアアン!!!!

「キャアッ! さ、さっきより音が大きくなってきたわ!」

「奴ら、もうすぐそこまでせまっとるようじゃの、、、ハカセ! 早ようせんかい!」

「99、、、、、100! よし! 解析プログラム書き込み完了です!」

「やったな! じゃあ次は、、、、」

ドッカァァアアアアアンンン!!!!!

「キャーーーッ!!」「うぉぉーーーーーっ?!?」

部屋の入口が壊され、その朦々とした瓦礫煙の中から耳障りな笑い声と大勢の奇怪な集団が現れた。

フフフフ、、、、フハァーーーッハハハハッ!!

ギーッ! ギーッギギーィッ!!

「お、、、お前ら、、、、とうとう来やがったか!」

「追いつめたぞ!我が秘密結社オメガに反抗する愚かなネズミ共めが! このザリガニサンダー様が、今から貴様らをじっくりと電撃で黒焦げにした上で、この自慢の両腕のハサミでバランバランに切り刻んでくれるわ! やれい!戦闘員どもよ!」

ギーッ! ギーッギギーィッ!!

「ど、、、どうしようアキラ君っ?!」

「アキラさん! こうなればやむ負えません! 残りのプログラムは惜しいですがこれでロボットを起動させましょう!」

→すぐにロボットを起動させてくれ! 7へ
→俺が奴らを食い止める! その間に次のプログラムを! 6へ

 

 

 

 

 

 

「修復プログラムって奴を頼む!」

「判りました! 修復プログラム、、、、、書き込み開始!」

再び部屋の機械が唸りを上げ、ロボットの目が赤く光り出した。

チェックシートに【修復プログラム】を記入すること。
これにより以降の選択肢において俺はこのプログラムを使うことが出来る。

「まだか、、、、、早く! 早くしてくれっ!」

「もう少し、、、、もう少しです!」

ドカァアアアアン!!!!

「キャアッ! さ、さっきより音が大きくなってきたわ!」

「奴ら、もうすぐそこまでせまっとるようじゃの、、、ハカセ! 早ようせんかい!」

「99、、、、、100! よし! 修復プログラム書き込み完了です!」

「やったな! じゃあ次は、、、、」

ドッカァァアアアアアンンン!!!!!

「キャーーーッ!!」「うぉぉーーーーーっ?!?」

部屋の入口が壊され、その朦々とした瓦礫煙の中から耳障りな笑い声と大勢の奇怪な集団が現れた。

フフフフ、、、、フハァーーーッハハハハッ!!

ギーッ! ギーッギギーィッ!!

「お、、、お前ら、、、、とうとう来やがったか!」

「追いつめたぞ!我が秘密結社オメガに反抗する愚かなネズミ共めが! このザリガニサンダー様が、今から貴様らをじっくりと電撃で黒焦げにした上で、この自慢の両腕のハサミでバランバランに切り刻んでくれるわ! やれい!戦闘員どもよ!」

ギーッ! ギーッギギーィッ!!

「ど、、、どうしようアキラ君っ?!」

「アキラさん! こうなればやむ負えません! 残りのプログラムは惜しいですがこれでロボットを起動させましょう!」

→すぐにロボットを起動させてくれ! 7へ
→俺が奴らを食い止める! その間に次のプログラムを! 6へ

 

 

 

 

 

 

「俺が奴らを食い止める! その間にハカセは次のプログラムを頼む!」

俺は生身でオメガ戦闘員どもの群れに突っ込んでいった。得意の空手を駆使し、バッタバッタと敵を薙ぎ倒していく!

「おっとアキラだけにエエカッコはさせんでの! ワシも行くぞい!」

バンチョーも続いて飛び掛かる。両手に1体ずつ戦闘員の脚をむんずと掴むと棍棒代わりにブンブン振り回して応戦する。

「アキラくーん! 頑張ってーっ!」

「なんじゃいユリッペの奴、いつもいつもアキラばっかし、、、、(涙」

俺とバンチョーの奮闘の甲斐あって、ハカセは次なるプログラムの書き込みもなんとか終えることが出来たようだ。

【格闘プログラム】
【解析プログラム】
【修復プログラム】

ここではまだチェックシートにないもうひとつのプログラムも記入することが出来る。
最後まで選ばなかったプログラムは以降の選択肢では使えないので注意すること。

「小癪なネズミめ、、、、、ならばこれでも食らえい!」

オメガ怪人ザリガニサンダーは両腕のハサミを開くと前方に勢いよく突き出した!
じわじわとハサミに電気エネルギーが溜まっていき、、、、、、発射!!

