火星での敵要塞内を舞台にしたSFバトルロボットものです。
特に独創的でもなんでもない、ボトムズちっくな世界観にむせて下さい。
趣味でSF風にアレンジしましたが、中身はウィザードリィなパーティダンジョンRPGだったりしますんで、システム的にご興味のある方はぜひ。
サイコロは要りませんが、マップは書くし数字もメモるしバトルは算数だしで、例によって大変手間のかかるゲームブックです。
紙とペンを用意した上で、じっくりとお遊び下さいませ。

 

 

 

 

 

装甲鉄騎ヴァルディン

作:緒方直人

 

 

 

 

 

 

俺の名はグラン=マクガフィン。
カネと戦場を求めてこの火星の荒野をさすらう、しがないAG乗りの傭兵さ。
AGってのはアーマード・ギアームの略称、全長4mのいわゆる乗り込み型の戦闘ロボットだ。
そんな俺の愛機は製造コードVAL-10、通称ヴァルディン。
死んだオヤジから譲り受けた機体なんで製造元とか詳しい事は俺もさっぱり知らねェが、政府軍の安い量産機とは格が違うカスタマイズ機なのさ。

そんな俺が今回請け負った仕事は、悪名高き政府軍の秘密地下要塞の爆破だ。
ここを叩ければ、俺の雇い主であるレジスタンス軍にとっちゃ戦況がかなり有利になるらしい。

作戦はこうだ。
レジスタンス軍が陽動で敵の主力部隊を要塞の外へとおびき出している隙に、この俺が単騎で手薄になった要塞内へと潜入。
最深部の動力炉に時限爆弾をセットして脱出するってな具合さ。
さぁてと、んじゃ今回もひと暴れしてやっか!

2へ

 

 

 

 

 

 

「よぉグラン、調子はどうだ?」

レジスタンス軍の大黒柱、ベテランメカニックのいぶし銀なおやっさんだ。
口は悪いが腕は確かだ。俺のヴァルディンのセッティング、今回もよろしく頼むぜ。

それではここで、今回出撃するヴァルディンの武装セッティングを決めよう。
高性能なカスタマイズ機であるヴァルディンは、作戦用途に合わせた多種多様な武装に組み替えて戦えるんだ。
右腕、左腕に装備するメインウェポンが2つと、両脚部に取り付けるサブウェポンが1つ、それと胴体に背負うスペシャルウェポン1つを、下にあるリストから選んでくれ。

≪メインウェポン(右腕・左腕用の2つを選ぶ)≫

@パイルバンカー  @ナパームバズーカ  @リペアユニット
(直接)      (継続)       (補修)
直接D: 4    直接D: 0     直接D:2
継続D: 0    継続D: 6~10  継続D:0
装甲:  3    装甲:  1     装甲: 0
耐久値:10    耐久値:10     耐久値:5
弾数:  ∞     弾数:  5     弾数: 5

腕に装備するAGの主力武装だ。
格闘戦用のパイルバンカーは先の尖った鉄杭を高圧で敵に打ち込む。装甲も厚い。
遠距離戦用のナパームバズーカは焼夷弾を敵機に発射。炎による継続的なダメージを与える。
リペアユニットなら攻撃はパンチのみだが、搭載したナノマシン弾で作戦中に失った耐久値の補修ができる。

≪サブウェポン(脚部用の1つを選ぶ)≫

@ニーバズソー   @ミサイルポッド  @リペアユニット
(直接)      (継続)       (補修)
直接D: 4    直接D: 0     直接D:2
継続D: 0    継続D: 6~10  継続D:0
装甲:  3    装甲:  1     装甲: 0
耐久値:10    耐久値:10     耐久値:5
弾数:  ∞     弾数:  5     弾数: 5

両脚に装備する補助的な武装だ。
格闘戦用のニーバズソーは膝部分にある回転ノコギリで敵を切り裂く。装甲も厚い。
遠距離戦用のミサイルポッドは焼夷弾を敵機に発射。炎による継続的なダメージを与える。
リペアユニットなら攻撃はキックのみだが、搭載したナノマシン弾で作戦中に失った耐久値の補修ができる。

≪スペシャルウェポン(胴体用の1つを選ぶ)≫

@スパイクアーマー @プラズマチェーン  @大型リペアユニット
(直接)      (継続)       (補修)
直接D: 6    直接D: 0     直接D:0
継続D: 0    継続D: 7~13  継続D:0
装甲:  4    装甲:  1     装甲: 0
耐久値:16    耐久値:13     耐久値:6
弾数:  ∞     弾数:  8     弾数: 9

最後は胴体に背負う形の、奥の手的な特殊武装だ。
格闘戦用のスパイクアーマーは無数のトゲ付き鎧で体当たりをかます。装甲面、耐久値でも万全な武装だ。
遠距離戦用のプラズマチェーンは放電装置のついた鎖で敵を絡め取り、強力な電撃で継続的なダメージを与える。
大型リペアユニットに戦力アップは期待できないが、通常のものよりもナノマシン弾が多く積める。

繰り返すが、選ぶ武装はメインが2つに、サブが1つ、スペシャルが1つの計4つだぞ。
直接、継続、補修の3種をバランスよく組み合わせたセッティングがセオリーだが、直接や継続に特化したマニアックな機体で攻めてみるのも時にはスリリングで悪くない。
AG乗りを極めたいなら挑戦する価値はあるだろう。

セッティングを完了したら、ヴァルディンの戦力パラメータを算出するんだ。
4武装が持つ【直接D(ダメージ)】【装甲】【耐久値】の値を、それぞれ種類別に合計してくれ。
出た値が以後の戦闘で使うヴァルディンの基本的な戦力パラメータになる。
毎回の戦闘で必ず確認する大事な数値だから、忘れないようしっかりメモしといてくれよな。

≪書き込み例:直接・直接・補修・継続型≫

@パイルバンカー、パイルバンカー、リペアユニット、プラズマチェーン
直接D:10(4+4+2+0)
装甲:  7(3+3+0+1)
耐久値:38(10+10+5+13)

もう1つの【継続D(ダメージ)】ってのは、継続武装がその残り弾数を消費する事で威力が変動する特殊な武装だ。
手持ちの継続武装が複数あれば、そのすべてを同時に併用しても構わない。
もちろん節約してどれか1発だけにしとくのも、まったく使わずに直接武装のみで戦うのも自由だ。
ちなみにどの武装でも1戦の限界は3発まで。それ以上はオーバーヒートで撃てないからな。
下にその消費弾数とダメージの一覧を載っけとくから、こいつも同じくメモっといてくれ。

≪継続武装ダメージ一覧≫

@ナパームバズーカ @ミサイルポッド @プラズマチェーン
      継続D      継続D       継続D
消費弾数1: 6        6         7
消費弾数2: 8        8        10
消費弾数3:10       10        13

この後も戦闘の詳しい手順、リペアユニットによる補修なんかについても説明したいところだったんだが……

ビィーーッ!! ビィーーッ!!

