俺らダンジョンハッカーズ!! ~本章、ギルド試験場のからくり迷宮~

作:緒方直人

 

 

 

 

 

D1-1

君の初めてのダンジョン探索から早数年が経った。あれから君も、そしてリカルドやミランダも共にさまざまな経験を積み、今や立派な冒険家へと成長していた。そんな君らが今、旅の果てにようやくたどり着いたのは、とある大きな商業都市。君らパーティはここに本部を持つ、大手ギルドへの登録試験を受けにやってきたのだ。
ギルドとは冒険家への仕事のあっせんや各種様々なサポートなどをしてくれる、いわゆる仲介所の事である。この平和な世の中、余程の高名な冒険家でもない限りふらりと立ち寄った村や街でいきなり「勇者様!」などと崇められるといった展開は、まずない。いくら腕自慢を叫ぼうとも胡散臭い野盗か山賊扱いされて、軽くあしらわれるのが関の山なのである。よってほとんどの冒険家は必ずどこかのギルドに登録し、そこからの依頼を受ける形でその生計を立てていた。
当然、君らパーティも言うに及ばずこれまでは住み慣れた地方都市の極小ギルドにその籍を置いていたのだが、

「なーなー、オレらもそろそろ中央デビューしてもいい頃なんじゃね?」

派手な都会暮らしに憧れるパリピなリカルドの執拗な説得に根負けし、とうとうグラムもその重い腰を上げた。君にとっても冒険家としての活躍の場が広がるとあれば願ったり叶ったりであり、異論はない。ミランダも「別にどっちでもいいよー」と特に反対はしなかった。こうして君ら4人はこの新天地へとやってきたのだ。

さて、年月の経過したここではチェックシート内のデータ更新を行う。パーティ4人の職業はそのままだが、装備品、アイテム、金貨などのパラメータは一旦ここでリセットだ。まずはグラムを除いた君ら若者3人のパラメータを更新しよう。

戦士を職業とする者のパラメータは、下記のように変更すること。

職業:戦士
装備:アイアンソード(武器攻撃力+7)
   アイアンシールド(守備力+7)
体力:16

聖職者を職業とする者のパラメータは、下記のように変更すること。

職業:聖職者
装備:セントメイス(武器攻撃力+1)
    ☆ホーリー
    (消費聖力:1 アンデッドの回復体力-3)
    ☆☆ハイホーリー
    (消費聖力:2 アンデッドの回復体力-10)
   ヒーリングメイス(武器攻撃力+1)
    ☆ヒーリング
    (消費聖力:1 パーティ体力+10)
    (※敵の前では使用不可)
    ☆☆ハイヒーリング
    (消費聖力:2 パーティ体力+30)
    (※敵の前では使用不可)
   真鍮のロザリオ(防御力+1)
体力:10
聖力:7

魔術師を職業とする者のパラメータは、下記のように変更すること。

職業:魔術師
装備:光のワンド(武器攻撃力+0)
    ★サンダーボルト
    (消費魔力:1 魔術攻撃力+7)
   極寒のワンド(武器攻撃力+0)
    ★アイスアロー
    (消費魔力:1 魔術攻撃力+6)
    ★★★ダイヤモンドダスト
    (消費魔力:3 魔術攻撃力+12)
   水晶のアミュレット(防御力+1)
体力:6
魔力:7

もしこれら以外のアイテムがチェックシートにあっても、それらはすべてとっくの昔に壊れたか売り払ってしまっているので以後の冒険に持ち越す事はできない。余分に稼いでいた金貨も同様だ。
なので上記にある以外の装備品、アイテム、金貨は、そのすべてをここでチェックシートから消していくこと。
また、チェックフラグ【A】があればそれもここで消していくこと。それ以外のチェックフラグなら消さずにそのまま残しておいてよい。

では最後にグラムの番だ。今のグラムの職業は、次のうちどれだろうか。

→戦士なら D1-2へ
→聖職者なら D1-3へ
→魔術師なら D1-4へ

 

 

 

 

 

 

D1-2

「ん? なんだ今度は忘れてはおらんぞ。今度こそワシの華麗な剣さばきを見せてやろう」

チェックシート【グラム】のパラメータは、下記のように変更すること。

@グラム
職業:戦士
装備:グレートソード(武器攻撃力+9)
   グレートシールド(守備力+9)
体力:20

ちなみにここから先は、グラムの装備品も君らの分と同じく自由に変更が可能となる。強いものを手に入れたら積極的に取り替えて強化していこう。

D1-5へ

 

 

 

 

 

 

D1-3

「控えていた術も全て解放でいくぞ。回復や浄化のサポートはワシにドンと任せておけい」

チェックシート【グラム】のパラメータは、下記のように変更すること。

@グラム
職業:聖職者
装備:破邪のメイス(武器攻撃力+1)
    ☆ホーリー
    (消費聖力:1 アンデッドの回復体力-3)
    ☆☆ハイホーリー
    (消費聖力:2 アンデッドの回復体力-10)
    ☆☆☆ホーリーレイ
    (消費聖力:3 アンデッドの回復体力-40)
   ヒーリングメイス(武器攻撃力+1)
    ☆ヒーリング
    (消費聖力:1 パーティ体力+10)
    (※敵の前では使用不可)
    ☆☆ハイヒーリング
    (消費聖力:2 パーティ体力+30)
    (※敵の前では使用不可)
   真鍮のロザリオ(防御力+1)
体力:12
聖力:10

ちなみにここから先は、グラムの装備品も君らの分と同じく自由に変更が可能となる。強いものを手に入れたら積極的に取り替えて強化していこう。

D1-5へ

 

 

 

 

 

 

D1-4

「術力全開したワシならライトニングは3連発が可能だ。出し惜しみなくガンガン使っていけるぞ」

チェックシート【グラム】のパラメータは、下記のように変更すること。

@グラム
職業:魔術師
装備:雷神のワンド(武器攻撃力+0)
    ★サンダーボルト
    (消費魔力:1 魔術攻撃力+7)
    ★★★ライトニングプラズマ
    (消費魔力:3 魔術攻撃力+14)
   水晶のアミュレット(防御力+1)
体力:8
魔力:10

ちなみにここから先は、グラムの装備品も君らの分と同じく自由に変更が可能となる。強いものを手に入れたら積極的に取り替えて強化していこう。

D1-5へ

 

 

 

 

 

 

D1-5

「……しっかし師匠さァ、このチンチクリン、ホントに役に立つのかねェ?」

ここは商業都市のスラム街の一角。君らはとある場所からの帰り道を歩いている。リカルドはミランダの肩にちょこんと乗ったスズメを、何やら指でツンツンとつついていた。

「ちょ、おいそこのニィちゃん! 口の利き方に気ぃつけや! ワテの事そないナメとったら協力なんぞしまへんでぇ!」

今、ヘンなイントネーションでしゃべったのは他でもない、このスズメだ。聞けばこのしゃべるスズメ、魔術によって知性を強化された使役生物、いわゆるホムンクルスの一種らしい。

「……仕方なかろう。情報屋のオヤジがギックリ腰で当分動けんというのでは。こんな奴でもいないよりはマシだろうて」

あからさまな不信の目を向けるリカルドやグラムとは対照的に、ミランダはこの小さな同行者を割と気に入ったようである。

「まぁまぁリカルドも先生も。ねっ、この子も一応、あのダンジョンの中は見た事あるって言うし、一応頼りにしてもいいんじゃないかなー?」

「おっ、さすがはミラちゃん見る目があるぅ♪ ワテ、優しいアンさんだけは気に入りましたで~♪ チュン、チュン」

君らパーティが挑もうとしている、大手と名高いギルド組織への登録試験。それは毎年ギルドが所有管理している郊外のダンジョン内を舞台に行われていた。グラムは事前にそのダンジョンに詳しい同行者を雇おうと考え、昔馴染みの情報屋の元を訪ねた。だがその頼りにしていた情報屋は件の有り様で、代役として紹介されたのがこのしゃべるスズメだったのである。

「チュンボルト・フォン・ベルシュタイン様や。長けりゃ特別にチュン様となら呼ばせてやってもえぇで!」

「な~にが様だァ、このチビッ子が。テメェなんざチュン坊で充分だぜ、チュン坊!」

……というわけで、今回の君らのダンジョン探索に加わる事となった、このスズメのチュン坊。戦力には一切ならないが、昨年、つまりは前回の別の挑戦者パーティには同行したという一応の実績を持つ。こんな口の悪いスズメでも、中の案内役としてはそれなりに役に立つ……かもしれない。

D1-6へ

 

 

 

 

 

 

D1-6

お屋敷のように馬鹿デカいギルド本部を訪ね、登録試験への申し込みを済ませた君らパーティ。しかし痛かったのは何といっても莫大な額の挑戦料だった。

「万一試験に落ちても返金は一切いたしませんので、ご了承くださぁい」

受け付けのお姉さんが、にこやかに念を押してきた。さすがはここまでの巨大組織にのし上がった大手ギルドのアコギなやり口である。結果、手元に残った残金はわずか金貨20枚となってしまった。

チェックシートの金貨の枚数は、ここで一律【20枚】と書き換えてから始めること。

ずいぶんと軽くなってしまった財布にへこむ君らを余所に、お姉さんはテキパキと事務的に書類を渡していく。詳しい試験内容・ルール等が書かれた案内書に、会場となるダンジョンまでの地図などなど。

「そして最後のコレが、お楽しみのスタンプラリーカードでございまぁす」

お姉さんは君に小さなカードを手渡した。角には穴が開いており、首からぶら下げられるよう細い紐が付いている。何だろう。

「探索中のちょっとしたお楽しみ企画、宝探しでぇす。ダンジョン内のどこかにギルドマークのスタンプ、通称Gスタンプが全部で12個置いてありますから、ガンバって見つけてくださぁい。こちらの本部にて、数に応じたステキな景品と交換いたしまぁす」

「フッ、その中にあなたとのスィートな一夜を過ごせる豪華ディナー券なんてのは……ってぇ! アィタタタタタァ!」

ミランダが笑顔でリカルドの耳を引っ張っていく。君とグラムは慌ててその後を追った。チュン坊は愉快そうにケラケラと笑っていた。

D1-7へ

 

 

 

 

 

 

D1-7

受付で渡された地図を頼りに、君らはその足で試験会場らしき郊外の寺院跡へと向かう。その寺院の地下に広がってるのが、地下9階構造の特製ダンジョンらしい。そこに潜り、最深部で待ち構える標的の大型魔物を打ち倒してその証拠を持ち帰るのが試験の内容とのこと。非常にシンプルかつ、判りやすい合格判定である。なおダンジョン内には冒険家としての力や知恵を試すべく、強力な魔物はもちろん趣向を凝らした様々なトラップも設置されているので心して掛かれと、案内書には書かれていた。

「ま、そうは言ってもどーせ人の手が入った作りモンだろ。本物をいくつも経験してきたオレらだったら楽勝ラクショウ♪ どーせ命まで取られる事もねーんだろーしよ」

まだ耳が真っ赤に腫れたリカルドがどこまでも呑気に話すところを、グラムがぴしゃりと釘を刺す。

「ギルドを甘くみるな。使えんザコの命など何とも思わん非情な連中なんだぞ。いっそ不合格者は皆黙って死んでくれた方が、金返せなどと騒がれずにラクだとでも考えとるだろうさ」

「遺品も回収できるしねー」

グラムに続いてミランダもあっけらかんと相槌を打つ。どこまで本気なんだか、ちょっと怖い。事前に大金を貢いだあげくに、最後は身ぐるみまで剥がされてあの世行きか……。もしかしたらそんな悲惨な結末が待っているかもしれないのだなと、君は少しだけ身震いをした。

その後は小一時間ほどして君らは寺院へと到着した。すでに一番大きな建物の中には、挑戦者らしきいかつい冒険家のパーティ何組かがたむろしていた。行ってみるとこの場にまるで似つかわしくないパリッとした燕尾服に身を包んだ初老の執事が君らを出迎えた。

「ギルド登録試験挑戦者の方々ですか? ちょっとそちらの書類を拝見……、ハイ、承りました」

執事は中の書類にポンとハンコを押すと、君に1枚の整理券を手渡した。
整理券? どうやらすぐに挑戦させてはもらえないらしい。見ているとダンジョンの入口からはボロボロになったパーティが1組出てくる度に、入れ替わりで別の1組が呼ばれて入っていく。きっと中の混雑を避けるため、一定の入場数制限でも課しているのだろう。
こうして半日ほどが過ぎて誰もが待ちくたびれた頃、ようやく君らパーティの番が回って来た。

F1-1へ

 

 

 

 

 

 

E1-1

君らパーティはダンジョンの探索を一時中断とし、地上への帰還を果たした。出口では例の執事がうやうやしく君らを出迎えた。

「お戻りでございますか? 一旦ここを出ますと再入場は後日また日を改めてという事になりますが、それでもよろしいでしょうか?」

えーっとすいません、ちょっと外で買い物してきたいだけって言っても、ダメ?

「はい、すぐに次の方へと順番を回させていただきます。何しろお待ちの方々は大勢控えておりますので。今から次のご予約を入れますと……そうですね、およそ1週間後にはなりますでしょうか」

えぇー、そんなに待たされるのか。どうしようかと君らは相談する。

→やっぱり引き返してダンジョンの探索に戻るなら F1-1へ
→今日はここまでにして、都市部で休息を取るなら E1-2へ

 

 

 

 

 

 

E1-2

君らは寺院を離れ、都市部の繁華街まで戻ってきた。もうこうなれば次の順番が回ってくる1週間後まで、ダンジョンへの再挑戦はできない。

「ふぃ~、もうクタクタだぁ。早く宿屋に行ってゆっくり休もうぜ」

「見て見て、ギルドの案内書に、提携してるっていう宿屋や治療院の事が書いてある。へー、全部コミコミで1週間分、おひとり様金貨2枚でOKですって」

普通の相場より断然安いのは間違いない。宿を取るならここを利用しない手はないだろう。君らパーティは4人なので、金貨は全部で【8枚】が必要だ。万が一足りなければ、手持ちの装備品をどこかで売りさばくなどして用意せねばならない。1週間も宿無しがウロウロしていては警備隊に即通報されてしまうので、都市部での野宿はご法度なのだ。

→直接宿屋へ向かうなら E1-10へ
→武器屋へ行くなら E1-3へ
→防具屋へ行くなら E1-4へ
→Gスタンプ交換所へ行くなら E1-5へ

 

 

 

 

 

 

E1-3

武器屋へとやってきた。さすがは商業都市。商品は非常に充実している。

≪装備可能:戦士≫
@アイアンソード(武器攻撃力+7)金貨【8枚】

@グレートソード(武器攻撃力+9)金貨【22枚】

@バスタードソード(武器攻撃力+11)金貨【30枚】

≪装備可能:聖職者≫
@ヒーリングメイス(武器攻撃力+1)金貨【10枚】
  ☆ヒーリング
  (消費聖力:1 パーティ体力+10)
  (※敵の前では使用不可)
  ☆☆ハイヒーリング
  (消費聖力:2 パーティ体力+30)
  (※敵の前では使用不可)

@モーニングスター(武器攻撃力+1)金貨【17枚】
  付加:スパイクブロー(武器攻撃力+2)

@セントメイス(武器攻撃力+1)金貨【22枚】
  ☆ホーリー
  (消費聖力:1 アンデッドの回復体力-3)
  ☆☆ハイホーリー
  (消費聖力:2 アンデッドの回復体力-10)

@破邪のメイス(武器攻撃力+1)金貨【38枚】
  ☆ホーリー
  (消費聖力:1 アンデッドの回復体力-3)
  ☆☆ハイホーリー
  (消費聖力:2 アンデッドの回復体力-10)
  ☆☆☆ホーリーレイ
  (消費聖力:3 アンデッドの回復体力-40)

@ウォールメイス(武器攻撃力+1)金貨【40枚】
  ☆☆☆☆☆セントウォール
  (消費聖力:5 守備力+10)

≪装備可能:魔術師≫
@光のワンド(武器攻撃力+0)金貨【10枚】
  ★サンダーボルト
  (消費魔力:1 魔術攻撃力+7)

@極寒のワンド(武器攻撃力+0)金貨【24枚】
  ★アイスアロー
  (消費魔力:1 魔術攻撃力+6)
  ★★ダイヤモンドダスト
  (消費魔力:3 魔術攻撃力+12)

@雷神のワンド(武器攻撃力+0)金貨【32枚】
  ★サンダーボルト
  (消費魔力:1 魔術攻撃力+7)
  ★★★ライトニングプラズマ
  (消費魔力:3 魔術攻撃力+14)

武器は戦闘中、1人1つまでしか装備できない。戦士であっても剣を両手で2本持つなどの曲芸は不可能だ。ただしアイテムとして予備の装備品を冒険に持っていくのは構わない。持ち物の数についての制限も特にない。戦闘直前でも予備の装備と交換するのは自由だが、あくまでも1人1つを守ること。
買い替えた古い武器は別の仲間に装備させても良いが、ここで売ることもできる。先に現在装備している武器を下取りに出してから、新しい武器の購入資金とするのももちろん自由だ。その時の売値は【提示されている価格の半額(小数点以下は切り捨て)】となる。(例:モーニングスターを売る場合は17÷2=8.5→金貨8枚を得る)

「ねぇ先生、そのモーニングスターのとこのアレだけ他と違いますね。何ですか?」

「『付加』か? あれは聖力を消費せんでも常にノーコストで使える、いわゆる追加効果って奴だ。基本の(武器攻撃力+1)に更に+2が付加され、合わせて+3の威力の武器として使える」

「えー、何だか面倒。だったら最初っから(武器攻撃力+3)でよくないですか?」

「まぁ意味合いとしてはそうなんだが、それが実際チェックシート上で運用するとなると聖職者の場合、ちと間違いやすくてな。ホレ、前にパーティ全体の武器攻撃力は常に変わらんから、まとめた値をいつも使えばいいとか教えただろう?」

「そうですね。いつもそうしてます」

「だがな、そのやり方では普段+3のモーニングスターでバトっておった聖職者が、いざアンデッド相手にホーリーでも使おうかなどという場面になると、はて武器攻撃力が+3だったか+1だったかで読者側の処理がややこしくなるのに気づいた」

「あぁ、ホーリーは攻撃力+1のセントメイスに持ち替えなきゃ使えないって設定ですもんね」

「うっかりその辺を忘れて、そのままモーニングスターの時の攻撃力+3のままホーリーも使ってしまう。あるあるだな」

「多分アタシもやっちゃうと思います、ソレ」

「聖職者にもそれなりに強い武器をと考えて作ってはみたのだが、これが思わぬ弊害だった。よってそんなミスが起こらんよう、モーニングスターを使った時だけパーティ武器攻撃力に更に+2できるという、オマケな付加効果の形としたのだ」

「つまり聖職者の武器はみんな基本(武器攻撃力+1)で統一したんですねー。なるほど」

→防具屋へ行くなら E1-4へ
→Gスタンプ交換所へ行くなら E1-5へ
→酒場へ行くなら E1-10へ

 

 

 

 

 

 

E1-4

防具屋へとやってきた。ここも交易賑やかな商業都市らしく、様々な品が所狭しと並べられている。

≪装備可能:戦士≫
@アイアンシールド(守備力+7)金貨【10枚】

@スパイクシールド(守備力+5)金貨【17枚】
  付加:スパイクブロー(武器攻撃力+2)

@グレートシールド(守備力+9)金貨【24枚】

≪装備可能:聖職者≫
@真鍮のロザリオ(守備力+1)金貨【6枚】

@銅のロザリオ(守備力+2) 金貨【23枚】

≪装備可能:魔術師≫
@水晶のアミュレット(守備力+1)金貨【6枚】

@トパーズのアミュレット(守備力+2)金貨【23枚】

防具は戦闘中、1人1つまでしか装備できない。戦士であっても盾を両手で2個持つなどの曲芸は不可能だ。聖職者や魔術師のアクセサリー類も、首からいくつもぶら下げた所で効果は倍増したりしないので、これらも同様に1人1つまでだ。ただしアイテムとして予備の装備品を冒険に持っていくのは構わない。持ち物の数についての制限も特にない。戦闘直前でも予備の装備と交換するのは自由だが、あくまでも1人1つを守ること。
買い替えた古い防具は別の仲間に装備させても良いが、ここで売ることもできる。先に現在装備している防具を下取りに出してから、新しい防具の購入資金とするのももちろん自由だ。その時の売値は【提示された価格の半額(小数点以下は切り捨て)】となる。(例:スパイクシールドを売る場合、17÷2=8.5→金貨8枚を得る)

「師匠ォ~、で、そのスパイクシールドのとこのアレだけ違うけどさ~、『付加』ってナニよ?」

「あの盾には前面に鋭いトゲがついとるからな。防具でもあり、また武器の効果も併せ持つという意味だ。詳しくは内容が完全にカブるから、武器屋のトコのワシの説明を読めい。以上だ」

「ヒデぇ扱いの差……」

→武器屋へ行くなら E1-3へ
→Gスタンプ交換所へ行くなら E1-5へ
→宿屋へ行くなら E1-10へ

 

 

 

 

 

 

E1-5

ここはギルド本部内にある、ダンジョン内で集めたGスタンプを景品と交換してくれる場所だ。棚に並んだ品にはそれぞれ、スタンプ幾つ分かの交換レートが値札のように付けられていた。店では売っていない珍しい品も多い。詳しい性能をしっかり読んでから選ぼう。

≪Gスタンプ1個と交換≫
@金貨【5枚】

@ハートの鍵

≪Gスタンプ3個と交換≫
@グレートソード(武器攻撃力+9)装備可能:戦士

@モーニングスター(武器攻撃力+1)装備可能:聖職者
  付加:スパイクブロー(武器攻撃力+2)

@スパイクシールド(守備力+5)装備可能:戦士
  付加:スパイクブロー(武器攻撃力+2)

@クラブの鍵

≪Gスタンプ4個と交換≫
@ウォーハンマー(武器攻撃力+16)装備可能:戦士
  付加:両手持ち(盾装備は不可となる)

@グレートシールド(守備力+9)装備可能:戦士

@銅のロザリオ(守備力+2)装備可能:聖職者

@トパーズのアミュレット(守備力+2)装備可能:魔術師

≪Gスタンプ5個と交換≫
@バスタードソード(武器攻撃力+11)装備可能:戦士

@雷神のワンド(武器攻撃力+0)装備可能:魔術師
  ★サンダーボルト
  (消費魔力:1 魔術攻撃力+7)
  ★★★ライトニングプラズマ
  (消費魔力:3 魔術攻撃力+14)

@ダイヤの鍵

@ジョーカーの鍵

≪Gスタンプ6個と交換≫
@破邪のメイス(武器攻撃力+1)装備可能:聖職者
  ☆ホーリー
  (消費術力:1 アンデッドの回復体力-3)
  ☆☆ハイホーリー
  (消費聖力:2 アンデッドの回復体力-10)
  ☆☆☆ホーリーレイ
  (消費聖力:3 アンデッドの回復体力-40)

@ウォールメイス(武器攻撃力+1)装備可能:聖職者
  ☆☆☆☆☆セントウォール
  (消費聖力:5 守備力+10)

≪Gスタンプ7個と交換≫
@召喚のワンド(武器攻撃力+0)装備可能:魔術師
  ★★★★★★★火炎龍サラマンダー
  (消費魔力:7 魔術攻撃力+13 守備力+6)
  ★★★★★★★豪水龍リヴァイアサン
  (消費魔力:7 魔術攻撃力+11 守備力+8)
  ★★★★★★★雷撃龍ワイバーン
  (消費魔力:7 魔術攻撃力+12 守備力+7)

@イージスの盾(守備力+11)