バリバリバリバリィィィーーーッッ!!!

ドカアアアァァァンン!!!

間一髪で俺は奴のハサミから放たれた電撃をかわす!
だがその先では部屋の機械がメチャクチャに破壊されてしまっていた!

「大変ですアキラさん! システム停止してしまいました!もうプログラム出来ません!」

「くそっ、こうなりゃ仕方ねぇ! ハカセ!ザランダー起動だ!」

→ 7へ

 

 

 

 

 

 

「了解! それでは、、、行きます! 鋼人ザランダー、、、、ゴーーーッ!!」

ハカセがロボットの箱に付いていた一際デカいレバーを思いっきり引き倒した。途端に飛び散る激しいスパーク! まるで雷に打たれたかのようにロボットは全身が光り出す!

「アキラさん! これをっ!」

「おっと! な、なんだこれは? ヘルメット?」

「脳波コントローラーです! これを被ればアキラさんが考えた通りにザランダーは動きます! これでザランダーを操縦して戦わせるんです!」

「がはは! なんじゃ随分ハデハデな被りもんじゃのう! そこかしこで電球が光って、まるでちんどん屋じゃわい!」

「うるせぇバンチョー! 、、、ったく親父の奴、なんてデザインセンスしてやがる」

「アキラ君早く!」

「わーったよ! 被りゃいいんだろ被りゃあ! ようし、、、まずは立ち上がれっ!ザランダーァァァ!!!」

バチュンッ!!

俺の声に答え、ザランダーは配線を引きちぎって起き上がった!
そしてそのままジャンプ!、、、、、、ズダァン!!
鋼鉄製とは思えぬ身の軽さで、ザランダーは寝ていた箱から飛び出し着地する!

「へっ、、、お目覚めはバッチリみてぇだなぁ! ようし行くぜ相棒!」

『ガッ! リョウカイ、アキラ。 ざらんだー、戦闘もーどニ、移行、スル!』

「おほっ、こいつ今しゃべったぞい!」

「アキラ君の名前も呼んだわ! この子アキラ君が判るのね!」

「くっ!小癪な! たかがガラクタ1台増えたところで! 者共、やれい!」

ギーッ! ギギィーッ!!

俺に一匹の戦闘員が飛び掛かってきた!すかさず回し蹴りで一蹴する!
そうだ!ザランダーも操縦しなければ! 俺は慌ててザランダーの姿を探す。だがそんな心配は無用だった。

「あ、、、頭の上に、、、、もうひとつの景色が見える!」

俺の視界の上にもうひとつ、別のパノラマ景色が広がるような錯覚に捕われた。これはひょっとして、、、、アイツの、ザランダーの視界なのか?
何とも奇妙な感覚だったが、夢中で戦っているうちに意外な程すぐに俺は慣れてくる。5分もしないうちに、俺は自分とザランダーの体の両方を自在に操れるようになっていた。あっという間に俺とザランダーは戦闘員共を残らず蹴散らす!
やいザリガニ怪人! 残るはキサマ一匹だけだ!

→格闘プログラムを使う 8へ
→解析プログラムを使う 9へ
→修復プログラムを使う 10へ

 

 

 

 

 

 

「アキラさん! ザランダーの格闘プログラムが習得を完了しました!使ってみてください!」

「よぅし使えるってんなら使ってやらぁ! ザランダー!お前の力を見せてみろ! 格闘プログラム、ゴーッ!!」

ビカンッ!!