おぉっと、やっぱりもう出撃の時間になっちまった。
しょうがねェ、残りは全部、実戦中でのぶっつけ本番で行くか。
どーせこんな七面倒くせェチュートリアルを長々読み続けるのもいい加減飽きただろ?
要は≪死んで覚えろ≫って奴だな。慣れてくるまで何度でもトライしてみてくれ。

3へ

 

 

 

 

 

 

『おーい起きてるだかグラン? そろそろ目標の要塞が近いだでな。シャンとしてけろや』

俺の相棒、オペレータAIのハナコの声だ。
どういう訳だかヴァルディンは一般に市販されているAIのコネクトを一切受け付けてくれない。
ド田舎のジャンク屋でやっと見つけたこの年代物のポンコツだけが、唯一コネクトできるAIだったんだ。

『ポンコツだなんてそんな……酷いだヒドイだ……オラ、オラいつもこんなに一生懸命グランに尽くしてるだのに……、ヨヨヨ』

わーったわーった。悪かったよ機嫌直してくれ頼むから。
ったくAIのクセに妙なとこでニンゲン臭いんだよな。しゃべり方もヘンだし。

『目標要塞、目視確認! 周辺に敵AGの姿ナシ! 作戦通りだなやグラン!』

切り換え早いなオイ。
よっしゃ飛ばすぜハナコ! フルスロットルだ!

『了解だァ!』

ギャリギャリギャリギャリッ!!

俺はヴァルディンの推進クローラの出力を限界まで開いた。

ドゴォン!!

敵要塞の外壁を軽々と突き破ったヴァルディンは、そのまま動力炉を目指して内部を突き進んでいく。

4へ

 

 

 

 

 

 

『そこの角を右。その次は左だ。そのまま真っ直ぐ……、アレだ! あのシャッターの向こうが最深部だでグラン!』

ハナコのナビゲートのおかげで俺は迷うことなく要塞の最深部へと到達した。
で、こっから先はどう行くんだハナコ?

『それがその……、この辺りのエリアは特別な電波遮断壁ですっぽり覆われとってだな、衛星からのスキャンがぜんぜん通らんかっただよ』

なにィ、それじゃこの先の地図は不明ってことかよ。

『ゴメンしてけろグラン。たぶん動力炉だからエリアの真ん中さ辺りにあるだど思うだが……』

ま、しょうがねぇさ。こうなりゃ地道に調べていくだけだ。
メモの用意はいいか? 迷わないようしっかりマッピングしながら進むんだぜ。

『敵機接近! 10時の方向から来るだよ!』

チッ、出払っててくれりゃいいものの、やっぱし少しは残ってやがったか!
あれは小型の雑魚AGボロだ。
腕慣らしにゃちょうどいい、軽く片づけてやるぜ!

◆敵AG:ボロ
【直接D:6 装甲:4 耐久値:6】

それじゃいよいよ敵AGとの戦闘開始だ。
まずは特別な機体性能は持たない、ノーマルなAGとの戦闘手順についてここでは説明しよう。
AG同士の戦闘は、常にお互いの同時攻撃によるターン制で進んでいく。
お互いが1ターンに敵に与えられるダメージ値は≪(自分の直接D+継続D)-(敵の装甲)≫の引き算で決まるんだ。
決まったダメージ値分を、ターンが進むごとに敵の耐久値から引いていくこと。
もちろん逆に、ヴァルディンが敵から受けるダメージ値の方も忘れずにな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

≪戦闘例:対ノーマルAG戦≫

@自機AG(ナパームバズーカ1発消費)
【直接D:7 継続D:6 装甲:4 耐久値:20】

◆敵機AG
【直接D:6 装甲:4 耐久値:15】

※自機攻撃ダメージ値:(7+6)-4=9
※敵機攻撃ダメージ値:6-4=2

 ターン数:    1  2
自機耐久値:20→18→16
敵機耐久値:15→ 6→ゼロ(終了)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ちなみに継続Dの値は1ターンだけで消えてなくなったりはしねェからな。
命中すればその火炎や電撃は消えずにずっと敵にダメージを与え続けるから、戦闘終了まで変わらず同じダメージ値を使っていいんだ。
流れは理解できたか? OKなら改めて敵との戦闘開始といこうぜ。

◆敵AG:ボロ
【直接D:6 装甲:4 耐久値:6】

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

ところでハナコ、この電波遮断壁に囲まれたエリアの広さってのはどれくらいだった?

『スキャン結果じゃ東西と南北がどっちも8標準ブロック四方だっただな。ちょうど四辺の向きが東西南北で、今オラたちがいるのがその真四角の左下角っちょになるだ』

なるほど、縦と横が両方とも8ブロック分の正方形だな。
じゃ、今の俺たちがいるココがそのちょうど南西の角に当たるって訳か。

という事でここはL字路。通路はここから東と北へとそれぞれ伸びている。
通路の西と南に広がる壁は、このエリア外周をグルリと覆っている電波遮断壁だ。
この壁はいいマッピングのいい目印になるから、見つけたら参考にするといいだろう。

『東はこっから4ブロック先で北に折れるL字路になってるみてぇだな。んで北の方は3ブロック先で東に折れるL字路だよ。まずはどっちさ行くだかグラン?』

→東のL字路まで行ってみるなら 6へ
→北のL字路まで行ってみるなら 7へ

 

 

 

 

 

 

ガシャンガシャンガシャンッ!!
しまった! モタモタしてるうちに背後からも新手が続々集まってきやがった!
こんな狭い要塞内で囲まれては、いくら百戦錬磨の俺でも多勢に無勢。
奮闘もむなしくヴァルディンは破壊され、俺のAG乗り人生はこんな所であっけない幕切れを迎えたのだった。

≪GAMEOVER≫

 

 

 

 

 

 

L字路の角から現れたのは、重装甲AGのドゥラだった。

『あいつの硬い外装にゃ直接武装じゃ不利だで。継続武装を使って内側から破壊するだよグラン』

◆敵AG:ドゥラ
【直接D:11 装甲:6 耐久値:4】

 機体性能:超硬質外装 ≪直接D補正:-8≫

この機体性能を持つ敵はヴァルディンの直接Dの合計値を、規定値減らしてから戦わなきゃならない。ここでは≪-8≫だ。
あくまで合計値からのマイナスであって、各武装の個別Dが軒並み減ってしまう訳じゃないのは注意してくれ。
なおこの効果は継続Dの方には影響を与えない。そのままの値で戦える。
それじゃここでまた、戦闘例を紹介しておくぞ。
敵AGが超硬質外装の機体性能を持っていた場合の戦闘の流れはこうなるからな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

≪戦闘例:対超硬質外装AG戦≫

@自機AG(プラズマチェーンを1発消費)
【直接D:10 継続D:7 装甲:7 耐久値:20】

◆敵機AG
【直接D:11 装甲:6 耐久値:10】

 機体性能:超硬質外装 ≪直接D補正:-8≫

※自機攻撃ダメージ値:{(10-8)+7}-6=3
※敵機攻撃ダメージ値:11-7=4

 ターン数:    1  2  3  4
自機耐久値:20→16→12→ 8→ 4
敵機耐久値:10→ 7→ 4→ 1→ゼロ(終了)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