どの景品も特に数に限りはない。Gスタンプの数が足りれば、同じものを複数個手に入れる事も可能だ。
鍵なんてのも普通に置いてあったのには驚いてしまう。どうしても見つからないものがあれば、ここで手っ取り早く交換して先へと進むのもアリらしい。鍵に刻まれた番号は交換後に教えてもらえる。該当する選択肢へ移動して番号を確認していくこと。
ちなみにその際のGスタンプは消しゴム等で完全に消すのではなく、あくまで交換済みの番号として判るように、上から斜線等を引くなどしてシート上に記録として残しておくこと。つまり1度ここで使ってしまった番号のGスタンプは、再度押してきても無効となる。

→武器屋へ行くなら E1-3へ
→防具屋へ行くなら E1-4へ
→宿屋へ行くなら E1-10へ
→ハートの鍵と交換するなら(Gスタンプを1個消して) E1-6へ
→クラブの鍵と交換するなら(Gスタンプを3個消して) E1-7へ
→ダイヤの鍵と交換するなら(Gスタンプを5個消して) E1-8へ
→ジョーカーの鍵と交換するなら(Gスタンプを5個消して) E1-9へ

 

 

 

 

 

 

E1-6

受け取ったハートの鍵には、数字の6が刻まれていた。

【6が刻まれたハートの鍵】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

E1-5へ

 

 

 

 

 

 

E1-7

受け取ったクラブの鍵には、数字の13が刻まれていた。

【13が刻まれたクラブの鍵】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

E1-5へ

 

 

 

 

 

 

E1-8

受け取ったダイヤの鍵には、数字の2が刻まれていた。

【2が刻まれたダイヤの鍵】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

E1-5へ

 

 

 

 

 

 

E1-9

受け取ったジョーカーの鍵には、数字の22が刻まれていた。

【22が刻まれたジョーカーの鍵】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

E1-5へ

 

 

 

 

 

 

E1-10

ギルド提携の宿屋へとやってきた。君は自分らがギルド試験への挑戦者である事を説明し、チェックインのための金貨を支払う。

金貨【8枚】をチェックシートから消すこと。ただしすでに今週分の支払いを済ませていればここでは二重に払う必要はない。

その後、君らパーティは隣接する治療院に通って傷を治し、体力や術力の回復に努めた。

ここではパーティの体力、術力をすべて最大値まで回復させること。
そしてチェックフラグ【A、B、C、D、E、F】のいずれかがあれば、そのすべてはここで消していくこと。それ以外のチェックフラグは消さずにそのまま残しておかなければならない。つまりここで消していくのは【A~F】の6種類のみだ。
更には今のチェックシートの内容を他の紙に書き写すか、コピーを取って≪セーブ内容≫としておく事をお勧めする。体力が尽きてゲームオーバーになっても、このパラグラフに戻りそのセーブ内容を引き継げば冒険を何度でもやり直して構わない。

さて、まだ次の冒険までは充分な時間がある。ここでもう1度繁華街(E1-2)まで戻って必要な準備を済ませてきても構わないし、このまま1週間後を待っても構わない。
その間、暇を持て余す君らはギルドメンバー御用達の酒場へと足繁く通う。そこでの飲食代もすべてチェックイン時の料金に含まれているらしいので、遠慮していては損なのだ。店は毎晩、ここぞとばかりに豪快に飲み食いを楽しむ冒険家らで溢れかえっていた。

ところで君がここへ来るのは何度目だろうか。チェックシートにあるチェックフラグ【J】の数を確認して、該当する選択肢へと進むこと。

→まだ0個なら E1-11へ
→1個なら E1-12へ
→2個なら E1-13へ
→3個以上あるなら E1-17へ

 

 

 

 

 

 

E1-11

「いらっしゃいませー! ご新規様ですね? どうぞこちらへ!」

元気な声をした可愛い給仕の子が、初めてここを訪れた君らを明るく出迎えてくれた。

「……ムフフ♪」

なんだよリカルド、こっち見てニヤニヤして気持ち悪いな。

「ほうほうバルディン君、そうかキミもカワイイと思うのかね。うんうんそーだよナァ。あの子、歳もちょうどキミと同じくらいだもんナァ」

うっ。だ、だ、だからァ?

「……ホレたな」

バッ!? バカ野郎!! ぼ、冒険家たる者だなァ、その、女なんかにうつつを……その……。

「顔が赤いんだよバーロー♪ オマエの好みなんざ昔っから百も承知だっての! なーなーミランダ―、こいつさー前に……」

わーっ!? バカバカ! やめろーっ!!

ここでチェックフラグ【J】を1つ、チェックシートに記入していくこと。

E1-17へ

 

 

 

 

 

 

E1-12

「あっ、いらっしゃーい! 調子はどうですかバルディンさん?」

さっそく君を覚えてくれた給仕のあの子が、今晩も気さくに話しかけてくれた。名前はサラというそうだ。君は仲間との語らいもそこそこに、気づけばついつい君はサラの様子を目で追ってしまう。

「おーいサラちゃーん! こっちビールおかわりねーっ!」
「サラちゃあん、こっちも注文いいかなあ?」
「あの……、サラどの、こちらにも後でその……、来てくだされまいか」
「ハーイただいまぁ! 少々お待ちくださいねー♪」

華奢な体で器用に大盛りの皿や大量の酒ジョッキを元気よく運んでいくサラ。明るい客、暗い客、上品な客でも下品な客でも、彼女は常に分け隔てなく明るい笑顔で接していた。どんな客でも彼女が一声かければ皆、自然と笑みがこぼれだす。彼女がこの店一番のムードメーカーなのは間違いないだろう。実際、彼女目当てで来ている常連客もかなりの数がいると思われた。

「うーん、やっぱイイよなぁサラちゃん♪ お前もずいぶんゾッコンみてぇだしよォ、なっ、そうなんだろバルディン!」

すっかりできあがったリカルドが君の首にぐいぐいと腕を回して絡んできた。

「ホントよねー。あの気立ての良さは女のアタシでも惚れ惚れするもん。嫁に欲しいくらいね」

ミランダもコロコロと冗談を言って笑う。

「いやはやまったくだ。ワシもあと20年若かったらな、ワッハッハ!」

豪快に飲んでいたグラムまでが合いの手を入れて君をからかってくる。ったく……、そろいもそろってみんな飲み過ぎだ。いい加減にしてくれよな。

ここでチェックフラグ【J】を更に1つ、チェックシートに記入していくこと。これで【J】は2つになったはずだ。

E1-17へ

 

 

 

 

 

 

E1-13

ここでチェックフラグ【J】を更に1つ、チェックシートに記入していくこと。間違いがなければこれで【J】は全部で3つになっているはずだ。

今晩も君らがいつもの酒場へと向かおうとしていた、その途中だった。

「やめてっ! 離してくださいっ!」

かすかに耳に届いた聞きなれたその声に君はハッとする。
あっちだ! 気づけば君は駆けだしていた。仲間も何事かとついてくる。裏路地の奥へと飛び込むと、そこにいたのは確かにサラだった。数人もの大男らに囲まれて、怯えた様子のサラ。これは、ただ事じゃないぞ。

「ですから、もういい加減にしてください! あなたが急にぶつかって来たのが悪いんじゃないですか!」

「いいや悪いのはキミの方だね! しかもこのボクに対してその無礼な態度はなんだ! ボクのパパはここの商工会会長様なんだぞ! パパに頼めばキミなんて、カンタンにこの街で働けなくしてやれるんだからな!」

男らの真ん中でわめいているチビっこいキザ男から、どうやら自分の服が汚れてしまったとあらぬ因縁をつけているらしい。どうしよう。すぐに止めに入るべきだろうか。

「この服がいくらしたか知ってるのかい? 金貨300枚もした特注品なんだよ! キミら下賎の民が一体何年かかって稼げる金額だと思ってるんだい、えぇ?」

奴のボディガードらしき大男らにがっちり掴まれて身動きがとれないでいるサラ。キザ男はあろう事か、サラのスカートの上からその太もも辺りをイヤらしくまさぐり始めた。必死で抵抗するサラ。だがキザ男はそれを更に楽しむかのように下卑た笑い声を上げる

「300枚だよ、300枚! どうせ弁償なんてできっこないんだろ? だったら、ねぇ……、判るよな?」

ねっとりとした目でサラの体を舐めるように見まわす、キザ男。

「やめてくださいっ! やめて…… くだ……、さ…… お願い……、だからぁ……」

ついにサラの目からは大粒の涙があふれた。

「もう我慢ならねぇ! 行こうぜバルディン!」

リカルドが拳を握って吼えた。

「アタシも。あぁいうのを見ると生かしちゃおけないのよねー」

珍しくミランダも指を鳴らしてやる気満々だ。

→キザ男を殴り飛ばすなら E1-14へ
→金貨300枚を払って助けるなら E1-15へ
→しらんぷりして助けないなら E1-16へ

 

 

 

 

 

 

E1-14

「やめろぉォッ! サラを放せぇッ!」

バキィッ! いの一番に飛び出した君のパンチが、キザ男のアゴを完璧に捕えた。盛大に吹っ飛んだキザ男は、そのまま伸びて気を失ってしまう。君もボディーガードからの反撃を1発食らってしまったが、こんなの魔物の攻撃に比べりゃどうって事はない。

現在のパーティ体力から【体力ダメージ:1】を減らすこと。

「よくやったバルディン! 後は任せろ!」
「ほらほら勇者さん、早くそこの可愛いお嬢さんを起こしてあげなさいよねー」

すかさず割り込んできたリカルドとミランダがボディーガードを相手に格闘を始めた。拳を振るいつつも、2人とも余裕の軽口でポツンと残された君の事をはやしたてている。
やられた……。なんだ、そういうことかよ。どうやら君は気を利かせた2人に、まんまと乗せられてしまったようだ。顔を赤らめながらも、君は倒れたままだったサラを優しく助け起こす。彼女の手の柔らかさが伝わってくる。と同時にその震えも。君は大きく息を整えると、彼女を安心させるよう精一杯の優しさで微笑んでみせた。

「その……、だ、大丈夫だった? 俺らもちょうど行くとこだったからさ、酒場。よかったらその……、送ってこうか?」

するとサラは目に溜まった涙を拭い、いつもの笑顔に戻ってくれたのだった。

「……はいっ!」

E1-17へ

 

 

 

 

 

 

E1-15

ドサッ! 君は預かっていたパーティの財布を、袋ごと地面に投げ落とした。サラやキザ男も含め、その場にいた全員が財布と君の顔とを交互に見比べてポカンとしている。

「300枚って言ったよな。そこにきっかりある。さぁ、早く持って行けよ!」

君はきっぱりとそう告げた。

「お、おいっ! ちょっとバルディン待てそれは……むぐぐぐ?!」

何か言おうとしたリカルドの口を、すかさずミランダが塞ぐ。そして君に向けて親指をぐっと突き出し、ウンウンと力強くうなづいた。キザ男は何も言わずに震える手で財布の中身を確かめると、大男らを連れてそそくさとその場を立ち去っていった。

金貨【300枚】をチェックシートから消すこと。
そしてここでチェックフラグ【J】を更に1つ増やしていくこと。これで【J】は全部で4つになったはずだ。

「あ、あの……、助けてくれてありがとうございます。あのお金はいつか必ず……」

おずおずとサラが君に礼をいう。あ、いやそんな、別にあれくらいなんでもないって……。ぎこちなく答える君。らしくない事をしたせいか、自分でも赤くなっているのが判る。申し訳なさそうに君の顔を見上げてくるサラのその潤んだ瞳は魅力的で、思わず吸い込まれそうになってしまうほどだ。
一方で君の勝手な振る舞いに憤慨したリカルドはなおも詰め寄ろうとしていたが、今度はミランダに思いっきり足を踏んづけられて激しく悶絶していた。

「あ、そうだ! とても足しにはならないでしょうけど、せめて私のコレを!」

そう言うとサラは、自分のしていた腕輪の片方を外して君の腕につけてくれた。小さな黄色い玉が1つだけついた、シンプルだがとても上品なものだった。

【黄色い玉の腕輪】を手に入れた。チェックシートに記入していくこと。

「魔術師だったお婆ちゃんから小さい頃にもらったものなんですよ。行く手を阻む壁を取り払い、新たな道を切り開く、そんな成功祈願のおまじないがかけられてるそうです。ギルド登録試験、これでがんばってくださいね!」

E1-17へ

 

 

 

 

 

 

E1-16

だが君は首を横に振るだけで何もしなかった。ほっとけばいいさ。権力者の金持ちを相手にしても後々面倒なだけだし…… 第一俺らには何の関係もないし……

「バカ野郎! 見損なったぜバルディン! 俺は行くぞ!」

バキィッ! 真っ先に飛び出したリカルドが、キザ男の顔面を豪快に殴り飛ばした。

「……もっと根性ある男だと思ってた」

ボソッとつぶやいたミランダも、続けてリカルドの加勢に飛び込んでいく。たちまち大喧嘩が始まり、辺りはヤジ馬で大騒ぎとなった。その間も黙って下を向くしかできなかった君の肩を、グラムがポンと優しく叩く。

「まぁなんだ、そのな、そうやって賢く安全に振舞うのは確かに大事だぞ。だがなぁ、お前も冒険家になると決めたんなら、もうちょっとこう、時にはバカになってみてもいいんじゃないのか? アイツらみたいにな」

向こうではキザ男らを撃退したリカルドとミランダが、助けたサラと誇らしげに談笑していた。あのまぶしい笑顔の輪の中に入って行けない自分を、もうひとりの君がどこか遠くからポツンと寂しく眺めていた。

「いや済まなかった、ワシとしたことが柄にもなくチト説教臭かったな。さぁ、嫌な事は忘れて今夜は飲もうじゃないか」

グラムに背中を押され、君もようやく仲間の元へと合流した。

E1-17へ

 

 

 

 

 

 

E1-17

君らパーティは今晩も盛大に飲めや歌えの大騒ぎを楽しんだ。さて、いい感じに酔いも回ってきたし、誰か他のお客にも話しかけてみようか。バカ話しかしないトンだ飲んだくれ連中がほとんどだが、あそこにいる眼鏡の学者風の青年なら有益な情報をくれそうな気がする。
もしくはイエローリボンを持っている場合に限り、君は気まぐれに(E1-18)へと進んでみてもいいし、これを無視して進まなくてもいい。

→学者風の青年に話しかけるなら E1-20へ
→これくらいで切り上げて次の冒険の日を待つなら F1-1へ

 

 

 

 

 

 

E1-18

「やめじゃやめじゃあ! やっぱりワシらにA級昇格なんて無理だったんじゃあ!」
「そうじゃのう、ワシらの長年の夢もここまでか……」
「ワシなどもう、腰が痛とうて痛とうて……フガガッ!」

今日の君は運が悪かった。いつの間にやらヨボヨボ爺さんばかりの冒険家パーティに絡まれてしまっていたのだ。彼らも同じくあのギルドのダンジョンに挑戦しているらしかったが、どうも君らと少し事情が異なるらしい。

「ワシらはとっくにあのギルドに登録してウン十年のベテランパーティじゃよ。挑戦しとるのはお主らの登録試験とは違う、A級ランカーへの昇格試験の方じゃ」

A級ランカー?

「何じゃ知らんのか? うちらのギルド内では冒険家パーティには皆それぞれにランク付けがされておるのだぞ。一番入りたての下っ端パーティがC級。そこから実力と実績に応じてB級にランクが上がって、より報酬の良い仕事が回してもらえるようになる。そのまた更に上の最上級が、A級ランカーと呼ばれる一握りの精鋭連中じゃ」

「情けない話だがワシら万年B級止まりでのぅ。今年こそはとそのA級への昇格試験に挑戦しとるんじゃが……」

「そうじゃあ! 最後のあの地下8階の裏ダンジョンが、どーしても攻略できんのじゃあ!」

そ、そうでしたか。それは大変ですねー。じゃボクはここで……。

「ちょい待ち! 見ればお主、いい目をしておるな! よーし気に入ったぞ! ワシらの夢、お主に託そうじゃないか!」

え、えぇ? なんでそうなるんですか……。

「コレ! これがその裏ダンジョンに挑むための必須アイテム『迷路の鍵』じゃ! コレさえあればあの厄介な正面通路を通らずに迂回して、聖力を温存した万全の状態でボスへと挑めるようになるぞい! ……あ、ちなみにお代は金貨10枚ね」

か、カネ取るのかよォ!

→金貨10枚を払って鍵を買うなら E1-19へ
→買わない、もしくは金貨が足りないなら E1-17へ

 

 

 

 

 

 

E1-19

金貨【10枚】を支払った。チェックシートから消していくこと。

金を受け取った爺さんらは君に小さな鍵を渡すと、再び大騒ぎで飲み始めた。そうして君が自分らのテーブルへと戻ってくると、一部始終を見ていた他の客からはからかいの声が飛んだ。

「ウヒヒヒ! お前まんまとカモられたな? あの爺さん連中はこの酒場じゃ有名なんだぜ~」

「A級を目指してるとかウソウソ。何も知らねぇ御上りさんを捕まえては、さっきみたいに小銭をせしめて飲み歩いてるだけさ」

「あの鍵はな、B級ランカーなら誰でもタダでギルドから配られ放題なんだよ。あーあ、金をドブに捨てちまったなぁ、もったいねぇの」

話を聞いて怒った君は鍵を爺さんらへと突き返してもいいし、そのまま持っていてもいい。突き返すのならば、君は先ほど払った金貨10枚を無事に取り戻す。
しかし、やはりそのまま持っているのであれば、君は【3が刻まれた迷路の鍵】を手に入れる。チェックシートに記入すること。

E1-17へ

 

 

 

 

 

 

E1-20

君は眼鏡の青年に声をかけた。どこかで見覚えがあるような……。

「ホラ私ですよ、以前に別の村の酒場でお会いした。いやー皆さんあれから立派になってお懐かしい……え、覚えてないんですか? やだなぁ」

青年は自分を聖魔術研究家だと名乗った。聞けば彼自身に術を使う才能はないが、術のノウハウや様々な術の効果についての研究を進めているらしい。使える術も多くなってきたこの後半。ここはもう1度知識として整理しておきたい所だ。

→聖術系の効果について聞くなら E1-21へ
→魔術系の効果について聞くなら E1-22へ

 

 

 

 

 

 

E1-21

その青年が話す端々には聞いた事もない妙な単語が混じっていたが、君は黙って聞き流す事にした。学者様の小難しいお話なんてのはいつもそんなもんだ。

「聖術の効果一覧をアナタにお教えしましょう。このパラグラフには画面左上のブックマークをつけておいて、戦闘中に迷ったら頻繁に見返すといいですよ」

 ☆ヒーリング
 (消費聖力:1 パーティ体力+10)
 (※敵の前では使用不可)
 ☆☆ハイヒーリング
 (消費聖力:2 パーティ体力+30)
 (※敵の前では使用不可)

「回復系の聖術です。どうやらアナタ方にもハイヒーリングが有効な体力が備わってきたみたいですね。ギリギリまで我慢すればヒーリングと比較して2倍の消費聖力で3倍の回復ができますから、お得ですよ。でもだからといって先の判らない初めての階層ではやはり小まめにヒーリングで対処していくのが鉄則ですからね」

 ☆ホーリー
 (消費聖力:1 アンデッドの回復体力-3)
 ☆☆ハイホーリー
 (消費聖力:2 アンデッドの回復体力-10)
 ☆☆☆ホーリーレイ
 (消費聖力:3 アンデッドの回復体力-40)

「こちらはアンデッドの超回復を抑えるのに有効な浄化系の聖術です。超回復の手順は大丈夫ですか? もう1度言いますが通常のターン終了後に、敵の減った体力が超回復の数値だけ回復するんですよ。序盤はまだセントメイスのハイホーリーでも充分ですが、いずれそれだけでは凌ぎきれないアンデッドも出てくるでしょう。まだお持ちでなければ、破邪のメイスは間違いなく最優先で確保するべき武器の1つでしょうね」

 ☆☆☆☆☆セントウォール
 (消費聖力:5 守備力+10)

「最後はウォールメイスで使えるようになる防御の聖術、セントウォールです。これは使うと攻撃力ではなくパーティの守備力の方を上げられるという、貴重な聖術なんですよ。頭打ちとなってしまった守備力も更に底上げして戦う事が可能となります。敵の攻撃がより激しさを増す終盤では、おそらく必須の術となってくるでしょうね」

→魔術系の効果についても聞くなら E1-22へ
→自分らのテーブルへ戻るなら E1-17へ
→イエローリボンを持っているなら E1-23へ

 

 

 

 

 

 

E1-22

その青年が話す端々には聞いた事もない妙な単語が混じっていたが、君は黙って聞き流す事にした。学者様の小難しいお話なんてのはいつもそんなもんだ。

「魔術の効果一覧をアナタにお教えしましょう。このパラグラフには画面左上のブックマークをつけておいて、戦闘中に迷ったら頻繁に見返すといいですよ。まずは炎系から……え、もう使わないからソコはいらない? じゃあ飛ばして次行っちゃいますよ」

 ★アイスアロー
 (消費魔力:1 魔術攻撃力+6)
 ★★★ダイヤモンドダスト
 (消費魔力:3 魔術攻撃力+12)

「アナタ方クラスの冒険家なら標準装備の、極寒のワンドによる氷系の攻撃呪文です。ですがここへ来てまさかアイスアローの方は使ってないでしょうね? 当然お気づきだとは思いますが……」

 ★サンダーボルト
 (消費魔力:1 魔術攻撃力+7)
 ★★★ライトニングプラズマ
 (消費魔力:3 魔術攻撃力+14)

「同じ消費魔術:1でも、こちらの光のワンドによる雷系サンダーボルトの方が、攻撃力が+1高いですものね。わざわざワンド2本をお持ちなのは、そうやって時と場合で使い分けるためなんですよ。もちろん雷神のワンドさえ買えたらもうそれ1本で充分になりますけどね」

 ★★★★★★★火炎龍サラマンダー
 (消費魔力:7 魔術攻撃力+13 守備力+6)
 ★★★★★★★豪水龍リヴァイアサン
 (消費魔力:7 魔術攻撃力+11 守備力+8)
 ★★★★★★★雷撃龍ワイバーン
 (消費魔力:7 魔術攻撃力+12 守備力+7)

「最後にオマケで異界の召喚獣を呼び出して共に戦わせられる、召喚のワンドについてもお教えしておきましょうかね。ギルドスタンプの交換所でゲットできる幻の一品なんですが、ご覧の通りに凄まじい魔力を必要としましてね。並みの魔術師では1発でスッカラカンにされちゃうもんで、とても実戦向きじゃないと誰も見向きもしてくれないんですよねー。どなたか酔狂な方が手に入れたら、ぜひ研究の実験台に……いやいや、何でもありませんですよ、ハイ」

→聖術系の効果についても聞くなら E1-21へ
→自分らのテーブルへ戻るなら E1-17へ
→イエローリボンを持っているなら E1-23へ

 

 

 

 

 

 

E1-23

「おや、そのリボンを手に入れたという事はいよいよ最終試験が近いようですね。そうですかそうですか……、アナタもついにここまで……、いやはや感慨深い」

そう言うと青年は細い目をますます細めた。

「もう私からアドバイスできるような事もありませんが、とにかくご武運をお祈りしておりますよ。聞くところによれば、地下8階から9階へはエレベータを出た正面の通路を真っ直ぐに進めばいいそうです。ただしその間で何やら恐ろしい目に会うそうですから、くれぐれもお気をつけくださいね」

→自分らのテーブルに戻るなら E1-17へ
→チェックフラグ【J】が4つあるなら E1-24へ

 

 

 

 

 

 

E1-24

「……ふぅむ、その腕輪、大変珍しいものですね。ちょっと私に見せていただけませんか?」

君がとある人からもらった腕輪に興味津々の青年。君が貸してやると、青年はしきりに眺め回しながらうっとりとつぶやきだした。

「この装飾模様は古代人が好んで用いたものと非常によく似ていますね。実に興味深い。特にこの黄色い玉、ん~何やら古代の神秘をひしひしと感じますよ。いいですねぇ♪」

いい加減に返してくれないかと言うと、青年は更にニヤニヤとからかうように君を見つめる。

「さぁて、それでは私からの最後の助言です。アナタ、地下8階はもう行ってみましたか? あそこの床に丸く光ってる明かりみたいのがあったでしょう? 実はあれ、ただの明かりなんかじゃなかったりするんですよね♪」