『ガッ!』

ザランダーの両目が一層赤く光り輝いた!
途端に俺が指示するまでもなく、ザランダーはザリガニサンダー目掛けて突進していく!
そしてパンチ!キック! ラッシュラッシュラッシュ!!!
す、、、スゲェ! 凄げぇぜザランダー!!

「格闘プログラムの威力です! アキラさんの空手の技を短時間で学習し、自分のものとして取り入れたんですよ!」

そうなのか! よっしそれなら俺もこれで思う存分戦えるぜ! 
気付けば頭上のザランダーの視界もキレイさっぱり消えていた。後は任せろってことだなザランダー! そんなら俺も遅れは取らねぇぞ!

俺も負けじとザリガニ野郎に飛び蹴り一閃! ザランダーも俺の息をバッチリ読んでドンピシャのタイミングで攻撃を併せてくれる!
さしものオメガ怪人ザリガニサンダーも、今や防戦一方だ! 行くぜ一気に畳みかけろ!

→ 12へ

 

 

 

 

 

 

「ザランダー! 解析プログラム! ゴーーッ!!」

何だか判らなかったが使えるもんは使うっきゃねーぜ! 俺はザランダーに解析プログラムの起動を命じた。

ピピピピピピ。。。。。。

ザランダーの両目が赤く点滅し出した。途端にハカセが何事か叫ぶ。

「こ、これは! アキラさん凄いです! これは敵の身体構造をスキャンしてくれるプログラムですよ! ほらここに置いてあった携帯型モニターに、詳細なデータが送られてきています!」

「何だと?!俺様の体をスキャン? そんなガラクタにまさかそんな能力があったとは!」

「判りましたよアキラさん! そいつの鳩尾の部分に高エネルギー反応があります! きっとそこが弱点です!」

とっさに自分の鳩尾をハサミで隠すザリガニ怪人。
しまった!ってな顔をしたってもう遅せぇぜ! どうやら間違いねぇようだな!

「サンキュー、ハカセ! ようし行くぜ!ザランダー!」

『ガッ!』

「そ、、それが判ったとて何だと言うのだ! たかが人の作った機械人形ごときに、、、」

「機械でも人形でもねぇ! こいつは、、、俺の親父が魂込めて作り上げた! 俺の! 相棒だぁぁぁっ!!」

→ 12へ

 

 

 

 

 

 

10

「ハカセ! さっきの修復プログラムってのは何だ!」

「これは、、、、ザランダーがダメージなどで故障した際に自分で迂回回路を接続しなおしてくれる、一種の自己修復機能です! 便利なことは便利なんですが、、、、あくまで戦闘後の応急処置用なんで、戦闘中には使えませんよ!」

「なにぃーっ! それを先に言えよ!」

俺がモタモタしてる間にザランダーは敵の攻撃を受け続ける! ヤバい!ピンチだ!

→格闘プログラムを使う 8へ
→解析プログラムを使う 9へ
→他に使えるプログラムがない 11へ

 

 

 

 

 

 

11

「ちっくしょう! やっぱこれだけじゃどうにもならねーぜ!」

やはりプログラム不足だったのか。大した反撃も出来ずにジリジリと俺とザランダーは敵の猛攻に追い詰められていく。

「フハハハ! どうやら見かけ倒しだったようだな。。。。それぃ!トドメだ!」

バリバリバリバリィィィーーーッッ!!!

ザリガニサンダーの両腕から俺達に向かって数万ボルトの電撃が放たれた!
うわーーーっ!?

「アキラ!」「アキラさん!」「アキラくーーーーん!。。。。」

仲間の声が段々遠くなっていく。。。。。俺の戦いも。。。。。ここまでか。。。。。
俺とザランダーは敗北した。残念だが俺達の戦いもここまでだ。本を閉じてくれ。
あばよもうひとりの俺の相棒。縁があったら、また、会おうぜ。。。。

 

 

 

 

 

 

12

俺とザランダーのコンビネーションが炸裂する! 敵を挟み撃ちにし、後ろから前から息も尽かせぬ連続攻撃だ!

「うぬぅっ! たかが人間! たかが機械ごときにこの俺様がぁぁっ!」

ガツゥンン!!