OKか? それじゃ改めて敵との戦闘開始といこうぜ。

◆敵AG:ドゥラ
【直接D:11 装甲:6 耐久値:4】

 機体性能:超硬質外装 ≪直接D補正:-8≫

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

『その前に機体の耐久値は大丈夫だかグラン? 今のうちにナノマシンで補修しておいた方がいいだよ』

そうだった。そいつについても説明しとかなきゃな。
リペアユニットを装備していれば、弾数を消費して減った耐久値を補修できるんだ。
【弾数:1】消費につき、ヴァルディンの耐久値【+10】が補修される。ちなみに初期値以上には上げられないぞ。
これは特に文章中の指示がなくても、好きな時に自由にやってくれていい。ただし敵AGとの戦闘中だけはさすがにムリだからな。

さて、敵を倒した俺は改めて周囲を見回す。
ここは西と北に折れるL字路だ。
南だけが一面の電波遮断壁になっている。

『西はさっきのスタート地点に戻っちまうだから、ここは北しかないだな。2ブロック先で東に折れるL字路になってるだよ』

→北のL字路まで行ってみるなら 8へ

 

 

 

 

 

 

L字路の角から現れたのは、火星の激しい磁気嵐を防ぐコーティングが施されたAGシャッコだった。

『アイツのコーティングは炎や電気のダメージ効果を薄くしちまうだよ。ここは直接武器でガツンとやっちまうだグラン!』

◆敵AG:シャッコ
【直接D:11 装甲:6 耐久値:3】

 機体性能:耐熱耐電コーティング ≪継続D補正:-10≫

この機体性能を持つ敵はヴァルディンの継続Dの合計値を、規定値減らしてから戦わなきゃならない。ここでは≪-10≫だ。
あくまで合計値からのマイナスであって、各武装の個別Dが軒並み減ってしまう訳じゃないのは注意してくれ。
なおこの効果は直接Dの方には影響を与えない。そのままの値で戦える。
それじゃここでまた、戦闘例を紹介しておくぞ。
敵AGが耐熱耐電コーティングの機体性能を持っていた場合の戦闘の流れはこうなるからな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

≪戦闘例:対耐熱耐電コーティングAG戦≫

@自機AG(ナパームバズーカ2本を1発ずつ消費)
【直接D:5 継続D:12 装甲:6 耐久値:20】

◆敵機AG
【直接D:9 装甲:4 耐久値:10】

 機体性能:耐熱耐電コーティング ≪継続D補正:-10≫

※自機攻撃ダメージ値:{5+(12-10)}-4=3
※敵機攻撃ダメージ値:9-6=3

 ターン数:    1  2  3  4
自機耐久値:20→17→14→11→ 8
敵機耐久値:10→ 7→ 4→ 1→ゼロ(終了)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

OKか? それじゃ改めて敵との戦闘開始といこうぜ。

◆敵AG:シャッコ
【直接D:11 装甲:6 耐久値:3】

 機体性能:耐熱耐電コーティング ≪継続D補正:-10≫

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

『その前に機体の耐久値は大丈夫だかグラン? 今のうちにナノマシンで補修しておいた方がいいだよ』

そうだった。そいつについても説明しとかなきゃな。
リペアユニットを装備していれば、弾数を消費して減った耐久値を補修できるんだ。
【弾数:1】消費につき、ヴァルディンの耐久値【+10】が補修される。ちなみに初期値以上には上げられないぞ。
これは特に文章中の指示がなくても、好きな時に自由にやってくれていい。ただし敵AGとの戦闘中だけはさすがにムリだからな。

さて、敵を倒した俺は改めて周囲を見回す。
ここは東と南に折れるL字路だ。
西だけが一面の電波遮断壁になっている。

『南はさっきのスタート地点に戻っちまうだから、ここは東しかないだな。1ブロック先で南にれるL字路になってるだよ』

→東のL字路まで行ってみるなら 9へ

 

 

 

 

 

 

東と南へ折れるL字路に来た。
西の壁にはシャッターがある。ヴァルディンのパワーなら軽くぶち破れるだろう。

『グラン、グランってばよぅ』

ん、なんだどうしたハナコ?

『この北の壁の向こうに高熱源反応アリだ。たぶん動力炉でねぇかな』

なに? それを早く言え。で、入り口はどこだ?

『この辺りにゃ見あたらねぇだな。左か右か、グルッと回ってみるしかねぇべさ』

西のシャッターをぶち破るか、それとも通路を東へ行くかの2つに1つだ。
東は1ブロック先で南と北に分かれるT字路になっている。
南に戻るなら2ブロック先で西に折れるL字路だ。

→東のT字路まで行ってみるなら 10へ
→西のシャッターを破って入ってみるなら 11へ
→南のL字路まで行ってみるなら 6へ

 

 

 

 

 

 

西と南へ折れるL字路に来た。
北の壁にはシャッターがある。ヴァルディンのパワーなら軽くぶち破れるだろう。

『そったら乱暴なコトせんとも……、通路は南が2ブロック先で東に折れるL字路になってるだ。西は1ブロック先で南に折れるL字路だで。今度はどっちさ行くだグラン?』

→西のL字路まで行ってみるなら 7へ
→南のL字路まで行ってみるなら 12へ
→北のシャッターを破って入ってみるなら 13へ

 

 

 

 

 

 

10

ここは西-南-北と分かれるT字路だ。
先はどうなってる、ハナコ?

『西は1ブロック先で南に折れるL字路に出るだ。南は2ブロック先で東に折れるL字路。んで北も1ブロック先で東へ折れるL字路だな。次はどっちさへ行くだかグラン?』

→西のL字路まで行ってみるなら 8へ
→南のL字路まで行ってみるなら 14へ
→北のL字路まで行ってみるなら 15へ

 

 

 

 

 

 

11

入った先は東西1ブロック分、南北2ブロック分の広さの倉庫だった。
機材や何やらでゴチャゴチャしてはいるが、敵の気配はない。
北の壁にシャッターは……

『ナイだな。動力炉の入り口はここじゃなかったみてぇだ』

ちっ、ハズレか。仕方ない、次行くぞ。

『出口は東の壁の北端と、西の壁の南端にある2つのシャッターだな。どっちから外へ出るだかグラン?』

→東のシャッターから外へ出るなら 8へ
→西のシャッターから外へ出るなら 16へ

 

 

 

 

 

 

12

ここは東と北へ折れるL字路だ。
先はどうなってる、ハナコ?