砕けた口調とは裏腹に何やら重要な話が始まりそうだ。君は居住まいを正して聞き入る。

「……古代の術の1つに『壁抜けの術』というのがありましてね。なんでも通り抜けたい壁や床に黄色い特殊な塗料で魔法陣を描いて呪文を唱えれば、カンタンに向こう側へとワープさせてくれるというそれは便利なものらしかったそうです」

青年はワインで喉の渇きを癒してから、続ける。

「ですがその呪文もすっかり忘れ去られてしまいましてね、残念ながら完全な再現は今では不可能な状態なんです。しかし、しかしですよ。それでもその呪文と同じ効果を発揮するという古代人の残した希少な宝玉が、今でもいくつかは現存しているらしいんですよね。……そ・れ・が」

そこで青年の目線が君の腕輪へと移った。

「アナタのその腕輪についた黄色い玉、それに間違いないでしょう」

きっぱりと青年がそう断言する。そこに嘘偽りの気配は微塵もなかった。何の根拠もなかったが、おそらくこれは信じていい話だ。とにかく君には何故だかそう思えた。

「さて、長かった話も終わりです。もうお判りですよね? 地下8階の床にあった薄黄色に発光する丸い明かり。あれこそが壁抜けの術に使われた古代の魔法陣の名残なんです。いいですか? よく覚えておきなさい。明かりの場所に行ったなら、その腕輪を光にかざすのです。そうすればきっとそこには『真の試練への道』が開かれる事でしょう。なぁに、その腕輪を手に入れられるだけの知恵を持った、熟練冒険家のアナタならきっと大丈夫です。私はここで、ずっとアナタに訪れるその日を信じて待ち続ける事にしましょう。それではアナタの飽くなき探求心に、乾杯……」

君は学者風の青年から、腕輪の秘密を教えてもらった。これにより【黄色い玉の腕輪】を持っている場合に限り、君は丸く光る明かりのある場所から特殊なパラグラフジャンプができる。丸く光る明かりが『床にある場所』では、パラグラフ番号の「F8」の部分を「F9」に置き換えた番号へとジャンプすれば下の地下9階の同じ座標の場所へと飛べる。反対に明かりが『天井にある場所』では、「F9」を「F8」に置き換えた番号へとジャンプすること。
(※例、F8-10からなら ⇒ F9-10へとジャンプ)

E1-17へ

 

 

 

 

 

 

F1-1

「……では14番のパーティの皆様、どうぞこちらへ」

暗くジメジメした地下通路を案内され、君らパーティは一歩一歩階段を降りていった。途中でミランダが君に話しかける。

「マッピングの準備はいい? 言っとくけどもうマップはバルディンに全部お任せするから、道案内はヨロシクねー♪」

長い長い階段が終わり、最初に到達したのはダンジョン地下1階の南西角であった。ここからは東に伸びる通路が続いており、西と南の壁は一面の岩盤になっていた。やがて東に2ブロック進んだ先で通路は行き止まりとなり、その東の石壁にあった木の扉を開けた執事が君らを奥へとうながした。君らパーティはその扉をくぐって中へと入っていく。
さて、君らはすでに【スペードの鍵】を手に入れているだろうか。

→持っているなら F1-20へ
→まだなら F1-2へ

 

 

 

 

 

 

F1-2

「それではご武運をお祈りしております。どうぞお気をつけて」

そう言い残すなり、執事はさっさと扉を閉めて行ってしまった。さぁ、ここからはこのギルド試験場のダンジョンを舞台とした、君の新たな冒険が始まる。繰り返すが、目的は最深の地下9階で待ち受けるボス級魔物を打ち倒す事である。今回も途中で手に入る様々なアイテムや金貨を駆使して、パーティの戦力を強化しながら進んでいこう。

ここはギルド試験場の地下1階。今の君らがいるのは東西2ブロック、南北3ブロックの広間である。南の壁だけが一面の岩盤になっている。そしてその反対側、北壁の西端には鉄格子の扉がついていた。鍵穴にはスペードの紋章が刻まれているが、ここへ来たばかりの君らはまだ1つの鍵も見つけてはいない。よって今はこの扉の開錠は諦めて、他の出口を当たってみるしかない。
まず部屋の東側、石壁の北端と南端にそれぞれ1つずつ木の扉がある。そして反対の西側、こちらの石壁にも北端と南端にも同じく1つずつの木の扉がある。要するにこの部屋の四隅には4つの木の扉が存在している。ただしその内の1つ、西壁の南端にある扉はたった今君らがくぐってきたものなので、次に選ぶのはそれ以外の3つからという事になる。
君はそれら3つの木の扉をよく見てみた。どれにも何やら絵が描かれていた。『ソード』2本の絵、『メイス』2本の絵、そして『ワンド』2本がそれぞれ交差したものが描かれた絵だ。位置的には、ソードが東壁の南端、メイスが西壁の北端、ワンドが東壁の北端という配置になっている。よーし、ここはさっそく経験者であるチュン坊に聞いてみよう。

「ん~、これは昨年あったのと変わってまへんな。この絵の描いてある扉を上手く選びながらこのフロアのゴールを目指しますねん。一応はどれを選んでもゴールへはつながっとるらしいから、行き止まりになる心配はおまへん。ただし中にはそれぞれ魔物が待っとってな、戦って倒さんと先へは進めまへんのや」

そうなのか。で、この絵の意味って何?

「へぇ、この程度のナゾトキでもうワテに聞きますのん? イヤイヤ、そらないわ~」

ムカッ。スズメごときに鼻で笑われてしまった。

「言うときますがワテ、アンさんの事なんてこれっぽっちも信用してまへんのやで? ホンマはとっととギブアップして帰ってくれへんかな~って思とるくらいですねん。大体そうやってワテにアレコレ頼むんなら先にアンさんのオツムの実力、ちょっとは見してもらわんとなぁ~♪」

……やれやれ。こりゃずいぶんと頼りになる案内役だ。

「へっ、これくらいオレらで軽~く突破してやるっての。スズメは黙って見てやがれィ」

リカルドが威勢よく啖呵をきった。

「1本じゃなくて2本ってのがポイントなのかもね。2本……2……、うーん」

ミランダは扉の絵をじっと見つめて考え込んでいる。

「ほなガンバってや~。んじゃワテは特等席からしかと見物させてもらいまひょか♪」

スポン! そう言うとチュン坊はミランダの服の中へと飛び込み、その襟元から首をぴょこんと出すとニヤニヤとこちらを眺め始めた。こ、この野郎! なんてうらやま……じゃないケシカラン所に!

→東壁南端のソード2本の扉に入ってみるなら F1-4へ
→西壁北端のメイス2本の扉に入ってみるなら F1-5へ
→東壁北端のワンド2本の扉に入ってみるなら F1-6へ

 

 

 

 

 

 

F1-3

君らは、元の広間へと戻ってきた。やれやれ、ひょっとして入る扉を間違えたのだろうか。もしかすると他の扉を選べば、もっと楽に進めるのかもしれない。君らが出くわした魔物の特徴を思い出し、扉の絵の意味をもう1度よく考えてみよう。一方で早くもパーティの消耗が激しければ、一旦ダンジョンの外へ出てみるのも構わない。

→東壁南端のソード2枚の扉に入ってみるなら F1-4へ
→西壁北端のメイス2枚の扉に入ってみるなら F1-5へ
→東壁北端のワンド2枚の扉に入ってみるなら F1-6へ
→西壁南端の出口からダンジョンの外へ出るなら E1-1へ

 

 

 

 

 

 

F1-4

ソードの絵の扉を開けて中に入った。そこは東西3ブロック、南北2ブロックの部屋だった。東と南の壁が一面の岩盤になっている。
君らが入って来た扉以外に、出口らしきものは特に見当たらない。部屋の中央には黒光りした樫の木人形が4体、ゴロリと無造作に置かれていた。君らが近づくと、すぐにカタカタと音を立てながらその人形は立ち上がってきた。魔動人形だ。どうやらこいつらと戦えという意味らしい。

◆リビングドール 4体
【攻撃力:14 守備力:9 体力:24】
 ≪対魔術補正:-14≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵には対魔術補正がある。パーティの魔術攻撃力を補正した値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:6】を減らした上で、先ほどの広間(F1-3)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
君らが武器をしまうと、ふいに北壁東端の一部が音を立てて開いた。あそこから出て先へ進めという事らしい。君らは壁の穴をくぐり外へと出た。

F1-7へ

 

 

 

 

 

 

F1-5

メイスの絵の扉を開けて入った先は、東西3ブロック、南北2ブロックの部屋だった。西の壁だけが一面の岩盤になっている。君らが入って来た、東壁北端の扉以外に出入口らしきものは見当たらない。
中に入ってすぐに目についたのが、大きな石の棺桶が3つ。恐る恐るに近づくと、その棺桶はガタガタッと揺れ……ドカンッ! 勢いよく蓋が開き、それぞれ中からはのっそりと何者かが起き上がってきた。かなりの巨体だが、全身が何やら包帯のようなものでグルグル巻きにされている。あれは一体……?

「西方の砂漠の国のアンデッド、マミーだな。こんな遠い国までよくも持ち込んだもんだ」

◆マミー 3体
【攻撃力:14 守備力:8 体力:17】
 ≪ターン終了後回復体力:+20≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵はアンデッドなのでターン終了後の超回復がある。
対武器、対魔術補正はない。そのままの値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:6】を減らした上で、先ほどの広間(F1-3)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
君らが武器をしまうと、北壁西端が音を立てて開いた。あそこから出て先へ進めという事らしい。君らは壁の穴をくぐり外へと出た。

F1-8へ

 

 

 

 

 

 

F1-6

ワンドの絵の扉を開けた途端、中からは吐き気をもよおす淀んだ悪臭が溢れ出てきた。そこは東西2ブロック、南北3ブロックの部屋だった。周囲はすべてが石壁だ。
中にいたのは1匹の巨大なナメクジだった。悪臭の原因はこいつの全身を覆っているヌルヌルの粘液のようだ。巨大ナメクジはズルズルとその巨体をくねらせながら君らに襲いかかってきた。

◆巨大ナメクジ 1体
【攻撃力:12 守備力:12 体力:18】
 ≪対武器補正:-10≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵には対武器補正がある。パーティの武器攻撃力を補正した値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:6】を減らした上で、先ほどの広間(F1-3)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
君らが武器をしまうと、東壁南端が音を立てて開いた。あそこから出て先へ進めという事らしい。君らは壁の穴をくぐり外へと出た。

F1-7へ

 

 

 

 

 

 

F1-7

君らは今、南北に伸びる6ブロックの通路にいる。東と北の壁が一面の岩盤だ。通路を先へと進んだ西の石壁には、北の突き当たりから順に3つの木の扉が並んでいた。またもやいずれかの扉を選べという事か。
1番北の扉には『ソード』の絵が3本、真ん中の扉には『ワンド』の絵が3本、そして一番南の扉には『ソード』と『ワンド』がそれぞれ2本ずつ描かれていた。

「今度もさっきと同じ種類の絵を選べばいいんじゃないかなー」

ミランダはこう言っているが、さてどうするか。

→ソード3本の扉に入ってみるなら F1-9へ
→ワンド3本の扉に入ってみるなら F1-10へ
→ソードとワンド2本ずつの扉に入ってみるなら F1-11へ
→道を間違えたかもしれないので最初の広間まで戻ってみるなら F1-3へ

 

 

 

 

 

 

F1-8

君らは今、南北に伸びる5ブロックの通路を進んでいる。北と西の壁が一面の岩盤だ。その通路北の突き当たり、東の石壁には木の扉が1つあり、その場所から南へ2ブロック離れた場所にももう1つ別の木の扉があった。次の行き先はこの2つの扉のどちらかだ。
北の扉にあるのは『メイス』3本の絵だったが、南に離れた扉にあったのは不気味なドクロの絵だった。しかしその数、なんと7つ。

「おいおい何だよコレ。即死トラップの予感しかしねぇんだけど」

リカルドの予感ももっともだが、逆にメイスの方が安全だという保障もない。さて、どちらへ行くべきだろうか。

→メイス3本の扉に入ってみるなら F1-12へ
→ドクロ7つの扉に入ってみるなら F1-13へ
→道を間違えたかもしれないので最初の広間まで戻ってみるなら F1-3へ

 

 

 

 

 

 

F1-9

ソードの扉を開いて入ってみた。そこは西へ2ブロック伸びるだけの短い通路になっていた。北の壁だけが一面の岩盤になっている。
松明をかざして覗いてみれば、奥には通路をいっぱいに塞ぐ巨大な石のゴーレムが居座っていた。先へ進むには、奴を戦って排除するしかなさそうだ。

◆ストーンゴーレム 1体
【攻撃力:18 守備力:13 体力:26】
 ≪対魔術補正:-20≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵には対魔術補正がある。パーティの魔術攻撃力を補正した値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:10】を減らした上で、外の通路(F1-7)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
バラバラになったゴーレムの残骸を乗り越えたところで、通路西の石壁がゆっくりと開いた。君ら4人全員が外へ出たところで、石壁は固く閉ざされた。

F1-18へ

 

 

 

 

 

 

F1-10

ワンドの扉の先は、西へと伸びる通路になっていた。だが中は濃い霧のようなものが充満しており、先はまったく見通せない。仕方なく手さぐりで進むと、2ブロック進んだ先ですぐに行き止まりとなった。
と、急に背後に殺気を感じた君は慌てて振り返る。そこでは霧が急激に渦を巻き、雲のような形を作った。

「ギズモだ。こいつは体がガス状の特殊な魔物でな、剣の攻撃はほとんど効かん。魔術で攻撃するしか手立てはないぞ」

◆ギズモ 1体
【攻撃力:20 守備力:14 体力:12】
 ≪対武器補正:-15≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵には対武器補正がある。パーティの武器攻撃力を補正した値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:12】を減らした上で、外の通路(F1-7)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
通路に満ちていた霧が四散すると、通路西の石壁が音を立てて開いた。君ら4人全員が外へ出たところで、石壁は固く閉ざされた。

F1-18へ

 

 

 

 

 

 

F1-11

ソードとワンドの扉を開けて入った先は、西へ2ブロック伸びるだけの短い通路だった。
君らが踏み込んだ途端、暗闇でギラリと光った2つの眼。瞬時に飛び掛かってきたその敵を、君はのけぞるようにしてなんとか避ける。音もなく華麗に着地したそれは、獰猛な豹の魔物だった。

◆ワイルドパンサー 1体
【攻撃力:20 守備力:18 体力:26】

それでは戦闘を開始せよ。
対武器、対魔術補正、回復能力はない。そのままのパーティ総力で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:12】を減らした上で、外の通路(F1-7)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
ドサリと倒れた大豹の向こうで、通路西の石壁が音を立てて開いた。君ら4人全員が外へ出たところで、石壁は固く閉ざされた。

F1-18へ

 

 

 

 

 

 

F1-12

扉を開けた先は、東西2ブロック、南北2ブロックの正方形の部屋だった。北だけが一面の岩盤になっている。
中には小さめの玉座のようなものが1つポツンと置かれており、そこには人影が座っていた。

オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛……
くぐもった唸り声を上げながら立ち上がったそいつは、フラフラと不自然な動きでこちらへ近づいて来る。着ている物はボロボロだが、派手な装飾品の数々から元は高貴な身なりの者だった事をうかがわせる。ゾンビ……? いや、あれはもう一段上の上級アンデッド、ワイトだ!

◆ワイト 1体
【攻撃力:19 守備力:10 体力:31】
 ≪ターン終了後回復体力:+30≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵はアンデッドなのでターン終了後の超回復がある。
対武器、対魔術補正はない。そのままの値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:10】を減らした上で、外の通路(F1-8)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
ワイトが灰となって崩れ去る中で、部屋の東壁北端の石壁が音を立てて開いた。君ら4人全員が外へ出たところで、石壁は固く閉ざされた。

F1-18へ

 

 

 

 

 

 

F1-13

ドクロの扉を開けて中に入る。中は長さ2ブロック分の短い通路だった。周囲はすべて石壁だ。君らが入ってきた西の木の扉以外に、出口はない。完全な行き止まりだ。魔物の類も何もいない。北の石壁に大きなドクロのレリーフが横に7つ並んで飾られているだけだった。

ブシューーーーッッ!! 
ぐはっ?! こ、これは! 突然天井から毒ガスが噴き出してきた。かなりの濃さだ。手足が痺れてしまった君らはどうすることもできずにそのまま毒ガスを吸い込んでしまう。

現在のパーティ体力から【体力ダメージ:30】を減らすこと。

ガスが収まり、ようやく体の痺れも取れてきた。しかしこれで先へ進ませてもらえるのかと思いきや、未だどこの石壁も開かない。代わりに壁にあったドクロレリーフの1つが淡い光を放ち出しただけだ。まだ光っていない残りのレリーフの数は、6つである。

ここでチェックフラグ【B】をチェックシートに1つ、記入すること。

「あーあマヌケやなぁ。わざわざこない怪しい部屋に入るからや」

君らがまだ咳き込んでいる中で、チュン坊だけが平気な顔で毒づく。どうやらホムンクルスにとっては特に何でもないガスらしい。

「ホレ、そこにいかにもなボタンがありまっせ。ポチッと押してみたらどないだす? ホレホレ」

そうチュン坊が指し示す壁には、確かに小さなボタンがあった。

「冗談じゃねぇ! こんなトラップ部屋とっとと引き返そうぜ!」

一方でリカルドはすでに西の出口の扉に手を伸ばしかけている。さて、君はどちらの言葉に従うべきだろうか。ボタンを押すというなら、念のため減った体力を聖術で回復させてからにするといい。

→ボタンを押してみるなら F1-14へ
→外の通路へ戻るなら F1-16へ

 

 

 

 

 

 

F1-14

ブシューーーッッ!! また毒ガスだ! 

再び【体力ダメージ:30】を減らすこと。

君らが苦しみ悶えている間に、また1つ、ドクロのレリーフに光が灯った。

ここでチェックフラグ【B】の文字をもう1つ増やすこと。

毒ガスが晴れ、またしても通路に静寂が戻る。さて、これで部屋のドクロレリーフはもう7つすべてが光っただろうか。
現在のチェックフラグ【B】の数を確認すること。7つがなければここではまだ何も起こらない。君らは次の行動を起こす前に今のうち減った体力を回復させておいてもいい。

→チェックフラグ【B】の文字が7つ貯まったなら F1-17へ
→まだ貯まっていないので、もう一度ボタンを押すなら F1-15へ
→もう止めて外へ逃げ出すなら F1-16へ

 

 

 

 

 

 

F1-15

ブシューーーッッ!! ちくしょう! また毒ガスか! 

再び【体力ダメージ:30】を減らすこと。

君らが苦しみ悶えている間に、また1つ、ドクロのレリーフに光が灯った。

ここでチェックフラグ【B】の文字をもう1つ増やすこと。

毒ガスが晴れ、またしても通路に静寂が戻る。さて、これで部屋のドクロレリーフはもう7つすべてが光っただろうか。
現在のチェックフラグ【B】の数を確認すること。7つがなければここではまだ何も起こらない。君らは次の行動を起こす前に今のうち減った体力を回復させておいてもいい。

→チェックフラグ【B】の文字が7つ貯まったなら F1-17へ
→まだ貯まっていないので、もう一度ボタンを押すなら F1-14へ
→もう止めて外へ逃げ出すなら F1-16へ

 

 

 

 

 

 

F1-16

ゴホゴホゴホッ! もうこんなトラップはたくさんだ! 君らはたまらず西の扉を開けて外へと逃げ出した。その時、壁のドクロレリーフは1つ残らずその光を失った。

ここでチェックフラグ【B】はそのすべてをチェックシートから消していくこと。

F1-8へ

 

 

 

 

 

 

F1-17

7つすべてのドクロレリーフが光ると、行き止まりだった東の石壁が音を立てて開きだした。ようやくこの部屋のクリア条件を満たしたらしい。君ら4人全員が外へ出たところで、石壁は固く閉ざされた。

F1-18へ

 

 

 

 

 

 

F1-18

そこは東西2ブロック、南北3ブロックと広めの部屋だった。北の壁だけが一面の岩盤になっている。部屋の真ん中には宝箱が落ちていた。開けてみると中に入っていたのは、数字の19が刻まれたスペードの紋章の鍵だった。

【19が刻まれたスペードの鍵】を手に入れた。チェックシートに記入すること。今後同じ紋章を見つけたら、その時いるパラグラフ番号にこの数字を足した先へパラグラフジャンプすることでその鍵を開けることができる。

君らが入ってきた石壁はすでに閉じてしまったが、部屋の南壁東端には鉄格子の扉があった。鍵はかかっていなかったのでそこから君らは部屋を出た。

F1-19へ

 

 

 

 

 

 

F1-19

そこは東西2ブロック、南北2ブロックの正方形の部屋だった。壁にはずらりと並ぶ松明があり、かなり明るい。君が見回しているとチュン坊がミランダの胸元から飛び出し、天井付近をクルクルと飛び回りながら言った。

「おめでとさ~ん、ここがこの階のゴールでっせぇ」

やれやれ、やっと着いたのか。で、ここからどうするんだ? 見たところ階段はどこにも見当たらないようだけど。

「まぁまぁそんな焦らんと。1つずつ順番に教えたるよって」

チュン坊は部屋の中央にあった大きな石台へと飛んでいった。君らも後に続く。その石台の上には≪①・②・④・⑥・⑧≫と5つの数字が書かれたボタンが並んでいた。これは?