ザランダーの強烈な回し蹴りが決まった! たまらず倒れ込むザリガニサンダー!
立ち上がろうとするもその膝はガクガクと震え、立ってるのもやっとといった様子だ!
よぅしチャンス! ここで決めるぞザランダー!

「アキラさん! 必殺技です!『アトミックサンダー!』と叫んで下さい!それが起動コードです! ザランダーの全電気エネルギーを、一気に敵に叩き込むんです!」

「な? 叫ぶ、、、、のか?! 俺が?!」

「そうです威力は起動コードの声の大きさに比例すると博士のファイルにしっかりと書いてあります! さぁ恥ずかしがらずに!」

「アキラ君!叫んで! 力の限りに、叫ぶのよ!」

「そーじゃ~いアキラ~w プププッw ハラの底から声出してカッコよく叫んだらんか~いww ぐはははww」

「くそっ、どいつも好き勝手言いやがって、、、(特にバンチョー、後で殺す#) えぇい!こうなりゃヤケだ! 行くぞザランダー!」

『ガッ!』

ザランダーは敵目掛けて天高くジャンプ!落下しつつ空中で拳を構える!
俺は地上で精神を集中させ、奥義、正拳突きの構えを取った! タイミングを合わせ、、、今だっ!

「アトミックゥ、、、、サンッ!ダァァァァァァァーーーーッッッ!!!!!」

俺とザランダーの動きが完全にシンクロする!
俺の突き出した渾身の正拳突きをトレースしたザランダーの必殺拳がザリガニサンダーの鳩尾を完璧に捉えた!

バリバリバリバリバリィィィィーーーーーッッ!!!!!

グワワワワアーーーーーーッッ!?!?

同時にザランダーの全電気エネルギーが敵の体に注ぎ込まれる!
ザリガニサンダーは凄まじい電撃を受け、一瞬で黒焦げと、、、、、化した!

「、、ま、、、まさ、か、、、この俺様よ、りも、、、強い電、撃、と、、、は、、、、グッ?! グググ、、、、、、、グオオォオァァァァア!!!」

ドッカァァァァァァァーーーーンンンンッ!!!!!

激しい爆発!
強敵ザリガニサンダーはザランダーの必殺技を受けて体内のオメガエネルギーが暴走し粉微塵に爆散し果てたのだった。

→ 13へ

 

 

 

 

 

 

13

研究所からの帰り道、俺は後ろにユリッペを乗せてザランダーが変形したバイクで颯爽と走る。
オメガ怪人は撃退出来たものの、これで日本の、いや地球の脅威が消えたわけではない。
アキラとザランダーの、秘密結社オメガとの長く壮絶な戦いは、今この時から始まったばかりなのだ。
親父、、、見ててくれ!
俺はこいつと、このザランダーと一緒に、きっとオメガの野望を砕いて見せるぜ!

 

 

 

お前は鋼の機械でも 熱き血潮が流れてる
俺とお前は 相棒なのさ
挑む悪魔は オメガ オメガ
父を殺した オメガ オメガ
力の限り 戦うぞ
父の作った 鋼人!鋼人! ザラーーンダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーァ!

≪続かず!≫

 

 

 

≪次週嘘予告≫

大幹部コブラファイヤーに苦戦を強いられるアキラとザランダーの前に突如現れた謎の鉄仮面と黒いザランダー!
果たして彼らは、、、敵か?味方か?
「アタシ見たの!きっとあの人。。。。キョウイチさんよ!」
「そんなバカな?! 兄貴は、、、、、キョウイチ兄貴は、確かにあの時死んだんだ!」

次週、鋼人ザランダー第十四話『宿敵?!黒いザランダーに兄の影』に、ご期待下さい!

 

 

 

 

 

【あとがきのようなもの】

ども、作者です。お読み下さりありがとうございます。
今回のも、ただただ自分が書きたくて書いただけのおふざけです。ぜったい続きませんのでご安心下さい(笑
電人ザボーガーをベースにキャラは勇者ライディーンのを流用し最後は勢いでGガンダムまでブッ込んでやりました。うはは満足満足。
それではまた、次回作でお会いしましょう。