『東は1ブロック先で北に折れるL字路で、北は2ブロック先で西に折れるL字路だよ。次はどっちさへ行くだかグラン?』

→東のL字路まで行ってみるなら 16へ
→北のL字路まで行ってみるなら 9へ

 

 

 

 

 

 

13

入った先は東西2ブロック分、南北1ブロック分の広さの倉庫だった。
西の壁だけが電波遮断壁になっている。
機材や何やらでゴチャゴチャしてはいるが、敵の気配はない。

『出口は南の壁の東端と、北の壁の西端にある2つのシャッターだな。どっちから外へ出るだかグラン?』

→南のシャッターから外へ出るなら 9へ
→北のシャッターから外へ出るなら 17へ

 

 

 

 

 

 

14

東と北へ折れるL字路まで来た。
南の壁が一面の電波遮断壁になっている。

『こっちで大丈夫だかグラン? 動力炉からはだいぶ離れちまったみてぇだけんども』

うるさいなハナコ。いーんだよ急がば回れって言うだろ。

『通路は東が2ブロック先で行き止まり、北は2ブロック先で西に分かれるT字路になってるだよ。どうするだかグラン?』

→東の行き止まりまで行ってみるなら 18へ
→北のT字路まで行ってみるなら 10へ

 

 

 

 

 

 

15

L字路の角から現れたのは、特殊素材のフレームで作られたAGステロだった。
武装は一切していない素体状態だが、それでも奴には厄介な機体性能がある。

『受けた損傷が勝手に自己補修しちまうんだべな。ここはリペアユニットのナノマシンちゃん達に応援を頼むといいだよ』

◆敵AG:ステロ
【直接D:1 装甲:5 耐久値:14】

 機体性能:再生バイオフレーム ≪ターン終了後の自己補修:+16≫

この機体性能を持つ敵はターンの終了後、常に一定の耐久値が復活していってしまう。ここでは≪+16≫だ。
さっきハナコが言っていたのは、この効果を打ち消すための秘策だ。
リペアユニットのナノマシンを敵のフレーム内に撃ち込めば、その働きは阻害できる。
【リペアユニットの弾数:1】の消費で敵の自己補修≪-10≫。2発も使えば完全にゼロにできるはずだ。
再生バイオフレームを持った敵との戦闘例はこうなる。少々手間だがよく覚えておいてくれ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

≪戦闘例:対再生バイオフレームAG戦≫

@自機AG(ナパームバズーカを1発消費、リペアユニットを1発消費)
【直接D:8 継続D:6 装甲:5 耐久値:20】

◆敵機AG
【直接D:7 装甲:4 耐久値:20】

 機体性能:再生バイオフレーム ≪ターン終了後の自己補修:+16≫

※自機攻撃ダメージ値:(8+6)-4=10
※敵機攻撃ダメージ値:7-5=2
※敵自己補修値:16-10=6

 ターン数:    1(自己補修)   2(自己補修)   3(自己補修)  4
自機耐久値:20→18       →16       →14      →12
敵機耐久値:20→10(+6=16)→ 6(+6=12)→ 2(+6=8)→ゼロ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

OKか? それじゃ改めて敵との戦闘開始といこうぜ。

◆敵AG:ステロ
【直接D:1 装甲:5 耐久値:14】

 機体性能:再生バイオフレーム ≪ターン終了後の自己補修:+16≫

ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

ここは東と南へ折れるL字路だ。
この西の壁向こうが目標の動力炉なはずだが、残念ながらここにも入り口はないようだ。

『東は2ブロック先で北に折れるL字路、南は1ブロック先で西へ分かれるT字路だ。次はどっちさ行くだかグラン?』

→東のL字路まで行ってみるなら 19へ
→南のT字路まで行ってみるなら 10へ

 

 

 

 

 

 

16

L字路の角から現れたのは、特殊素材のフレームで作られたAGステロだった。
武装は一切していない素体状態だが、それでも奴には厄介な機体性能がある。

『受けた損傷が勝手に自己補修しちまうんだべな。ここはリペアユニットのナノマシンちゃん達に応援を頼むといいだよ』

◆敵AG:ステロ
【直接D:1 装甲:5 耐久値:14】

 機体性能:再生バイオフレーム ≪ターン終了後の自己補修:+16≫

この機体性能を持つ敵はターンの終了後、常に一定の耐久値が復活していってしまう。ここでは≪+16≫だ。
さっきハナコが言っていたのは、この効果を打ち消すための秘策だ。
リペアユニットのナノマシンを敵のフレーム内に撃ち込めば、その働きは阻害できる。
【リペアユニットの弾数:1】の消費で敵の自己補修≪-10≫。2発も使えば完全にゼロにできるはずだ。
再生バイオフレームを持った敵との戦闘例はこうなる。少々手間だがよく覚えておいてくれ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

≪戦闘例:対再生バイオフレームAG戦≫

@自機AG(ナパームバズーカを1発消費、リペアユニットを1発消費)
【直接D:8 継続D:6 装甲:5 耐久値:20】

◆敵機AG
【直接D:7 装甲:4 耐久値:20】

 機体性能:再生バイオフレーム ≪ターン終了後の自己補修:+16≫

※自機攻撃ダメージ値:(8+6)-4=10
※敵機攻撃ダメージ値:7-5=2
※敵自己補修値:16-10=6

 ターン数:    1(自己補修)   2(自己補修)   3(自己補修)  4
自機耐久値:20→18       →16       →14      →12
敵機耐久値:20→10(+6=16)→ 6(+6=12)→ 2(+6=8)→ゼロ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

OKか? それじゃ改めて敵との戦闘開始といこうぜ。

◆敵AG:ステロ
【直接D:1 装甲:5 耐久値:14】

 機体性能:再生バイオフレーム ≪ターン終了後の自己補修:+16≫

ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

ここは西と北へ折れるL字路だ。
東の壁にはシャッターがある。ヴァルディンのパワーなら軽くぶち破れるだろう。

『グラン、北東の方角に高熱源反応アリだ。たぶんあっちが動力炉に間違いねぇだよ』

北東の動力炉へ近づくには東のシャッターをぶち破って中へ入るか、通路を北へ進むかだろう。
だが北へ真っ直ぐ4ブロックも伸びている通路の途中には、入り口のようなものは一切見当たらない。
そのまま動力炉の西の壁の前を素通りして、東西へ分かれるT字路に出るだけだ。
東も北も行かないのであれば、ここから西へ1ブロック行った先にある北へ折れるL字路に出るしかない。

→東のシャッターを破って入ってみるなら 11へ
→西のL字路まで行ってみるなら 12へ
→北のT字路まで行ってみるなら 20へ

 

 

 

 

 

 

17

通路が東へ伸びるだけの行き止まりにいる。

『グラン! 後ろから敵が来るだよ!』

あれは……武装の強化されたステロのカスタマイズ機だ。

◆敵AG:ゴステロ
【直接D:4 装甲:8 耐久値:11】

 機体性能:再生バイオフレーム ≪ターン終了後の自己補修:+16≫

この機体性能を持つ敵はターンの終了後、常に一定の耐久値が復活していってしまう。ここでは≪+16≫だ。
だがリペアユニットのナノマシンを敵のフレーム内に撃ち込めば、その働きは阻害できる。
【リペアユニットの弾数:1】の消費で敵の自己補修を≪-10≫だ。2発も使えば完全にゼロにできる。

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

繰り返すがここは東へ通路が伸びるだけの行き止まりだ。
西の壁が電波遮断壁になっていて、東へ進むのなら2ブロック先で南へ分かれるT字路へ出る。
他には南と北の壁に両方ともシャッターがある。ヴァルディンのパワーなら軽くぶち破れるだろう。

『グラン、北の倉庫内に高出力AG反応アリだ。動力炉からも遠ざかるだで、そっちだけは止めといた方がえぇだぞ』

→東のT字路まで行ってみるなら 20へ
→南のシャッターを破って入ってみるなら 13へ
→北のシャッターを破って入ってみるなら 33へ

 

 

 

 

 

 

18

通路が西へ伸びるだけの行き止まりに来た。

『グラン! 西方向から無人AGが来るだよ!』

そんなヤバいのまで配備してやがったのかこの要塞は。
あれは操縦者のいない、目標を自動追尾して捕縛するAGだ。
一種の自爆マシンでもあり、しがみついて強力な電撃を食らわせてくる。
耐久値の少ないAGなら、1発であの世行きだろう。