「この部屋をエレベータとして動かすためのボタンや。知ってまっかエレベータ? ダンジョンをこう、縦にズドーンとくり抜いた縦穴を、この床全体が上下に動いて移動する……、ま、早い話が便利なショートカットの仕掛けでんな。いちいち階段を登り降りせんでエェから探索が楽でっせぇ。んで、そのボタンの数字が地下何階へ行くのかを示しとるから、行きたい階のボタンを選んで押せばエェんや」

へぇ、そんなイイものがあるなら話は早いじゃないか。んじゃ、早速その⑧のボタンを……

「コラコラコラ、んなウマイ話がありまっかいな。地下2階から始めて4階・6階……と順に攻略してかんと、最後の8階へは行けないようになっとるんや」

「まぁ、当然そうなるでしょうねぇ」

ミランダがうなづく。

「っちゅうわけで次の試練は、地下2階から3階まで降りてって、そこにある第一の通行手形『ブルーリボン』を取ってくる事だす。ほんじゃまクリア目指して、レッツら・ゴーッ♪」

さぁそれでは、このままエレベータを動かして地下2階へと行ってみよう。もしくは体力的に探索を続けるのが不安ならば、このままエレベータを出て一旦地上まで戻っても構わない。ここ地下1階でのエレベータの出口は、部屋の南壁西端にある鉄格子の扉だ。位置的にはおそらく最初の広間に戻るのだろうから、そこから地上へ帰還できるはずだ。

→このまま地下2階へのボタンを押すなら F1-21へ
→南の鉄格子の扉から戻り、一旦ダンジョンの外へ出るなら E1-1へ

 

 

 

 

 

 

F1-20

君らパーティは再びダンジョン内を縦に貫くエレベータの中へと戻ってきた。部屋の広さは東西、南北が共に2ブロック四方である。中央の石台の上にあるのは≪①・②・④・⑥・⑧≫の5つのボタンだ。

「さぁてお次はどの階へ行きまっか? 好きな階のボタンを押してみなはれ」

→地下2階へ行くなら F1-21へ
→地下4階へ行くなら F1-22へ
→地下6階へ行くなら F1-23へ
→地下8階へ行くなら F1-24へ
→地下1階に戻り、一旦ダンジョンの外へ出るなら E1-1へ

 

 

 

 

 

 

F1-21

君が②のボタンを押すと、床全体がガクンと動き出した。周りの壁はそのままに、君らが立っている床だけが上下に動く仕組みになっているのだ。吊り下げているロープのようなものはない。見上げれば上は天井もないただただ吹き抜けの状態だ。一体どういう仕掛けで動いているのか見当もつかなかったが、とりあえずは超常的な魔法の力か何かだと思う事にしよう。
やがて床の速度が落ちだすと、南壁の西端に出口である鉄格子の扉がゆっくりとその姿を現した。そこから君らは、外の地下2階の通路へと踏み出していく。

F2-1へ

 

 

 

 

 

 

F1-22

※ブルーリボンがなければ、エレベータは動かない。このまま(F1-20)まで戻ること。持っている場合に限り、このまま読み進めること。

君が④のボタンを押すとエレベータがガクンと動き出した。やがてそれが止まると、部屋の西壁北端に鉄格子の扉が現れた。そこから君らは、外の地下4階の通路へと踏み出していく。

F4-1へ

 

 

 

 

 

 

F1-23

※レッドリボンがなければ、エレベータは動かない。このまま(F1-20)まで戻ること。持っている場合に限り、このまま読み進めること。

君が⑥のボタンを押すとエレベータがガクンと動き出した。やがてそれが止まると、部屋の北壁東端に鉄格子の扉が現れた。そこから君らは、外の地下6階の通路へと踏み出していく。

F6-1へ

 

 

 

 

 

 

F1-24

※イエローリボンがなければ、エレベータは動かない。このまま(F1-20)まで戻ること。持っている場合に限り、このまま読み進めること。

君が⑧のボタンを押すとエレベータがガクンと動き出した。やがてそれが止まると、部屋の東壁南端に鉄格子の扉が現れた。そこから君らは、外の地下8階の通路へと踏み出していく。

F8-1へ

 

 

 

 

 

 

F2-1

ここは地下2階。君らパーティは今、東に伸びる通路の西端に立っている。周囲はすべてが石壁だ。北にはエレベータへの入口である鉄格子の扉がある。今の君らの体力や術力が尽きかけているのならば、無理せずここから地上まで戻るといい。まだ先へと探索を進める自信があるのなら、君らは周囲の状況を確認する。
まず目の前の南の石壁には、木の扉が1つある。これを無視するのであれば、あとは通路を東へと進むしかない。松明をかざして奥を眺めると、ここから2ブロック進んだ場所で北へ分かれるT字路になっているようだ。そしてそのT字路の南の石壁にもまた、木の扉が1つあるのが見えている。

→南の木の扉を開けて中へ入ってみるなら F2-13へ
→東のT字路まで行ってみるなら F2-2へ
→北の鉄格子の扉からエレベータに戻るなら F1-20へ

 

 

 

 

 

 

F2-2

※チェックフラグ【L】がなければ、ここで必ず(F2-3)へ進むこと。すでに1つ以上があれば、このまま読み進めること。

東-西-北へ分かれるT字路に来た。ここの南の石壁には木の扉があるが、中を覗いてみても今はもう誰もいない。入る意味はないだろう。君はT字路の三方を確認すべく、順に松明の明かりを向けてみた。
東はここから2ブロック進んだ先で、岩盤にぶつかる行き止まりになっているようだ。その突き当たりには北に木の扉、南に鉄の扉があるのが見える。次にT字路の北に目を向けると、そちらは3ブロック進んだ先で西へと折れるL字路になっていた。その突き当たり、北の石壁にはこちらも同じく木の扉が1つあるのが見える。最後の西は2ブロック進んだだけで行き止まり。そこはエレベータに戻れる鉄格子の扉がある場所だ。

→東の突き当たりまで行ってみるなら F2-11へ
→北のL字路まで行ってみるなら F2-6へ
→西のエレベータ前まで行ってみるなら F2-1へ

 

 

 

 

 

 

F2-3

T字路にあったその木の扉は少しだけ開いていた。中からは、若い女の子らの楽しそうな話し声が聞こえてくる。おいリカルド、怪しいから絶対に近づくんじゃ……

「お~い♪ ソコの可愛い子ちゃん達ィ♪ オレもちょ~いとご一緒してもいいかなァ♪」

あぁ~っ、あのバカ! 案の定、リカルドは勝手に扉を開けるといそいそと中に入っていく。こうなっては仕方ない。君らも後を追って部屋へと入った。
ここでグラムの現在の職業を確認せよ。

→グラムの職業が戦士ならば F2-4へ
→魔術師ならば F2-5へ
→聖職者ならば、君がどちらでも好きな方の選択肢を選んで進んでよい。

 

 

 

 

 

 

F2-4

中にいたのは3人の若い女の子と1人の中年女性で構成されたパーティだった。休憩中だったらしく床に座ってくつろいでいる。全員がフード付きのマントを羽織っており、傍らにワンドを置いている。ずいぶんと珍しいパーティ構成だ。魔術攻撃への一点集中って奴だろうか。
リカルドはさっそく女の子らの間に割って座ると、軽々しく話しかけだした。突然の乱入者にも関わらず、彼女らはきゃあきゃあとはしゃいで案外嬉しそうだ。見れば彼女らが身に着けていたローブは、ショッキングピンクにスカイブルー、ミントグリーンといったどれもおよそ魔術師に似つかわしくない派手なパステルカラーであった。
しかしそれらとは対照的に、いかにも魔術師といった真っ黒なローブをまとっていたのは小柄な中年女性の方。追い払いはしないものの、ギロリとした目で君ら招かざる乱入者の事を警戒している。が、最後に部屋に入ってきたグラムの顔を見た途端、驚きの声をあげた。

「グラム? アンタ、グラムじゃないかい!」

やおら黒ローブの魔術師は立ち上がると、グラムへ駆け寄る。

「エルザか? お前またなんでこんなところに……」

「そりゃコッチのセリフだよぅ! まったく、こんなトコで逢うなんてトンだ腐れ縁だね! 元気にしてたのかい?」

バンバンとグラムの背中を叩きつつ、急に饒舌にしゃべりだした魔術師。どうやらグラムとは知り合いのようだが……。

「お前らにも紹介しよう。ワシの昔のパーティ仲間だった、魔術師のエルザだ」

その後は両パーティともに車座となって、2人のベテラン冒険家がパーティを組んでいた頃の昔話に耳を傾けた。どうやら今のエルザもまたこうしてグラムと同じく弟子を持ち、このギルド試験にやってきたのだそうだ。

「じゃあねグラム、アタシらはもう行くから。アンタももう若くないんだから、せいぜいドジ踏まないよう気をつけなね」

「お互い様だ。お前も無理はするなよ」

こうして君らはエルザのパーティと別れた。

ここでチェックフラグ【L】を1つ、チェックシートに記入していくこと。

君らがいるこの部屋は、東西、南北が共に2ブロック四方の正方形だ。南の壁だけが一面の岩盤になっている。出口は北壁西端にある木の扉1つしかない。君らも遅れて部屋を出た。

F2-2へ

 

 

 

 

 

 

F2-5

中で座って休んでいたのは、3人の若い女の子と1人の中年女性で構成されたパーティだった。突然の侵入者にすかさずリーダーらしき中年女性が剣を手にして立ち上がった。長身で、しかも全身の筋肉が見事なまでに鍛え上げられている。特にその腕の太さたるや、並みの男など片手で投げ飛ばしてしまいそうだ。
そんな女戦士が、無言でリカルドの喉元に剣を突きつける。他の3人もぴたりとおしゃべりをやめて、リーダーにならい剣を構えた。全員が戦士のようだ。やれやれ、さっきまでの陽気さはどこへやら。今やリカルドは両手を上げて震え上がっている。中年の女戦士は剣はそのままで、この哀れな侵入者の仲間である君らの顔を順ににらみつけていった。と、最後のグラムの所でその険しい表情は一変した。

「グラム? お前、グラムじゃねぇか!」

見た目通りの男勝りな口調で発したその師匠の名を呼ぶ声は、打って変わって親しみに溢れていた。

「エルザか? お前またなんでこんなところに……」

「そりゃコッチのセリフだよ! まったく年寄りが今更ギルドデビューってか? 死ぬぜ!」

バンバンとグラムの背中を叩きつつ、豪快に笑う女戦士。どうやらグラムとは知り合いのようだが……。

「お前らにも紹介しよう。ワシの昔のパーティ仲間だった、戦士のエルザだ」

その後は両パーティともに車座となって、2人のベテラン冒険家がパーティを組んでいた頃の昔話に耳を傾けた。どうやら今のエルザもまたこうしてグラムと同じく弟子を持ち、このギルド試験にやってきたのだそうだ。
しかし和やかな雰囲気とは裏腹に、彼女らの衣装は目のやり場に非常に困る。全員が胸と腰部分をわずかに隠すだけの、最低限の面積の鎧しか身にまとってはいないのだ。俗にいう、ビキニアーマーってヤツである。劇場の余興なんかならまだしも、こんな実戦の場で本当に着てる人を会ったのは君も初めてだ。若い女の子らのしなやかに引き締まった健康的な肢体もまともに見てられないが、エルザのあの暑苦しいムキムキマッチョな豪快筋肉ボディは、別の意味で目をそらしたくなる。

「じゃあなグラム、オレらはもう行くから。野たれ死にしないようせいぜい気をつけろよ」

「お前もな。また地上で会おう」

こうして君らはエルザのパーティと別れた。

ここでチェックフラグ【L】を2つ、チェックシートに記入していくこと。

君らがいるこの部屋は、東西、南北が共に2ブロック四方の正方形だ。南の壁だけが一面の岩盤になっている。出口は北壁西端にある木の扉1つしかない。君らも遅れて部屋を出た。

F2-2へ

 

 

 

 

 

 

F2-6

君らパーティは今、西と南へ折れるL字路にいる。周囲はすべて石壁で、北の壁に木の扉が1つあるだけだ。このL字路から南へ3ブロック進めば、エレベータ前に近いT字路まで戻れる。逆にフロアを先へ進むのであれば、西へと真っ直ぐ伸びる通路を行く事だ。その通路、ここからでは松明の明かりも届かないほどに先は暗く長い。どれだけ続いているのか。途中には分岐路も扉も何も見えない。

→北の木の扉を開けて中に入るなら F2-15へ
→南のT字路まで行ってみるなら F2-2へ
→通路を西へ行ってみるなら F2-7へ

 

 

 

 

 

 

F2-7

東西に伸びる通路の中間付近まで来た。ここまで来れば充分に前後の様子が見通せる。この通路は全長6ブロックもあったようだ。通路の東端は南へと折れるL字路になっており、そこの北の石壁には木の扉が見える。反対の西端も同じような南へと折れるL字路になっていて、その北に扉があるのも同じだ。ただしこちらの扉は木ではなく、頑丈そうな鉄の扉であった。ちなみにその西の突き当たり、L字路の西壁だけは一面の岩盤である。

→東のL字路まで行ってみるなら F2-6へ
→西のL字路まで行ってみるなら F2-8へ

 

 

 

 

 

 

F2-8

東と南へ折れるL字路に君らパーティは立っている。西壁だけが一面の岩盤だ。この場の北の石壁には、頑丈そうな鉄の扉があった。やはりしっかりと施錠してあって開かない。鍵穴には【ハートの紋章】が刻まれていた。合う鍵を持っていれば、この項目からのパラグラフジャンプで開けることができる。
開けられない、もしくはまだ開ける気がなければ先を急ごう。東への通路は松明の明かりが届かない程に先は遠く長い。しかし南は短く、3ブロック先でまたもや東へと折れるL字路になっていた。その突き当たり、南の石壁には木の扉が見えている。

→南のL字路まで行ってみるなら F2-9へ
→通路を東へ行ってみるなら F2-7へ

 

 

 

 

 

 

F2-9

君らパーティは今、北と東へ折れるL字路にいる。西壁が一面の岩盤となっており、すぐ南の石壁には木の扉がある。扉に入らずに通路をこのまま東へ進むのであれば、2ブロック先で北へと折れるL字路に出る。逆に北なら3ブロック先で突き当たり北に鉄の扉がある場所に出る。そこは東へ折れるL字路だ。

→南の扉を開けて中へ入ってみるなら F2-19へ
→東のL字路まで行ってみるなら F2-10へ
→北のL字路まで行ってみるなら F2-8へ

 

 

 

 

 

 

F2-10

先ほどのL字路から東へ2ブロック進み、北へ折れるL字路まで来た。グルグル回ってるだけのようで何だかうんざりして来たが、それもようやく終わりのようだ。曲がった先は2ブロック北で行き止まりとなっており、置かれていたのは小さな木の台。それは、話に聞いていたGスタンプのスタンプ台であった。
やれやれ、長々と通路を進んできた甲斐は一応あったようだ。君は首にぶら下げていたカードにスタンプを押す。

【Gスタンプ⑧】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

他に何もない事を確認すると、君らは先ほどのL字路まで通路を引き返していった。

F2-9へ

 

 

 

 

 

 

F2-11

ここは西へ伸びる通路の東端、つまりは単なる行き止まりだ。突き当たりとなる東壁が岩盤になっており、南と北の石壁にはそれぞれ扉がついていた。南は頑丈な鉄の扉であり、しっかりと施錠してあって開かない。鍵穴には【ハートの紋章】が刻まれていた。合う鍵を持っていれば、この項目からのパラグラフジャンプで開けることができる。
一方で北にあるのは普通の木の扉だ。鍵はかかっていないのでこのまま中へ入れる。もしくはどちらの扉にも用がなければ、ここから2ブロック西にあるT字路まで戻ろう。

→北の木の扉を開けて中へ入ってみるなら F2-12へ
→西のT字路まで戻るなら F2-2へ

 

 

 

 

 

 

F2-12

扉を開けて入ったそこは、東西、南北が共に2ブロックの正方形の部屋だった。東壁だけが一面の岩盤になっている。
薄暗い部屋の奥に松明をかざしてみると、ぼぅっと浮かぶ青白い人影があった。思わずぎくりとする。それは白銀の美しい鎧をまとった1人の騎士だった。一瞬他の冒険家かと思ったが違う。鉄兜の中はからっぽの空洞でしかない。あれは魔動アーマーだ!

◆ホワイトナイト 1体
【攻撃力:20 守備力:22 体力:26】
 ≪対魔術補正:-30≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵には対魔術補正がある。パーティの魔術攻撃力を補正した値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:10】を減らした上で、外の通路(F2-11)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
白銀の鎧はバラバラになって崩れ落ちた。これでしばらくは動かないだろう。

「しっかしすげぇなピッカピカだなー。この鎧、持って帰ったら高く売れんじゃねーの?」

「馬鹿ねぇやめときなさい。途中で呪い殺されても知らないから」

そんなリカルドとミランダの会話を余所に、君は部屋の北壁東端に見つけた木の扉を開けて中を覗いてみた。

F2-20へ

 

 

 

 

 

 

F2-13

南の扉を開けて中に入る。そこは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だった。奥の南壁だけが一面の岩盤になっており、その岩盤の下には大きな宝箱が置かれていた。
よっしゃラッキー! 君は思わず駆けだした。ところが他の仲間は誰もついては来ない。どうしたのかと君が振り返ると、皆が上を指さしている。ん? 上?
ガッシャン!! うぉおぉ!? いきなり天井が落ちてきたァ?!

ここで君(バルディン)の職業を確認せよ。≪聖職者か魔術師ならば≫君は力が足りずにあえなく天井に押しつぶされる。その場合は現在のパーティ体力から【体力ダメージ:5】を減らすこと。だが≪戦士であれば≫持ち前の体力で何とか落ちる天井をギリギリで支えられたので、減らすのは【体力ダメージ:1】でよい。

「お~い、大丈夫だったかァ?」

リカルドらが手伝ってくれたおかげでようやく君は天井の下敷きから抜け出せた。その後は肝心の宝箱を開けてみるも、中身は「スカ」と書かれた紙切れが1枚だけ。
や、やられた……。君は自分の油断を恥じつつ、仲間と共に部屋を出た。

F2-1へ

 

 

 

 

 

 

F2-14

ここは東西1ブロック、南北2ブロックの狭い部屋だ。西と北の壁が一面の岩盤になっている。部屋の北奥には下階へと降りられる螺旋階段があり、南壁には頑丈そうな鉄の扉がある。しかしここへ来られたという事は、君らはもう必要な鍵は持っているはずだ。君らはこのまま階段を降りてもいいし、扉の鍵を開けて部屋の外へと出てもいい。

→螺旋階段を降りて下階まで行ってみるなら F3-1へ
→南の鉄の扉を開けて外へ出るなら F2-8へ

 

 

 

 

 

 

F2-15

そこは東西3ブロック、南北2ブロックと広めの部屋だった。東と北の壁が一面の岩盤になっている。広い割には特に何があるわけもなく、ただガランとしているだけだ。見れば出口は2つ。西壁北端と南壁西端にある木の扉のどちらかだ。さっさと通り過ぎて次へ行こう。外の通路へ出るなら南の扉のはずだ。

→西の扉を開けて中へ入ってみるなら F2-16へ
→南の扉を開けて外へ出るなら F2-6へ

 

 

 

 

 

 

F2-16

※ここに来るのが2度目以降ならば、もう誰もいないし何もない。西の扉(F2-18)か東の扉(F2-15)のどちらかから外へ出ること。初めての場合に限り、このまま読み進めること。

扉を開けた先には、ここにも冒険家パーティの先客がいた。しかし彼らは君ら侵入者に気づくと語気も荒々しく一斉に取り囲んできた。

「アぁんなんだテメェら! オレらが見つけたお宝横取りしにきたってのかコラァ!」

目の前にずらりと並んだ5人の荒くれ者。全員が剣と盾を持った戦士だ。しかしまぁ、どいつもこいつもそろってガラが悪い。おまけにファッションセンスもデタラメだ。どこを守ってるんだか判らない穴だらけの鎧に、頭なんて真ん中だけニワトリのトサカのように残して後は左右をツルツルに剃り上げている。

「ヒャッハー! オレらに敵うとでも思ってんのかァ!」
「ヒャッハー! 身ぐるみ剥いでスマキにしてやんよ!」
「ヒャッハー! 泣いて謝ったって許してやんねぇぞ!」
「ヒャッハー! そっちのお嬢ちゃんは後でじっくり遊ぼうぜェ! うひゃはひゃァ!」

とてもまともにお話したくない連中だ。君が対応を考えあぐねている間に、先頭の男はいきなり先制の一撃を放ってきた。

「食らえェ!! ヒャッハァァァァ!!!」

ガキンッ! 危ないっ! 君は手持ちの武器でその攻撃を受け止める。仕方がない……、ここはやるしかなさそうだ。

◆ヒャッハー 5体
【攻撃力:24 守備力:20 体力:12】

それでは戦闘を開始せよ。
対武器、対魔術補正、回復能力はない。そのままのパーティ総力で戦え。
理性のタガが外れた敵は決して君らを逃がしてはくれない。決着がつくまで戦え。

倒せたらパーティは探索を再開する。

「お、お、ぉ覚えてやがれェェ! ハヒャァァァ……」

お決まりの捨て台詞を残し、荒くれ者らは部屋から逃げて行った。やれやれ、まったくあぁいうのがいるから冒険家の評判が悪くなるんだよな。こうして武器をしまった君は改めて部屋を見回した。
ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。北の壁だけが一面の岩盤になっている。出口となるのは東壁北端にある木の扉と、反対の西壁北端にある木の扉の2つ。

「なーなー、さっきアイツらお宝がどうとか言ってなかったっけか?」

あ、そうだった。見れば部屋の隅には小さな宝箱が置かれていた。開けて中身を取り出すとそれは小さな鍵だった。きっとこれも下階へ行くためのものに違いない。

【6が刻まれたハートの鍵】を手に入れた。チェックシートに記入すること。今後同じ紋章を見つけたら、その時いるパラグラフ番号にこの数字を足した先へパラグラフジャンプすることでその鍵を開けることができる。

→西の扉を開けて外へ出るなら F2-18へ
→東の扉を開けて外へ出るなら F2-15へ

 

 

 

 

 

 

F2-17

ここは東西1ブロック、南北2ブロックの狭い部屋だ。東と南の壁が一面の岩盤になっている。部屋の南奥には下階へと降りられる螺旋階段があり、北壁には頑丈そうな鉄の扉がある。しかしここへ来られたという事は、君らはもう必要な鍵は持っているはずだ。君らはこのまま階段を降りてもいいし、扉の鍵を開けて部屋の外へと出てもいい。

→螺旋階段を降りて下階まで行ってみるなら F3-2へ
→北の鉄の扉を開けて外へ出るなら F2-11へ

 

 

 

 

 

 

F2-18

※ここでのアイテムをすでに手に入れていれば、もう誰もいないし何もない。東の扉から(F2-16)まで戻ること。まだの場合に限り、このまま読み進めること。

入った先もまた、東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だった。同じく北壁だけが一面の岩盤になっている。今度は君らが入って来た東の扉以外には出口はない。完全に行き止まりの部屋だ。

「おーい、こっち来てみろよ」

リカルドが呼んだその部屋の隅には、宝箱……らしきものがあった。その表面にはゴツゴツとした角が何本も突き出ており、蓋も時折り上下に動いてはゴフッゴフッとまるで獣の鼻息のような異音を立てている。

「……リカルド、またアンタが行きなさいよ。ガブリと」

「バカか? さすがにこんなのオレ様でも判るってーの」

確かに。これは間違いなくミミックだ。しかしこの凶悪な姿は一体……。強そうな事は強そうだが、これじゃまるで擬態の体を成してないじゃないか。

「進化し過ぎたミミック、グレートミミックだ。まぁ何事もやり過ぎはよくないという、いい見本だな」

グラムがそう言うや否や、そのミミックは口をガバリと開きこちらへ大きく跳躍してきた。うわわっと。どうやら最初から擬態する気もさらさらなかったらしい。

◆グレートミミック 1体
【攻撃力:26 守備力:16 体力:22】

それでは戦闘を開始せよ。
対武器、対魔術補正、回復能力はない。そのままのパーティ総力で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:12】を減らした上で、先ほどの部屋(F2-16)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
今やミミックは蓋の部分を引きちぎられて、無残にもビクビクと痙攣している。グラムはそばにしゃがみこむとその口の中に腕を突っ込み始めた。そのままグリグリと中を探った末に抜き出したのは、キラリと光る金貨だった。

「まぁこんなナリでも、やはりミミックはミミックという事だな」

金貨【20枚】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

他に何もない事を確認すると、哀れな宝箱もどきを残して君らは部屋を後にした。

F2-16へ

 

 

 

 

 

 

F2-19

その部屋は、まるで神殿のような荘厳な雰囲気に満たされていた。壁にはずらりと松明が灯され、明々と室内を照らしている。部屋の広さは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形といったところか。西と南の壁が一面の岩盤になっている。
部屋の東奥がもう1つ別の部屋になっているらしく、東壁の南端に両開きの立派な大扉があった。気になった君らが近づいてみると、急に壁の松明の炎が一斉に揺らめいた。すぐに激しく燃え上がったかと思うと、室内に凄まじい熱風が吹き荒れた。
アツ! 熱っ! な、なんだっ?! 熱風は渦を巻き、君と大扉の間を遮るように割って入ってきた。熱さに耐えきれず、君らはその場を離れる。やがて竜巻状となった風全体に、ボッと火がついた。炎はどんどん大きくなり、天井まで達して徐々に人の形を取り始める。両手を広げて立ちはだかるようなその姿は、さしずめ扉を守る炎の番人だ。

「どうする、尻尾を巻いて逃げるか? あの炎の体ではおそらく武器攻撃はまるで通じんだろうしな」

◆イフリート 1体
【攻撃力:26 守備力:22 体力:12】
 ≪対武器補正:-23≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵には対武器補正がある。パーティの武器攻撃力を補正した値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:16】を減らした上で、外の通路(F2-9)まで戻ること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
君らの猛攻を受けた炎の番人は、ジュッと大きな音を立てて消え失せた。風もやみ、壁の松明も元の穏やかな炎へと戻っていく。奴が守っていた東の大扉には特に鍵はかかっていなかったので、そのまま君らは中へと入ってみた。

F2-21へ

 

 

 

 

 