◆敵無人AG:サンバ
【継続D:13 装甲:0 耐久値:2】

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

ここは西へ通路が伸びるだけの行き止まりだ。
東と南の壁が一面の電波遮断壁になっていて、西へ進むのなら2ブロック先で北へ折れるL字路へ出る。
他には北の壁にシャッターがある。ヴァルディンのパワーなら軽くぶち破れるだろう。

『ずいぶん遠くまで来ちまっただなぁ。ココ、エリアの南東角でねぇだか。引き返すんなら今のうちだでグラン?』

→西のL字路まで行ってみるなら 14へ
→北のシャッターを破って入ってみるなら 21へ

 

 

 

 

 

 

19

L字路の角から現れたのは、耐熱耐電コーティングが施されたAGシャッコだった。
継続武装だけでは分が悪い相手だ。頼りになる直接武装をヴァルディンは身に着けているだろうか。

◆敵AG:シャッコ
【直接D:11 装甲:6 耐久値:3】

 機体性能:耐熱耐電コーティング ≪継続D補正:-10≫

この機体性能を持つ敵はヴァルディンの継続Dの合計値を、規定値減らしてから戦わなきゃならない。ここでは≪-10≫だ。
あくまで合計値からのマイナスであって、各武装の個別Dが軒並み減ってしまう訳じゃないのは注意してくれ。
なおこの効果は直接Dの方には影響を与えない。そのままの値で戦える。

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

ここは西と北へ折れるL字路だ。
東が一面の電波遮断壁になっている。
南の壁にはシャッターがある。ヴァルディンのパワーなら軽くぶち破れるだろう。

『え~、ここまで来てまさか南はないだよなグラン? 完全に動力炉と逆方向になるだよ』

イチイチうるさいんだよハナコ。黙って見てろっての。

→西のL字路まで行ってみるなら 15へ
→南のシャッターを破って入ってみるなら 22へ
→北のT字路まで行ってみるなら 23へ

 

 

 

 

 

 

20

東-西-南に分かれるT字路に来た。
ここから南東方向の壁向こうが動力炉だとハナコは言っているが、東を向いても南を向いても壁に入り口らしき物はない。
まだ先へ回り込まなきゃならないってのか。やれやれ。

『通路の東も西も、どっちも2ブロック先で行き止まりになってるだな。南だけが4ブロック先で西へ折れるL字路だ」

→東の行き止まりまで行ってみるなら 24へ
→西の行き止まりまで行ってみるなら 17へ
→南のL字路まで行ってみるなら 16へ

 

 

 

 

 

 

21

入った先は大型のコンテナが所狭しと積んである倉庫だった。
さて、どこに敵が隠れててもおかしくはないが……

『9時方向に動体反応! 待ち伏せされてただよグラン!』

◆敵AG:ドゥラ
【直接D:11 装甲:6 耐久値:4】

 機体性能:超硬質外装 ≪直接D補正:-8≫

この機体性能を持つ敵はヴァルディンの直接Dの合計値を、規定値減らしてから戦わなきゃならない。ここでは≪-8≫だ。
あくまで合計値からのマイナスであって、各武装の個別Dが軒並み減ってしまう訳じゃないのは注意してくれ。
なおこの効果は継続Dの方には影響を与えない。そのままの値で戦える。

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

ここは東西2ブロック分、南北1ブロック分の広さの倉庫だ。
東の壁だけが電波遮断壁になっている。

『出口は南と北にあるシャッターのどっちかだよ。南の壁にあるのは東の端、北のは西の端にあるだな』

→南のシャッターから外へ出るなら 18へ
→北のシャッターから外へ出るなら 22へ

 

 

 

 

 

 

22

入った先はAGの格納庫だった。
まだ残っていた1機が動き出し、ヴァルディンに襲い掛かってくる。

『ありゃあ自動追尾型の無人AGだ。装甲は薄いだが初手に貰う1発がハンパないだで、オラ嫌いだなぁ』

俺だってヤだよ。見逃しちゃあ……やっぱくれねぇよな。

◆敵無人AG:サンバ
【継続D:13 装甲:0 耐久値:2】

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

ここは東西2ブロック分、南北1ブロック分の広さのAG格納庫だ。
東の壁だけが電波遮断壁になっている。

『出口は南と北にあるシャッターのどっちかだよ。南の壁にあるのは西の端、北のは東の端にあるだな』

→南のシャッターから外へ出るなら 21へ
→北のシャッターから外へ出るなら 19へ

 

 

 

 

 

 

23

ここは西-南-北へ分かれるT字路だ。
東だけが一面の電波遮断壁になっている。
南は1ブロック先で西へ折れるL字路、北も同じく1ブロック先で西へ折れるL字路になっている。
最後の西は……、おっ?!通路の先2ブロックに見えるアレは……

『きっと動力炉へのシャッターだ! やっただなグラン!』

よっしゃ行くぞハナコ! もう一息だ!

→西にあるシャッターまで行ってみるなら 39へ
→南のL字路まで行ってみるなら 19へ
→北のL字路まで行ってみるなら 25へ

 

 

 

 

 

 

24

通路は西へ伸びるのみの行き止まりに来た。
だがそこへ背後から急接近してくる機体が。重装甲AGのドゥラだ。
あの固い装甲はヤワな攻撃など軽く跳ね返す。
ナパームやプラズマといった炎や電気による継続攻撃の方が有効だ。

◆敵AG:ドゥラ
【直接D:11 装甲:6 耐久値:4】

 機体性能:超硬質外装 ≪直接D補正:-8≫

この機体性能を持つ敵はヴァルディンの直接Dの合計値を、規定値減らしてから戦わなきゃならない。ここでは≪-8≫だ。
あくまで合計値からのマイナスであって、各武装の個別Dが軒並み減ってしまう訳じゃないのは注意してくれ。
なおこの効果は継続Dの方には影響を与えない。そのままの値で戦える。

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

繰り返すが、ここは西へ伸びるのみの行き止まりだ。
東の壁にはシャッターがあるが、ヴァルディンのパワーなら軽くぶち破れるだろう。
だが肝心の動力炉とを隔てる南の壁には、入り口はまだない。

『西に行けば2ブロック先で南へ分かれるT字路に出るだ。んだどもまさかここまで来てソッチはないだよなグラン?』

→東のシャッターを破って入ってみるなら 26へ
→西のT字路まで行ってみるなら 20へ

 

 

 

 

 

 

25

ここは西と南へ折れるL字路だ。
東だけが一面の電波遮断壁になっている。

『ちょちょちょグラン!なしてコッチさ来ただか? さっき見えてたでねぇかゴールが!』

それがなーぜだか、ちょいと寄り道したくなってなぁ……。
それより周囲の状況報告はどうしたハナコ?

『西は1ブロック先で北へ折れるL字路! 南は1ブロック先で西へ分かれるT字路! 北の壁にはシャッターがあるだども、中は高出力AG反応があるから待ち伏せの可能性大! 以上!フンっだ!』

やれやれ、どうやらヘソ曲げちまったらしい。

→西のL字路まで行ってみるなら 27へ
→南のT字路まで行ってみるなら 23へ
→北のシャッターを破って入ってみるなら 34へ

 

 

 

 

 

 

26

俺は今、南北に伸びる通路の途中にいる。
西の壁にあるのはシャッターだ。

『グラン、3時方向から敵が来るだ! この反応は……大変だ!こりゃサンバだで!』

敵機を自動追尾して電気ショックを浴びせる、恐怖の無人AGか。
交戦すれば大ダメージは避けられない。ヴァルディンの耐久値は充分に残っているだろうか。

◆敵無人AG:サンバ
【継続D:13 装甲:0 耐久値:2】

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

繰り返すが、ここからは南北に真っ直ぐ通路が伸びている。
西の壁にはシャッターがある。
北は2ブロック先で東西に分かれるT字路になっているようだが、南はというと……。

『やっただグラン! あっちさ行けば動力炉のシャッター前さ出るみてぇだぞ!』

やれやれ、やっとゴールに辿り着けそうだな。

→南にあるシャッターまで行ってみるなら 39へ
→西のシャッターを破って入ってみるなら 24へ
→北のT字路まで行ってみるなら 28へ

 

 

 

 

 

 

27

L字路の角に来た所で、ハナコからの警戒警報が響く。

『グラン!後方から接近してくる機体アリ! ステロタイプだ!』

ヴァルディンを追ってきたソレは、しっかり武装の施されたステロのカスタマイズ機だった。

◆敵AG:ゴステロ
【直接D:4 装甲:8 耐久値:11】

 機体性能:再生バイオフレーム ≪ターン終了後の自己補修:+16≫

この機体性能を持つ敵はターンの終了後、常に一定の耐久値が復活していってしまう。ここでは≪+16≫だ。
だがリペアユニットのナノマシンを敵のフレーム内に撃ち込めば、その働きは阻害できる。
【リペアユニットの弾数:1】の消費で敵の自己補修を≪-10≫だ。2発も使えば完全にゼロにできる。

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

ここは東と北へ折れるL字路だ。先はどうなってるハナコ?

『東は1ブロック先で南に折れるL字路。んで北は2ブロック先で西に折れるL字路さなっとるだなや』

→東のL字路まで行ってみるなら 25へ
→北のL字路まで行ってみるなら 29へ

 

 

 

 

 

 

28

ここは東-西-南に分かれるT字路だ。
北だけが一面の電波遮断壁になっている。

『グラン! 寄り道しとらんで早よう動力炉さ行くだ! なしてコッチさ来ただか!』

せっかく見つけた動力炉への入り口を無視した俺をハナコが怒っている。

『東は1ブロック先で南に折れるL字路! 西は3ブロック先で南に折れるL字路! 南は2ブロック先で西にシャッターがあって、その先1ブロックが動力炉の入り口だ! フン!』

状況報告ご苦労さん。だがもう少しだけ俺のワガママに付き合ってもらうぜ。

→東のL字路まで行ってみるなら 29へ
→西のL字路まで行ってみるなら 30へ
→南のシャッターまで行ってみるなら 26へ

 

 

 

 

 

 

29

西と南へ折れるL字路に出た。
北だけが一面の電波遮断壁になっていて、東の壁にはシャッターがある。

『通路は西が1ブロック先で南に分かれるT字路。南は2ブロック先で東に折れるL字路さなっとるだよ。なぁグラン、もう寄り道はえぇ加減にしとくだよぉ』

→東のシャッターを破って入ってみるなら 34へ
→西のT字路まで行ってみるなら 28へ
→南のL字路まで行ってみるなら 27へ

 

 

 

 

 

 

30

東と南へ折れるL字路に出た。
北だけが一面の電波遮断壁になっていて、西の壁にはシャッターがある。

『通路は東が3ブロック先で南に分かれるT字路。南は1ブロック先で行き止まりになっとるだ』

さて、この西のシャッター向こう辺りが、このエリアの最奥になるのだろう。
肝心な仕事を放り出してこんな所まで来てしまったが、俺はこの先どうするか。
ここらで引き返してもいいし、行くとこまで行ってみてもいい。

『ダメだべ! なーに寝言ゆぅとるだかグラン! 早よう仕事さ戻るだぞ!』

ちぇっ、冗談の通じない奴め。

→東のT字路まで行ってみるなら 28へ
→西のシャッターを破って入ってみるなら 35へ
→南の行き止まりまで行ってみるなら 31へ

 

 

 

 

 

 

31

通路は北へ伸びるのみの行き止まりに出た。
東と西の壁にはどちらもシャッターがある。

『北は1ブロック先で東へ折れるL字路だ。なぁグラン? ホントにこっただトコまで来ちまって大丈夫だったんだべか?』

→東のシャッターを破って入ってみるなら 32へ
→西のシャッターを破って入ってみるなら 33へ
→北のL字路まで行ってみるなら 30へ

 

 

 

 

 

 

32

入った先は東西2ブロック分、南北1ブロック分の部屋だった。
バカでかいコンピュータが奥に収まっていて、やけに物々しい雰囲気だ。
俺はハナコに何の部屋かを調べさせた。

『この要塞全体のシステムを取り仕切っとる制御室みてぇだ……あっグラン、なんか使えそうなシステムがあっただよ』

ハナコが言うにはどうやらオペレータAI強制停止装置ってのがあるらしい。
クーデターが起きた場合に備えて、要塞全体にジャミング電波を放射して外部から直接AGのオペレータAIをストップさせてしまえるんだとか。
へぇ、それじゃお前も止まっちまうんじゃねえの、ハナコ?

『オラなら大丈夫だ。放射されるどの周波数とも一致しねぇ特別製だでな。えっへん』

あーはいはい、つまりはあまりにポンコツすぎて対象外って訳な。そりゃオメデトさん。

『100%のフル稼働は最高責任者の認証でねぇとムリだども、ハッキングすりゃなんとか半分の出力までなら動かせそうだで』

ほほう、そりゃいいな。じゃ早速やってくれ。

『んだばナノマシンちゃんにも手伝ってもらってえぇだか? オラだけじゃ処理速度が追っつかねぇんだ』

要するにここのシステムを稼動させるためには、ここで【リペアユニットの弾数:9】を消費していく必要があるらしい。
そんなに持ってない、もしくは使わないのであればこのまま部屋を出よう。→31へ戻れ。
使って構わないのであれば、必要な弾数を減らした後でこのまま読み進めること。

ビイーッ!! ビイィーッ!!