 

F2-20

※ここに来るのが2度目以降ならば、もうここには何もない。南の部屋を通り抜けて外の通路(F2-11)まで戻ること。まだの場合に限り、このまま読み進めること。

そこは東西2ブロック、南北1ブロックの狭い部屋だった。東の壁だけが岩盤になっている。
奥には豪華な細工が施された、立派な宝箱が置かれていた。開けてみると中に入っていたのは、美しい女神のレリーフが彫り込まれた円形の盾だった。
【イージスの盾】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

@イージスの盾(守備力+11)装備可能:戦士

パーティに戦士がいればここで装備していくこともできる(グラムでも可)。誰にも使えなければ、地上に持ち帰って防具屋で金にでもするしかないだろう。その場合の売値は金貨【18枚】となる。

貴重な戦利品を手に入れた君らパーティは、意気揚々と外の通路まで戻っていった。

F2-11へ

 

 

 

 

 

 

F2-21

※ここに来るのが2度目以降ならば、もうここには何もない。西の部屋を通り抜けて外の通路(F2-9)まで戻ること。まだの場合に限り、このまま読み進めること。

そこには手前の神殿に負けず劣らずの豪華な祭壇が作られていた。部屋の広さは東西1ブロック、南北2ブロックだ。南の壁だけが岩盤になっている。
祭壇の上には宝箱が乗っていたので君は開けてみた。すると中に入っていたのは、燃えるような赤き煌めきを放つ宝玉が埋め込まれた、それは見事なワンドだった。
【ワンド・オブ・ヘルフレイム】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

@ワンド・オブ・ヘルフレイム(武器攻撃力+0)装備可能:魔術師
  ★フレイム
  (消費魔力:1 魔術攻撃力+9)
  ★★ツインフレイム
  (消費魔力:2 魔術攻撃力+14)
  ★★★ヘルフレイム
  (消費魔力:3 魔術攻撃力+18)
  ★★★★メギド・ル・ウェイト
  (消費魔力:4 魔術攻撃力+22)

パーティに魔術師がいればここで装備していくこともできる(グラムでも可)。誰にも使えなければ、地上に持ち帰って武器屋で金にでもするしかないだろう。その場合の売値は金貨【36枚】となる。

頼もしい武器を手に入れた君らは先ほどの神殿を通り抜け、外の通路へと戻っていった。

F2-9へ

 

 

 

 

 

 

F3-1

ここは地下3階。螺旋階段を降りきった場所は、西と北が一面の岩盤になっているフロアの北西角だった。通路はここから東へ真っ直ぐ伸びるのみ。君らはそのまま道なりに通路を進む。
左手を岩盤にして階段からたっぷり8ブロックも進むと、やがて南へ折れるL字路に着いた。その先に伸びる通路もまた、東が一面の岩盤になっていた。どうやらこの通路はフロアの外周の北と東をぐるりと取り囲んでいるらしい。
途中、扉も脇道も何もない暗闇の通路を、ひたすらに君らは進む。先ほどのL字路から更に7ブロック南へ進んだ場所でようやく行き止まりとなった。だが、ここまで来ても扉はない。あるのは赤くて丸い光をぼんやりと放っている床だけだ。何やら細かい模様がびっしりと描かれているようだが……。

「こいつは物体転送用の魔法陣だ。入れば魔法の力でどこか別の場所へと飛ばされるぞ」

グラムが言ったその魔法陣とやらは、ゆうに直径3m以上はあり君ら4人でも余裕で入れる大きさだった。しかし本当にこいつに入ってみるしかないのだろうか。やめておくのなら、ここからまた螺旋階段まで歩いて戻るしかないが。

→魔法陣の中に入ってみるなら F3-3へ
→入らずに通路を引き返し、地下2階まで戻るなら F2-14へ

 

 

 

 

 

 

F3-2

ここは地下3階。螺旋階段を降りきった場所は、東と南が一面の岩盤になっているフロアの南東角だった。通路はここから西へ真っ直ぐ伸びるのみ。君らはそのまま道なりに通路を進む。
右手を岩盤にして階段からたっぷり8ブロックも進むと、やがて北へ折れるL字路に着いた。その先に伸びる通路もまた、西が一面の岩盤になっていた。どうやらこの通路はフロアの外周の南と西をぐるりと取り囲んでいるらしい。
途中、扉も脇道も何もない暗闇の通路を、ひたすらに君らは進む。先ほどのL字路から更に7ブロック北へ進んだ場所でようやく行き止まりとなった。だが、ここまで来ても扉はない。あるのは赤くて丸い光をぼんやりと放っている床だけだ。何やら細かい模様がびっしりと描かれているようだが……。

「こいつは物体転送用の魔法陣だ。入れば魔法の力でどこか別の場所へと飛ばされるぞ」

グラムが言ったその魔法陣とやらは、ゆうに直径3m以上はあり君ら4人でも余裕で入れる大きさだった。しかし本当にこいつに入ってみるしかないのだろうか。やめておくのなら、ここからまた螺旋階段まで歩いて戻るしかないが。

→魔法陣の中に入ってみるなら F3-3へ
→入らずに通路を引き返し、地下2階まで戻るなら F2-17へ

 

 

 

 

 

 

F3-3

ビュウゥゥゥンン!!
内臓を捻じ曲げられるような不快な転送に耐えると、君らパーティは別の場所へと降り立った。足元にはさっきと同じ大きさの魔法陣が描かれている。ただし赤く光ってはいない。ぼんやりと放つ色は青だった。しかもその光もすぐに消えてなくなってしまう。

「常に赤く光っとる魔法陣が入口用で、こういう作動時のみ青く光るのは単なる出口だ。これで先へ進むしかなくなったようだな」

君は松明を掲げて周囲を見渡す。ここはすべてが石壁で覆われた場所だった。形状としては西、南、北へと通路が伸びているT字路だ。だが、その通路はどちらを向いても長さは1ブロック分ですぐに行き止まりとなっていた。出口になりそうな扉はどこにも見あたらない。代わりにあったのは、3つの行き止まりでそれぞれ赤く光っていた魔法陣のみ。

「昨年にもありましたでー。こいつはこうやってどんどん魔法陣を飛び移って行けっちゅう、いわゆるワープ迷路や。途中で道を間違えるとすぐにココ、スタート地点へ戻ってのやり直しにさせられまんねん」

チュン坊が言った。へぇ、じゃそれなら最初のこの3つではどれが正解だった?

「アホか。迷路の道順なんてさすがに毎年変えとるに決まってますやん。ワテなんか当てにせんと、自分らで決めなはれ」

やっぱりそうなのか。しかしここは一体フロアのどの辺りなのだろう。勝手に飛ばされてきた上に周囲がすべてが石壁と来れば、マッピングのしようもない。

「とりあえず今はこの飛ばされてきたT字路の形状と、魔法陣の位置だけでも別の紙に書き留めておくしかないだろうな」

グラムの言葉にうなづくと、君はもう一度今いる場所を確認した。ここはT字路のちょうど分岐点の真ん中だ。次に進むには、西、南、北とそれぞれ1ブロック突き出した通路の行き止まりにある、赤い魔法陣のどれかに飛び込んでみるしかない。

「あ、ちょっと待って。ほらココ」

ミランダが壁に何かを見つけたようだ。小さい引っ掻き傷のような落書きが残されている。

『南:エレベータに戻る 北:ゴールへの近道』

いきなり脱出経路とゴールへの答えが見つかった。だがこれは果たして本当に信用できる情報なのだろうか。他の挑戦者を蹴落とすためのヒッカケというのも大いにありえる話だ。

→西の魔法陣に入ってみるなら F3-5へ
→南の魔法陣に入ってみるなら F3-6へ
→北の魔法陣に入ってみるなら F3-7へ

 

 

 

 

 

 

F3-4

「えぇっと今度は西、南、北に魔法陣のあるT字路……ってありゃりゃ。ココ最初のスタート地点じゃねーか?」

リカルドが壁に書かれたあの落書きを指して言う。間違いない、ふりだしに戻るってやつだ。残念ながら君らはもう1度最初からやり直しになってしまった。

『南:エレベータに戻る 北:ゴールへの近道』

壁の落書きにはこうあるが……?

→西の魔法陣に入ってみるなら F3-5へ
→南の魔法陣に入ってみるなら F3-6へ
→北の魔法陣に入ってみるなら F3-7へ

 

 

 

 

 

 

F3-5

転送された先は、西へ2ブロック、南へ1ブロックの通路が伸びるL字路の角だった。周囲の壁はやはり石壁ばかり。岩盤はどこにも見当たらない。足元の魔法陣も青く光っただけですぐに消えてしまった。
西と南、それぞれの通路の突き当たりには赤く光る魔法陣が描かれている。今度は壁にヒントらしきものはない。チュン坊も相変わらず知らん顔をしている。どちらが正解か。ここは直感で行くしかなさそうだ。

→西の先の魔法陣に入ってみるなら F3-9へ
→南の先の魔法陣に入ってみるなら F3-10へ

 

 

 

 

 

 

F3-6

ビュウゥゥゥゥ……ン。
長い時間、君らは内臓をもみくちゃにされつつ異空間を飛び続ける。ひょっとしてこのまま……永遠に? と君が不安に押しつぶされそうになった頃。君の体は唐突に空中へと放り出された。
ドシン! 痛てててて……。したたかに打ち付けた尻を君はさする。どうやら大した怪我はなかったようだが、ここは……?

「お、ホンマにここはエレベータの中や。どうやら戻って来れたみたいでっせ」

チュン坊が嬉しそうに飛び回る。リカルドもミランダもグラムも、みんな無事だ。
ふと上を見上げると、ちょうど高い壁の上に消えゆく魔法陣の青い光があった。戻って来れたのは良かったが、なにもあんな場所に出口を作らなくてもいいだろうに。ギルドの底意地の悪さを恨みつつ、君らは探索を再開するべく立ち上がった。

F1-20へ

 

 

 

 

 

 

F3-7

転送された先は、南北3ブロックの通路の南端だった。周囲はすべて石壁で覆われている。降り立った足元の魔法陣は、今度はずっと赤く光ったままだ。つまりこの魔法陣にもう1度入り直せば、またどこかへと飛ばされるのだろう。
松明を掲げて様子をうかがうと、通路の中ほどにぽつんとGスタンプの台が置いてあるのを見つけた。さっそく君は首にぶら下げていたカードにスタンプを押してみる。

【Gスタンプ④】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

その後はとりあえず通路の北端まで来てみたものの、そこに魔法陣の赤い光はなかった。ゴールへの近道とか書いてあったが、やはり騙されたのだろうか。
本当に何もないのかと壁を念入りにまさぐってみると、その1ヶ所に小さな短い切れ目があるのを君は見つけた。そしてその上には、またも小さい引っ掻き文字でこう注意書きが書かれていた。

『ゴールへの近道 お代は金貨10枚なり』

これってもしかして、この切れ目に金貨を【10枚】もつぎ込めという意味なのか?

→金貨を切れ目に入れてみるなら F3-8へ
→通路を引き返し、南端の魔法陣に入ってみるなら F3-4へ

 

 

 

 

 

 

F3-8

「正気かよバルディン。あーあ、もったいネェの」

財布から黙々と金貨をつぎ込む君を見て、リカルドがぼやいている。しょうがないだろ。これでこの魔法陣迷路をラクに突破できるんなら安いもんだ。

金貨【10枚】をチェックシートから消すこと。

10枚目を入れ終わった途端、足元がパッと赤く光り出した。やった! 魔法陣だ! なるほど、こういう仕掛けだったのか。君らパーティは赤い光に包まれ、そのまま別の場所へと転送されていった。

F3-17へ

 

 

 

 

 

 

F3-9

転送された先は、東へ2ブロック、南へ1ブロックの通路が伸びるL字路の角だった。周囲の壁はやはり石壁ばかり。岩盤はどこにも見当たらない。足元の魔法陣も青く光っただけですぐに消えてしまった。
東と南、それぞれの通路の突き当たりには赤く光る魔法陣が描かれている。壁にヒントらしきものはない。チュン坊も知らん顔をしている。ここも直感で行くしかなさそうだ。

→東の魔法陣に入ってみるなら F3-11へ
→南の魔法陣に入ってみるなら F3-12へ

 

 

 

 

 

 

F3-10

ぐぅぅぅっと胃袋が絞られるような、嫌な感覚。そうしてようやく君らが転送された先は……。

F3-4へ

 

 

 

 

 

 

F3-11

転送された先は、西へ1ブロック、北へ2ブロックの通路が伸びるL字路の角だった。周囲の壁はやはり石壁ばかり。岩盤はどこにも見当たらない。足元の魔法陣も青く光っただけですぐに消えてしまった。
西と北、それぞれの通路の突き当たりには赤く光る魔法陣が描かれている。壁にヒントらしきものはない。チュン坊も知らん顔をしている。やはりここも直感で行くしかなさそうだ。

→西の魔法陣に入ってみるなら F3-13へ
→北の魔法陣に入ってみるなら F3-14へ

 

 

 

 

 

 

F3-12

転送された先は……グハッ?!
一息吸った途端、焼けつくような喉の痛みに襲われ君は溜らず血反吐を吐く。こ、これは毒ガスだ! 通路に充満していた毒ガスにより、君も仲間も体力を奪われる。平気なのは魔物のチュン坊だけだ。

パーティ体力から【体力ダメージ:10】を減らすこと。

早く次の魔法陣で逃げなければ! 君は出口を探す。ここは東西3ブロックの短い通路。周囲はすべてが石壁だ。赤く光る魔法陣は東と西、左右の突き当たりにそれぞれあった。どちらへ飛び込む?

→東の魔法陣へ飛び込むなら F3-15へ
→西の魔法陣へ飛び込むなら F3-16へ

 

 

 

 

 

 

F3-13

ぐぅぅぅっと胃袋が絞られるような、嫌な感覚。そうしてようやく君らが転送された先は……。

F3-4へ

 

 

 

 

 

 

F3-14

転送された先は、西へ1ブロック、南へ2ブロックの通路が伸びるL字路の角だった。周囲の壁はやはり石壁ばかり。岩盤はどこにも見当たらない。足元の魔法陣も青く光っただけですぐに消えてしまった。
西と南、それぞれの通路の突き当たりには赤く光る魔法陣が描かれている。壁にヒントらしきものはない。チュン坊も知らん顔をしている。毎度おなじみ、またしても直感で行くしかなさそうだ。

→西の魔法陣に入ってみるなら F3-17へ
→南の魔法陣に入ってみるなら F3-18へ

 

 

 

 

 

 

F3-15

ぐぅぅぅっと胃袋が絞られるような、嫌な感覚。そうしてようやく君らが転送された先は……。

F3-12へ

 

 

 

 

 

 

F3-16

ぐぅぅぅっと胃袋が絞られるような、嫌な感覚。そうしてようやく君らが転送された先は……。

F3-5へ

 

 

 

 

 

 

F3-17

※この部屋でのアイテムをすでに手に入れていれば、もうこの部屋に用はない。帰還用の魔法陣から(F3-6)へと移動すること。まだの場合に限り、このまま読み進めること。

飛ばされたそこは四方を石壁で囲まれた、東西、南北共に2ブロック四方の部屋だった。これまでとは違って壁にはロウソクが灯されており、室内は普通に明るい。部屋の奥にはテーブルと椅子があり、そこでは1人の男がテーブルに足を投げ出して、行儀悪く居眠りをしていた。君らの到着に気づくと、男は慌てた様子でバランスを崩して盛大に後ろへとひっくり返った。

「オワッととと! なんだまた客か。やっぱりもっと下の階の方がヒマそうで良かったなぁ……」

ブツブツ言いながら立ち上がった男は服のホコリを払うと、咳払いをして口上を始めた。

「ようこそおいで下さいました、勇敢なる冒険家の皆様。ここは第一の遊技場でございます。ここでの問題をクリアなされば地下4階へ行ける通行手形、ブルーリボンをお渡しいたしますんで、どうぞ頑張ってくださいませね」

男はやせ型のノッポだった。顔色は妙に青白く、神経質そうな三白眼が印象的だ。口調は丁寧だが明らかに感情がこもってない。イヤイヤ仕事でやってる感が満載だった。話を聞いたリカルドが指をパキポキ鳴らして答える。

「ようし、じゃあトットとおっ始めようぜ! で、ナニすりゃいいんだ? オマエとタイマンか?」

「ちょちょチョ! よして下さいよ冗談じゃない! 私は頭脳労働専門なんですから。 ……ッタクこれだから野蛮な脳筋連中は……」

「なんか言ったかァ?」

「あぁイィエ! ナァんにも! それでは問題のルールをご説明いたしますですよ」

男はテーブルの前に君らを案内した。

「魔法陣での転送ツアーはお楽しみ頂けましたか? ダンジョンにはトラップが付き物、解除にはそれなりの知力も不可欠、という流れでここでは簡単な魔方陣パズルに挑戦して頂きます」

「魔法陣パズル?」

「ノンノン、字が違います。魔『方』陣、パズルですよ」

テーブルの上には何やら四角いマス目と、いくつかの数字が書かれていた。

F3-19へ

 

 

 

 

 

 

F3-18

ぐぅぅぅっと胃袋が絞られるような、嫌な感覚。そうしてようやく君らが転送された先は……。

F3-12へ

 

 

 

 

 

 

F3-19

「魔方陣というのはですね、タテ、ヨコ、ナナメのどの列も足すとまったく同じ数になるという、特殊な数字の並べ方の事です。数字の列が四列、五列とそのバリエーションはいくらでもあるのですが……、ま、ここではもっとも初歩的な三列魔方陣での出題にしてありますので、脳筋なあなた様でもたぶん大丈夫かと」

┏ ━(百)━ ┓ ┏ ━(十)━ ┓ ┏ ━(一)━ ┓
┃ 8 3 ◆ ┃ ┃ ◇ 7 6 ┃ ┃ ◇ 1 ◇ ┃
┃       ┃ ┃       ┃ ┃       ┃
┃ 1 5 9 ┃ ┃ 9 ◇ ◇ ┃ ┃ ◆ ◇ ◇ ┃
┃       ┃ ┃       ┃ ┃       ┃
┃ 6 7 2 ┃ ┃ ◇ ◆ 8 ┃ ┃ 2 ◇ 4 ┃
┗ ━ ━ ━ ┛ ┗ ━ ━ ━ ┛ ┗ ━ ━ ━ ┛

「ハイ、これが問題です。◇と◆の部分が、数字の入ってない穴あき部分ですよ。これらが魔方陣3つをすべて完成させて下さいませね。できましたら、◆マスに入った数字を左から(百)(十)(一)の位と三ケタの数にしてお答え下さい」

「ルールとしては、1つの魔方陣の中で使うのは1~9の一ケタ数字のみ。ゼロは使いません。しかも同じ数字を2度は使えませんから、必ず1つの魔方陣には9種類全部の数字が入ります。正解できたらこのブルーリボンを進呈いたしますんで頑張って考えてみて下さい」

「あぁそうそう、降参するならそこの光る魔法陣からエレベータまで帰れますので、ご自由にどうぞ」

そこまで淀みなく一気にまくしたてた男は、自分の仕事は済んだとばかり椅子にどっかと腰を下ろした。
さて、それではナゾトキタイムのスタートだ。答えが判ったら、回答用の特設パラグラフへと進むこと。
ちなみに仲間に相談すればヒントが得られる。このヒントを見たかどうかは特にフラグに影響はしないが、自力で解きたいと意気込む方はぜひこのまま動かずに知恵を絞ってみて欲しい。

→答えが判ったので特設パラグラフへと進むなら H1-1へ
→判らないので仲間に相談してみるなら F3-20へ
→降参して魔法陣で帰るなら F3-6へ

 

 

 

 

 

 

F3-20

「なんだよコレ~。こんなメンドくさいテストがあるなんて聞いてねェぞ」

リカルドは目をぱちくりさせている。一方でミランダは真剣に数字と向き合っている。年長者のグラムはといえば、ちゃっかり空いた椅子に腰かけてグゥグゥとタヌキ寝入りを始めた。やれやれ。
おっと、頼りになるミランダ姉さんがどうやら解き方を見つけたようだ。

┏ ━(百)━ ┓ ┏ ━(十)━ ┓ ┏ ━(一)━ ┓
┃ 8 3 ◆ ┃ ┃ ◇ 7 6 ┃ ┃ ◇ 1 ◇ ┃
┃       ┃ ┃       ┃ ┃       ┃
┃ 1 5 9 ┃ ┃ 9 ◇ ◇ ┃ ┃ ◆ ◇ ◇ ┃
┃       ┃ ┃       ┃ ┃       ┃
┃ 6 7 2 ┃ ┃ ◇ ◆ 8 ┃ ┃ 2 ◇ 4 ┃
┗ ━ ━ ━ ┛ ┗ ━ ━ ━ ┛ ┗ ━ ━ ━ ┛

「一番左の(百)の魔方陣は単なる練習問題ね。同じ数字は使わないってルールだけで、◆は残った【4】だってすぐに解けるもの」

えぇっと……、あぁホントだ。4だけがないや。

「タテ、ヨコ、ナナメの数字の合計が全部同じって言ってたのは、この4が絡む三列(タテ:4+9+2)、(ヨコ:8+3+4)、(ナナメ:6+5+4)の合計が全部同じ答え【15】になってるって事でしょうね」

え? そうなんですか? えぇと、4+9+……

「足した数字が全部15になるってルールが判ったんだから、次の(十)の魔方陣もそのルールでマスを順に埋めていけばいいの。上列ヨコは(◇+7+6=15)だから、◇は2。そこから左列タテ(2+9+◇=15)は、◇が4。ここまでやったら問題の下列ヨコ(4+◆+8=15)が解けるから、(十)の位の正解は【3】になる、でOKかな」

そんな調子で君とミランダは最後の(一)の魔方陣に取りかかろうとしていた、のだが。

「あぁもうヤメヤメ! ヤーメだぁ!」

横で黙って聞いていたリカルドがとうとう癇癪を起こした。

「ナ~ニ真面目ぶっちゃってんだ? オレらは自由気ままな冒険家だぜ? こんな青っちょろいヒョロ男、ガツンと腕づくでぶん殴ってリボンとやらを奪いとっちまえばいーじゃねーか!」

物騒な発言を聞いたヒョロ男はビクッとたじろぎ、オドオドとこちらの様子をうかがっている。

「別にダメっちゅう事はないらしいでっせ。昨年の奴らもそうやって力任せにリボンゲットしよったが、特に何もお咎めナシやったしなぁ。ケケケ」

チュン坊も今回ばかりは珍しくリカルドに賛同し、ニヤニヤと君の判断を待っている。うーん、まぁ、そういう事なら……。

→答えが判ったので特設パラグラフへと進むなら H1-1へ
→リカルドに同意し、腕づくでリボンを手に入れるなら F3-21へ
→やはり真面目にパズルに取り組んで答えを見つけるなら F3-19へ
→降参して魔法陣で帰るなら F3-6へ

 

 

 

 

 

 

F3-21

「ようし決まりだな! ほんじゃまガツンと行くぜェ……それっ!!」

リカルドの合図で君らは2人がかりでヒョロ男に襲い掛かった。

「うわわわ! ナニするんですちょっと止め……ギャアア!」

君ら男2人の野蛮な様子に呆れて、遠巻きに眺めるミランダ。チュン坊はゲラゲラと笑いながら、君らの暴挙を高みの見物している。グラムはチラと薄目を開けたきり、我関せずと最後までタヌキ寝入りを続けていた。

「だ……だから冒険家ってヤツは……ガクッ」

あっけなくヒョロ男は伸びた。君は倒れた男の手からリボンをもぎ取った。これで君らパーティはエレベータから地下4階へと行けるようになった。

【ブルーリボン】を手に入れた。チェックシートに書き込むこと。
そしてここでチェックフラグ【G】を1つ、チェックシートに記入していくこと。

手段はどうあれ、とにかくこれでこのフロアの目的は果たした。君らは帰還すべく、出口である魔法陣の赤い光へと飛び込んでいった。

F3-6へ

 