警報が鳴り響き、ジャミング電波が要塞全体に放射された。
これにより今後、マニュアル操縦に切り換えなければならなくなった敵AGすべての戦力パラメータ【直接D(または継続D)・装甲・耐久値】は、そのいずれも半分の値(小数点以下は切り捨て)に落ちる。
ただしこの効果は敵の素材的な機体性能(超硬質外装、耐熱耐電コーティング、再生バイオフレーム)の補正パラメータにまでは残念ながら適用されない。そのままの値を使用すること。
しかしこれでかなりの強敵相手でも、有利に戦えるようになったはずだ。

『ハッキングついでにこんなのも拾ってきただ。敵の暗号無線を解読するためのキーナンバーらしいだよ』

【キーナンバー:0】を手に入れた。
今後、敵の暗号無線を解読したいと思った時は≪知っているキーナンバーすべてを掛け合わせた数+1≫の項目へパラグラフジャンプしてみるといい。
例えばキーナンバー2と3を知っていた場合は≪(2×3)+1=7≫で+7番のパラグラフへとジャンプするといった具合だ。

さて、俺が目指すべき本当のゴールへと急ごう。
ここは東西が2ブロック分、南北が1ブロック分の広さの制御室だ。
出口は入ってきた西の壁のシャッター1つしかない。
俺はそこから再び外へと出た。

31へ

 

 

 

 

 

 

33

※ここに来るのが2度目以降ならば、もう誰もいないし何もない。
 下記の内容はすべて無視し、最後の選択肢を選んで次へと進むこと。
 初めて来た場合に限り、このまま読み進めること。

入った中で待ち構えていたのは、武装が強化されたシャッコのカスタマイズ機だった。
乗り手の趣味なのかなんなのか、機体の各パーツは赤、青、黄色とでたらめな色で塗り分けられていた。

◆敵AG:ルシャッコ
【直接+継続D:18 装甲:6 耐久値:14】

 機体性能:耐熱耐電コーティング ≪継続D補正:-10≫

この機体性能を持つ敵はヴァルディンの継続Dの合計値を、規定値減らしてから戦わなきゃならない。ここでは≪-10≫だ。
あくまで合計値からのマイナスであって、各武装の個別Dが軒並み減ってしまう訳じゃないのは注意してくれ。
なおこの効果は直接Dの方には影響を与えない。そのままの値で戦える。

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

激戦の末にスクラップと化した、ルシャッコ。
その装甲の1つに、ちょうどいい形状の真っ赤な肩アーマーがあった。あれならヴァルディンにも使えそうだ。
真っ赤な肩アーマーを手に入れた。小さな変化だが、これが戦況を左右する決め手となるかもしれない。
これによりヴァルディンは今後【装甲:1】を強化した値で戦える。忘れずに戦力パラメータを書き換えておいてくれ。

『あ、あと敵機のAIからこんなのも拾えただ。敵の暗号無線を解読するためのキーナンバーらしいだよ』

【キーナンバー:2】を手に入れた。
今後、敵の暗号無線を解読したいと思った時は≪知っているキーナンバーすべてを掛け合わせた数+1≫の項目へパラグラフジャンプしてみるといい。
例えばキーナンバー2と3を知っていた場合は≪(2×3)+1=7≫で+7番のパラグラフへとジャンプするといった具合だ。

さて、俺が目指すべき本当のゴールへと急ごう。
ここは東西が2ブロック分、南北が1ブロック分の広さの倉庫だ。
西だけが電波遮断壁になっている。
出口となるシャッターは東の壁と、南の壁の西端の2つだ。

→東のシャッターを破って外へ出るなら 31へ
→南のシャッターを破って外へ出るなら 17へ

 

 

 

 

 

 

34

※ここに来るのが2度目以降ならば、もう誰もいないし何もない。
 下記の内容はすべて無視し、最後の選択肢を選んで次へと進むこと。
 初めて来た場合に限り、このまま読み進めること。

入った中で待ち構えていたのは、武装が強化されたドゥラのカスタマイズ機だった。
乗り手の趣味なのかなんなのか、機体の各パーツがゴテゴテしたトゲだらけになっている。

◆敵AG:ドゥドゥラ
【直接+継続D:14 装甲:6 耐久値:12】

 機体性能:超硬質外装 ≪直接D補正:-8≫

この機体性能を持つ敵はヴァルディンの直接Dの合計値を、規定値減らしてから戦わなきゃならない。ここでは≪-8≫だ。
あくまで合計値からのマイナスであって、各武装の個別Dが軒並み減ってしまう訳じゃないのは注意してくれ。
なおこの効果は継続Dの方には影響を与えない。そのままの値で戦える。

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺はこのまま先へと進む。

激闘の末にスクラップと化した、ドゥドゥラ。
その装甲の1つに、ちょうどいい形状のトゲ付き肩アーマーがあった。あれならヴァルディンにも使えそうだ。
トゲ付き肩アーマーを手に入れた。小さな変化だが、これが戦況を左右する決め手となるかもしれない。
これによりヴァルディンは今後【直接D:1】を強化した値で戦える。忘れずに戦力パラメータを書き換えといてくれ。

『あ、あと敵機のAIからこんなのも拾えただ。敵の暗号無線を解読するためのキーナンバーらしいだよ』

【キーナンバー:1】を手に入れた。
今後、敵の暗号無線を解読したいと思った時は≪知っているキーナンバーすべてを掛け合わせた数+1≫の項目へパラグラフジャンプしてみるといい。
例えばキーナンバー2と3を知っていた場合は≪(2×3)+1=7≫で+7番のパラグラフへとジャンプするといった具合だ。

さて、俺が目指すべき本当のゴールへと急ごう。
ここは東西が1ブロック分、南北が2ブロック分の広さの倉庫だ。
東と北が一面の電波遮断壁になっている。
出口となるシャッターは西の壁の北端と、南の壁の2つだ。

→西のシャッターを破って外へ出るなら 29へ
→南のシャッターを破って外へ出るなら 25へ

 

 

 

 

 

 

35

入った先は東西2ブロック分、南北1ブロック分の広さの倉庫だった。
西と北が一面の電波遮断壁になっている。
使われていないのか、中は機材もほとんどなくガランとしている。
ハズレだったか……。いや、何かいるぞ!AGだ!

『えーとえーと……うわっ?!なんだべコレ! 超硬質外装に耐熱耐電、オマケにバイオフレームまでの全部盛りになっとるでねぇか!』

……やっぱりな。
レジスタンスどもが恐れる難攻要塞、コレくらいの大物は隠れてると思ってたぜ。
雑魚を相手にするだけのこんな退屈な仕事なんざ、いい加減飽き飽きしてた所だ。
よっしゃヴァルディン!出力全開だ! 限界ギリギリまでぇ……バトろうぜぇぇえ!!

『ウワアァン!まーたグランの悪いクセが出ただぁ! オラもう知らねぇ知らねぇ!!』

◆敵汎用試作AG:ムセル
【直接+継続D:20 装甲:10 耐久値:24】

 機体性能:超硬質外装 ≪直接D補正:-4≫
 機体性能:耐熱耐電コーティング ≪継続D補正:-5≫
 機体性能:再生バイオフレーム ≪ターン終了後の自己補修:+1≫

これが俺とヴァルディン最後の戦いだ。
まさかここまで来て逃げるとかはナシだぜ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
敵の耐久値をゼロにしたターンで生き残っていれば、俺の勝ちだ!

壮絶な戦いを制した俺は、久々に味わう高揚感に浸っていた。
ふぅ、これがあるからAG乗りは止められねぇんだよな。

『ったく勝てただからえぇだども……。なぁ聞いてるだか? 動力炉の爆破はどうするだ!』

わーったわーった、これからやるって。疲れてんだからそんな大声ださんでくれ。

『……おんや? ああっ大変だでグラン! 要塞の自爆システムが起動さしちまってるだよぉ!』

なーんだ、敵さんの方が勝手に俺の仕事を済ませてくれたのか。そりゃ手間が省けて助かったぜ。

『のん気なコト言ってねぇで早く脱出するだよグラン……、ん? なんか敵の暗号無線が飛びかってるみてぇだども』

傍受できるか?

『うーん、解読用のキーナンバーがねぇと難しいヤツだが、一応やってみるだか?』

いや、別に無理して聞くような話でもないだろ。
いいから全速力で離脱だ、ハナコ!

『了解だァ!』

40へ

 

 

 

 

 

 

36

「……えす!繰り返す! …&%#…要塞、敵AGの奇襲を受け壊滅! 被害甚大!被害甚大! 敵はその…+÷×…に特化した武装の特徴からボアクレリックである可能性が大! 繰り返す!……」

なんだ、何かと思えばただの被害報告だったのか。つまんねぇの。

『データベースに1件ヒット。【暴食の聖職者(ボア・クレリック)】ってぇのは、18年前の火星大戦で大暴れした凄腕傭兵団の1人だったらしいだよ。グランもドえらいのと間違われちまっただなや~♪』

おいおい、やめてくれよハナコ。
中二病じゃあるまいし、誰がそんなダッセエあだ名付けられて喜ぶかって……

『んだばヴァルディンの識別コードにさっそく登録しとくだでね。あポチッとな♪』

だーっ?! やめろやめろ! 今すぐ取り消せーっっ!!

※称号【暴食の聖職者(ボア・クレリック)】を獲得した。

40へ

 

 

 

 

 

 

37

「……えす!繰り返す! …&%#…地区要塞、敵AGの奇襲を受け壊滅! 被害甚大!被害甚大! 敵はその…$¥*…に特化した武装の特徴からアイアンウォーリアーである可能性が大! 繰り返す!……」

なんだ、何かと思えばただの被害報告だったのか。つまんねぇの。

『データベースに1件ヒット。【鋼鉄の戦士(アイアン・ウォーリアー)】ってぇのは、18年前の火星大戦で大暴れした凄腕傭兵団の1人だったらしいだよ。グランもドえらいのと間違われちまっただなや~♪』

おいおい、やめてくれよハナコ。
中二病じゃあるまいし、誰がそんなダッセエあだ名付けられて喜ぶかって……

『んだばヴァルディンの識別コードにさっそく登録しとくだでね。あポチッとな♪』

だーっ?! やめろやめろ! 今すぐ取り消せーっっ!!

※称号【鋼鉄の戦士(アイアン・ウォーリアー)】を獲得した。

40へ

 

 

 

 

 

 

38

「……えす!繰り返す! …&%#…地区要塞、敵AGの奇襲を受け壊滅! 被害甚大!被害甚大! 敵はその…▼◇◎…に特化した武装の特徴からディザスターウィザードである可能性が大! 繰り返す!……」

なんだ、何かと思えばただの被害報告だったのか。つまんねぇの。

『データベースに1件ヒット。【災厄の魔術師(ディザスター・ウィザード)】ってぇのは、18年前の火星大戦で大暴れした凄腕傭兵団の1人だったらしいだよ。グランもドえらいのと間違われちまっただなや~♪』

おいおい、やめてくれよハナコ。
中二病じゃあるまいし、誰がそんなダッセエあだ名付けられて喜ぶかって……

『んだばヴァルディンの識別コードにさっそく登録しとくだでね。あポチッとな♪』

だーっ?! やめろやめろ! 今すぐ取り消せーっっ!!

※称号【災厄の魔術師(ディザスター・ウィザード)】を獲得した。

40へ

 

 

 

 

 

 

39

ヴァルディンが動力炉へのシャッターに入ろうとした、その時だった。

『後方から敵機接近! 速いだ!』

ギャリギャリギャリギャリッ!!!

危ねェッ?!
かろうじてかわしたものの、そいつはヴァルディンの横をすり抜けると動力炉を塞ぐように割り込んできた。
すぐに攻撃すりゃいいものを、右腕のマニピュレータを器用に動かしてクイクイと挑発ポーズなんぞとってやがる。
ちっ、どっかのヒーロー気取りかよ。
俺とヴァルディンにそんなナメた態度とった事、地獄で後悔させてやるぜ!

◆敵AG:ペルゼン
【直接+継続D:18 装甲:8 耐久値:18】

それでは戦闘を開始せよ。
ヴァルディンの耐久値がゼロになればそこで≪GAMEOVER≫だ。
逃げ出す、もしくは決着がつかなければ →5へ進め。
敵の耐久値をゼロにして生き残っていれば、俺の勝ちだ!

『やったぁ! これで爆弾仕掛けてミッションコンプリートだなや、グラン!』

→動力炉に爆弾を仕掛けて脱出するなら 40へ
→東へ2ブロック先にあるT字路まで行ってみるなら 23へ
→北へ1ブロック先にあるシャッターまで行ってみるなら 26へ

 

 

 

 

 

 

40

遠くで敵要塞が崩れ去っていく轟音が聞こえる。
これで今回の任務も無事に終了だ。
あとはいつも通りにカネをいただいて帰るだけだな。

『なぁなぁグラン~、稼ぎでナニ買うだか? オラ、新しいメモリーにCPUチップに~、あと最新型の低騒音冷却ファンも買って欲しいんだどもぉ~♪』

バーカ、そりゃ買うなら今度こそヴァルディンに合う最新のオペレータAIに決まってんだろ。
しゃべり方も上品で、使える美人秘書的なヤツな。

『ヒドイだヒドイだぁ! グランのいけずぅぅうう! オラもう知らねぇ知らねぇ! びぇえ~~ん!!』

ハハハッ、冗談だよジョーダン。
ちゃんと新しいパーツ、買ってやるから機嫌なおせって。
だから次の出撃もよ、よろしく頼むぜ、ハナコ♪

『了解だァ♪』

≪HAPPY END≫

 

 

 

 

 

【あとがきのようなもの】
 
ども、作者です。お読み下さりありがとうございます。
ボクっ娘の次に、オラっ娘が好きです。
たぶんアニメ版三つ目がとおるの影響です。特に最終回ワトさん&モエギのコンボにはここは天国かと思いましたw
 
そんな本作は「もしもロボもののオペレータがオラっ娘だったら~」とのオタ妄想からスタート。
そこからロボのパーツ換装をRPGのパーティ編成に見立て、ついでに好きなドルアーガマップに乗せてゲームとしてまとめてみたという感じです。
セッティングは3種のバランスさえ取れていれば、ほぼほぼ無理なくクリアできるようにはなってます。
難しく考えず、まずはお好きなセッティングで始めてみて下さい。
 
その一方、オマケの称号集めモードは双方向である戦略性を生かしたガチのリソース管理ものに仕上げてあります。
自機の武装性能や弾数、敵のパラメータにその配置まで。すべての情報を書きだした上でマップを俯瞰しつつウンウン唸ってみて下さい。
何とか当初の目論見どおり、正解のルート取り&パーティ構成は4つの理想形に美しく絞り込めたのには、自分的には大変満足。
(それ以上があったらそれは私の調整ミスです。見つけたらぜひ教えてくださいませw)
とは言え、遊ばれた皆さんはいかがでしたでしょうか。ご意見、ご感想お待ちしております。
それではまた、次回作でお会いしましょう。