 

 

 

 

 

F3-22

「ハイそうです、よくできました。魔方陣パズル、これにて正解でございます。パチパチパチ」

そう言ったヒョロ男は無愛想に手に持っていたブルーリボンを差し出した。これで君らパーティはエレベータで地下4階へと行けるようになった。

【ブルーリボン】を手に入れた。チェックシートに書き込むこと。

「用が済んだらそちらの魔法陣からお帰り下さいましね。さっ、私はもう一眠りっと……」

ヒョロ男が指し示した帰還用の魔法陣を使い、君らはこのフロアを後にした。

F3-6へ

 

 

 

 

 

 

F4-1

ここは地下4階。君らパーティは今、南北に長く伸びる通路の途中に立っている。東にはエレベータへの入口としての鉄格子の扉がある。体力や術力が尽きかけているのならば、無理せずここから脱出することだ。
君はまずは通路の北へと松明の灯をかざした。奥は3ブロック進んだ先で行き止まりの岩盤となっており、そこの西には木の扉、東には鉄の扉があるのが見える。一方で南はというと、こちらは2ブロック進んだ先で西に分かれるT字路になっていた。それより先は闇が深く、ここからではどうなっているかよく判らない。

→北の行き止まりまで行ってみるなら F4-2へ
→南のT字路まで行ってみるなら F4-3へ
→東の鉄格子の扉からエレベータに戻るなら F1-20へ

 

 

 

 

 

 

F4-2

君らパーティは今、南に伸びる通路の北端にいる。突き当たりとなる北だけが岩盤だ。ここから南に3ブロック進めば、エレベータへと戻れる鉄格子の扉がある。だが今いるこの場所の東西の石壁にも、それぞれ扉がついている。西にあるのは普通の木の扉だ。ドアノブはすんなり回るので普通に開けられる。
だが東にあるのは頑丈そうな鉄の扉だった。もちろんしっかりと鍵が掛けられていて、開かない。鍵穴に描かれていたのは【クラブの紋章】だった。合う鍵を持っていれば、この項目からのパラグラフジャンプで開けることができる。

→西の木の扉を開けて中へ入ってみるなら F4-12へ
→南のエレベータの所まで戻るなら F4-1へ

 

 

 

 

 

 

F4-3

君らパーティはT字路へとやってきた。通路はここから西-南-北と枝分かれしており、東の石壁には木の扉があった。
だがこの扉、普通とは逆にこちらの通路側にかんぬきがついている。入ったら最後、外から閉じ込められてしまいかねない妙な作りだ。
西への通路はすぐに1ブロック先で南へと折れるL字路になっていたので、試しに君はそのL字路の先を覗き込んでみる。
松明をかざしたその先は、2ブロック先で岩盤に突き当たる行き止まりになっていた。そこの西には木の扉が見える。行ってみる価値はありそうだ。
それ以外の道となると、この南北に伸びる長い通路をどちらかへ行く事になる。南は2ブロック先で岩盤に突き当たり、東へと折れるL字路になっている。北は2ブロック先でエレベータへ戻れる鉄格子の扉がある場所に出る。

→東の扉を開けて中へ入ってみるなら F4-20へ
→西のL字路を折れ、南の行き止まりまで行ってみるなら F4-4へ
→南のL字路まで行ってみるなら F4-5へ
→北のエレベータの所まで戻るなら F4-1へ

 

 

 

 

 

 

F4-4

北へと伸びる通路の南端に来た。突き当たりとなる南は岩盤になっている。この場所の西には木の扉がある。入ってみてもいいし、入らずに通路を北へ戻ってもいい。北へ行くなら2ブロック先で東へ折れて、その後すぐの1ブロック先でT字路に出るはずだ。

→西の扉を開けて中へ入ってみるなら F4-14へ
→北東のT字路まで戻るなら F4-3へ

 

 

 

 

 

 

F4-5

君は南のL字路へと先頭をきって歩き出す。とその前に、チェックフラグ【H】はあるだろうか。

→あるなら F4-6へ
→ないなら F4-7へ

 

 

 

 

 

 

F4-6

「おいバルディン、そっちはもう最後まで行ってきたろーが」

「アタシも。またあんな目にあうのはヤだから、パスだなー」

リカルドとミランダ、両方から反対されては君も引き下がる他ない。先ほどのT字路に戻り、行き先を選び直そう。

F4-3へ

 

 

 

 

 

 

F4-7

南に一面の岩盤が広がる、東と北へ折れるL字路まで来た。東への通路は長く、松明の灯も届かないほどに深く真っ直ぐ伸びている。北へ行けば先ほどのT字路まで戻るはずだ。

→通路を東へ進んでみるなら F4-8へ
→北のT字路まで戻るなら F4-3へ

 

 

 

 

 

 

F4-8

一面の岩盤を右手に、君らパーティは通路を東へと進む。扉や枝分かれもないまま、やがて前方の突き当たりにも岩盤が見えてきた。あれは北へと折れるL字路だ。君らがちょうどその角を曲がろうとした、その時だった。

ガコンッ! ガラガラガランッッ!!
危ない! 吊り天井だ!! 頭上の天井が君らを押しつぶさんと一気に落下してくる! すかさず全員で受け止めるが、果たして無事に支えきれるだろうか?

ここでは現在のパーティ体力の値をチェックせよ。パーティ体力が≪46以下≫しかなければ、残念ながら支え切れずに全員が無残にも天井の下敷きだ。しばらくすれば天井は鎖で巻き上げられていくので助かるが、潰された君らはかなりのダメージを負ってしまう。その場合は、現在のパーティ体力から【体力ダメージ:20】を減らしていくこと。パーティ体力が≪47以上≫あればここでは一切ダメージは受けずに先へと進める。

こうしてなんとかトラップを脱した君らはL字路の北の先を見る。通路は東を一面の岩盤にして、またしても先が見えないほどにひたすら真っ直ぐ伸びていた。

「なぁなぁココ、なんか微妙に角度ついてて登り坂になってたりしてねェ? このパターンだとやっぱさ、次は向こう側からこう、でっけぇ大岩がゴロゴロゴロって……」

「やめてよもう! そんなの気にしてたらキリないじゃない!」

リカルドもミランダも、みんなかなり疑心暗鬼になっているようだ。

→更に北へとすすんでみるなら F4-9へ
→不安なので西のL字路まで戻るなら F4-7へ

 

 

 

 

 

 

F4-9

ピチャン!
ん? 静寂が支配する通路を北へと進む途中、君の頭に水滴が落ちてきた。何だ? 雨漏りか?
いや違う。頭皮がやけにヒリヒリと熱く痛む。拭ったその手についていたのは、見覚えのある水色をした粘液だった。同じように気づいたリカルドが、天井を見上げて叫ぶ。

「うぉっ! こんな所でかよォ!?」

あれは大量のブルースライムだ! 天井の隙間から君ら獲物を見がけて一斉にボトボトと落ちてきたのだ。肩に、頭に、次々とへばりついてくるスライム。これにより不意打ちを受けた君らパーティは先制のダメージを受ける。

現在のパーティ体力から【体力ダメージ:2】を減らすこと。

「キャアアア!!! いィやァァアァアアア!!!」

何だぁどうしたッ!?
君の後ろにいたミランダが、今までに聞いた事もない悲鳴を上げた。新手の敵か?! だが君が振り返ると、彼女は半狂乱になって何やら1人でぴょんこぴょんこと飛び跳ねてもがいていただけだった。

「ミラちゃん待っててやぁッ! 不届きなスライムは今このワテが成敗しまっさ! もぞもぞ……ふんごーッ!!」

「やめてェーッ!! 平気だからァ! 自分で取れるからァーーア!!」

……なるほどネ☆
どうやらスライムが運悪くミランダの服の奥まで潜り込んでしまったらしい。それをチュン坊が勇敢にも服の中をまさぐって探してさし上げていると……

「ってオイ! あンのエロスズメがァ! バルディン、とっとと片づけっぞ!」

◆ブルースライム 9体
【攻撃力:10 守備力:4 体力:14】
 ≪対武器補正:-13≫

それでは今回に限り≪ミランダの分の攻撃力・守備力は抜きで≫戦闘を開始せよ。パーティ体力はそのままでよい。
敵には対武器補正がある。パーティの武器攻撃力を補正した値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:6】を減らした上で、通路を先へ進む(F4-10)か、引き返すか(F4-11)のどちらかへ移動すること。

倒せたらパーティは探索を再開する。

F4-10へ

 

 

 

 

 

 

F4-10

「ほっ、はっほホーフへんは?」

ミランダに追い出され、君の頭の上を間借りしたチュン坊がほっぺたを痛々しく腫らせて言う。君らは通路の北端、東と北が岩盤になっている行き止まりまでやって来た。長い通路の終着点、西にあったただ1つの木の扉をゆっくりと君は開けた。
その先にあったのは、東西2ブロック、南北1ブロックの細長い部屋だった。北だけが一面の岩盤になっている。
奥に宝箱があったので開けてみると、中に入っていたのは数字の13が刻まれたクラブの紋章の鍵だった。

【13が刻まれたクラブの鍵】を手に入れた。チェックシートに記入すること。
そしてここでチェックフラグ【H】をチェックシートに記入していくこと。

他に何もない事を確認すると、君らは元来た通路を戻っていった。

F4-11へ

 

 

 

 

 

 

F4-11

君らパーティは長い一本道の通路をひたすら戻っていく。幸い、帰り道では特にトラップにもトラブルにも会う事はなかった。こうして君らは、あの分岐点であったT字路まで戻ってくる。

F4-3へ

 

 

 

 

 

 

F4-12

※チェックフラグ【C】がすでにあれば、もうここには誰もいない。東の扉(F4-2)か南の扉(F4-13)のどちらかから外へ出ること。まだの場合に限り、このまま読み進めること。

扉を開けた先は東西2ブロック、南北3ブロックの部屋だった。西と北が一面の岩盤になっている。出口は東壁北端と南壁西端に木の扉が1つずつある。
その部屋で待ち構えていたのは、2匹の巨人族モンスター、トロールだった。ボサボサの髪を振り乱し、丸太のように太い棍棒を手に猛然と君らに殴り掛かってくる。典型的なパワーファイターだ。戦うなら長引かせず、短期決戦で片づけたい。

◆トロール 2体
【攻撃力:26 守備力:13 体力:20】

それでは戦闘を開始せよ。
対武器、対魔術補正、回復能力はない。そのままのパーティ総力で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:12】を減らした上で、東の扉(F4-2)か南の扉(F4-13)のどちらかへと移動すること。

倒せたらパーティは探索を再開する。
部屋を見回してみたが、特に宝箱のようなものも隠し持っていなかった。武器を収めた君らパーティは部屋を後にする。

ここでチェックフラグ【C】をチェックシートに記入していくこと。

→東の扉から外へ出るなら F4-2へ
→南の扉から外へ出るなら F4-13へ

 

 

 

 

 

 

F4-13

扉の向こうは南北に伸びる4ブロックの通路だった。西だけが一面の岩盤になっている。その通路の南端、行き止まりにはGスタンプの台が置かれていた。君は首に下げたカードにスタンプを押した。

【Gスタンプ⑪】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

それ以外には何もない。出口は元来た扉1つだけだ。君らは通路を後戻りして、再び先ほどの部屋へと入っていく。

F4-12へ

 

 

 

 

 

 

F4-14

※ここでのアイテムをすでに手に入れていれば、もうここには何もない。東の扉から(F4-4)へ戻ること。まだの場合に限り、このまま読み進めること。

扉の向こうは1ブロック四方の狭い部屋で、西と南が岩盤になっていた。中には宝箱が置いてあったので開けてみると、中に入っていたのは金貨だった。

金貨【15枚】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

他に何もないのを確認すると、君らパーティは部屋を後にした。

F4-4へ

 

 

 

 

 

 

F4-15

※チェックフラグ【I】がすでにあれば、もうここでは誰と会う事もない。奥にある螺旋階段を降りて下階へ進むか(F5-1)、西の鉄の扉から外へ出るか(F4-2)のどちらかへ移動すること。まだの場合に限り、このまま読み進めること。

君が鉄の扉を開けたと同時に背筋を走った鋭い悪寒。これは……、殺気!!
君は半ば、条件反射で後ろへ飛びのいた。自分でも気づかないうちに手はすでに武器を固く握りしめ、構えている。全身にじっとりと汗がにじむ。奥歯が勝手にガタガタと震え始めた。

「おいおい、どうしたんだよバルディン……ってオワッ?! なんだコイツ!」

君の背中越しに覗き込んだリカルドが叫んだ。扉の奥から姿を現したのは、頭からつま先まで全身を漆黒の鎧で固めた、長身の重戦士だったからだ。魔物か!? 君ら全員はすかさず戦闘態勢を取る。だが、

『……どけ。邪魔だ』

魔物かと思われたその重戦士は、短く人の言葉を発した。フルフェイスで覆われた鉄仮面の奥から響いてくる、そのくぐもった低い声は確かに人間のものだ。見たところ他に仲間はいないようだが、ひょっとしてこいつもギルド試験の挑戦者……なのか?
君らの疑惑の視線も意に介さず、重戦士は扉をくぐりまっすぐ通路を歩きだした。その迫力に圧倒され、君も仲間も、黙って道を譲りその背中を見送る事しかできない。リカルドが小声で君に耳打ちする。

「ふぃ~ビビッたぁ! なんだよありゃ相当な手練れだぜ! あんなの今更ギルドに入れて下さいってなレベルじゃねーだろ絶対!」

まったくだ。何者かは知らないが、あんなヤバい奴には関わらないに限る。2度と会わない事を祈りつつ、自分らは探索を再開するとしよう。

ここでチェックフラグ【I】をチェックシートに記入していくこと。

君はまだ開いたままの鉄の扉から中を覗き込んでみた。そこは東西2ブロック、南北1ブロックの細長い部屋だった。北だけが一面の岩盤になっている。西壁にあるのが今君が手をかけている鉄の扉であり、部屋の東端には下階への螺旋階段が続いているのが見える。

→螺旋階段を降りて下階まで行ってみるなら F5-1へ
→部屋へは入らずにこのまま扉を閉めるなら F4-2へ
→今すぐ重戦士を追いかけて、戦いを挑むなら F4-16へ

 

 

 

 

 

 

F4-16

「……お、おい、なぁ、冗談だろ? バルディンってばよォ、なァって!」

リカルドの静止も聞かず、君は再び武器を握るとあの重戦士の背中を追った。自分の間合いに入ったところですかさず全力の一撃を叩き込む! だが、重戦士は全く後ろを振り返ることなく君の攻撃をあっさりと避けた! そしてバランスを崩した君の後頭部へと鋭い手刀が叩き込まれる! 一瞬気を失いかけた君だったが、そのまま地面に叩きつけられたショックでかろうじて意識を取り戻した。

現在のパーティ体力から【体力ダメージ:1】を減らすこと。

『……死にたいのか』

冷たく言い放たれた奴の一言が君の胸を鋭く貫くが、それでも君の心の炎が消える事はなかった。助け起そうとしたミランダの手も振り払い、立ち上がった君はなおも重戦士に向かい駆け出していく。

「どうしちまったんだあの野郎……! くそっしゃあネェ! ミランダ! 師匠! あの馬鹿に加勢すっぞ!」

迎える重戦士はゆっくりと腰に下げていたウォーハンマーを抜き取った。しかもその数、2本。両手持ちが基本のハンマーを、まさか奴は片腕で扱えるというのか。そんな怪物を相手に果たして今の君らパーティに勝ち目はあるのだろうか。

◆漆黒の重戦士 1体
【攻撃力:32 守備力:30 体力:46】

それでは戦闘を開始せよ。
対武器、対魔術補正、回復能力はない。そのままのパーティ総力で戦え。
戦いを仕掛けたのは君の方なので、今更逃げる事はできない。決着がつくまで戦え。

→勝ったなら F4-17へ
→負けたなら F4-18へ

 

 

 

 

 

 

F4-17

君らパーティは持てる力を振り絞り、ようやく重戦士をあと一歩のところまで追い詰めた。柄の長いウォーハンマーの弱点は、離れるよりも逆に距離を詰められる事だ。君は捨て身で重戦士の懐へと飛び込み、鋭い一撃を放った。

『グゥッ?!』

重戦士が初めて苦悶の声をあげる。取り落とした片腕のハンマーがズドンと重い音を立てて落ちた。よし! 次でトドメだ……

ボフンッ!
しまった! 煙幕だッ! 君らが何もできないまま通路に満ちた煙がようやく晴れた頃には、もう重戦士は消えていた。
逃げられたか……。だが幸いにも奴は得物を残したままだ。戦利品としてこいつはいただいていくとしよう。
【ウォーハンマー】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

@ウォーハンマー(武器攻撃力+16)装備可能:戦士
  付加:両手持ち(盾装備不可)

パーティに戦士がいればここで装備していくこともできる(グラムでも可)。ただしこの武器は、君らのような普通の人間が扱うには両手で抱えるのがやっとの重さだ。よってこれを装備した戦士は盾が一切使えないようになる(付加:両手持ちの効果)。誰にも扱えない、もしくは使う気がなければ、地上に持ち帰り武器屋で金にでもするしかない。その場合の売値は金貨【18枚】となる。

そしてここで更にチェックフラグ【I】をもう1つ増やしていくこと。これで【I】は2つになったはずだ。

F4-2へ

 

 

 

 

 

 

F4-18

今、通路には君を含めたパーティ全員が無残にも転がっている。指1本すら動かす力もなくなった君に向けて、重戦士が振り上げたハンマーが鈍く光る。これまでか……。君は死を覚悟した。だが重戦士は君の顔をじっと覗き込むと、すっとハンマーを降ろしてそのまま腰に納めたのだった。

『……その気迫に免じて、今日だけは見逃してやろう』

薄れゆく意識の中で、君はかろうじてそんな重戦士の声を聞いたような気がした。

F4-19へ

 

 

 

 

 

 

F4-19

「……ょうぶ? 大丈夫?! ねぇ、しっかりしてバルディンッ!」

ミランダの必死の声で君はようやく目を覚ました。そこは見慣れたエレベータの中だった。ミランダもリカルドもグラムも全員いる。皆相当にボロボロではあったが、何とかかろうじて生きてはいた。リカルドの激しい叱責が、君の耳にズキズキと響く。

「……ったく、何でこう無茶な選択ばっかすんだよオマエは! そうやっていつも付き合わされるオレらはたまったもんじゃねーんだぞ!」

確かに。仲間をこんな目にあわせてしまったのは君自身の無意味な選択が原因だ。なぜ自分はあの時、あんな無謀な戦いを挑んでしまったのか。いくら考えても明確な答えは出てこない。何か別の意志に突き動かされたとしか……。
君はただ、仲間に対してひたすらに力なく詫び続けるしかなかった。

「ったくよぉ……ワーッタワーッタ! よせよ、もう慣れたよ。テメーがそんなんじゃあコッチまでチョーシ狂っちまうからな、ホレ」

謝罪の言葉も枯れつくした頃、リカルドが君に向かって手を差し出した。君はその差し出された手をぽかんと見つめる。

「なんかよ、昔を思い出したぜ。そういやオレ様も今のオマエと同じように、みんなに迷惑かけちまった事があったっけな」

リカルドの顔にどこか懐かしい、人懐っこい笑顔が浮かんだ。

「オレ様ともあろう男がいつの間にかできる事だけ、無難な事だけしてその日暮らしができりゃいいとか、そんなつまんねぇ事しか考えられねぇ大人になってた」

なおもぼーっとしている君に、リカルドが再度、手を差し出す。

「オマエがドコへ行こうとしてんだか、そこまでして一体ナニが見てーんだか知りたくなった。いいぜ、最後まで付き合うぜバルディン。その最高の景色へ、連れて行ってみやがれってんだバカヤロー!」

今度は君も自然と手を伸ばしていた。2人の手が、強く、重なる。
嬉しさとありがたさで感極まった君は、その手を強く握り返した。

「……ちょっとちょっとお2人さん、勝手に盛り上がってないでよねー。アタシらもいるってコト忘れてない?」

「もちろんワシも力を貸すぞバルディン。納得がいくところまで、トコトン突き進んでみるがいいさ」

君とリカルド2人の手に、ミランダとグラムの手も重なった。
みんな……ありがとう! 君は熱くなった目頭をそっと拭う。
俺の、俺の我がままに……みんな最後までつき合ってくれ!

ここでは特別にゼロになったパーティ体力は【1】の状態まで復活させてよい。
そして更にチェックフラグ【I】をもう1つ増やしていくこと。これで【I】は2つになったはずだ。

F4-2へ

 

 

 

 

 

 

F4-20

ガキッ! 君らが入った途端、案の定、背後の扉はかんぬきがかけられ開かなくなってしまった。
部屋の広さは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形。周囲はすべて石壁で、今、君らが入って来た東壁北端の扉以外に出口は見当たらない。しかし部屋の隅には、赤く光る魔法陣があった。あそこから脱出できるのだろうか。
とその時、ぼぅっと部屋の中央の床が青く光りだした。何かが魔法陣によって転送されて来る?

ギィ! ギギィギィ!
現れたのは、気性の荒い小太りの小鬼、ゴブリンどもだった。耳触りな声で鳴き、手には小さな棍棒のような武器を持っているが所詮は低級の魔物である。成長した君らにとってはそれほど苦戦しないはずだ。

◆ゴブリン 6体
【攻撃力:12 守備力:12 体力:18】

それでは戦闘を開始せよ。
対武器、対魔術補正、回復能力はない。そのままのパーティ総力で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:6】を減らした上で、魔法陣(F4-21)に飛び込むしかない。

倒せたらパーティは探索を再開する。

※ただしこの勝利が2度目以降ならば、もうこの部屋では何も起こらない。すぐに開いた出口から(F4-22)へと移動すること。初めての場合に限り、このまま読み進めること。

ゴブリンを倒すと、再び床の魔法陣が青く光りだした。また新手が来るかと思いきや、次に転送されてきたのは魔物ではなく宝箱だった。開けて中身を確認すると、入っていたのは金貨だった。

金貨【4枚】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

「こんなん昨年にもありましたで。今年はこの階になったんや、へぇー」

知っているのかチュン坊。君は説明の続きを急かした。

「まぁいわゆる勝ち抜き闘技場ってやつでんな。こうしてどんどん敵を倒してどんどん先の部屋へ進めば、よりごっついお宝がゲットできるっちゅー寸法でんねん」

君らが話を聞いている間にも、部屋の東壁の北端が大きな音を立てて開きだした。あそこから次の部屋まで移動しろという意味だろう。

「待って、その前に体力を回復しといた方がよくない?」

おっとそうだ。しっかり者のミランダがもっともな注意を促す。

「ちょい待ち。それがなぁミラちゃん、さっき勝ち抜き戦って言いましたやろ? 敵さんもそない余裕は与えてくれまへんのや。ホラ後ろ」

ギィ! ギギィギィ!
なんてこった。見ればさっき倒したのと同じゴブリンどもが、またしても魔法陣から転送されて来たではないか。

「どうもなぁ、回復は一切ナシで最後まで行けっちゅうのがルールみたいやねん。ちなみにギブアップするならホレ、そこの赤い魔法陣でっせ」

というわけで新手が迫る前に急いで次の部屋へ行くか、もしくはここでギブアップするかを選ぼう。再度説明するが、すでに敵が迫っているのでここでの体力回復は不可能だ。次の部屋へ行くなら、現在のパーティ体力は戦闘終了後のそのままの状態で進むこと。もしすでに君が勇み足で回復させてしまっていたら、それらは必ず元に戻さなければならない。

→このまま次の部屋へ行くなら F4-22へ
→ここでギブアップして脱出するなら F4-21へ

 

 

 

 

 

 

F4-21

……ドシンッ! 痛てぇっ!
やっぱり脱出といえばコレだったか。君らは壁にできた青い魔法陣から吐き出され、盛大に床に尻もちをついたのだった。
アタタタ……、あれ? ここはエレベータじゃないぞ? 周囲の様子には見覚えがある。そこは闘技場に入る前の外の通路、あのT字路の場所であった。

F4-3へ

 

 

 

 

 

 

F4-22

君らが入ってきた西壁北端の入口は、またしても固く閉ざされた。この2部屋目も部屋の広さは先ほどと同じく2ブロック四方の正方形だった。周囲はすべて石壁で、赤く光るギブアップ用の魔法陣以外に出口はどこにも見当たらないのも同じだ。
次なる対戦相手として現れたのは、ゾンビよりも獰猛なアンデッド、グールの群れであった。動きもゾンビよりずっと速く強い。転送された途端、奴らは新鮮な血肉を求めて次々とこちらへ飛びかかってきた。

◆グール 8体
【攻撃力:16 守備力:10 体力:16】
 ≪ターン終了後回復体力:+11≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵はアンデッドなのでターン終了後の超回復がある。
対武器、対魔術補正はない。そのままの値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:10】を減らした上で、魔法陣(F4-21)に飛び込むしかない。

倒せたらパーティは探索を再開する。

※ただしこの勝利が2度目以降ならば、もうこの部屋では何も起こらない。すぐに開いた出口から(F4-23)へと移動すること。初めての場合に限り、このまま読み進めること。

無事に敵を撃退したパーティは、転送されてきた宝箱を開いて中身を確認する。入っていたのはGスタンプだった。

【Gスタンプ②】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

やがて今度は北壁の西端が大きな音を立てて開いていく。そして君らの背後では再び新たなグールが転送されようとしていた。次もまた回復ナシで早く次の部屋へ移動しろという意味らしい。

→このまま次の部屋へ行くなら F4-23へ
→ここでギブアップして連戦を切り上げるなら F4-21へ

 

 

 

 

 

 

F4-23

またしても君らが入ったと同時に、南壁西端の入り口は固く閉ざされた。ここは勝ち抜き闘技場の3部屋目である。部屋の広さはこれまた同じく2ブロック四方の正方形。石壁、魔法陣と、どこまでも変わり映えしない様子の部屋が続く。
次の対戦相手は犬の頭部を持つ小鬼、コボルトに、狼の頭部を持つ獣人、リカオンの混合チームだった。どちらも痩せ細った体躯だが強靭な足腰を持ち、鋭い爪と牙で獲物を一気に仕留める戦法を得意とする。体力は低めだが素早さが自慢なので、思った以上に攻撃がクリーンヒットしない手強い魔物だ。リーダーらしきリカオンが合図の一吼えを発し、戦いの幕は切られた。奴らは統率の取れた動きで君らの周囲をぐるりと取り囲むと、狩りの態勢に入った。

◆リカオン 3体
 コボルト 6体
【攻撃力:20 守備力:24 体力:14】

それでは戦闘を開始せよ。
対武器、対魔術補正、回復能力はない。そのままのパーティ総力で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:12】を減らした上で、魔法陣(F4-21)に飛び込むしかない。

倒せたらパーティは探索を再開する。

※ただしこの勝利が2度目以降ならば、もうこの部屋では何も起こらない。すぐに開いた出口から(F4-24)へと移動すること。初めての場合に限り、このまま読み進めること。

無事に敵を撃退したパーティは、転送されてきた宝箱を開いて中身を確認する。入っていたのは金貨だった。

金貨【20枚】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

「確かにお宝が段々とグレードアップしてきてんな。うっし、次も行ってみようぜ」

調子の上がってきたリカルドが皆に激を飛ばす。

「それはいいんだけど、体力が回復できないのも忘れないでよねー。もう3連戦後なんだから」

すかさず手綱を引き締めるミランダ。確かに残った体力と相談して慎重に引き際を見極めなければ、死んでしまっては元も子もない。やがて北壁の西端が大きな音を立てて開いた。急いで次の部屋へと飛び込むか、もしくは赤の魔法陣から脱出するかを選ぼう。もちろんここでも体力の回復は一切できない。

→このまま次の部屋へ行くなら F4-24へ
→ここでギブアップして連戦を切り上げるなら F4-21へ

 

 

 

 

 

 

F4-24

またしても君らが入ったと同時に、南壁西端の入り口は固く閉ざされた。もう闘技場も4部屋目だ。いったいどこまで続くのだろうか。ここも作りはこれまでとまったく変わらない、2ブロック四方の石壁の部屋だった。

ブブブブブブ……、ブンッ……。
今度は空中に大振りの大剣が4本、忽然と転送されてきた。すぐにグルグルと高速回転すると、ピタリと刃先が君ら全員の心臓へと向けられる。あれは魔動系お得意の、一撃必殺の構えだ。ここまで連戦を重ねてきた君らに果たしてこの一撃を耐えられるだけの体力は残っているだろうか。

◆カーズソード 4体
【攻撃力:44 守備力:0 体力:4】
 ≪対魔術補正:-12≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵には対魔術補正がある。パーティの魔術攻撃力を補正した値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:22】を減らした上で、魔法陣(F4-21)に飛び込むしかない。

倒せたらパーティは探索を再開する。

※ただしこの勝利が2度目以降ならば、何も残るものはない。すぐに開いた出口から(F4-25)へと移動すること。初めての場合に限り、このまま読み進めること。

無事に敵を撃退したパーティは宝箱を……って、アレ? しばらくしても魔法陣からは何も出てこない。ひょっとしてこの部屋のお宝はないのだろうか。今、ここにあるのは君らが叩き落としたあの動かなくなった大剣のみだ。真っ二つに折れている物、くの字にひしゃげてしまっている物もあるなかで、1本だけがかろうじて無傷で残っていた。

「ひょっとして……、こいつがそうなのかよ?」

さっきまで魔物として動いていた呪われた大剣。これがこの部屋のお宝だって? 君とリカルドどっちが拾うかで揉める中、グラムが平然と剣を手に取り、拾い上げた。ちょ、師匠、大丈夫ですかソレ?

「特にもう魔力も残ってないようだし、平気だろう。さて、誰が使う?」

【バスタードソード】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

@バスタードソード(武器攻撃力+11)装備可能:戦士

パーティに戦士がいればここで装備していくこともできる(グラムでも可)。誰にも使えなければ、地上に持ち帰って武器屋で金にでもするしかないだろう。その場合の売値は金貨【15枚】となる。

やがて西壁の北端が大きく音を立てて開く。急いで次の部屋へと飛び込むか、もしくは赤の魔法陣から脱出するかを選ぼう。もちろんここでも体力の回復は一切できない。

→このまま次の部屋へ行くなら F4-25へ
→ここでギブアップして連戦を切り上げるなら F4-21へ

 

 

 

 

 

 

F4-25

※ここでのアイテムをすでに手に入れていれば、もう誰もいないし何もない。脱出用の魔法陣から(F4-21)へと移動すること。まだの場合に限り、このまま読み進めること。

君らが入ったと同時に、東壁北端の入り口は固く閉ざされた。ここもこれまでと同様に変わらない、2ブロック四方の石壁の部屋だった。闘技場もこれで5部屋目である。
君らは武器を構えて敵の出現を待つが、どうした事か今度は一向に青い光による転送は現れない。

ゆらり。松明の炎が照らした先で、1つの影が揺れた。慌てて松明を向ける。そこでは何者かが壁際でじっと立ちつくしていた。ひょっとして君らが入ってくる以前から、ずっとあそこにいたのだろうか。司祭帽のようなものを被り、きらびやかな刺繍の施されたローブを身にまとってはいるが、そいつの顔は目の部分がそっくり落ち窪んだ、不気味な骸骨であった。
間違いない、アンデッドだ。するとこいつがこの部屋の対戦相手か。骸骨司祭は手に持っていたメイスを高々を振りかざした。するとどこにいたのか、バサバサッと大量のコウモリが部屋中を舞い始めた。キィキィと耳障りな声を発しつつ、コウモリどもはその骸骨の周りを守るように飛び続けている。

◆イビルプリースト 1体
 ヴァンパイアバット 8体
【攻撃力:20 守備力:18 体力:30】
 ≪ターン終了後回復体力:+28≫

それでは戦闘を開始せよ。
敵はアンデッドなのでターン終了後の超回復がある。
対武器、対魔術補正はない。そのままの値で戦え。
途中で逃げる場合は【体力ダメージ:12】を減らした上で、魔法陣(F4-21)に飛び込むしかない。

倒せたらパーティは探索を再開する。
ここでも宝箱は転送されてこなかった。となると……前の部屋と同様、お宝はあれしかない。君は崩れ落ちた骸骨が手に持っていたメイスを拾い上げた。特に折れたり傷ついたりもしていない。このまま普通に使えそうだ。
【破邪のメイス】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

@破邪のメイス(武器攻撃力+1)装備可能:聖職者
  ☆ホーリー
  (消費聖力:1 アンデッドの回復体力-3)
  ☆☆ハイホーリー
  (消費聖力:2 アンデッドの回復体力-10)
  ☆☆☆ホーリーレイ
  (消費聖力:3 アンデッドの回復体力-40)

パーティに聖職者がいればここで装備していくこともできる(グラムでも可)。誰にも使えなければ、地上に持ち帰って武器屋で金にでもするしかないだろう。その場合の売値は金貨【19枚】となる。

その後は、いくら待っても次の出口の石壁が開く事はなかった。後は部屋の隅で赤く光る魔法陣が、君らの入るのをぼんやりと待ちわびているのみだ。

「やれやれ、どうやらここで闘技場ごっこも終わりのようだな」

グラムの終了宣告によって、これまで連戦に耐えてきた君らの緊張の糸もようやくほどけた。これにて術による体力回復もようやく解禁である。こうして一息ついた君らは、脱出用の赤い魔法陣で無事に外へと帰還したのだった。

F4-21へ

 

 

 

 

 

 

F5-1

ここは上りの螺旋階段がある、地下5階のスタート地点だ。東西2ブロック、南北1ブロックの細長い部屋になっている。階段は部屋の東端に位置しており、北だけが一面の岩盤になっている。
君らは部屋の出口を確認する。南にある2ブロックの長さの石壁の、東端と西端の両方に2つの木の扉が並んでいた。

※ここに来るのが初めてならば、必ず(F5-2)へ進むこと。2度目以降であれば、下記の選択肢から自由に行き先を選んで進んでよい。

→南壁東端の扉に入ってみるなら F5-7へ
→南壁西端の扉に入ってみるなら F5-7へ
→部屋をもう少し調べてみるなら F5-3へ
→螺旋階段を登って上階まで戻るなら F4-15へ

 

 

 

 

 

 

F5-2

「オレ様の勘が告げている……、こっちだぜッ!」

リカルドが勝手に東端の扉を選んで入っていってしまったので、仕方なく君らも後に続く。南に進んだその先は、東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だった。
くぐった扉のすぐ隣にはもう1つ扉が並んでいたので、気になった君はそちらも開けてみる。やっぱりだ。さっき並んでいた2つの扉は、両方ともがこの同じ部屋に通じていたのだった。先ほどの恥ずかしい断言を誤魔化すかのように、リカルドが大げさにぼやいてみせる。

「おおっと見ろよ、こっちの部屋も扉だらけだぜ。ハッ、こりゃあ先が思いやられるかもだなぁ」

その新たな部屋では君らがくぐってきたものも含めて全部で5つ、木の扉がぐるりと壁に張りついていた。チュン坊、ここは?

「こんな風な扉だらけの四角い部屋がず~っと続く、恐怖の扉迷路でっせ。どこの部屋におるか迷わんようこれまで以上にしっかりマッピングしていきなはれ」

だそうである。しかしこれ以降、複数ある扉の場所をいちいち文章内から読み探していくのも大変であろうから、読者サービスとして下のような俯瞰図も一緒につけておく。マッピング時の参考にするといい。

     北
 ┏ ⑤ ┳ ⑦ ┓
 ①       ②
西┣   ╋   ┫東
 ③       ④
 ┗ ⑥ ┻ ⑧ ┛
     南

これが東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋を表している図だ。番号が振られた場所が扉のある壁の位置である。番号がない棒線のままなら、そこに扉はない事を意味する。最後の選択肢上でもこれまでの方角ではなく、○番の扉という具合に示していく。
≪例:西壁の北端は①の扉、南壁の東端は⑧の扉≫

F5-7へ

 

 

 

 

 

 

F5-3

北の壁に、君はとある丸いくぼみを見つけた。ちょうど手の平サイズの大きさだ。何か手ごろな大きさの物を持っているだろうか。

→【青い玉】をはめてみるなら F5-18へ
→【赤い玉】をはめてみるなら F5-49へ
→どちらも持っていないなら F5-1へ

 

 

 

 

 

 

F5-4

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。北だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で2つ。
西壁の南端(③)と南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ③       ┃
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

試しに③の扉を開けてみたが、そこにはただの壁があるだけで先へは進めないようになっていた。なぜこんなムダな作りになっているんだろう。

→⑧の扉に入ってみるなら F5-6へ

 

 

 

 

 

 

F5-5

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。西だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で2つ。
東壁の南端(④)と南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ④
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

試しに⑧の扉を開けてみたが、そこにはただの壁があるだけで先へは進めないようになっていた。なぜこんなムダな作りになっているんだろう。

→④の扉に入ってみるなら F5-6へ

 

 

 

 

 

 

F5-6

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で4つ。
西壁の南端(③)、東壁の南端(④)、北壁の東端(⑦)、そして南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ━ ┳ ⑦ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ③       ④
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

→③の扉に入ってみるなら F5-5へ
→④の扉に入ってみるなら F5-7へ
→⑦の扉に入ってみるなら F5-4へ
→⑧の扉に入ってみるなら F5-9へ

 

 

 

 

 

 

F5-7

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で5つ。
西壁の南端(③)、東壁の南端(④)、北壁の西端(⑤)、北壁の東端(⑦)、そして南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ⑤ ┳ ⑦ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ③       ④
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

試しに⑧の扉を開けてみたが、そこにはただの壁があるだけで先へは進めないようになっていた。なぜこんなムダな作りになっているんだろう。

→③の扉に入ってみるなら F5-6へ
→④の扉に入ってみるなら F5-8へ
→⑤の扉に入ってみるなら F5-1へ
→⑦の扉に入ってみるなら F5-1へ

 

 

 

 

 

 

F5-8

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で2つ。
西壁の南端(③)と南壁の西端(⑥)だ。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ③       ┃
 ┗ ⑥ ┻ ━ ┛

試しに⑥の扉を開けてみたが、そこにはただの壁があるだけで先へは進めないようになっていた。なぜこんなムダな作りになっているんだろう。

→③の扉に入ってみるなら F5-7へ

 

 

 

 

 

 

F5-9

「あれっ何だよ。ココだけずいぶん狭いじゃねーか」

扉を開けて中を覗いたリカルドが言った。そこは南北2ブロックしかない短い通路のような部屋だった。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で3つ。
東壁の北端(②)と北壁(⑦)、それに南壁(⑧)だ。

     ┏ ⑦ ┓
     ┃   ②
     ┣   ┫
     ┃   ┃
     ┗ ⑧ ┛

試しに②の扉を開けてみたが、そこにはただの壁があるだけで先へは進めないようになっていた。なぜこんなムダな作りになっているんだろう。

→⑦の扉に入ってみるなら F5-6へ
→⑧の扉に入ってみるなら F5-11へ

 

 

 

 

 

 

F5-10

※ここでのアイテムをすでに手に入れていれば、もうこの部屋に用はない。東の扉から(F5-11)まで戻ること。まだの場合に限り、このまま読み進めること。

入った部屋の隅には、派手に目を引く真っ青な宝箱が置かれていた。開けてみると中には手の平に乗るくらいの大きさの、青く透き通った水晶玉が入っていた。

【青い玉】を手に入れた。チェックシートに記入すること。

「おめでとさ~ん。とりあえずは第一関門突破でんな。その玉はスタート地点の部屋へ戻って使うんや。そっからの仕掛けがいよいよこのフロアの真骨頂でっせ」

さて、君は改めて部屋の出口を確認する。ここも東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。西だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で3つ。
東壁の北端(②)と北壁の東端(⑦)、それに南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ━ ┳ ⑦ ┓
 ┃       ②
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

試しに⑦と⑧の扉を開けてみたが、そこにはただの壁があるだけで先へは進めないようになっていた。なぜこんなムダな作りになっているんだろう。

→②の扉に入ってみるなら F5-11へ

 

 

 

 

 

 

F5-11

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で3つ。
西壁の北端(①)と東壁の北端(②)、それに北壁の東端(⑦)だ。

 ┏ ━ ┳ ⑦ ┓
 ①       ②
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ━ ┻ ━ ┛

→①の扉に入ってみるなら F5-10へ
→②の扉に入ってみるなら F5-12へ
→⑦の扉に入ってみるなら F5-9へ

 

 

 

 

 

 

F5-12

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で5つ。
西壁の北端(①)、東壁の北端(②)、北壁の西端(⑤)、北壁の東端(⑦)、そして南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ⑤ ┳ ⑦ ┓
 ①       ②
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

試しに②と⑧の扉を開けてみたが、そこにはただの壁があるだけで先へは進めないようになっていた。なぜこんなムダな作りになっているんだろう。

→①の扉に入ってみるなら F5-11へ
→⑤の扉に入ってみるなら F5-13へ
→⑦の扉に入ってみるなら F5-13へ

 

 

 

 

 

 

F5-13

扉を開けた先は……おおっと危ない! なんとそこは、床がすっぽり抜けた吹き抜けの空洞になっていた。落ちそうになるのをなんとか避けると、上から何やらゴウンゴウンとゆっくり降りてくるものが。あれは……、そうか、ここはエレベータの床が通る吹き抜けなんだ。

「ご名答。んで、ここは一方通行の非常口でもあるわけやね。迷ったんならギブアップしてエレベータに乗りまっか?」

今すぐこのフロアから脱出したければ、ここから移動中のエレベータへ飛び移ればよい。しかし乗ったが最後、再びエレベータでここまで直接戻ってくる事はできない。再開はまた地下4階からのやり直しとなる。

→エレベータに飛び移るのなら F1-20へ
→ギブアップせずに探索に戻るなら F5-12へ

 

 

 

 

 

 

F5-18

君は壁のくぼみに青い玉をはめてみた。玉は壁に吸い込まれる様にぴたりと収まる。と同時にその下の壁がゆっくりと開いてこちらへ向かって倒れてきた。テーブルの様な形になったその上には大きな四角い枠があり、その内側に四角いパネルが16枚、下のような形で並んでいた。

       ⑤   ⑦
 ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
 ┃   ↓   ↓     ┃
 ┃     口   口     ┃
①┃ → 口 口 口 口 口 ← ┃②
 ┃     口   口     ┃
③┃ → 口 口 口 口 口 ← ┃④
 ┃     口   口     ┃
 ┃   ↑   ↑     ┃
 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛
       ⑥   ⑧

しげしげとその並んだパネルを眺める君らにチュン坊が解説を始める。

「このパネルはフロアを上から見たマップになってまんねん。何で真四角やのうてアチコチ出っ張ってんのかはワテもよう知らんから聞かんといてや」

「で、これで何をすればえぇのかっちゅうとな、このどこか好きな出っ張ったパネルの列をこう、ズズズッと押し込んでスライドさせるんや。そうすれば実際に外の部屋も連動して、フロア全体の構造が変わるっちゅう大がかりな仕掛けでんねん」

「いろいろ試さんとリボンがもらえる遊技場の部屋までは辿り着けまへんでぇ。さぁ①から⑧までだす。どのパネルの列をどっちの方向から押しまひょ?」

パネルを上の図にある矢印の方向へ押せば、そのパネルの列全体がスライドして動く。周りを囲んだ枠にさえぎられるまで、その動く距離はちょうどパネル1枚分である。

≪例:①の方向から押すとパネルはこのように1枚分動いて止まる≫

       ⑤   ⑦
 ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
 ┃               ┃
 ┃     口   口     ┃
①┃   → 口 口 口 口 口 ┃②
 ┃     口   口     ┃
③┃   口 口 口 口 口   ┃④
 ┃     口   口     ┃
 ┃               ┃
 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛
       ⑥   ⑧

パネルを動かし終えると、壁にある青い玉には特殊な古代文字が浮かび上がり、外れて落ちる。押した番号を下記の対応表から探して、その玉の文字をチェックシートに忘れずメモしてから、該当する選択肢へと進むこと。

① い
② ろ
③ は
④ に
⑤ ほ
⑥ へ
⑦ と
⑧ ち

→『い』なら F5-19へ
→『ろ』なら F5-20へ
→『は・に』なら F5-21へ
→『ほ』なら F5-22へ
→『へ』なら F5-23へ
→『と』なら F5-24へ
→『ち』なら F5-25へ

 

 

 

 

 

 

F5-19

ズズズズズズズズズ………。
君がパネルを押した途端、部屋全体が地響きを立てて大きく揺れ出した。

「アッ! 見ろ、壁が!!」

南の石壁が……動いている! 西から東へ、つまりさっき君がパネルをスライドさせたのと同じ方向へ、ゆっくりと壁が横滑りしていたのだ。2ブロック分ほど動いたところでようやく壁は止まった。西から動いてきたその新たな南壁にあったのは、今度は東端の扉が1つだけだった。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃    ↑ ┃
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

「一応アタリでんな。さぁて外がどう変わってるか見に行ってみまひょー♪」

→南壁東端の扉(⑧)に入ってみるなら F5-30へ
→もう一度パネルを動かし直すなら F5-18へ

 

 

 

 

 

 

F5-20

ズズズズズズズズズ………。
君がパネルを押した途端、部屋全体が地響きを立てて大きく揺れ出した。

「アッ! 見ろ、壁が!!」

南の石壁が……動いている! 東から西へ、つまりさっき君がパネルをスライドさせたのと同じ方向へ、ゆっくりと壁が横滑りしていたのだ。2ブロック分ほど動いたところでようやく壁は止まった。だが、東から動いてきたその新たな南壁には、1つの扉もなかった。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃    ↑ ┃
 ┗ ━ ┻ ━ ┛

「あーららザンネン大ハズレ♪ これじゃどこにもへ出られまへんなー。やり直してや」

F5-18へ

 

 

 

 

 

 

F5-21

遠くの方からは何やら重い地響きが聞こえてくる。だが、君らがいる部屋には何の変化も起きなかった。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃    ↑ ┃
 ┗ ⑥ ┻ ⑧ ┛

「うーん、これじゃ何が起きたんだかイマイチ判らんでっしゃろ。せっかくやから他の文字も試してみたらどないだす」

→南壁東端の扉(⑧)に入ってみるなら F5-31へ
→南壁西端の扉(⑥)に入ってみるなら F5-31へ
→もう一度パネルを動かし直すなら F5-18へ

 

 

 

 

 

 

F5-22

ズズズズズズズズズ………。
君がパネルを押した途端、部屋全体が地響きを立てて大きく揺れ出した。

「アッ! 見ろ、壁が!!」

西の石壁が……動いている! 北から南へ、つまりさっき君がパネルをスライドさせたのと同じ方向へ、ゆっくりと壁が横滑りしていたのだ。2ブロック分ほど動いたところでようやく壁は止まった。北から動いてきたその新たな西壁は、北と同じく岩盤になっていた。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃    ↑ ┃
 ┗ ⑥ ┻ ⑧ ┛

「外に出たら、まずは西の扉の向こうへ行ってどう変わっとるか見てみなはれ」

→南壁東端の扉(⑧)に入ってみるなら F5-31へ
→南壁西端の扉(⑥)に入ってみるなら F5-31へ
→もう一度パネルを動かし直すなら F5-18へ

 

 

 

 

 

 

F5-23

ズズズズズズズズズ………。
君がパネルを押した途端、部屋全体が地響きを立てて大きく揺れ出した。

「アッ! 見ろ、壁が!!」

西の石壁が……動いている! 南から北へ、つまりさっき君がパネルをスライドさせたのと同じ方向へ、ゆっくりと壁が横滑りしていたのだ。2ブロック分ほど動いたところでようやく壁は止まった。南から動いてきたその新たな西壁には、木の扉がついていた。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ③    ↑ ┃
 ┗ ⑥ ┻ ⑧ ┛

「これで出口が1つ増えたワケやね。でもそれが良い結果とは限らんのがこのフロアの難しいとこでんねん」

→西壁の扉(③)に入ってみるなら F5-30へ
→南壁東端の扉(⑧)に入ってみるなら F5-31へ
→南壁西端の扉(⑥)に入ってみるなら F5-31へ
→もう一度パネルを動かし直すなら F5-18へ

 

 

 

 

 

 

F5-24

ズズズズズズズズズ………。
君がパネルを押した途端、部屋全体が地響きを立てて大きく揺れ出した。

「アッ! 見ろ、壁が!!」

東の石壁が……動いている! 北から南へ、つまりさっき君がパネルをスライドさせたのと同じ方向へ、ゆっくりと壁が横滑りしていたのだ。2ブロック分ほど動いたところでようやく壁は止まった。北から動いてきたその新たな東壁は、北と同じく岩盤になっていた。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃    ↑ ┃
 ┗ ⑥ ┻ ⑧ ┛

「外に出たら、まずは東の扉の向こうへ行ってどう変わっとるか見てみなはれ」

→南壁東端の扉(⑧)に入ってみるなら F5-31へ
→南壁西端の扉(⑥)に入ってみるなら F5-31へ
→もう一度パネルを動かし直すなら F5-18へ

 

 

 

 

 

 

F5-25

ズズズズズズズズズ………。
君がパネルを押した途端、部屋全体が地響きを立てて大きく揺れ出した。

「アッ! 見ろ、壁が!!」

東の石壁が……動いている! 南から北へ、つまりさっき君がパネルをスライドさせたのと同じ方向へ、ゆっくりと壁が横滑りしていたのだ。2ブロック分ほど動いたところでようやく壁は止まった。南から動いてきたその新たな東壁には、木の扉がついていた。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃    ↑ ④
 ┗ ⑥ ┻ ⑧ ┛

「出口が増えてよかったでんな。ささ、どちらからでもお好きな方へ~♪」

→東壁の扉(④)に入ってみるなら F5-32へ
→南壁東端の扉(⑧)に入ってみるなら F5-31へ
→南壁西端の扉(⑥)に入ってみるなら F5-31へ
→もう一度パネルを動かし直すなら F5-18へ

 

 

 

 

 

 

F5-26

広さ東西2ブロック、南北1ブロックの細長い部屋に来た。部屋の東端には上への螺旋階段があり、北一面が岩盤で、そこには玉をはめる小さなくぼみがある。間違いない。元のスタート地点の部屋に戻って来たようだ。
ズズズズズ……という地響きと共にフロア全体が動きだした。と同時に持っていた玉の古代文字も自然と消えてしまう。

チェックシートにメモした玉の文字は、ここで消していくこと。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃    ↑ ┃
 ┗ ⑥ ┻ ⑧ ┛

→壁のくぼみに玉をはめ直すなら F5-3へ
→このままで南壁東端の扉(⑧)に入ってみるなら F5-7へ
→このままで南壁西端の扉(⑥)に入ってみるなら F5-7へ
→螺旋階段を登って上階まで戻るなら F4-15へ

 

 

 

 

 

 

F5-27

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。北だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で2つ。
西壁の南端(③)と南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ③       ┃
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

③の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

⑧の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても F5-30へ

 

 

 

 

 

 

F5-28

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。北だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は1つだけしかない。
つまりは行き止まりの部屋だ。おとなしく南壁の西端(⑥)から先ほどの部屋へ戻ろう。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ⑥ ┻ ━ ┛

⑥の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても F5-31へ

 

 

 

 

 

 

F5-29

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。西だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で2つ。
東壁の南端(④)と南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ④
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

④の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても F5-30へ

⑧の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『い』なら F5-34へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

 

 

 

 

 

 

F5-30

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で4つ。
西壁の南端(③)、東壁の南端(④)、北壁の東端(⑦)、そして南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ━ ┳ ⑦ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ③       ④
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

③の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『へ』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→それ以外の文字なら F5-29へ

④の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『へ』なら F5-26へ
→それ以外の文字なら F5-31へ

⑦の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『い』なら F5-26へ
→それ以外の文字なら F5-27へ

⑧の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『い』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→それ以外の文字なら F5-34へ

 

 

 

 

 

 

F5-31

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で5つ。
西壁の南端(③)、東壁の南端(④)、北壁の西端(⑤)、北壁の東端(⑦)、そして南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ⑤ ┳ ⑦ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ③       ④
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

③の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『ほ・へ』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→それ以外の文字なら F5-30へ

④の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『と』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→『ち』なら F5-35へ
→それ以外の文字なら F5-32へ

⑤の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『い』なら F5-28へ
→それ以外の文字なら F5-26へ

⑦の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『い』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→それ以外の文字なら F5-26へ

⑧の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

 

 

 

 

 

 

F5-32

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で2つ。
西壁の南端(③)と南壁の西端(⑥)だ。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ③       ┃
 ┗ ⑥ ┻ ━ ┛

③の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『ち』なら F5-26へ
→それ以外の文字なら F5-31へ

⑥の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

 

 

 

 

 

 

F5-33

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。東だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で3つ。
西壁の南端(③)と北壁の西端(⑤)、それに南壁の西端(⑥)だ。

 ┏ ⑤ ┳ ━ ┓
 ┃       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ③       ┃
 ┗ ⑥ ┻ ━ ┛

③の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても F5-35へ

⑤の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

⑥の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

 

 

 

 

 

 

F5-34

そこは南北2ブロックしかない短い通路のような部屋だった。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で3つ。
東壁の北端(②)と北壁の扉(⑦)、それに南壁の扉(⑧)だ。

     ┏ ⑦ ┓
     ┃   ②
     ┣   ┫
     ┃   ┃
     ┗ ⑧ ┛

②の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

⑦の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『い』なら F5-29へ
→それ以外の文字なら F5-30へ

⑧の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『は』なら F5-36へ
→『に』なら F5-38へ
→それ以外の文字なら F5-37へ

 

 

 

 

 

 

F5-35

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で5つ。
西壁の北端(①)、東壁の北端(②)、西壁の南端(③)、東壁の南端(④)、そして南壁の西端(⑥)だ。

 ┏ ━ ┳ ━ ┓
 ①       ②
 ┣   ╋   ┫
 ③       ④
 ┗ ⑥ ┻ ━ ┛

①の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『と』なら F5-38へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

②の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『と』なら F5-40へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

③の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『ち』なら F5-31へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

④の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『ち』なら F5-33へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

⑥の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『は』なら F5-38へ
→それ以外の文字なら F5-39へ

 

 

 

 

 

 

F5-36

君らが入ったその部屋には、見覚えのある青い宝箱が置かれていた。もうこの部屋に用はない。先を急ぐとしよう。ここも東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。西だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で3つ。
東壁の北端(②)と北壁の東端(⑦)、それに南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ━ ┳ ⑦ ┓
 ┃       ②
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

②の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても F5-37へ

⑦の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『は』なら F5-34へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

⑧の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『は』なら F5-41へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

 

 

 

 

 

 

F5-37

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で3つ。
西壁の北端(①)と東壁の北端(②)、それに北壁の東端(⑦)だ。

 ┏ ━ ┳ ⑦ ┓
 ①       ②
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ━ ┻ ━ ┛

①の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『へ』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→それ以外の文字なら F5-36へ

②の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『へ』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→それ以外の文字なら F5-38へ

⑦の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『は』なら F5-43へ
→『に』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→それ以外の文字なら F5-34へ

 

 

 

 

 

 

F5-38

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で5つ。
西壁の北端(①)、東壁の北端(②)、北壁の西端(⑤)、北壁の東端(⑦)、そして南壁の東端(⑧)だ。

 ┏ ⑤ ┳ ⑦ ┓
 ①       ②
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ━ ┻ ⑧ ┛

①の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても F5-37へ

②の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『と』なら F5-35へ
→『ち』なら F5-42へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

⑤の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『は』なら F5-35へ
→『に』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→それ以外の文字なら F5-43へ

⑦の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『は』なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。
→『に』なら F5-34へ
→それ以外の文字なら F5-43へ

⑧の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『に』なら F5-41へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

 

 

 

 

 

 

F5-39

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。周囲はすべてが石壁で、出口となる木の扉は全部で3つ。
東壁の北端(②)と北壁の西端(⑤)、それに南壁の西端(⑥)だ。

 ┏ ⑤ ┳ ━ ┓
 ┃       ②
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ⑥ ┻ ━ ┛

②の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

⑤の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても F5-35へ

⑥の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても F5-42へ

 

 

 

 

 

 

F5-40

※この部屋でのアイテムをまだ手に入れてなければ、必ず(F5-44)へ進むこと。すでに手に入れていれば、このまま読み進めること。

そこはあのヒゲオヤジがいる部屋だった。だがオヤジは今、酔いつぶれてグーグーといびきをかいている。特に用もないので、起きないうちに先を急ぐとしよう。ここも東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。東だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で2つ。
西壁の北端(①)と北壁の西端(⑤)だ。
他にも部屋の奥には赤い光を放つ魔法陣もある。君らはこれに飛び込んでみてもよい。

 ┏ ⑤ ┳ ━ ┓
 ①       ┃
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ━ ┻ ━ ┛

①の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『と』なら F5-35へ
→それ以外の文字なら F5-42へ

⑤の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

→赤い魔法陣に飛び込むなら F5-26へ

 

 

 

 

 

 

F5-41

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。南だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で2つ。
東壁の北端(②)と北壁の東端(⑦)だ。

 ┏ ━ ┳ ⑦ ┓
 ┃       ②
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ━ ┻ ━ ┛

②の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

⑦の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『は』なら F5-36へ
→それ以外の文字なら F5-38へ

 

 

 

 

 

 

F5-42

ここは東西、南北が共に2ブロック四方の正方形の部屋だ。南だけが一面の岩盤になっている。出口となる木の扉は全部で3つ。
西壁の北端(①)と東壁の北端(②)、それに北壁の西端(⑤)だ。

 ┏ ⑤ ┳ ━ ┓
 ①       ②
 ┣   ╋   ┫
 ┃       ┃
 ┗ ━ ┻ ━ ┛

①の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『ち』なら F5-38へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

②の扉に入るなら青い玉の文字が、
→『ち』なら F5-40へ
→それ以外の文字なら扉の先は壁になっており、そちらへは進めない。

⑤の扉に入るなら青い玉の文字が、
→どの文字であっても F5-39へ

 

 

 

 

 

 

F5-43

扉を開けた先は……おおっと危ない! なんとそこは、床がすっぽり抜けた吹き抜けの空洞になっていた。
落ちそうになるのをなんとか避けると、上から何やらゴウンゴウンとゆっくり降りてくるものが。あれは……、そうか、ここはエレベータの床が通る吹き抜けなんだ。

「ご名答。んで、ここは一方通行の非常口でもあるわけやね。迷ったんならギブアップしてエレベータに乗りまっか?」

今すぐこのフロアから脱出したければ、ここから移動中のエレベータへ飛び移ればよい。しかし乗ったが最後、再びエレベータでここまで直接戻ってくる事はできない。再開はまた地下4階からのやり直しとなる。

→エレベータに飛び移るのなら F1-20へ(チェックシートの玉の文字は消すこと)

ギブアップせずに探索に戻るなら青い玉の文字が、
→『は』なら F5-37へ
→それ以外の文字なら F5-38へ

 

 

 

 

 

 

F5-44

ここも他と同じく東西、南北が共に2ブロック四方の部屋だった。しかしそこには人がいた。中央には小さなテーブルと椅子があり、ヒゲモジャの小汚いオヤジが座っていたのだ。君らに気づくと椅子から飛び降り、のしのしと一直線に近づいてくる。

「ガッハッハ! よく来た新兵どもよ! ここが貴様らの欲しがっとる新たなリボンが手に入る第二の遊戯場だ!」

うっぷ、酒くさい。見ればテーブルの上には大量の酒やツマミの山。こんな所でずっと1人で呑んだくれてたってのかこのヒゲオヤジは。

「ここでは例によって貴様らの冒険家としての知力を試すテストを行う! 吾輩の出すパズルが解ければ次のレッドリボンをくれてやろう! 地下6階へ行けるようになるぞ!」

見ればヒゲオヤジは古めかしい軍服のようなものを着込んでいる。昔はどこかの軍の教官だったのか、それともただのコスプレマニアな変人か。耐え難い酒の口臭に顔をしかめつつも、君らはヒゲオヤジの案内でテーブルへと向かった。

「まずは本番前の予習だ! 各自このマニュアルに目を通しておけ!」

ヒゲオヤジは君らに1枚ずつ紙を配りだした。えぇと、なになに……。そこにはヘタクソな字と絵で、パズルの説明書らしきものが書かれていた。

≪例題:パネルを3回スライドさせて「ソード・ワンド」の2つの名前を完成させよ。動かした列の番号3つを左から順に(百)(十)(一)の位に並べた三ケタの数字を答えとする≫

   縦 1 2 3 4
 ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
横┃             ┃
1┃   口 ワ 口 口   ┃
2┃   口 ー 口 口   ┃
3┃   ソ 口 ン 口   ┃
4┃   口 口 ド 口   ┃
 ┃             ┃
 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

≪解答:スライド1回目は「縦2」の列を下に動かす≫

   縦 1 2 3 4
 ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
横┃             ┃
1┃   口 ↓ 口 口   ┃
2┃   口 ワ 口 口   ┃
3┃   ソ ー ン 口   ┃
4┃   口 口 ド 口   ┃
 ┃     口       ┃
 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

≪スライド2回目は「横2」の列を右に動かす≫

   縦 1 2 3 4
 ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
横┃             ┃
1┃   口   口 口   ┃
2┃   → 口 ワ 口 口 ┃
3┃   ソ ー ン 口   ┃
4┃   口 口 ド 口   ┃
 ┃     口       ┃
 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

≪スライド3回目は「縦3」の列を上に動かす≫

   縦 1 2 3 4
 ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
横┃       口     ┃
1┃   口   ワ 口   ┃
2┃     口 ン 口 口 ┃
3┃   ソ ー ド 口   ┃
4┃   口 口 ↑ 口   ┃
 ┃     口       ┃
 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

≪これで「ソード・ワンド」の名前が完成する。よって答えは動かした列、縦2、横2、縦3で【223】となる≫

なるほど、これはどうやら青い玉をはめた時にやったスライドパネルと類似したパズルのようだ。

「はい教官、三ケタの数字って、縦の1を動かしたか横の1を動かしたかは関係ないんでありますか?」

ミランダが唐突に軍隊調で質問を始めた。わざわざ相手の趣味に合わせてやるなんて優しいなぁ。

「そうだ! 縦2横2縦3でも、横2縦2横3でも、どちらの場合でも答えは【223】で構わん! 上下左右の動かした方向も問わんからマグレ当たりもあるやも知れんが、そこは都合上目をつぶる事とする!」

へぇ、結構いい加減なんだな。それなら本当にマグレでも当たったりして。

「他に質問は! なければいよいよ本番といくぞ!」

ヒゲオヤジはこちらの返事も聞かずに散らかったテーブルの上を片づけていく。ツマミの山をどけたそこに現れたのは、これまた青い玉の時に見たのとよく似た実際のパネル。しかしその数はなんと、今度は7×6で42枚もあった。

F5-45へ

 

 

 

 

 

 

F5-45

≪問題:パネルを3回スライドさせて「ゾンビ・グール・リビングドール・リカオン・ドラゴン」のうち、4つの名前を完成させよ。動かした列にある番号を順に並べた三ケタの数字が答えとなる≫

   縦 1 2 3 4 5 6 7
 ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
横┃                   ┃
1┃   口 ゾ ン ビ 口 グ 口   ┃
2┃   ン 口 口 口 口 ー 口   ┃
3┃   リ ビ 口 グ ド ー ル   ┃
4┃   カ 口 ン 口 ラ 口 口   ┃
5┃   オ 口 口 口 口 ゴ ン   ┃
6┃   ン 口 口 ド ン 口 口   ┃
 ┃                   ┃
 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

「今度は5つのうち4つの名前を完成させるんだ! よって1つは使わないダミーとなる! どの名前がダミーかはもちろん教えんぞ! さぁ、やってみろ!」

周りを囲む枠まで、縦横1パネル分しかスライドできないのは青い玉の時のルールと同じだ。しかし今度はそれが3回、しかも縦横共にその選択肢は多い。さてどこから手を付けたものか。
さて、それではナゾトキタイムのスタートだ。答えが判ったら、回答用の特設パラグラフへと進むこと。
ちなみに仲間に相談すればヒントが得られる。このヒントを見たかどうかは特にフラグに影響はしないが、自力で解きたいと意気込む方はぜひこのまま動かずに知恵を絞ってみて欲しい。

「降参するんならホレ、そこにスタート地点まで帰れる魔法陣も用意してあるみたいでっせ~」

→答えが判ったので特設パラグラフへと進むなら H1-1へ
→判らないので仲間と相談してみるなら F5-46へ
→降参して魔法陣で帰るなら F5-26へ
→魔法陣には入らずにこのまま部屋を出るなら F5-40へ

 

 

 

 

 

 

F5-46

「え~っとリビングドールの『ン』の字を上に上げるとゾンビの『ン』の字がズレて崩れるだろ? そっから……」

リカルドは人差し指を空で動かしつつブツブツ言っている。一方でミランダは真剣にパネルの文字を覗き込んでいる。年長者のグラムはといえば、またも開いた椅子に腰かけてグゥグゥとタヌキ寝入りをしていた。やれやれ。
おっと、頼りになるミランダ姉さんが今度も解き方を見つけたようだ。

   縦 1 2 3 4 5 6 7
 ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
横┃                   ┃
1┃   口 ゾ ン ビ 口 グ 口   ┃
2┃   ン 口 口 口 口 ー 口   ┃
3┃   リ ビ 口 グ ド ー ル   ┃
4┃   カ 口 ン 口 ラ 口 口   ┃
5┃   オ 口 口 口 口 ゴ ン   ┃
6┃   ン 口 口 ド ン 口 口   ┃
 ┃                   ┃
 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

「ダメ、さっきからずっと真ん中のリビングドールを完成させてからの先を考えてたんだけど、それだとどうやっても残りの3つの名前がができない。目立つ所にあるからつい気を取られちゃってたけど、ひょっとしたらコレがダミーじゃないかな」

そうなのか。それならリビングドールは捨てて、残りの4つの名前の完成に絞って考えてみようか。

「横5を左にズラすとリカオンとドラゴンが両立しないのよね……、あっ、でももしかして縦じゃなくて横なら……やった! これならどう?」

   縦 1 2 3 4 5 6 7
 ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓
横┃         ビ         ┃
1┃   口 ゾ ン 口 ↓ グ 口   ┃
2┃   ン 口 口 グ 口 ー 口   ┃
3┃   リ ビ 口 口 口 ー ル   ┃
4┃   カ 口 ン 口 ド 口 口   ┃
5┃   オ 口 口 ド ラ ゴ ン   ┃
6┃   ン 口 口 ↑ 口 口 口   ┃
 ┃           ン       ┃
 ┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

おぉ確かに。リカオンとドラゴンを両立させる形は、おそらくコレしかないだろう。
しかしこれだとドラゴンの完成に2手も使ってしまう。あと1手でゾンビとグールまで完成させるのはさすがにムリだ。

「そっかぁ、いい手だと思ったんだけど……って、アレ? ねぇバルディン、この浮いてるもう1つの『グ』の字、これ使えないかな?」

えっ、どこどこ? どこの『グ』ですか? そうやって君がミランダに聞き返そうとした、その時だった。

「でえぇいもうヤメヤメ! ヤーメだぁ!」

黙って聞いていたリカルドがとうとう癇癪を起こした。

「ナ~ニ真面目ぶっちゃってんだ? オレらは自由気ままな冒険家だぜ? こんな威張ってるだけのヒゲオヤジ、ガツンと腕づくでぶん殴ってリボンとやらを奪いとっちまえばいーじゃねーか!」

リカルドの過激な発言を聞いたヒゲオヤジはビクッとたじろぎ、こちらの様子をうかがっている。

「別に悪くはないらしいでっせ。一昨年の奴らもそうやって力任せにゲットしとったが、特に何もお咎めとかなく進めてたしなぁ。ケケケ」

チュン坊も今回ばかりは珍しくリカルドに同調し、ニヤニヤと君の判断を待っている。うーん、まぁ、そういう事なら……。

→答えが判ったので特設パラグラフへと進むなら H1-1へ
→リカルドに同意し、腕づくでリボンを手に入れるなら F5-47へ
→やはり真面目にパズルに取り組んで答えを見つけるなら F5-45へ
→降参して魔法陣で帰るなら F5-26へ
→魔法陣には入らずにこのまま部屋を出るなら F5-40へ

 

 

 

 

 

 

F5-47

「ようし決まりだな! ほんじゃまガツンと行くぜェ……それっ!!」

リカルドの合図で君は2人がかりでヒゲオヤジに襲い掛かった。

「な、なんだなんだ貴様ら! 吾輩に勝てると……ギャアア!」

君ら男2人の野蛮な様子を呆れて遠巻きに眺める、ミランダ。チュン坊はゲラゲラと笑いながら、君らの暴挙を見物している。グラムはチラと薄目を開けたきり、我関せずとタヌキ寝入りを最後まで続けていた。

「ぐ……軍法会議ものだぞ……ガクッ」

あっけなくヒゲオヤジは伸びた。君は倒れたオヤジの手からリボンをもぎ取る。これで君らはエレベータから地下6階へ行けるようになった。

【レッドリボン】を手に入れた。チェックシートに書き込むこと。
そしてここでチェックフラグ【G】を1つ、チェックシートに記入していくこと。

手段はどうあれ、とにかくこれで目的は果たした。他に用がなければこのまま魔法陣の赤い光へと飛び込もう。

→魔法陣を使って脱出するなら F5-26へ
→魔法陣には入らずにこのまま部屋を出るなら F5-40へ

 

 

 

 

 

 

F5-48

「うむ! それでいい、正解だ! よくやったぞ貴様ら!」

ヒゲオヤジはニッカリ笑うと君にリボンを差し出した。これで君らはエレベータで地下6階へ行けるようになった。

【レッドリボン】を手に入れた。チェックシートに書き込むこと。

「次も頑張れよ新兵! ギルドに入隊できたら吾輩がみっちり鍛えてやるからな!」

ヒゲオヤジの勧める祝い酒を丁重に断りつつ、君らはとっとと退散する事にした。

→魔法陣を使って脱出するなら F5-26へ
→魔法陣には入らずにこのまま部屋を出るなら F5-40へ

 

 

 

 

 

 

H1-1

ここから先は、遊技場で出された問題の答えを聞くための特設パラグラフとなっている。
君がこれだと思った≪百≫、≪十≫、≪一≫の3つの数字を、今から順番にタッチして答えていくこと。
まずは≪百≫の位からだ。≪百≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

では次は≪十≫の位だ。≪十≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

では次は≪十≫の位だ。≪十≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

では次は≪十≫の位だ。≪十≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

では次は≪十≫の位だ。≪十≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

最後は≪一≫の位だ。≪一≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

最後は≪一≫の位だ。≪一≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

最後は≪一≫の位だ。≪一≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

最後は≪一≫の位だ。≪一≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

最後は≪一≫の位だ。≪一≫の位に入る数字は、次のうちのどれか。

≪0≫

≪1≫

≪2≫

≪3≫

≪4≫

≪5≫

≪6≫

≪7≫

≪8≫

≪9≫

 

 

 

 

 

 

目の前の男は大きく首を横に振った。
残念ながらその数字ではマチガイだったようだ。
君は諦めずにもう1度最初から答えてもいいし、元来た遊技場まで戻ってよく考え直してみてもいい。

→もう1度最初から答えてみるなら H1-1へ
→地下3階の遊技場から来たなら F3-19へ
→地下5階の遊技場から来たなら F5-45へ
→地下7階の遊技場から来たなら F7-43へ
→これら以外の場所から来たなら F?-??へ